沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年8月6日

 語り継ぐことが難しくなる時代になるのか。
 証言者の不在と正史を見続けることへの嫌悪。
それでも、「【伊江】伊江港で米軍弾薬処理船(LCT)に積んでいた不発弾が爆発し、村民ら102人が死亡、76人が負傷した事故から、6日で70年を迎えた。同日午後3時半から、伊江港内慰霊碑前で慰霊祭が執り行われる。」、と琉球新報。
「沖縄戦で被害を受けた伊江島は、復興しようという矢先に爆発事故に見舞われた。この事故を決して忘れないよう、次世代に伝えていかなければならない」、との声を一人ひとりの胸に。
 大きな問題は、知らない側にあるから。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年8月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-惨劇の記憶、次世代に継承 伊江港米軍LCT事故から70年-2018年8月6日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【伊江】伊江港で米軍弾薬処理船(LCT)に積んでいた不発弾が爆発し、村民ら102人が死亡、76人が負傷した事故から、6日で70年を迎えた。同日午後3時半から、伊江港内慰霊碑前で慰霊祭が執り行われる。」
②「当時10歳だった島袋清徳さん(80)は、渡久地港から連絡船で伊江に戻った直後、爆発の現場に遭遇した。事故の混乱で、近くにいたはずの父・松助さん=当時46歳=の行方が分からなくなった。『戦争が終わったばかりなのに【また戦争が起きたのか】と思った。事故で多くの人が亡くなり、父も巻きこまれたと思った』と振り返る。」
③「本部にイモを売りに行った帰りだった。LCTから100メートルほど離れた民家にいた。ひしゃくで水を飲んでいる最中、不発弾が爆発し、耳の張り裂けるような音がした。反射的に家に向かって逃げ出した。道中では遺体も目にした『「気にかける余裕もなく、側を駆け抜けても怖いという意識もなかった』。家に逃げ帰って、父がいないことに気付いた。現場に戻って探していると、『生きていたのか』と父に肩をたたかれた。『驚いたのはおぼろげに覚えている』と言う。事故翌日、改めて現場を見に行った。青年団や消防団の人たちが遺体を収容していた。足の吹き飛ばされた遺体もあった。浜は真っ黒になっていた。『海水浴によく行ったきれいな砂浜。何のためにこうなったのか』とむなしさばかりが胸に広がった。」
④「村民は戦争が終わってもなお、残された弾薬で命を落とした。島袋さんは『沖縄戦で被害を受けた伊江島は、復興しようという矢先に爆発事故に見舞われた。この事故を決して忘れないよう、次世代に伝えていかなければならない』と力を込めた。」

「自船が事故」錯覚 玉元昭仁さん
⑤「玉元昭仁さん(91)は事故当時21歳。連絡船に乗船中、事故に遭遇した。爆発した不発弾を積んだLCTから連絡船の距離はわずか10メートルほど。船から逃げ出して、難を逃れた。『(衝撃の大きさに)自分の船に積んでいた予備燃料が爆発したのかと思った』。当時の記憶は鮮明によみがえる。玉元さんは16歳だった1943年に旧海軍に入隊。航空機の整備士として台湾などを転々とした後、1947年冬に伊江島に戻った。島に戻ってからは、連絡船の運航の仕事に従事した。事故当日も船の機関長として、エンジンを動かした。爆発時、玉元さんは機関室にいた。渡久地港から運んだ約30人の乗客を降ろし、沖合に船を移動させていた。爆発の衝撃で腰を打ち、聴力や左目の視力も、一時的に奪われた。ほかの船員たちは、海に投げ出された。玉元さんは船から海に飛び込み、2~30メートル離れた桟橋まで必死で泳いだ。陸に上がり、体中に痛みを感じながら、足を引きずって現場を離れた。港周囲のかやぶき屋根の家からは火が出ていた。『とにかく夢中で逃げた。周りの状況を確認する余裕もなかった』。」
⑥「後になって、連絡船の船長や一緒に伊江島に帰郷した軍隊時代の仲間も亡くなっていたことが分かった。『米軍が危険物を不用意に扱ったために、事故が起きた。戦争を生き抜いて帰ってきたのに、事故で亡くなった仲間を思うと、ふびんでならない』と悔しさをにじませた。」


(2)沖縄タイムス-非婚の母「何度も相談したのに」 保育料の寡婦控除「みなし適用」、那覇市で説明なし-2018年8月6日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「結婚せずに出産した母親にも寡婦控除を『みなし適用』する那覇市の保育料算定制度で、本来なら適用対象だったにもかかわらず、少なくとも4年間受けられていない母親がいることが5日までに分かった。保育園の申し込み時に非婚家庭であることを伝えたが、制度の説明はなく、ことし申請に訪れた時にも『担当者がいない』との理由で後日来るよう求められたという。専門家は『ひとり親家庭の事情が全く考慮されていない』と市の対応を批判する。」
②「この母親は2014年から息子を認可園に通わせている。保育料の算定基準になる前年度の所得はほとんどなかったが、請求された保育料は月約1万5千円。当時の手取り月収は10万円前後だったといい『本当に死ぬかも知れないという毎日で、市に何回か相談したが、説明はなかった』と振り返る。」
③「ことし7月に同制度について初めて知り、仕事を休んで申請に訪れた時にも、担当者不在で手続きができなかったという。」
④「別の母親も、申し込み時に担当者が不在で、『必要書類の提出のために後日市役所に足を運んだ』と話す。」
⑤「那覇市はみなし適用を12年度に導入した。市こどもみらい課によると、制度については保育園へ入所決定時と、毎年4、9月の保育料決定時に文書で案内している。ホームページでの案内はなく、窓口などに『保育料が高い』といった相談に訪れた場合に紹介しているという。」
⑥「対象者でも申請しないと適用されないほか、さかのぼっての適用できる期間は手続きなどの理由で直近の4月までに限られる。同課は『窓口対応の臨時職員は入れ替わりも激しく、制度の理解度や説明内容に差が出ることもある。担当職員との引き継ぎ不足もあったかもしれない』と対応のまずさを認めた。今後はひとり親と毎年面談する児童扶養手当の担当者と情報共有することなどを検討するという。」


(3)琉球新報-聴聞延期の要求を拒否 沖縄県が防衛局に回答-2018年8月6日 18:02


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の埋め立て承認撤回を巡り、沖縄県は6日、沖縄防衛局側の言い分を聞く『聴聞』の実施を延期するよう求めた同局の要求を認めないと判断した。同日、同局に回答した。」
②「当初の指定通り9日に聴聞を実施することになる。」
③「防衛局が聴聞手続きの期間が足りないと訴えていたのに対し、県は妥当な期間だと述べた。一方、聴聞期日の後に聴聞を終えるかどうかについては『審理の状況を勘案し、主宰者が判断することになる』とした。」

(4)琉球新報-延べ8日間の連続集中行動始まる 土砂投入阻止を求め座り込み-2018年8月6日 11:53


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、オール沖縄会議現地闘争部は6日、建設阻止に向けた連続集中行動を始めた。米軍シュワブ・ゲート前に市民約150人が集まり、座り込んでいる。市民は広島県に原爆が投下された時間に合わせて、1分間の黙とうをささげた。」
②「集中行動は6~10日と16~18日の期間に実施する。沖縄防衛局はシュワブ沿岸部の1029メートルあるK4護岸をつなげ、2つの埋め立て区域を護岸で囲むなど、土砂投入に向けて工事を進めている。」
③「ヘリ基地反対協議会は5日に海上大行動を実施した。オール沖縄会議は11日に県民集会を開催する。市民は沖縄防衛局の土砂投入を警戒し、反対する抗議活動に力を入れている。」
④「ゲート前の集会でマイクを持った沖縄平和運動センターの山城博治議長は『ここに座り込んでいる皆さんの力で資材搬入を止めよう』と呼び掛けた。」
⑤「午前11時現在、ゲート内への資材搬入はない。一方、シュワブ沿岸部のK4護岸では被覆ブロックを並べる作業が実施されている。海上では市民が抗議船1隻、カヌー18艇で抗議の声を上げている。」
⑥「1945年8月6日午前8時15分、米国は広島市に原爆を投下した。ゲート前の市民はこの時刻に、原爆の犠牲者への黙とうをささげた。」


(5)沖縄タイムス-新基地建設に抗議、220人が座り込み 辺野古ゲート前「集中行動」開始-2018年8月6日 12:10


 沖縄タイムスは、「オール沖縄会議の『辺野古新基地建設阻止 ゲート前連続集中行動』が6日午前、沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で始まった。県内外から集まった220人(主催者発表)が座り込み、建設反対の意志を示した。集中行動は10日まで続き、11日に奥武山陸上競技場で開かれる『土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める県民大会』につなげる。この日の午前中は基地建設用の資材の搬入はなかった。市民は『集中行動の影響か』と話し、『埋め立て承認の撤回に向け、翁長雄志知事を全力で支えよう』と気勢を上げた。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-「聴聞」延期の拒否を 沖縄県に求める 辺野古反対の市民ら-2018年8月6日 16:52


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、埋め立て承認の早期撤回を求める市民らが6日午後、県庁を訪れ、知事公室の渡嘉敷道夫基地対策統括監に対し、承認撤回に伴う聴聞期日の延期を認めないよう、求めた。」
①「埋め立て承認を撤回した場合、防衛局は工事を止めなければならず、不利益を受けるため、行政手続法で言い分を聞く『聴聞』の機会を設けることを定めている。県は聴聞の期日を今月9日に設定し、先月31日に防衛局へ通知。防衛局は今月3日、期間が短いとして、来月3日以降に延期するよう、求めていた。」
③「市民らは『聴聞の期日を延期すれば、沖縄防衛局が埋め立て土砂を投入してしまう。将来のことを考えれば、延期を認めてはいけない』『これまで県と国は十分に協議しており、聴聞の通知書に書かれた理由もその範囲を出ていない。防衛局の先延ばし戦術に乗っかってはいけない』と延期を拒否するよう求めた。」
④「渡嘉敷統括監は『庁内の意思決定の手続きを進めている。撤回の時期を含め、最終的に判断するのは翁長雄志知事だ』と話した。」




by asyagi-df-2014 | 2018-08-06 19:51 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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