沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年7月1日

 「【東京】安倍晋三首相や菅義偉官房長官は29日、首相官邸でマティス米国防長官と会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を含む在日米軍の再編や沖縄の基地負担軽減について協議した。菅氏によると、マティス氏は辺野古移設や米軍再編などに関する日本政府の方針について『完全に同意する』などと応じたという。」(琉球新報)との記事が掲載される時、にやけた笑顔の裏側に、ただ単に『斡旋』業に従事する悲哀も見え隠れする。
せめて、そう思いたい。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年7月1日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-〈解説〉米軍属女性殺害・補償金支払い合意 「被用者」解釈 違い残る-2018年6月30日 12:14


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄本島中部の米軍属女性暴行殺害事件を巡る遺族補償は、米側による『自発的、人道的な支払い』により道が開かれることになった。だが、米側が補償に難色を示す要因になった日米地位協定18条6項の『被用者』」に関する日米間の解釈の違いは解消されず、今後も問題は尾を引く。本質的議論は棚上げされたまま、極めて異例な対応で落としどころを探ったといえる。」
②「米側が支払いに応じることで、日本側は1995年の少女乱暴事件をきっかけに創設された『SACO見舞金』による不足分の支払いが可能となった。同見舞金は、米国の支払いと賠償に関する確定判決があることが前提で、防衛省によると、それらを満たせば日米地位協定に縛られずに不足分を支払うことができるという。」
③「ただ、地位協定に基づく補償を回避したため、被告を地位協定上の『被用者』と見なさず補償対象としない米側の立場は変わっていない。防衛省の担当者は『地位協定に基づく補償の在り方は引き続き協議していくことになる』と説明する。」
④「『自発的、人道的』であるため、今回の支払いに関し地位協定に代わる法的根拠は示されていない。あくまで特例の対応となれば、今後同様の補償問題が生じた場合、再び解釈の違いから協議が難航するのは必至で、今回のケースが『前例』と見なされないことも考えられる。防衛省の担当者は同様の事件が発生した場合について『その都度判断していくことになる』と述べるにとどめた。」                      (當山幸都)



(2)琉球新報-辺野古「完全に同意」 米国防長官、日本方針を支持 尖閣の安保適用 再確認-2018年6月30日 11:13


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】安倍晋三首相や菅義偉官房長官は29日、首相官邸でマティス米国防長官と会談し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を含む在日米軍の再編や沖縄の基地負担軽減について協議した。菅氏によると、マティス氏は辺野古移設や米軍再編などに関する日本政府の方針について『完全に同意する』などと応じたという。」
②「首相は沖縄県をはじめとする在日米軍基地の地元負担軽減に向けた協力を要請した。マティス氏は在日米軍の安全な運用に努めると述べた。」
③「首相とマティス氏は、ミサイル防衛を含め、日米同盟の抑止力を強化することで一致した。北朝鮮による日本人拉致問題を早期に解決するため、朝鮮戦争の捕虜や行方不明者の問題に取り組む米国防総省との情報共有を強化し、協力を推進する方針も申し合わせた。」
④「これに先立ち、マティス氏と防衛省で会談した小野寺五典防衛相は、尖閣諸島が日米安保条約5条の適用範囲であることも再確認した。今月11日に発生した嘉手納基地所属のF15墜落事故や、21日に名護市の農作業小屋で銃弾が見つかった事案に言及し、米軍の安全な運用確保を求めた。」
⑤「マティス氏は会談後の共同会見でF15墜落事故に触れ、自衛隊が操縦士を救助したことに謝意を示したが、安全確保に関する言及はなかった。また小野寺氏によると、名護市の銃弾事案に関して、マティス氏は会談の中で『(銃弾が)米軍の物かどうか警察とも協力して確定する必要がある。しっかり協力する』と述べたという。」
⑥「小野寺氏とマティス氏は、北朝鮮の核兵器を含む全ての大量破壊兵器、弾道ミサイルの『完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄』の実現のため、日米が国際社会と連携して取り組むことで一致した。マティス氏は共同会見で、米韓合同軍事演習の中止に関し、北朝鮮核問題の外交解決を支えるための措置と説明した。」


(3)沖縄タイムス-宮森小の惨劇を悼み慰霊祭 米軍機墜落から59年-2018年7月1日 12:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「1959年に米軍戦闘機が沖縄県の旧石川市の住宅地に墜落し、近隣の宮森小学校に激突した事故から59年を迎えた30日、同校で追悼慰霊祭(主催=NPO石川・宮森630会、遺族会)が開かれた。事故の被害者や遺族ら約150人が参列し、犠牲となった18人の冥福と平和を祈った。」
②「参列者は、児童11人、住民6人、後遺症で亡くなった1人の名前が刻まれた『仲よし地蔵』に花束を手向け焼香。事故が発生した午前10時40分に黙とうをささげた。」
③「墜落の惨劇を語り継ぐ活動に取り組む630会の久高政治会長(70)は、事故でめいの徳子さん(当時宮森小2年)を亡くした。『今年で59年という長い年月がたったが、遺族や事故で負傷した方々の傷はいまだ癒えない。事故が二度と起きないようにしないといけない』とあいさつ。」
④「参列した児童を代表し、宮森小6年の普天間小花(こはる)さん(11)は、事故の負傷者が精神的な苦しみを訴えていたことを報じた本紙記事に触れ『もし自分だったら怖くて、大声で叫んだり泣いたりしたはず。もっと墜落事故を知って、二度とこんな事故が起こらないように広めていきたい』と決意を込めた。」
⑤「事故で弟の芳武(よしたけ)さん(同3年)を亡くした遺族会代表の上間義盛さん(75)は『計算が得意で明るかった芳武。生きていればもう68歳になる』と亡き弟をしのぶ。今も相次ぐ米軍機関連事故に触れ、『沖縄は同じ事故が起こりうる状況下にあり、宮森の事故は決して過去の話ではない』と憤った。」




by asyagi-df-2014 | 2018-07-01 16:55 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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