沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年6月15日

 選挙結果の意味をあらためて確認する。
 「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、名護市の許可が必要になる美謝川の水路切り替えなど2件の工事について、沖縄防衛局が渡具知武豊市長との協議を再開させる方針を取ることが14日、分かった。移設に反対していた稲嶺進前市長時代には承認が得られないと見込み、市長権限の行使を避ける工法に変更した経緯がある。渡具知市政となったことで、国は名護市の協力を取りつける方針に転換し、移設工事を早期に進める考えだ。」、と琉球新報。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年6月15日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-防衛局、名護市と協議再開へ 新基地建設 美謝川水路など2件  工事の早期進展図る-2018年6月15日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、名護市の許可が必要になる美謝川の水路切り替えなど2件の工事について、沖縄防衛局が渡具知武豊市長との協議を再開させる方針を取ることが14日、分かった。移設に反対していた稲嶺進前市長時代には承認が得られないと見込み、市長権限の行使を避ける工法に変更した経緯がある。渡具知市政となったことで、国は名護市の協力を取りつける方針に転換し、移設工事を早期に進める考えだ。」
②「沖縄防衛局が渡具知市長と協議するのは(1)市管理の辺野古ダムからキャンプ・シュワブ内を流れる美謝川の水路切り替え(2)土砂運搬のための辺野古ダムへのベルトコンベヤー設置―。大浦湾に流れ出る美謝川の河口部を、埋め立て予定区域外へと流れを変える水路切り替えは、辺野古ダムの改修が必要になるため市長との協議が求められる。」
③「土砂の運搬は、国道329号の内陸側にある辺野古ダム南側で採取する埋め立て用土砂を、ベルトコンベヤーを設置して運ぶ。コンベヤーがダム湖水面をまたぐため、管理権を持つ名護市との協議が必要となる。」
④「沖縄防衛局は2014年9月、稲嶺前市長から名護市の管理する辺野古漁港や辺野古ダムの使用許可が得られないと見込み、市の関与を避ける形で工法を変更し、仲井真弘多前知事に設計の変更申請を提出した。」
⑤「しかし、美謝川の切り替えについては県から多くの疑問点を指摘され、防衛局は同11月に取り下げた。仲井真前知事は退任4日前の同12月に中仕切り護岸追加と仮設道路新設の2件を承認したものの、土砂運搬方法の変更は整合性に疑問が残るとし、承認しないまま退任した。翁長雄志知事の就任で土砂運搬方法の変更について承認が得られる見込みがさらに薄くなったことから、防衛局は申請を取り下げていた。」
⑥「名護市の渡具知市長は『「これから市の権限がいろいろと出てくる。法令にのっとって対応していく』と述べ、手続きが申請された場合は許可する姿勢を見せている。」


(2)琉球新報-県民投票 知事選後に 県が手続き積算、最短12月-2018年6月15日 07:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての是非を問う県民投票について、実施される場合でも11月にも予定される知事選より後になる公算であることが、14日までに分かった。県が必要な事務手続きを踏まえて積算したところ、最短でも12月以降の実施になると判断した。翁長雄志知事は任期中に辺野古埋め立て承認を『撤回』すると明言しており、撤回理由は知事選後となる県民投票とは切り離され、環境保全策の欠陥などを根拠に撤回する見通し。」
②「政府は、海域に土砂を投入する埋め立て工事を8月17日にも始めることを県に通知。翁長知事が承認撤回に踏み切る時期や、具体的な理由が今後の焦点となる。」
③「県内部では埋め立て承認の撤回に向け、環境保全などを根拠とする場合と、県民投票の結果を踏まえた『公益』を根拠とする場合の2通りを想定していた。」
④「翁長知事は12日に、県民投票条例制定を求める署名活動が始まった市民主体の県民投票について「県民一人一人の意思を明確に示すことができるため意義がある」と評価を表明した。一方、自身の承認撤回について『県民投票の時期や結果に縛られない。環境保全措置などについて看過できない事態となれば、ちゅうちょすることなく必ず撤回する』と述べており、県民投票の実施が知事選後になることを念頭に置いた発言とみられる。」
⑤「県民投票の署名活動は開始日の5月23日から2カ月以内に有権者の50分の1の署名(約2万3千筆)が集まれば、知事が20日以内に県議会に実施条例案や予算案を提出する。県幹部によると、署名の有効性を確認する手続きに要する時間などを踏まえると、知事が条例案と予算案を県議会9月定例会に提出できるかは不透明さがある。また県は投票所の運営や開票作業などを市町村に依頼し、交付金を支払う手法を検討しているが、各市町村議会がその補正予算を議決する時間も必要となる。」
⑥「知事はその後に県民投票の実施日を告示するが、周知期間などを念頭に実施まで一定の期間を設ける必要があることから、県知事選が先に行われる見通し。」
(島袋良太)


(3)沖縄タイムス-辺野古サンゴ移植、解釈で相違 沖縄県「工事前に必要」防衛省「事後でも可能」-2018年6月15日 15:24


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】名護市辺野古の新基地建設で、環境保全図書にあるサンゴの移植に関する記述を巡り、防衛省と県の解釈が食い違っている。防衛省は、移植は工事開始後でも可能としているのに対し、県は工事実施前と主張している。専門家から『国の解釈では保全は困難』との声が上がり、県は移植せずに護岸工事を進めていることを『留意事項違反』と指摘している。」
②「環境保全図書には『事業実施前に、移植・移築作業の手順といった具体的方策について、専門家等の指導・助言を得て、可能な限り移植・移築して影響の低減を図る』(一部省略)との記述がある。防衛省は現在、サンゴを移植せずに護岸工事を進めている。」
③「県が埋め立て承認の際につけた留意事項では、環境保全図書を変更して工事を実施する場合は、知事の承認を得るよう定めている。」
④「14日、市民団体が環境保全図書について防衛省の解釈をただしたところ、担当者は『あくまで事業実施前に、具体的な方策について専門家の指導助言を得ること』と説明し、工事前に移植までは必要ないと主張。『県の承認を得る必要があるとは認識していない』とした。」
⑤「一方、県は『明確に事業実施前』に移植して影響の低減を図ると明記している』として、5月23日に沖縄防衛局に工事停止を求める通知文を出している。」
⑥「日本自然保護協会の安部真理子主任は『サンゴの移植はもともと成功率が低い。わざわざ(工事で)ストレスを与えながら移植するのは、見殺しにするようなもの』と指摘した。
⑦「【東京】新基地建設工事が進む名護市辺野古崎近くのN3護岸付近で、今年1月に市民が見つけた大型のトガリシコロサンゴについて、防衛省の担当者は14日、『防衛省の調査では、移植対象となる大型サンゴはN3護岸付近では確認されていない』と明らかにした。市民側が、環境監視等委員会に同サンゴの生息が報告されていない理由をただしたのに対して答えた。」
⑧「防衛省は、埋め立て範囲内にいる1メートル以上のサンゴは移植する方針だが、市民によると同サンゴは2メートル以上ある。N3護岸付近には1メートル以上のハマサンゴも生息しているという。」


(4)沖縄タイムス-在韓米軍、揺れる東アジア 撤退なら在沖縄米軍拡大も-2018年6月15日 15:58


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の求めに応じ、『体制保証』の第一歩として米韓軍事演習中止を表明し、在韓米軍の将来的な撤収の可能性にも踏み込んだ。実際に撤収すれば、日本にとっては潜在的な“前線”が朝鮮半島南端まで下がることを意味する。脅威への即応が在日米軍や自衛隊の役割拡大に委ねられる懸念も。長年の同盟関係も『ディール(取引)』の材料と見なすトランプ流で東アジアの米軍プレゼンスが変容しかねない。」
②「『演習は挑発的』『金がかかり、好きではなかった』。トランプ氏は12日の米朝首脳会談後の記者会見で、北朝鮮に『脅威を与えたくない」と訴え、巨額の費用も節約できると胸を張った。」
③「在韓米軍主力の陸軍部隊は、朝鮮戦争(1950〜53年)に伴い国連安全保障理事会決議に基づいて結成された『朝鮮国連軍』の中軸として韓国駐留を始めた。有事の作戦統制権は米軍が持つため、戦争になれば韓国軍は事実上、米軍の一部として動く。連携能力を高めるため訓練の反復が不可欠で、両国軍は年間に大小数十回に及ぶ合同演習を行っている。」
④「ただ演習の規模や兵器の内容などは米韓と北朝鮮との間の駆け引きに使われてきた。米韓は94年、北朝鮮が核開発の凍結に応じた米朝枠組み合意を理由に前年まで続けてきた大規模演習『チームスピリット』を中止。北朝鮮は『大きな政治的成果』と宣伝した。」
⑤「自衛隊幹部は『米韓の相互運用性を維持する上で演習は不可欠だ。中止は実戦能力の低下に直結しかねない』と懸念。米軍高官は米メディアに『韓国で演習できなくても日本でできる』と強調し、日本に核搭載可能な爆撃機が頻繁に飛来するようになると語った。」
⑥「朝鮮国連軍は司令部がソウル、後方司令部が在日米軍横田基地(東京都)に置かれている。日本政府と結んだ地位協定でキャンプ座間(神奈川県)や普天間飛行場など在日米軍7施設を使うことができると規定。有事になれば、この施設が北朝鮮の攻撃目標になる可能性があるとみられてきた。」
⑦「トランプ氏は会見で、60年以上休戦状態にある朝鮮戦争の終結を期待していると表明。実際に戦争が終結し国連軍が解体されれば、在韓米軍の存在意義は大きく揺らぐ。トランプ氏は韓国による米軍駐留費負担が不十分との不満を持ち『割に合わない』在韓兵力を削減したいと考えている節があり、会見では思わず本音が出たようだ。在韓米軍を削減する方向に進めば、在日米軍の運用への影響は確実だ。」
⑧「北朝鮮はこれまでも在韓米軍の撤収を要求してきた。中国もアジアでの米軍の展開縮小を狙っており、中朝が歩調を合わせるとの見方は多いが、両国の思惑が完全に一致しているとは限らない。」
⑨「96年の北朝鮮潜水艦侵入事件や2010年の北朝鮮による韓国領延坪島砲撃で、強力な報復を加えようとする韓国側を制止したのは在韓米軍だったとされる。在韓米軍は韓国軍の行動に歯止めをかけてきた側面もある。」
⑩「政策研究大学院大の道下徳成教授は『北朝鮮は米韓同盟の弱体化を望む中国を引きつけるため在韓米軍の撤収要求を掲げている。ただ本心ではストッパー役の米軍なしにむき出しの韓国軍と直接対峙(たいじ)するのは怖いのではないか』」と指摘する。」


(5)沖縄タイムス-3日連続、嘉手納基地で早朝爆音 最大106デシベル-2018年6月14日 08:03


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「嘉手納基地では13日午前6時2分から外来機のF22最新鋭ステルス戦闘機が飛び立ち、飛行再開直後のF15戦闘機と離着陸を繰り返した。F22とF15は嘉手納町屋良で午前7時5分から同9時43分の間に、簡易測定器で100デシベル(会話がほぼ不可能なレベル)以上の騒音を計7回記録。最大は午前7時5分に離陸したF22で106・7デシベルだった。F22が午前6時から離陸するのは3日連続で、基地周辺の自治体には苦情が相次いでいる。」
②「同基地を抱える沖縄市と嘉手納町、北谷町の『三市町連絡協議会』」(三連協)が13日午前5時半から正午まで、嘉手納町屋良で緊急目視調査を実施した。離着陸などは計149回(速報値)確認し、うち44回がF22、38回がF15で戦闘機が過半数を占めた。100デシベル以上の騒音だった7回は全て戦闘機の離陸時でF22が4回、F15は3回だった。」
③「目視調査終了後の午後もF15とF22が離着陸を繰り返す様子が確認され、町が設置した町屋良の騒音測定器で最大98・9デシベルを記録した。F15が沖縄本島沖に墜落した11日朝も、F15とF22は合同訓練を実施していたとみられている。」
④「北谷町には13日、『早朝の騒音がうるさい。昨日まで我慢していたが3日も続くのはひどい』などと、早朝の騒音に関する苦情が11件寄せられた。嘉手納町にも午前6時から午後3時すぎまで断続的に7件の苦情があった。」


(6)沖縄タイムス-地元の不安に耳をふさぐ在沖米軍 抗議拒否、県民の声を軽視 嘉手納町議会の決議も受け取らず-2018年6月15日 16:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【解説】米空軍嘉手納基地の第18航空団がF15戦闘機墜落に対する県の抗議を回避している。抗議は米軍の駐留により発生する事件・事故への不安や不信を伝え、現実的な改善を求める重要な地元の声だ。一日も早く地元の不安に耳を傾けるのが本来の姿だが、軍の運用は維持しつつ、負担を強いる地元の声に耳をふさぐ米軍の姿勢は、抗議の重みを理解していないというしかない。」
②「本島近海での戦闘機墜落事故は県民に『身近で起きていたら』という不安をかき立てる。米軍機による事故やトラブルが相次ぐ中、県や市町村、各議会は改善を求めて繰り返し抗議の声を上げている。」
③「普段から、抗議を米軍組織内でどう処理し、反映しているのかは一向に見えない。だが、地元は、抗議の声を上げることが現実的に可能な米軍への意思表示だ。こうした声を聞かない米軍の姿勢は明らかに県民の声を抗議を軽んじている。」
④「18航空団は嘉手納町議会の全会一致の決議も受け取っていない。住民の代表である議会議決は住民の総意でもあり、地元民意の軽視と受け止めざるを得ない。県議会はF15墜落に対する抗議決議を19日にも全会一致で可決する見通しで、今回初めて米側を県議会に呼ぶ構えだ。米軍がこのまま抗議拒否の姿勢を続ければ、県内で政治的立場や党派を超え、米軍への不信が噴出することは明らかだ。」
(政経部・大野亨恭)




by asyagi-df-2014 | 2018-06-15 18:09 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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