人気ブログランキング | 話題のタグを見る

働き方改革関連法案が、衆院厚生労働委員会で自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で強行可決。

 毎日新聞は2018年5月26日、表題について次のように報じた。


(1)「安倍政権が今国会の最重要法案と位置づける働き方改革関連法案は25日、衆院厚生労働委員会で自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決された。法案に盛り込まれた『高度プロフェッショナル制度』(高プロ)の削除を求める立憲民主党などの野党議員が、高鳥修一委員長(自民)を取り囲み怒号が飛び交う中、採決が行われた。与党は29日に衆院を通過させ、参院に送付、会期末の6月20日までの成立を目指す。」
②「『加藤勝信厚労相は可決後、記者団に一日も早い成立を図りたい。参院でもご理解いただけるよう、真摯に答弁する』と語った。」
③「この日の厚労委は、24日に衆院本会議で解任決議案が否決された高鳥委員長が職権で開催と採決の実施を決めた。野党側は、厚労省の労働時間調査の不適切データ問題で、新たに6事業場で二重集計するミスがあったことが分かり、反発。加藤厚労相の不信任決議案を提出して対抗したが、衆院本会議で反対多数で否決され、委員会審議が再開した。」④「立憲の西村智奈美氏は『過労死遺族の思いを受け止めたのであれば、法案から高プロを削除すべきだ』と改めて主張したが、野党側の質問時間が終了したとして採決に踏み切った。立憲などの野党は『採決は強行的で認められない』と抗議し採決に応じなかった。」⑤「法案は高収入の一部専門職を労働時間規制から外す高プロの創設のほか、残業時間の罰則付き上限規制、正規・非正規労働者の不合理な待遇差を禁じる同一労働同一賃金の導入が柱で、労働基準法など八つの労働法規の改正が一つに束ねられた形になっている。与党と維新が提出した、高プロ対象者が適用後に本人の意向で撤回できる修正案も可決された。
⑥「法案を巡っては、2月に裁量労働制に関する厚労省のデータに不備が見つかり、裁量労働制の対象拡大が法案から削除された。その混乱で閣議決定が4月にずれ込んだ。立憲など野党は高プロを『長時間労働につながり、過労死を助長する』として法案からの削除を求めている。」                                【神足俊輔】




by asyagi-df-2014 | 2018-05-26 14:02 | 書くことから-労働 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人