沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年5月14日

 「平和とくらしを守る県民大会」の宣言は、「『復帰から46年が経過した今日、米軍基地はさらに強化、拡大されている』と指摘した上で『普天間飛行場の危険性除去に名を借り、辺野古で新基地建設を強行しようとしている』と批判した。」(琉球新報)、と訴えたという。
 2018年の現在もまた繰り返し作られていくされる「構造的沖縄差別」。
 変えなくては。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年5月14日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-基地なき平和な沖縄を 平和行進参加者が集結 宜野湾市で「平和とくらしを守る県民大会」-2018年5月13日 14:07


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄が米統治下から日本へ復帰してから46年を迎える中、基地なき平和な沖縄の実現を訴える『平和とくらしを守る県民大会』(5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター主催)が13日午後、宜野湾市の宜野湾海浜公園屋外劇場で始まった。13日午後2時現在で3500人(主催者発表)が参加している。」
②「11日から始まった5・15平和行進で中北部・基地コースと南部戦跡コースを歩いた県内外の参加者らが続々と集まった。平和行進の最終日となった13日午前、参加者らは中宜野湾市役所を出発し、北部・基地コースと南部・戦跡コースが二手に分かれて米軍普天間飛行場を包囲するようなコースで歩き、過重な基地負担の解消や平和憲法の維持などを求め、政府へ抗議の声を上げた。」
③「主催者あいさつで実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は『辺野古の埋め立てや先島の基地強化など課題は目白押しだが、全国の仲間と手を取り抗議したい』と強調した。」


(2)琉球新報-辺野古への普天間移設反対訴え 沖縄復帰46年で県民大会-2018年5月13日 19:47


 琉球新報は、「沖縄の本土復帰から15日で46年となるのを前に、米軍普天間飛行場がある沖縄県宜野湾市の公園で13日、県民大会が開かれ、普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対や、日米地位協定の改正を求める大会宣言を採択した。宣言は『復帰から46年が経過した今日、米軍基地はさらに強化、拡大されている』と指摘した上で『普天間飛行場の危険性除去に名を借り、辺野古で新基地建設を強行しようとしている』と批判した。大会には、沖縄に米軍基地の負担が集中している現状を訴える『平和行進』の参加者ら約3500人(主催者発表)が参加した。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-普天間から辺野古へ、22年たっても実現しない移設 その背景は-2018年5月14日 05:05


イチから分かるニュース深掘り 普天間飛行場問題(下)


①「 -普天間飛行場が危険なら移設した方がいいよね。」:『そう簡単ではない。国は名護市辺野古へ移設しようと2014年8月から埋め立て事業を始めたけど、沖縄県内では知事選や国会議員選挙で移設反対の候補者が当選したり、世論調査で6~7割が反対したりと、反対の民意が根強い』
②「-なぜ反対するの。:『理由はそれぞれ。戦争につながる基地はいらない、ジュゴンやサンゴの住むきれいな海を守りたい、被害と負担を子や孫の世代に引き渡したくない-などだ。沖縄に米軍基地が集中することで米軍関連の事件・事故が相次いできたことから、長年積み重なった感情も影響していると思う』
③「-県民の負担を軽減するのが目的でしょ。:『国は、普天間と比べ、滑走路は2700メートルから1800メートルと短くなる。普天間の三つの機能のうち辺野古に移るのはオスプレイやヘリの部隊運用の一つだけなので機能は小さくなる。辺野古の基地周辺に民家がないので騒音被害も減る、と説明している』
④「-違う考え方もあるの。:『滑走路は短くなるが、普天間の1本に比べ、辺野古の基地には2本できる。ほかにも、全長300メートル近い船が接岸できる護岸、爆弾やミサイルを積み込むエリアなど普天間飛行場にはない機能がいくつも追加される。今よりも機能が強化され、使い勝手のよい新しい基地ができると、米軍の駐留が長引くと考えるのは普通だよね。負担軽減とは言えない、むしろ固定されるといった意見もある』
④「-ほかには。:『普天間の面積は480ヘクタール、東京ドームの約102個分。それでも県内の米軍基地面積の2・5%に過ぎない。移設に反対している翁長雄志知事をはじめ、多くの県民には、たったそれだけを返すのに、大きな基地負担を受けている沖縄に対し、さらに他の土地をよこせ、と要求するのは理不尽という思いの方が強い』
⑤「-日本と米国が普天間の返還に合意したのは1996年。22年たっても実現しないのはなぜ。」:『県内への移設が条件に付いたことから難しくなっているのは間違いない』
⑥「-県や名護市は辺野古への移設を認めたこともあるんでしょ。:『99年に当時の知事と名護市長が受け入れに同意した。2人とも15年で使用を止めること、夜や朝の飛行を制限することなど、いくつもの条件を付けた。国は条件が満たされるよう取り組むと閣議決定した』『しかし、2006年に海を埋め立て、滑走路を造る今の計画で日米合意した時、県や名護市と十分な調整もなく、閣議決定は廃止された。国が条件を満たすという前提がなくなったので、当事者の間では【受け入れの同意もなくなった】と理解されている。にもかかわらず、国は【99年に県と名護市から同意を得ている】と繰り返している』
⑦「-13年に当時の知事が埋め立てを認めたでしょ。:『仲井真弘多前知事は、06年知事選で【現行案には賛成できない】、10年知事選で【県外移設】を掲げ、当選した。辺野古への移設は認めていなかったんだ。13年に埋め立てを承認した後、14年知事選で【政府案推進】で出馬したけど、移設に反対する翁長雄志知事に大敗した。仲井真さんの承認は、県民が移設を認めたことにはならないんじゃないかな』
⑧「-でも辺野古での建設は進んでいるよね。:『翁長知事は、仲井真前知事の埋め立て承認を取り消すなど、抵抗しているけど、国は裁判所に訴え、勝訴したことを理由に工事を再開した。国は10年で工事を終わらせると言っているけど、遅れているのは事実。今後も反対する人がいる限り、簡単に工事が進むとは思えないね』           (政経部・福元大輔)


(4)沖縄タイムス-「沖縄の海、想像以上に美しい」 辺野古K4護岸で砕石投下続く-2018年5月14日 12:58


 沖縄タイムスは、「抗議船で市民から作業などの説明を受け、様子を撮影していた大阪府の男性(22)は『初めて見た沖縄の海は想像以上に美しく、実際に現場に来られない人に動画や写真を見せて反対の声を広めたい』と話した。一方、シュワブのゲート前では正午、基地内に資材を積んだ車列が入った。抗議テントの撤去を求める横断幕などを掲げる団体も街宣などをした。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-重い基地負担、現状に抗議 「5・15」連帯呼び掛け-2018年5月14日 10:53


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「13日に宜野湾市の海浜公園野外劇場で開かれた『7復帰46年 5・15平和とくらしを守る県民大会』には、国内外の平和団体代表や3人の国会議員らが登壇。新基地建設の阻止や憲法9条の擁護、過重な基地負担を強いられている現状に抗議の声を上げ、平和に向け『手を取り合おう』と連帯を呼び掛けた。」
②「先島を軍事化させない 山城博治氏(沖縄平和運動センター議長):本大会はいよいよ辺野古の護岸が囲われ、来月末、7月初めにも土砂が投入されるかもしれないという極めて緊張する局面で始まった。平和行進は辺野古のゲート前から始まり、再び戦争の道を歩まない決意で、戦争の象徴ともなっている南部地域を歩いた。」
③「12日は宮古島の行進に参加した。いよいよ島々の軍事基地化が強力に進められている。宮古の皆さんは、孤独で、声が届かないという焦り、焦燥を口々に訴えていた。」
④「宮古、石垣、与那国に基地を造らせ、戦争の防波堤とするわけにはいかない。その決意を新たにした。私たちも力を尽くす。孤立させない。喫緊の辺野古の埋め立て、先島の基地強化、多くの課題がめじろ押しだが、全国・全県下の仲間と手を取り合い、力強く進んでいきたい。」
⑤「軍隊は生活の障害 藤本泰成氏(平和フォーラム共同代表)・「県民の世論を全く無視して辺野古に新基地を造ろうとしている。『抑止力』という言葉が海兵隊の生き延びる手段で、こんなに県民をばかにしたことはない。普天間第二小への窓落下や嘉手納基地から派生する爆音など、米軍基地が県民生活の大きな障害で、命の脅威であることは明確だ。」
③「政治の闇を脱するのは民衆の力、私たちの力なのだと信じて大きな声を上げ続けよう。闘い続けよう。」
(7)「沖縄の実態伝えて 照屋寛徳氏(衆院議員):「海兵隊の軍用機から部品が降ってくる不条理な日常を、私たち県民は強いられている。この3日間の行進を通して触れた基地や沖縄の実態を、全国、全世界へ伝えて大きな連帯をつくり出してください。安倍政権によって、自衛隊を明記する改憲が進んでいる。平和主義と国民の基本的人権を破壊し、私たちの平和的生存権を壊す安倍改憲に、みんなであらがい、闘っていきましょう。」
(8)「政府の対応に怒り 糸数慶子氏(参院議員):県民は平和憲法の下での復帰を求めた。しかし、復帰後、むしろ憲法をなし崩しにするような県民に対する政府の対応に、心からの怒りを禁じ得ない。いま県民が求めているのは、新たな基地建設ではなく、アジア・世界に開かれた自然や文化を大事にし、観光を中心とした経済を確立していくこと。平和憲法の下に手を携えて、アジアや地球の平和のためにも共に頑張っていきたい。」
(9)「危険な道変えよう 伊波洋一氏(参院議員):安倍政権は憲法9条を変え、辺野古新基地を造り、南西諸島に自衛隊基地を建設するなど、戦争の前準備をしている。オスプレイは全国を飛び回り、もはや沖縄だけの問題ではない。日本が平和憲法をしっかり実現するためには、辺野古新基地、南西諸島の自衛隊基地は必要ない。沖縄の状況を本土に広げ、日本がいかに危険な道を歩んでいるか伝え、私たちが国政を変えていこう。」






by asyagi-df-2014 | 2018-05-14 20:54 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧
更新通知を受け取る