沖縄-辺野古-沖縄 高江から-2018年5月7日

 二重基準(ダブルスタンダード)という言葉の意味を考える。
これを強面で強いる「植民地主義」が悪いのか、これを受けて仮面をかぶって自国民に強いる「目下の同盟:」が悪いのか。
 答えは決まっている。
 どちらも変わるべきだ。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年5月7日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-辺野古「高さ制限」超過 浮かび上がる二重基準-2018年5月7日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴って設定される高さ制限を超過する建造物の存在が次々に明らかになっている。沖縄防衛局は鉄塔の移設に着手する一方、動かすのが難しい建物は規制の対象外にして切り抜けており、二重基準が浮かび上がる。特に国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)は学生が寮生活を送る。県知事選を控え、自民党も神経をとがらせる。」(北部報道部・阿部岳、東京報道部・大城大輔)
②「辺野古新基地の高さ制限を巡り、本紙報道で最初に超過が明らかになったのは沖縄高専の校舎や学生寮だった。本紙は沖縄防衛局に超過している施設の一覧を示すように求めたが、回答はなかった。その後、辺野古弾薬庫地区内の弾薬倉庫、山や高台といった地形、久辺小学校、久辺中学校、久辺郵便局、周辺の民家、果ては防衛局の出先機関である名護防衛事務所までが超過していることが次々に分かった。」
③「防衛局はそのたびに国防総省の統一施設基準書にある適用除外規定を挙げ、『航空機運航の障害となることはないため、移転などの必要はない』という説明を繰り返した。」
④「国内の空港について定める航空法にも高さ制限の適用除外規定はある。ただ国土交通省によると、想定されているのは先に空港があり、後からできる建造物を例外として認めるケース。辺野古新基地のように地形まで高さ制限に引っ掛かるのに、空港を新設することは『考えられない』という。一方、防衛局は沖縄電力の送電鉄塔12カ所や送電線については『高さ制限に抵触する工作物は飛行場の供用開始までに移設が必要』として2015年に文書で協力を依頼。国の財政負担で基本設計を終え、実施設計に入った。携帯電話3社の基地局も同様に移設することにしている。」
⑤「手を付けやすい構造物に対処し、その他の恒久的な建物は適用除外とすることで切り抜ける姿勢が浮かび上がり、県選出野党国会議員は『二重基準だ』と批判している。」
⑥「航空機の安全な離着陸のため、どの飛行場周辺にも『制限表面』と呼ばれる仮想の面が複数設定される。それより上には建造物が飛び出してはいけないことになっている。今回問題になっているのは、『制限表面』うち『「水平表面』。小型機が旋回する空間を確保するため、飛行場を包むように設定される。国防総省策定の統一施設基準書によると、辺野古新基地の水平表面は滑走路から周囲2286メートル、高さ45・72メートルの範囲。辺野古新基地の滑走路は標高8・8メートルで設計されているため、高さ制限は標高54・52メートルとなる。」


(2)沖縄タイムス-騒音で転出せざるを得なかった民家跡地 嘉手納の「町民農園」に-2018年5月7日 06:07


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納基地(沖縄県)から派生する騒音被害で、転出せざるを得なかった住民から防衛省が買い上げた嘉手納町屋良の遊休地が『町民農園』として整備され、4月27日に開園式があった。転出後の利活用が決まらないまま地域に点在する家屋跡地をどうするかは長年の懸案で、町が遊休地の公共施設整備に乗り出すのは初めて。開園式で當山宏町長は『利活用の検討を重ねてきた土地。農園を有効活用してほしい』と期待を込めた。」
②「防衛省の補助金で町が整備した農園の面積は0・2ヘクタールで全78区画。世帯ごとに1区画ずつ貸し出す。トイレや給排水設備も備え、既に希望の世帯で全区画が埋まった。沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長も『農業という同じ趣味を持つ方々が集い親しみ、地域の皆さんと新たな価値を生み出す場になってほしい』と喜んだ。」
③「利用開始初日の1日には、午前8時半から農作業に汗を流す利用者の姿が見られた。その一人、町中央の上地義次さん(67)はキュウリやピーマンなど夏野菜を育てる考え。『戦闘機が旋回すればうるさいけど、やっぱり広い畑はいいね』と目を細め、『年寄りの憩いの場になってほしい』とスコップ片手に肥料をまいた。」
③「一方、騒音が激しく防衛省が買い上げた町内の土地約1・9ヘクタール(2014年7月時点)の大半は、依然として遊休地のまま。家屋1軒分の面積の土地で、さらに『虫食い』のように点在するため、利活用が限られるためだ。」
④「遊休地が集中する東区の仲宗根朝也自治会長は『今後も区民や他自治会の声を聴きながら、お年寄りに限らず子どもたちも遊べる幅広い利活用案を町に挙げたい』と語った。」


(3)沖縄タイムス-辺野古ゲート前・集中行動 参加者の8割は沖縄県民 しかし課題も…-2018年5月7日 05:00


 
 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で4月23~28日に行われた『6日間500人集中行動』の実行委員会が参加者アンケートをまとめた結果、回答者の83・8%が県内在住だったと4日、明らかにした。実行委は『インターネットには【抗議しているのは県外の人だけ】と流れているが実情は全く違う。県民の関心は高い』と分析した。」
②「アンケートは最終日の28日、約800人に配布して413人が回答。結果、県内在住は346人で県外は64人(15・5%)だった。集中行動を『友人・知人』『ちらし』で知った人が多く、実行委は『足が遠のいていた人も少しのきっかけで復帰してくれる。勢いを止めないことが重要』とし、継続方法を模索する。」
③「ただ参加者を年齢層別でみると、60~70代が76%(317人)を占めたのに対し、10~30代はわずか3%(11人)。若い世代に呼び掛けが届いていない課題が鮮明になった。また、座り込みに初めて参加した30人からは、ネットで流布される情報と異なり、歌がある現場の明るい雰囲気に驚く声が多かった。」
④「記述欄では『勇気づけられた』『連帯を確認できた』と前向きな意見のほか、『人が集まれば止まるとの考えは甘い』と戦術不足を指摘する声もあった。」


(4)琉球新報-大型連休明け工事再開 辺野古の護岸造成-2018年5月7日 14:50


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】名護市辺野古で進む新基地建設で、沖縄防衛局は7日午前、大型連休明けとなる工事を再開した。米軍キャンプ・シュワブの海岸と平行に伸びるK4護岸では、両端から埋め立てられるような格好で、重機が砕石や被覆ブロックを海中に投下していた。N4護岸でも工事していた。辺野古のシュワブのゲート前では午後1時までに、延べ車271台が資材を搬入した。市民らは海上、陸上それぞれで抗議を続けている」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-辺野古新基地:資材搬入、護岸建設を再開 1回で最多の151台搬入-2018年5月7日 13:37


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は大型連休明けの7日午前、米軍キャンプ・シュワブへの資材搬入を再開した。午前中の搬入では1回としては最大の車両151台が基地内に入った。沿岸部でも護岸建設を再開。『「K4』『N3』護岸で砕石投入や被覆ブロックの設置を進めた。市民はカヌー11艇、船2隻を出して抗議した。現場に近づこうとオイルフェンスを越えたカヌーは海上保安官に一時拘束された。工事や資材搬入は3~6日の間は止まっていた。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-登録延期に菅官房長官「大変残念」 世界自然遺産「奄美・沖縄」早期登録目指す-2018年5月7日 13:06


 沖縄タイムスは、「【東京】政府が世界自然遺産に推薦した『奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島』に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が『登録延期』勧告をしたことについて、菅義偉官房長官は7日午前の会見で『大変残念』と述べた。勧告内容を分析し早期登録を目指す考えを示した。菅官房長官は、諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)の勧告について『4島が世界遺産の可能性を有していることや保護管理の状況について評価は得られた。今後も早期の世界遺産登録を目指すことに変わりない』と関係自治体と協議や連携するとした。」、と報じた。

 米軍北部訓練場が推薦地に近接している影響に関しては「実施的な緩衝地域として機能し、景観の連続性や重要種の生息に貢献していると評価された。審査に特段の影響はなかった」と答えた。


(7)沖縄タイムス-辺野古「高さ制限」超過 高専は積極的な取り組み要望-2018年5月7日 12:02


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「4月20日、自民党本部で開かれた文部科学部会の高専小委員会。防衛省の担当者は高さ制限を定める米国防総省策定の統一施設基準書に適用除外規定があることを示し『米側との調整で沖縄高専は対象外』と説明した。」
②「ただ、沖縄高専の学生は815人、教職員は106人。学生のうち552人は高さ制限を超える学生寮で暮らしている。出席議員からは『子どもたちが集まる施設だ。高さが引っ掛かるなら低くするなど、子どもの安全を考えた積極的な取り組みがあっていい』と注文が付いた。」
③「背景には、11月想定の知事選がある。『地元で小さな不満が集中して大きなうねりにならないようなメッセージを、できれば秋前に出してほしい』。この議員は、悪影響を与えないよう対応を求めた。」
④「防衛省担当者は『今後、建物が老朽化して建て替え、拡張する場合は、そもそも基準に引っ掛からないような工夫をしていきたい』と応じるしかなかった。」
⑤「沖縄高専は2004年に開学した。防衛局はその後の06年に現行のV字形滑走路案で地元と合意し、設計を経て14年に着工。高専の建物が高さ制限を超過している事実を把握しながら、本紙報道で明るみに出るまで一切知らせていなかった。防衛省内からは『そもそも対象にならない。説明する必要があったのか』との本音も漏れる。発覚の経緯を巡り、『非常に困惑している』(安藤安則校長)と語る高専側とは大きな認識の差がある。」
⑥「高専の事務方は不信感を示す。『どちらが先か、という話。高専は既に学生を受け入れて運営している。何かミスをしたわけでもない。防衛局が今更、適用除外と言ってくるのは順序がひっくり返っているのではないか』。まだ開学から14年で建物の深刻な老朽化はなく、建て替えによる高さ制限クリアの見通しはない。一方、最短で80メートルほどの距離にある沖縄電力の送電鉄塔は、制限を理由に撤去されることになり、実施設計が進んでいる。」





by asyagi-df-2014 | 2018-05-07 18:01 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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