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沖縄-辺野古- 高江から-2018年3月13日

 米ジュゴン訴訟に関して、「翁長知事は、県が訴訟の利害関係者であると同省に表明することを報告し、基地建設阻止に向けた原告団との連携強化を確認した。」、と琉球新報。 
辺野古新基地建設が間違いであることがはっきりしている以上、あらゆる取り組みが必要とされる。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年3月13日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-県「利害関係者」表明へ 知事、原告と面談 米ジュゴン訴訟-2018年3月13日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【サンフランシスコ=座波幸代本紙特派員】翁長雄志知事は11日(現地時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコに到着した。名護市辺野古での新基地建設が国指定の天然記念物ジュゴンに影響を与えるとして、米国防総省を相手に工事中止を求めた米ジュゴン訴訟の原告、生物多様性センター(CBD)のピーター・ガルビン氏、ミヨコ・サカシタ氏らと面談。翁長知事は、県が訴訟の利害関係者であると同省に表明することを報告し、基地建設阻止に向けた原告団との連携強化を確認した。」
②「国防総省は米連邦地裁での差し戻し審理に伴い、今後、米国家歴史保存法(NHPA)に基づき、利害関係者に聞き取り調査を行う。県は今月中にも、同省に対して利害関係者であるとの表明を文書で提出する。翁長知事は面談後、NHPAが米国外の米政府機関の活動にも適用される観点から、新基地建設工事への『影響力は大きいのではないか』と期待感を示した。」
③「名護市の稲嶺進前市長は1月末、市は訴訟の利害関係者として、米裁判所に移設反対の立場を訴えたいとの考えを示し、国防総省との協議と影響調査のための臨時制限区域内の立ち入りを求める要請文を同省や在日米軍に送付している。」



(2)琉球新報-学習環境平穏遠く 上空飛行、授業中断も頻発 米軍ヘリ窓落下3ヵ月-2018年3月13日 06:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】宜野湾市の普天間第二小学校に米軍大型輸送ヘリCH53Eから窓が落下した事故から13日で3カ月がたつ。運動場の使用は2月に再開されたが、米軍機が接近して避難指示が出るたびに体育や休み時間の運動は中断される。政府と米軍は事故を受けて『最大限可能な限り市内の学校上空を避ける」としたが、普天間第二小や普天間小上空での飛行が目撃されている。」
②「落下時に運動場で体育の授業を受けていた2年生の男子児童1人は事故後、学校での体調不良を訴えるようになり、早退や欠席を繰り返すようになった。保護者や教師から、米軍機の音に対する児童の反応が敏感になったとの証言もある。」
③「運動場の使用再開にあたり、学校は米軍機の接近を想定した避難訓練を実施した。PTAは万が一の際に逃げ込むための工作物や学校の位置を伝える表示の設置などを求めているが、実現していない。」
④「PTSD(心的外傷後ストレス障害)の調査で知られる精神科医の蟻塚亮二氏は『米軍機が飛んでくる状況は何も変わらない中での避難訓練は無力感や怒り、屈辱感を抱かせる可能性がある』と指摘する。原発事故被害者の精神状況に触れ『津波や台風を想定した避難訓練とは全く異なる。天災は自然現象として受け止めやすい一方、相手がある人災では受け止めにくい』と説明した。」


(3)沖縄タイムス-辺野古工事差し止め訴訟、きょう判決 那覇地裁、「法律上の争訟」を判断-2018年3月13日 05:05


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、無許可での岩礁破砕は違法として、沖縄県が国を相手に破砕を伴う工事の差し止めを求めている訴訟の判決が13日、那覇地裁(森鍵一裁判長)である。県側の訴えが『法律上の争訟(裁判所の審判対象)』に当たるかなどを巡って、地裁が判断を下す。提訴は昨年7月で、新基地建設を巡る国と県の訴訟は5度目。」
②「県側はこれまで、『地域の水産資源に強い利害関係を持つ、漁業関係者と同様の立場で提訴している』と主張。『行政上の義務の履行を求める訴訟は【法律上の争訟】に当たらない』とした最高裁判決の適用を受けず、審判の対象になるべきだなどと訴えた。」
③「一方の国側は『法に定めのない差し止めを請求している』などと反論。訴えは不適法で却下されるべきだなどと反論している。」
④「県側は本訴訟の判決が出るまで、破砕行為を一時的に禁止する仮処分も地裁に申し立てている。」


(4)琉球新報-辺野古差し止めで門前払い判決-2018年3月13日 15:10


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設工事を巡り無許可の岩礁破砕は違法として、県が国を相手に岩礁破砕の差し止めを求めた訴訟の判決が13日午後3時、那覇地裁で言い渡された。 森鍵一裁判長は訴えを却下した。」、と報じた。


(5)琉球新報-渡具知名護市長が明言 「県の行方を注視する」-2018年3月13日 14:11


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】名護市議会3月定例会の一般質問が13日行われた。渡具知武豊市長は沖縄県と国が争う岩礁破砕差し止め訴訟の判決を受け『何らかの判断をする』としていたが、この日の答弁では『今回の裁判が直接的に辺野古の是非を問うものにならないと理解している』と述べた。」                               ②「その上で『県が提訴したことについて、あらゆる手法で辺野古移設を阻止するという県の施策の一環だと認識している。その判決を受けた県の動向に注視していく必要がある』との考えを示した。判決を受けて何らかの判断をするとしていた渡具知市長だが、一審判決を受けても辺野古移設の態度については踏み込まないとみられる。」、と報じた。」
③「渡具知市長が市議時代に支持していた岸本建男元市長は、辺野古基地建設におけるV事案などの沿岸案を容認していなかったことを指摘され『渡具知市長はV事案については認めていないということでいいか』と問われると『答える立場にない』と切り返した。岸本洋平氏への答弁。」


(6)琉球新報-「違法工事やめろ」 市民ら40人が抗議 工事車両142台基地へ-2018年3月13日 13:10


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う沖縄県名護市辺野古への新基地建設で13日午前、新基地建設に反対する市民ら約40人が米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、抗議をした。午前8時50分すぎには、県警機動隊が座り込む市民を強制的に移動させ、資材を積んだダンプやミキサー車142台が基地内へと入った。市民らは『違法工事をやめろ』などと声を上げた。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-辺野古新基地:工事車両142台がゲート内に 海上も工事進む-2018年3月13日 11:25


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で13日午前9時、新基地建設の資材などを運ぶ工事車両142台がゲート内に入った。搬入は午前11時前まで続いた。座り込みの市民約40人は機動隊に強制排除された。米軍キャンプ・シュワブ沿岸の『K2』護岸建設現場では、被覆ブロック設置の作業が進んだ。市民は船1隻、カヌー7艇で抗議行動した。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-「反辺野古新基地」へ、翁長知事の正念場 政府論理に対抗狙う訪米-2018年3月13日 14:13


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県の翁長雄志知事が名護市辺野古の新基地建設と沖縄が抱える基地問題の現状を伝えるため、米国を訪問している。就任後4度目で、昨年4月に沖縄防衛局が埋め立ての第一段階となる護岸工事に着手してから初めての訪米となる。『辺野古が唯一』とする政府見解を崩す論理を導き出すことができるか、知事にとり正念場だ。」
②「昨年の訪米は、埋め立て承認取り消し処分を巡る裁判で最高裁が県敗訴を言い渡した直後だった。国務省は知事との会談後、『辺野古が唯一の解決策』との声明を発表。米側は『解決済み』『国内問題』と取り合う姿勢を見せなかった。」
③「これまで3回の訪米では、米政府や連邦議会関係者との面談に力を入れてきた。だが今回、県は『反対の次を示す時期を迎えた』(県幹部)と方針を変更。13日にペリー元国防長官らを招いたシンポジウムを開催する。どうすれば辺野古新基地建設を回避し、普天間飛行場の閉鎖、返還を実現できるか、多角的な意見を聴取し、国内外への発信を狙う。」
④「県は、今回のシンポの内容を精査し、従来の新基地建設反対の主張に、『辺野古が唯一ではない根拠』を肉付けしていく考えだ。シンポでの知事やペリー氏、安全保障専門家らの発言に注目が集まる。」
⑤「一方、米軍基地問題解決を目指し、沖縄県知事が訪米するのは、今回で19回目となる。初の訪米は1985年の西銘順治知事で、普天間飛行場などの整理・縮小を求めた。その後も大田昌秀氏、稲嶺恵一氏、仲井真弘多氏と全ての知事が訪れている。だが、沖縄が求める基地問題の解決は程遠いのが現状。戦後73年、復帰後46年を迎えてもなお、知事が直接米側に訴えなければならないのが沖縄の現実だ。」




by asyagi-df-2014 | 2018-03-13 17:38 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人