沖縄-辺野古 高江から-2018年2月8日

 稲嶺進さんの人となりを表すこと。
「【名護】任期満了を迎えた稲嶺進名護市長の退任式が2月7日、市役所で開かれた。退任あいさつで稲嶺さんは『一つだけ心残りと懸念が心の重しとしてのしかかっている。それが辺野古移設問題だ。新基地建設は百害あって一利なしとの判断に立ち、子の未来のためにも、名護市のためにも新基地建設は許してはならないとの思いは全く変わらない』と語り、今後も一人の市民として同問題に関わっていくことを誓った。」
(琉球新報)。
「手が届かない所にあるブドウをキツネがどうせ酸っぱいと思い込むイソップ寓話(ぐうわ)を引用。『自分の意思や外からの圧力で現実に対する認識をねじ曲げ、行動を正当化する。心したいものだと思う』と、目標を高く持ち続けることを説いた。」
(沖縄タイムス)。
 稲嶺さんは市民とともに歴史を動かした人。
 でも、本当にすごいのは、「前日に退任した前名護市長の稲嶺進さんも姿を見せ『8年間、たくさんの応援を頂いた』と感謝を述べた。『現場から民主主義や地方自治が発せられる意味は大きい。立場は変わったが思いは同じだ。ともに頑張りましょう』とあいさつ。」(沖縄タイムス)、ということ。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年2月8日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「稲嶺さん、ありがとう」 名護市長退任 市民ら胴上げ-2018年2月8日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【名護】任期満了を迎えた稲嶺進名護市長の退任式が2月7日、市役所で開かれた。退任あいさつで稲嶺さんは『一つだけ心残りと懸念が心の重しとしてのしかかっている。それが辺野古移設問題だ。新基地建設は百害あって一利なしとの判断に立ち、子の未来のためにも、名護市のためにも新基地建設は許してはならないとの思いは全く変わらない』と語り、今後も一人の市民として同問題に関わっていくことを誓った。」
②「市役所には2期8年の最後を見届けようと400人を超える市民が駆け付け、花道を作った。市民は涙で目を真っ赤にし、稲嶺さんに『ありがとう。ご苦労さま』と言葉を掛けた。花道の最後には市民による胴上げも行われ、稲嶺さんは4度、高らかに空を舞い、笑顔で市役所を後にした。山里将雄副市長と座間味法子教育長も同日付で退任した。」
③「稲嶺さんは、基地問題について『20年にわたり国策の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。なぜ、こんなに小さな町で国策の判断を市民が求められるのか。いつまで続くんだろうと思うと心が痛い』と時折、言葉を詰まらせながら苦悩の日々を語った。」
④「退任式に駆け付けた市民は市役所の外にまであふれた。涙交じりに『ありがとう』と口にしながら花道を進む稲嶺さんに次々と駆け寄り、『進さんのおかげで安心して暮らせた』『ご苦労さまでした。あなたを忘れません』などと感謝やねぎらいの言葉を掛けたり、花束を贈ったりしていた。」
⑤「市長選で稲嶺さんに投票したという学生の金城彩花さん(29)は、今後も一市民として基地建設阻止を訴えていくという稲嶺さんの姿勢に『これからも頑張ってほしい』と期待を込めた。」


(2)沖縄タイムス-国策に翻弄された20年「本当に心が痛い」 稲嶺氏、名護市長を退任-2018年2月8日 07:53


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市長選で落選した現職の稲嶺進氏が7日、退任した。職員や支持者500人以上を前に最後のあいさつに臨み、辺野古新基地建設問題について『20年にわたって分断と対立、国策という名の下で市民は翻弄(ほんろう)されてきた。いつまで続くのだろう、と本当に心が痛い』と語った。」
②「8日には渡具知武豊氏が新市長に就任する。稲嶺氏は『公約として掲げた海兵隊の県外、国外移転を日米両政府に強く求めてほしい』と望んだ。また、手が届かない所にあるブドウをキツネがどうせ酸っぱいと思い込むイソップ寓話(ぐうわ)を引用。『自分の意思や外からの圧力で現実に対する認識をねじ曲げ、行動を正当化する。心したいものだと思う』と、目標を高く持ち続けることを説いた。」
③「この日も朝から自宅近くで小学生の登校を見守る日課の交通安全指導を実施。節目にいつも身に着ける故岸本建男元市長の形見のネクタイで退任式に出席した。職員と市民ら多数から『ありがとう』などの言葉と花束を受け取った。」
④「山里将雄副市長、座間味法子教育長も辞表を出し7日付で退任、空席となった。」


(3)琉球新報-再編交付金「遡及する制度ない」 防衛相、名護への交付で答弁 希望は「二重払い」問題視-2018年2月8日 06:45


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「小野寺五典防衛相は7日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設の進展に応じて支給される再編交付金を巡り、遡及(そきゅう)して交付するかを問われ『過去にさかのぼって交付する制度になっていない』と否定した。質問した後藤祐一氏(希望)は、再編交付金が再開すれば久辺3区への補助金『再編関連特別地域支援事業』との『二重払い』になると指摘した。」
②「防衛省はこれまで、稲嶺進市長が新基地建設に反対していたため、要件を満たさないとして交付しなかった。8日に就任する渡具知武豊氏は再編交付金を受け取る意向を示している。後藤氏はこれまで名護市が受け取っていなかったために名護市辺野古、豊原、久志の『久辺3区』への補助金『再編関連特別地域支援事業』が支給されていたとして、再編交付金も交付されれば『二重払い』になるとして、2018年度予算案から削除すべきと主張した。」
③「小野寺氏は『新市長と協議する中で考えたい』と述べた。麻生太郎財務相は『取り扱いも含めて防衛省として対応を検討してもらいたい』とした。」


(4)琉球新報-産経新聞「批判に行き過ぎた表現」 「日本人救った米兵」記事で「おわびと削除」-2018年2月8日 13:32


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「昨年12月1日に沖縄自動車道で発生した人身事故について産経新聞が『曹長は日本人運転手を救出した後に事故に遭った』と報じ、救出を報じない沖縄メディアを批判した件で、米軍が『救助行為はしていない』と産経報道を否定したことを受け、産経新聞は8日付朝刊で謝罪記事と事故報道の検証記事を掲載した。」
②「1面に掲載された『おわびと削除』では『取材が不十分』」とした上で、昨年12月12日付朝刊3面の記事と同年12月9日にインターネットで配信した産経ニュースをともに『削除』する意向を伝えた。その上で『記事中、琉球新報、沖縄タイムスの報道姿勢に対する批判に行き過ぎた表現がありました』とし、『両社と読者の皆さまにおわびします』と謝罪した。」
③「1面には併せて乾正人・産経新聞社執行役員東京編集局長の談話が掲載された。乾編集局長は『沖縄県警への取材を怠るなど事実関係の確認作業が不十分』とし、『琉球新報、沖縄タイムスに対する行き過ぎた表現があったにもかかわらず、社内で十分なチェックを受けずに産経ニュースに配信、掲載』と経緯を説明した。その上で『こうした事態を真摯に受け止め、再発防止のため記者教育をさらに徹底するとともに、出稿体制を見直し、記事の信頼性向上に努めていく』とし、事故にあわれた関係者、沖縄2紙と読者におわびした。」
④「3面の検証記事では曹長の行動が『ネットで賞賛されている』との情報を得た上で、救助を伝える曹長の夫人のフェイスブックや米NBCテレビの報道を確認。米海兵隊には取材したが、『沖縄県警には取材しなかった』と取材が不十分だったことを認めた。横転した車両に乗っていた日本人男性が代理人の弁護士を通じ、『米軍関係者に救助された記憶はない』と説明したことも弁護士のコメント全文と併せて紹介した。」



(5)琉球新報-「率直にわびた姿勢に敬意」 産経謝罪記事を受け、普久原編集局長  「事実の報道に徹する」-2018年2月8日 12:57


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「産経新聞が昨年12月12日付で報じた『米海兵隊曹長の日本人救出』の記事で、記述していた内容に事実誤認があったことを認め、8日付紙面で謝罪と検証の記事を掲載したことを受け、琉球新報の普久原均編集局長は8日、『きちんと事実を検証し、取材の不十分さを認めて、率直にわびた姿勢には敬意を表します』などとするコメントを発表した。」
②「普久原編集局長は『米海兵隊曹長が日本人運転手を救助した後、事故に遭ったという事実があれば報道し、救助した事実がなければ産経新聞の報道の誤りをただすという方針で取材しました』と説明した。その上で『琉球新報は今後とも【事実の報道に徹する】という基本姿勢を堅持します』と決意を示した。(以下、普久原編集局長のコメント全文)」

  ◇     ◇
③「8日付産経新聞「おわびと削除」に対するコメント」 琉球新報編集局長 普久原均:「『米海兵隊曹長の日本人救出』に関する今回の報道で、8日付産経新聞がきちんと事実を検証し、取材の不十分さを認めて、率直にわびた姿勢には敬意を表します。
 今回の件に関して、琉球新報社は『事実の報道に徹する』という基本姿勢に基づき慎重に取材を進めてきました。
 産経新聞が報じたように、米海兵隊曹長が日本人運転手を救助した後、事故に遭ったという事実があれば報道し、救助した事実がなければ産経新聞の報道の誤りをただすという方針で取材しました。関係機関を取材した結果、曹長による救助行為を米軍が否定し、沖縄県警も確認していないことが判明したため、1月30日付本紙の報道に至りました。
 琉球新報は今後とも『事実の報道に徹する』という基本姿勢を堅持します。」


(6)沖縄タイムス-産経新聞おわび 沖縄タイムス編集局長コメント-2018年2月8日 11:03


 沖縄タイムスは、「沖縄タイムス執行役員編集局長・石川達也 産経新聞は、沖縄県警への取材を怠ったと認めた上で、沖縄タイムスと琉球新報の『報道姿勢に対する行き過ぎた表現があった』として、記事を削除、おわびしました。報道機関として評価します。表現の自由は言論機関の根幹ではありますが、事実関係の取材が不十分なまま、2紙に対し『メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ』などの表現を用いたことは不適切だったと思います。沖縄タイムスは今後も事実に基づいた報道を徹底します。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-「立場変わったが思いは同じ」名護市長を退任した稲嶺さん、辺野古のゲート前に-2018年2月8日 13:18


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では8日、最大で約100人の市民が新基地建設に反対して早朝から座り込んで抗議した。」、と報じた。
 また、「前日に退任した前名護市長の稲嶺進さんも姿を見せ『8年間、たくさんの応援を頂いた』と感謝を述べた。『現場から民主主義や地方自治が発せられる意味は大きい。立場は変わったが思いは同じだ。ともに頑張りましょう』とあいさつ。大きな拍手や指笛が鳴り響いた。」、と伝えた。
 さらに、「午前中は資材を積んだ工事用車両97台が基地内へ入った。一方、海上ではシュワブ沿岸の『K2』『K4』の両護岸で、砕石投入が確認された。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-米国製5インチ艦砲弾2発、不発弾処理へ 西普天間地区9日午前10時から-2018年2月8日 08:34


 沖縄タイムスは、「沖縄県宜野湾市の西普天間住宅地区で見つかった米国製5インチ艦砲弾2発の不発弾処理作業が9日午前10時から行われる。午後1時終了予定。避難半径は230メートルと88メートルで、対象区域に住宅や道路がなく、避難対象者や交通規制はない。同住宅地区内の喜友名山川原1066番地に現地対策本部を設置する。問い合わせは宜野湾市市民防災室、電話098(892)3151。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-02-08 17:31 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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