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沖縄-辺野 高江-から-2018年1月13日

  「県によると、カルボ氏は米国民として沖縄の基地負担軽減の必要性を理解しているとし『一日も早く在沖海兵隊を受け入れたい』と応じた。」、と沖縄タイムスは、伝える。
 少なくともこのことは、日本政府が繰り返してきた「辺野古が由宇一の選択」の矛盾を物語るものではないか。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年1月13日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍機窓落下時、騒音97デシベル 校舎接近か 事故1ヵ月-2018年1月13日 06:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宜野湾】普天間第二小学校に米軍のCH53Eヘリから窓が落下した事故で、琉球大の渡嘉敷健准教授が同校屋上に設置してある測定機のデータを確認したところ、窓が落下した午前10時すぎに最大97・2デシベルの騒音が記録されていたことが分かった。渡嘉敷氏によるとCH53Eの騒音が普天間第二小での測定で90デシベルを超えることは珍しく、校舎に極めて近い位置を飛行していた可能性が高い。13日で事故から1カ月たつが、今も米軍機が学校をかすめるように離着陸する状況は続いており、児童たちは運動場が使えないままだ。」
②「渡嘉敷氏は12日、沖縄国際大の講義『沖縄の基地問題』に招かれ、調査結果を紹介した。市教委によると、普天間第二小学校は18日から避難訓練のため、運動場を部分的に使用する。体育の授業中、頭上に米軍機が近づいてきたと想定し訓練を行う。事故後、米軍は『学校上空を最大限飛ばない』」とし、日米両政府は学校施設上空の飛行禁止を確約していない。」
③「沖縄防衛局は飛行状況を監視するカメラを普天間第二小に設置し、監視員も配置する。市教委や学校は今後、同校の位置を示す明かりや緊急時の校内の内線電話設置も求める。」


(2)琉球新報-沖縄の新基地反対に理解 グアム知事、海兵隊移転も協力姿勢-2018年1月13日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【グアム=仲井間郁江】米準州のグアムを訪問中の翁長雄志知事は12日、グアムのエディ・カルボ知事と面談した。カルボ知事は辺野古新基地建設計画について『グアムにも美しい海がある。負担軽減とは言え、そのように埋め立てることは私たちとしても理解しにくい』と述べ、多くの県民が新基地建設に反対していることに理解を示した。在沖海兵隊のグアム移転については『スピーディーに進めたい』と実現へ協力する姿勢を示した。会談は、グアム側の意向で非公開で行われた。」
②「県によると、カルボ知事は在沖海兵隊移転について『米国民として沖縄の負担軽減に応えたい。一日も早く受け入れたい』と述べた。現在、米政府が外国人労働者への就労ビザ発給を制限しているため、グアムで建設工事を担う外国人労働者が大幅に不足している。カルボ知事は同ビザ問題が在沖海兵隊移転促進の大きな障害になっているとし、米政府にビザの早期発給を要請していることなどを説明した。」
③「翁長知事は会談後『カルボ知事の移転をスピーディーに進めたいという言葉を大変心強く感じた』と述べた。県は現在、普天間飛行場の移設先として、辺野古新基地によらない県外・国外移設の可能性を検討している。今回の翁長知事のグアム訪問は、普天間飛行場の移設先としてのグアムの可能性を探る意味もあるのではとの見方が一部で上がっているが、翁長知事はその可能性について否定した。カルボ知事との面談でも言及していないとした。」
④「知事は同日午後、セスナ機でアンダーセン空軍基地や海軍基地アプラ港などを視察した。」


(3)琉球新報-鉄柵を二重設置 辺野古シュワブゲート前 市民「おりに閉じ込めるのか」-2018年1月13日 11:58


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で13日午前、約70人を超える市民らが新基地建設に反対して座り込んだ。ゲート前の歩道沿いには新たに鉄柵が追加設置された。以前からあった鉄柵と併せ、高さ1メートルの鉄柵が二重に張られた。那覇市の女性(75)は『柵の間から抜けられないように二重にしたのか。おりに閉じ込められるようだ。これが国家のやることなのか。信じられない』と話した。読谷村から訪れた男性は8日に同村で米軍ヘリが不時着したことに対し『観光客は戸惑い、村議も入れなかった。警察は誰から何を守っているのか』と怒りの声を上げた。午前11時半までにゲートからの資材搬入などは確認されなかった。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-「沖縄の海兵隊を一日も早く受け入れたい」 グアム知事、移転に理解 翁長知事が謝意-2018年1月13日 14:56


 在沖縄米海兵隊の移転先である米領グアムを訪問している沖縄県の翁長雄志知事は12日、カルボ州知事と会談し、沖縄の基地負担軽減のため、グアム移転の着実な実施の重要性を訴えた。県によると、カルボ氏は米国民として沖縄の基地負担軽減の必要性を理解しているとし「一日も早く在沖海兵隊を受け入れたい」と応じた。

 翁長氏は負担軽減に理解を示したカルボ氏に謝意を伝えたという。

 一方、翁長氏はグアムの環境問題を重視していると発言したカルボ氏に対し、環境問題でも連携していくことを提案。名護市辺野古の新基地は多様な生態系がある大浦湾を埋め立てて建設されることを説明した。

 これに対し、カルボ氏は「美しい海を埋め立てることは理解しがたい」と現行計画への疑問を示したという。両氏は今後、県民、州民の命や財産を守るために連携していくことを確認。カルボ氏は今年12月までの任期内に沖縄を訪問する意向も示した。

 日米両政府の2012年の米軍再編計画では、在沖海兵隊1万9千人のうち約9千人をグアムとハワイなどへ移転させる内容となっている。翁長氏は航空機で上空からアンダーセン空軍基地などを視察した。13日に沖縄へ戻る。


(5)沖縄タイムス-「おりのようだ」 辺野古ゲート前に新たな柵 70人が座り込み-2018年1月13日 14:16


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では13日、新基地建設に反対する市民約70人が抗議の座り込みを続けた。ゲート前の道路には、高さ約155センチの柵が新たに設置されており、市民は『おりのようで圧迫感がある』などと訴えている。」、と報じた。
 また、「新たな柵は県警が設置。機動隊が座り込む市民を排除・拘束してきた場所にあり、これまでにあった高さ約1メートルの柵と新しい柵をロープなどで結束し、土のうで支えている。北谷町の女性は『何のためか分からないが、柵を高くし、抗議活動に圧力をかけようという県警の考えだとしたら浅はか。柵にも税金が使われている』と眉をひそめた。一方、辺野古崎西側の2カ所で護岸工事が進められた。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-後を絶たない事故、今も使えぬ運動場 ヘリ窓落下1カ月の普天間第二小-2018年1月13日 10:46


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県宜野湾市新城の普天間第二小学校の運動場に米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリから重さ7・7キロの窓が落下した事故から、13日で1カ月がたった。運動場は使用を中止したまま再開されていない。市野嵩の緑ヶ丘保育園に同型ヘリからとみられる部品落下事故からわずか6日後の出来事。その後もうるま市伊計島、読谷村で米軍ヘリが不時着するなど、普天間所属機の事故が後を絶たず、米軍の整備体制など運用に、県民の不安や怒りは募る一方だ。」
②「米軍は事故原因を人的ミスと断定し『最大限、学校上空の飛行を避ける』と発表すると、事故6日後にCH53Eヘリの飛行を再開させた。『飛行ルートを順守するための研究を始めている』とするが、その進捗(しんちょく)は示されず、飛行を避ける対象施設を落とし込んだフライトマップの提示もない。」
③「沖縄防衛局は、学校に米軍の飛行を監視するカメラと監視員を配置したが、実効性は不透明だ。小野寺五典防衛相は12日の記者会見で『県民のみなさまに不安を与える、あってはならない事故。校庭が使えない状況を遺憾に思う』と述べた。」




by asyagi-df-2014 | 2018-01-13 19:56 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人