人気ブログランキング | 話題のタグを見る

沖縄-辺野 高江-から-2017年10月24日

 「CH53E大型輸送ヘリが炎上した事故で、事故現場や土地所有者の西銘晃さん(64)の自宅は、沖縄防衛局が米軍に提案した飛行ルート下にあることが23日、分かった。」(沖縄タイムス)。その実態は、「外側には、西銘さんを含めて4世帯7人が暮らしている。西銘さんは『集落はここにもある。自分たちの存在を無視している』と抗議。近くに住む男性は『海からN4地区ヘリパッドに向かうヘリが自宅上空をよく通過していく』と証言しており、米軍が防衛局提案の飛行ルートを利用している可能性がある。」(沖縄タイムス)。
 本来、現状では最低限、『集落上空の飛行禁止』であるはずだ。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年10月24、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-米軍ヘリ炎上現場は飛行ルート下 防衛局が提案、標識灯設置要望応えず-2017年10月24日 07:44


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県東村高江で米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが炎上した事故で、事故現場や土地所有者の西銘晃さん(64)の自宅は、沖縄防衛局が米軍に提案した飛行ルート下にあることが23日、分かった。防衛局は集落を避ける目印として夜間に赤く点滅する航空標識灯を設置したが、西銘さん宅はその外側に取り残されている。」
②「東村によると、防衛局が高江区の要望を受け、2014年から17年にかけて航空標識灯を集落周辺に四つ設置した。西銘さんは、自宅よりも南側にある大泊橋付近に設置するよう要望したが、防衛局は北側に設置。西銘さん宅は『集落の外』という形になった。」
③「外側には、西銘さんを含めて4世帯7人が暮らしている。西銘さんは『集落はここにもある。自分たちの存在を無視している』と抗議。近くに住む男性は『海からN4地区ヘリパッドに向かうヘリが自宅上空をよく通過していく』と証言しており、米軍が防衛局提案の飛行ルートを利用している可能性がある。」
④「防衛局は本紙取材に『村との調整で設置したので、今後要望があれば追加する』と回答した。」
⑤「高江区や村議会は事故後改めて『集落上空の飛行禁止』を要求。防衛局も『米軍には具体的な飛行ルートを示して申し入れている』と説明するが、そのルートが住宅上空を通っていたことになる。」(北部報道部・山田優介)


(2)沖縄タイムス-米空軍F35A、嘉手納基地に飛来へ 週内に2機-2017年10月24日 07:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【中部】沖縄防衛局は23日、最新鋭ステルス戦闘機F35A2機が米軍嘉手納基地に今週中に飛来すると嘉手納町や北谷町など地元自治体に伝えた。同型機の嘉手納への飛来は初めて。11月初旬に12機ほど飛来する予定で、うち2機が先行して飛来するという。」
②「目的や期間、所属基地について、防衛局は取材に『「米側に確認中』と回答した。第18航空団も将来の展開を理由に明言せず、『配備の命令が出たら、適切なルートで公式発表する』とした。」
③「沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は同日、緊急で会議を開き、同基地への飛来や展開に抗議する方針を確認した。外来機による騒音激化や事故の発生を懸念している。」
④「F35Aは空軍仕様。17年1月から米海兵隊がB型機を岩国基地(山口県)に配備している。」


(3)沖縄タイムス-「不安と恐怖計り知れない」 米軍ヘリ炎上事故、嘉手納町議会が抗議決議-2017年10月23日 14:30


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【嘉手納】東村高江で普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが炎上・大破した事故で、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は23日午前、臨時議会を開き、事故原因の究明と安全性確保まで同型機の飛行を一切中止するよう求める抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。議員団は同日、日米の関係機関を直接訪れて抗議する。」
②「抗議決議と意見書は同型機が米軍嘉手納基地にも頻繁に飛来していると指摘。弾薬庫地区と陸軍貯油施設を抱える町にとって危険と隣り合わせにあることを再認識させたとした上で『町民に与えた不安と恐怖は計り知れない』と訴えた。」
③「原因究明と安全性確保までの運用停止を求めた日本政府に対し、米軍が要請を拒否する形で飛行訓練を再開したことも問題視。『県民の声を無視しており、県民軽視の姿勢に憤りを禁じ得ない』と米軍の姿勢を批判した。」
④「抗議決議と意見書は同型機の嘉手納基地への飛来や住民居住地上空での飛行訓練の中止、日米地位協定の抜本的改定も求めている。」


(4)琉球新報-海上で浮具を再び設置 ゲート前、搬入確認されず 名護市辺野古新基地建設-2017年10月24日 11:27


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、24日11時現在までに米軍キャンプ・シュワブゲートへの搬入作業は確認されていない。約50人の市民がゲート前で抗議の声を上げている。同日午前10時半ごろには伊波洋一参議院議員がテントを訪れ、市民にあいさつをした。一方、海上では台風対策で一時撤去していた浮具(フロート)を沖縄防衛局の作業船が再び設置する作業をしているのが確認された。」、と報じた。
 また、「飼い犬のグナァムィと散歩がてらゲート前を訪れた成田正雄さん(64)=名護市=は『20年間抗議を続けてつらいことが多かったが、最近は全国から元気な人たちが集まっているので、気持ちが切り替わった。楽しく参加している』と話した。」、と伝えた。


(5)琉球新報-アリモドキゾウムシ根絶へ最終段階 県条例で津堅島持ち込みを規制へ-2017年10月24日 14:19


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「イモ類に深刻な被害を与える害虫『アリモドキゾウムシ』について、うるま市津堅島の根絶対策が最終段階に入っている。沖縄県は30日から、アリモドキゾウムシが寄生する植物(寄主植物)の津堅島への持ち込みを県条例で規制する。県農林水産部の島尻勝広部長が24日に発表した。」
②「アリモドキゾウムシは甘しょの葉や茎、エンサイ(ウンチェー)などの植物に寄生する。寄主植物の持ち込みに罰則を課す県条例を適用して、アリモドキゾウムシが島へ再侵入することを防ぎ、根絶に向けて環境を整える。」
③「島尻部長は『地道な防除作業で、根絶のめどが立った。今後も各所の協力を得ながら、防除作業を続けていく』と話した。」
④「アリモドキゾウムシは、沖縄の方言で『イリムサー』などと呼ばれる。体長は約7ミリで、外見はアリに似ている。加害されると独特の臭みや苦みがあり、農業に深刻な被害を与える。久米島では2013年に甲虫類として世界で初めて根絶に成功した。」


(6)沖縄タイムス-米空軍F35A、嘉手納に12機暫定配備 アジア太平洋地域で初-2017年10月24日 12:58


 沖縄タイムスは、「米太平洋空軍は24日、最新鋭ステルス戦闘機F35A12機を11月上旬から6カ月間、沖縄県の米空軍嘉手納基地に暫定配備すると発表した。同型機のアジア太平洋地域での運用は初めて。発表によると、米ユタ州のヒル空軍基地の第34戦闘中隊から、要員約300人とF35A約12機を派遣する。狙いについて『増大する脅威に対して、米軍に前例のないグローバルで正確な攻撃能力を提供し、航空優勢を維持する我々の部隊を補完するもの』と説明した。」、と報じた。
 また、「嘉手納町など周辺自治体は、外来機の運用による騒音激化や事故の発生を懸念、基地機能強化につながるとして反発を強めている。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-辺野古新基地:沿岸にフロート設置、海上で抗議 ゲート前では集会-2017年10月24日 13:26


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸では24日午前、フロートを設置する作業が確認された。市民らは船4隻、カヌー14艇で『また台風が来る。無駄な作業をやめろ』と抗議の声を上げた。」、と報じた。
 また、「ゲート前では市民約70人が参加して抗議集会が開かれた。衆院選で新基地建設に反対する『オール沖縄』勢が3選挙区で当選したことを評価する声が多く上がった。一方で、全国では自民・公明の両党が大勝し、改憲の動きが進もうとしていることを懸念する声も相次ぎ、『対抗していこう』と決意の言葉も聞かれた。午前中、資材の搬入はなかった。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-10-24 17:22 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人