社説、論説から。~琉球新報20171001~

全国の新聞社の気になる社説、論説を不定期に取り上げて考える。
多くの内容は、「社説・論説-47NEWS」からの紹介となる。



 どういう事態なのか。
 琉球新報は2017年9月30日、「29日午後5時ごろ、石垣空港に米軍普天間飛行場所属のオスプレイ2機が相次いで緊急着陸した。沖縄防衛局などによると、1機の計器に異常を知らせる表示が出た。エンジントラブルが原因とみられる。もう1機には異常はないとみられる。オスプレイの県内民間専用空港での緊急着陸は初めて。」、と伝えていた。
 何が起こったのか。
 「普天間飛行場所属のオスプレイ2機が新石垣空港に相次いで緊急着陸した。うち1機の計器に異常を知らせる表示が出て、右のエンジンにトラブルが生じ、オイルが漏れ出していた。」、という。
 このことについて、琉球新報は、「この航空機に果たして空を飛ぶ資格などあるのだろうか。米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのことだ。」、と切り出す。
琉球新報は、まずは、オスプレイが引き起こしている問題を次のようにあげる。だけど、こしたことは、新しい事実を付け加えることで、実に何度目になるのだろう。
 


(1)中東シリアでも海兵隊のオスプレイが墜落し、軍人2人が負傷した。米軍準機関紙「星条旗」の取材に軍関係者は「敵による攻撃ではない」と証言した。操縦や機体の不具合などが事故原因だった可能性が高そうだ。
(2)普天間所属のオスプレイは昨年12月に名護市安部で墜落事故を起こして以来、この10カ月で数々の事故や機体の不具合を起こしている。8月にオーストラリアで墜落事故を起こしたほか、伊江島、奄美、大分、石垣で緊急着陸している。岩国ではエンジンから白煙を出し、大分で同じ機体のエンジンを交換した。


 琉球新報は、このことについて、次のよう押さえる。


「オスプレイは開発段階の1991年から現在まで、少なくとも10数件の墜落、落下、地上に衝突、大破、炎上、着陸失敗などを起こし、42人が死亡している。米軍は墜落の度に「操縦士のミス」などと人為的な要因であることを強調してきた。しかし2006年の事故は乗員が飛行準備中、機体が突然離陸を始め、約9メートルの高さまで上昇後に地面に落下した。海兵隊は『機体は離陸するはずではなかった』と分析している。飛ぶ意思がないのに、勝手に飛んでしまう航空機が存在すること自体が脅威だ。構造的な欠陥がないと強弁されても、誰が信じるというのか。」


 2017年10月1日でオスプレイが沖縄に強行配備されて5年がたった。
琉球新報は、オスプレイの恐怖の下の沖縄の今を、次のように伝える。


(1)現在、オスプレイは普天間飛行場、米軍北部訓練場、伊江島補助飛行場、宜野座のキャンプ・ハンセンなど県内各地の米軍施設で飛行訓練を繰り返している。
(2)本島全域と周辺の上空はオスプレイの訓練場と化している。いつ頭上からオスプレイが落下してもおかしくない危険な状況の中、県民は日々の暮らしを送らざるを得ない。極めて異常な状況だ。


 しかし、沖縄は何もしてこなかったわけではない。
 懸命な積み重ねを行ってきた。


(1)県内は強行配備前、知事、全41市町村長が超党派で配備に反対を表明した。議長と首長らは配備4カ月後に東京行動を展開し、安倍晋三首相に配備撤回などを求める「建白書」を手渡した。
(2)「建白書」では、安倍首相にこう訴えた。
 「危険なオスプレイを配備することは、沖縄県民に対する『差別』以外の何物でもない。(中略)国民主権国家日本の在り方が問われている」


 琉球新報は、日本政府にこう突きつける。


「県民が突き付けた問い掛けに、政府はどう答えるのか。県民の生命と財産を脅かす危険極まりないオスプレイをただちに普天間飛行場から撤退させるべきだ。それ以外に県民に対する差別をやめる方法はない。」


 確かに、オスプレイは、「オスプレイは欠陥機」ということを、自らが示してきた。
 しかし、それは人の命をないがしろにすることなのだ。




by asyagi-df-2014 | 2017-10-04 07:12 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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