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沖縄-辺野 高江-から-2017年9月20日

 沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備を巡り、陸自配備に反対する市民の署名1万4022筆(有権者の約36%)を中山義隆市長に提出。 
 「私たちの意見は市民全体と外れていない。むしろ多数ではないかと自信を感じられる活動だった」と署名活動を進めた市民連絡会の報告。
 さて、次は石垣市の覚悟だ。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年9月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-陸自反対署名1万4千筆、石垣市長に提出 市民連絡会-2017年9月20日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【石垣】沖縄県石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備を巡り、『石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会』は市役所で19日、陸自配備に反対する市民の署名1万4022筆を中山義隆市長に提出した。中山市長は『大変多くの皆さんが署名したことは、重く受け止めたい』と述べた。署名者数は有権者の約36%に当たる。」
②「知念辰憲市議会議長にも署名提出を報告し、市議会としても署名を尊重することなどを要請した。市民連絡会は今後も署名活動を続ける方針を示している。」
③「提出の場で市民連絡会の嶺井善共同代表は中山市長に対し『市長が(陸自配備は国の)専権事項として民意を聞いてこなかったことがこの数につながっている』とした。その上で『名前や住所を明かしての署名だ。(1筆は)選挙投票での1票以上の重さがある。尊重してほしい』と求めた。」
④「提出前には市民連絡会のメンバーら約70人が市役所前で集会を開き、署名活動の成果を報告した。配備候補地に近い嵩田地区の農業花谷史郎さん(35)は『私たちの意見は市民全体と外れていない。むしろ多数ではないかと自信を感じられる活動だった』と署名の意義を強調した。」


(2)沖縄タイムス-「撤去は沖縄の大多数の願い」 米テレビ局、米軍基地負担を特集-2017年9月20日 05:25


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「全米に影響力があるテレビの米公共放送(PBS)が現地時間16日、看板ニュース番組の中で沖縄の基地問題を特集した。辺野古新基地建設など過重負担の実態を伝え、『政府の補助金や米軍の支出はあるが、沖縄の大多数の人が米軍に去ってほしいと考えている』と報じた。」
②「特集は夜の番組『ニュースアワー』内で約10分間放送され、ウェブサイトでも視聴できる。基地による雇用や経済効果を示しつつ、返還後の開発で100倍以上の経済効果があった事例を紹介した。」
③「米軍属が逮捕された暴行殺人事件を巡り、『凶行をどう説明するのか』と問われた在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は『説明のしようがない。われわれも衝撃と恐怖を覚えた』と語った。翁長雄志知事は『米軍基地の過重負担は耐えられない』と指摘した。」
④「プロデューサーのエイミー・ガットマン氏は本紙に『ニコルソン氏と翁長氏が互いを尊重しつつ、合理的な見解を示してくれたことで、より考えさせる特集になったと思う』とコメントした。」
⑤「特集のサイトは以下の通り。http://www.pbs.org/newshour/bb/okinawa‐locals‐want‐u‐s‐troops‐leave/」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地で訴訟提案へ 沖縄県議会きょう開会 補正予算など48議案審議-2017年9月20日 07:33


 沖縄タイムスは、「沖縄県議会(新里米吉議長)の9月定例会が20日、開会する。県は名護市辺野古の新基地建設を巡る訴訟で、国が県に岩礁破砕許可を得る義務があることの確認を求める訴えの追加や補正予算など48議案を提案する。9月定例会は10月16日までの27日間で、代表質問は27、28日の2日間、一般質問は29日~10月4日までの土日を除く4日間を予定。会期中に決算特別委員会を設置し、9月定例会の閉会後に2016年度一般会計決算案などを審議する。県が提案する辺野古訴訟の訴えの追加や、大型MICE施設関連の予算を減額する補正予算案を巡り、執行部と野党の論戦が予想される。安慶田光男前副知事が16年の教員採用試験への関与した疑いが新たに浮上したことへの質疑も与野党から集中しそうだ。」、と報じた。


(4)琉球新報-67台が資材搬入 辺野古ゲート前に130人-2017年9月20日 11:29


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で20日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では最大で約130人が集まり、工事阻止に向け抗議の声を上げた。午前9時ごろには工事用ゲート前で座り込んでいた市民らを機動隊が排除し、重機や砕石を積んだとみられるダンプカーなど67台が基地内に入った。」、と報じた。
 また、「辺野古崎西側の沿岸部では、仮設道路の工事が続いた。辺野古崎に近い『N5護岸』建設予定地付近では、網に入れた砕石をクレーンでつり上げて浜辺に置き、道路を西側に向けて伸ばす作業が行われた。埋め立て区域西端の『K1護岸』建設予定地付近では浜にクレーンでブロックを置く作業や、鉄骨の資材を設置する作業が確認された。新基地に反対する市民は、船2隻とカヌー7艇で工事を監視、抗議行動を行った。」、と報じた。


(5)琉球新報-辺野古差し止め訴訟で新たな訴え提起 県議会が開会 MICE費用減額の補正予算案も-2017年9月20日 10:38


 琉球新報は、「県議会9月定例会が20日午前、開会した。翁長雄志知事は、国際会議などの会場となる大型MICE施設の実施設計などで当初予算に計上した関連費用を減額、削除する補正予算案のほか、辺野古新基地建設を巡る岩礁破砕差し止め訴訟で新たに訴えを追加する議案も提案した。」、と報じた。
 また、「翁長知事は、差し止め訴訟の新たな訴えについて『公法上の義務の確認請求を認容する新たな判決がなされたことを踏まえ、普天間飛行場代替施設建設事業に係る岩礁破砕等行為の差し止め請求事件に係る請求を追加するため議決を求める』と提案理由を説明した。」と報じた。
 さらに、「会期は10月16日までの27日間。代表質問は27、28の両日、一般質問は29日、10月2、3、4日の4日間の予定。20日の本会議の冒頭、6日に死去した平良一男元県議会議長へ黙とうした。」、と伝えた。


(6)沖縄タイムス-チビチリガマ語り継ぐ、平和行政の取り組み強化 読谷村が声明-2017年9月20日 12:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県読谷村波平のチビチリガマが少年らに荒らされた事件を受け、村は20日、歴史や戦跡を風化させないため、平和行政の取り組みを強化していくとする声明を出した。村はチビチリガマ周辺に防犯カメラを設置するほか、村主催の平和創造展の拡大などを検討していく。」
②「石嶺傳實読谷村長、松田平次村教育長と遺族会の與那覇徳雄会長が同日、村役場で会見を開き、声明を発表した。声明では事件について『戦争犠牲者を冒涜する非人道的行為は、平和を願う村民そして遺族の心を踏みにじるものである』と指摘。『少年たちの犯した行為は断固として許すことはできない』とした上で『同じ過ちを二度と繰り返さないよう、歴史の実相を後世へ、チビチリの惨劇を語り継ぎ、平和を強く希求していく』と誓っている。」
③「石嶺村長は『このような事件が起き、とても残念。子どもたちに平和教育が行き届かず、沖縄戦が風化しつつある』と懸念。平和行政をさらに強化していく考えを示した。」
④「同事件は16~19歳の少年4人が、5日正午ごろから12日午前11時ごろまでの間にチビチリガマの看板2枚や額1枚、千羽鶴4束を損壊した疑いで15日に逮捕。少年らはガマへ入った理由を『肝試し』『心霊スポットに行こうと思った』と供述している。」


(7)沖縄タイムス-国際NGO、辺野古抗議行動を巡り懸念を表明 国連人権理事会-017年9月20日 14:00


 沖縄タイムスは、「スイス・ジュネーブで開催中の国連人権理事会で、国際NGO「反差別国際運動(IMADR)」の小松泰介事務局次長は19日、『辺野古新基地建設への平和的抗議行動に対し、規制が一層激しくなっている』と日本政府を批判する声明を発表した。機動隊が座り込んでいない市民まで強制排除したり、道交法違反による逮捕が続出したりするようになった、と懸念を表明。国連の表現の自由に関する特別報告者デービット・ケイ氏が沖縄の抗議を尊重するよう求めた報告書に触れ、『日本政府が実行に向けて市民社会と協議するよう要求する』とした。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-09-20 18:07 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人