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沖縄-辺野 高江-から-2017年9月7日

 嘉手納町議会は、「米軍普天間飛行場所属のオスプレイがオーストラリア沖で墜落した事故への抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。」、と沖縄タイムス。 
その理由は、「普天間飛行場所属のオスプレイが、たびたび嘉手納基地に飛来し、町域上空を飛行していると指摘。町内に陸軍貯油施設と弾薬庫地区を抱えていることを挙げ『常時危険と隣り合わせにあることから今回の墜落事故は町民の恐怖心をかき立てている』とした。」、と。
 この事実を、「県民の声を無視する県民軽視の米軍の姿勢に対して憤りを禁じ得ない」との叫びを、日本中が認識しなければならない。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年9月7日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-オスプレイ最終検査を開始 米軍、7日以降に試験飛行-2017年9月7日 01:19


 琉球新報は、「米軍は6日、民間専用の大分空港(大分県国東市)に8月29日にエンジントラブルで緊急着陸した普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイについて、試験飛行に向けた最終検査を始めた。7日も継続する。大分県関係者が明らかにした。県などによるとオスプレイは、エンジンテストや滑走路走行などの最終検査後、試験飛行が成功すれば速やかに大分空港を離れる見通し。その後、米軍岩国基地(山口県岩国市)に向かうことを検討しているという。6日午後6時すぎ、操縦士が駐機させたままエンジンを始動すると大きな音が響き、機体上部から熱気が吹き出た。」、と報じた。


(2)琉球新報-保良鉱山に弾薬庫 宮古陸自配備 防衛省、最有力候補-2017年9月7日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、ミサイルを保管する弾薬庫の設置場所に市城辺保良(ほら)の「保良鉱山」が有力候補となっていることが6日までに、複数の政府関係者への取材で分かった。防衛省は同保良にあるゴルフ場も候補地の一つにしていたが、市内の陸自配備賛成派の求めによって保良鉱山を最有力地とした。同省は10月下旬の市議会議員選挙への影響を考慮し、市議選後に公表するとみられる。鉱山の経営者と保良部落会長は賛否を明らかにしておらず、地元の対応によっては計画の進捗に影響が出る可能性がある。」
②「防衛省は当初、市平良の「大福牧場」周辺に弾薬庫を含んだ駐屯地を建設する計画だった。だが周辺は地下水保全区域に当たり、下地敏彦市長が地下水源への影響を懸念して反対したため断念した。」
③「複数の政府関係者によると、鉱山は地下水保全区域外に位置し、面積も6千平方メートル以上あり、地権者は経営者の親族ら比較的少人数のため土地の売買交渉に手間取らないと踏んだ。一方、防衛省は市城辺保良のゴルフ場も候補地の一つとして検討していた。だが市内の配備推進団体が『(千代田も含め)ゴルフ場が二つもなくなってしまうと、冬場の観光需要に影響が出る』と反対する意志を同省へ伝えた。」
④「鉱山を運営する宮古総合開発の砂川武雄社長は『何も聞いておらず驚いている。どう対応するか何も考えていない』と述べた。保良部落会の砂川辰夫会長は『何も打診がない。何とも言えないが、まずは説明会を開催してもらわないといけない』と話した。」


(3)沖縄タイムス-海保、宮古島に射撃訓練場 2018年度着工へ-2017年9月7日 15:15


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「【東京】海上保安庁は宮古島市城辺保良(ぼら)で、離島で初めてとなる射撃訓練場を整備することが6日分かった。早ければ2018年度着工、19年度完成を目指す。18年度予算概算要求で関連予算約2億円を計上している。現在約180人の宮古島海上保安部の職員を、18年度末までに約230人に増員する計画で、尖閣諸島周辺警備のための拠点機能を強化する。」
②「射撃訓練場の建設予定地は東平安名崎近くで、船舶の位置情報を確認する海保施設がある国有地。訓練場の面積は約700平方メートル。直線距離で約1・3キロ西側には採石場があり、防衛省が陸上自衛隊の弾薬庫や射撃場の整備候補地として検討している。現在、第11管区海上保安本部は射撃訓練のため沖縄本島にある県警などの施設を使っている。海保によると、人員増に伴い、効率的に訓練機会を確保するため島内での施設整備が必要という。同庁の射撃訓練場は全国に3カ所しかない。施設では射撃以外にも、領海に侵入した中国漁船の乗組員を想定した制圧訓練なども実施する見通し。」
③「海保によると、尖閣周辺での中国漁船や中国公船による領海侵入は14年208件、15年70件、16年104件で推移している。海保は尖閣諸島の領海警備体制の強化のため、18年度概算要求で、17年度当初予算比約106億円増の229億6千万円を計上している。」


(4)沖縄タイムス-豪での米軍オスプレイ墜落 嘉手納町議会が抗議決議-2017年9月7日 11:09


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は7日の9月定例会で、米軍普天間飛行場所属のオスプレイがオーストラリア沖で墜落した事故への抗議決議案と意見書案を全会一致で可決した。事故原因の徹底究明と速やかな公表、安全性が確保されるまでの一切の飛行中止、嘉手納基地への飛来と町域上空での飛行訓練の中止を求めている。」
②「決議では、普天間飛行場所属のオスプレイが、たびたび嘉手納基地に飛来し、町域上空を飛行していると指摘。町内に陸軍貯油施設と弾薬庫地区を抱えていることを挙げ『常時危険と隣り合わせにあることから今回の墜落事故は町民の恐怖心をかき立てている』した。」
③「日本政府がオスプレイの飛行自粛を求めたが、米軍が要請を拒否する形で2日後に飛行訓練を再開したことには『県民の声を無視する県民軽視の米軍の姿勢に対して憤りを禁じ得ない』と米軍を批判した。」
④「抗議決議は駐日米国大使や在日米軍司令官などに、意見書は内閣総理大臣と外務、防衛大臣などに郵送する。」


(5)沖縄タイムス-「国には岩礁破砕許可得る義務」 辺野古新基地差し止め訴訟、沖縄県が追加請求方針-2017年9月7日 08:07


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、無許可での岩礁破砕は違法として県が国を相手に工事の差し止めを求めている訴訟で、県が、国には許可を得る義務があることの確認を求める請求の追加を那覇地裁へ申し立てることが6日、分かった。」(政経部・大野亨恭)
②「国は訴状に対し、『岩礁破砕の許可を求める知事の履行請求権は実在しない』と反論している。裁判所が国の主張を認め県に履行請求権が存在しないと判断した場合でも、国の義務を認めさせることで漁業権の存否などの実質審理に持ち込みたい考えだ。訴えの『追加的変更』は、地方自治法に基づく訴えの提起に該当することから県議会の議決が必要で、県は20日開会予定の9月定例会へ議案を提出する。可決されれば、10月にも追加請求を申し立てる方針だ。6日までに県議会与党会派へ議案を説明した。」
③「県は現在『漁業権の設定されている漁場内』での岩礁破砕は知事の許可を受けなければならないとし、水産資源を守る観点から国に義務の履行を求めている。県は、義務の履行を求める前提として、国に義務があることを確認できれば、国側が求める『入り口論』での却下を防ぐことができるとみている。県は、国が岩礁破砕許可不要の根拠とし、見解が割れている埋め立て海域の漁業権存否に関する審理入りを目指す。」


(6)琉球新報-旧盆明け辺野古で抗議行動再開 沿岸部では仮設道路工事続く-2017年9月7日 11:39


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では新基地建設に反対する市民約90人が座り込みやデモ行進で抗議の声を上げた。」
②「午前10時現在、工事車両による資材搬入は確認されていない。一方、辺野古崎西側のシュワブ沿岸部では仮設道路工事が確認されたほか、海上で浮具の点検作業などが確認された。」
③「辺野古崎西側の『K1護岸』建設予定地付近では、砂浜の資材搬入用道路工事で、沖縄防衛局の作業員が測量をしているのが確認された。辺野古崎では複数の重機が動いている様子も見られた。大浦湾北側では潜水調査作業や浮具(フロート)を点検する作業も確認された。『N5護岸』建設予定地付近の仮設道路工事では、大型トラックで砂浜に下ろした土砂を重機でならす作業が行われた。」
④「旧盆明け最初のゲート前抗議行動に参加した仲村勝彦さん(75)=宜野座村=は『一週間分の力をためているので、今日は絶対にごぼう抜きされないという気持ちで頑張ろう』と呼び掛けた。旧盆中も沖縄防衛局が作業を継続していたことに沖縄市から抗議に参加した60代女性は『基地は造ってほしくない。わずかな期間でも、工事を止めてくれないのは悔しい思いだ』と話した。」


(7)琉球新報-米オスプレイ、大分から離陸延期 整備終わらず-2017年9月7日 19:21


 琉球新報は、「在日米軍は7日、大分空港に緊急着陸した新型輸送機オスプレイが同日午後3時ごろに試験飛行を兼ねて米軍岩国基地(山口県岩国市)に向けて離陸する予定だと日本政府側に伝えたが、その後、延期を決めた。必要な整備作業が終わらなかったという。日本政府関係者が明らかにした。」、と報じた。
 また、「オスプレイの緊急着陸から9日。米軍は予定変更を繰り返し、大分県の担当者は対応に追われた。両翼のエンジンの全部または一部を交換しており、深刻なトラブルだった可能性もある。県関係者によると、8日も朝から作業を再開する予定。」、と報じた。



by asyagi-df-2014 | 2017-09-07 20:50 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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