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沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月11日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 どうしてこんなに続くのか。
 「10日午後8時52分ごろ、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が鹿児島県の奄美空港に緊急着陸した。」、と琉球新報は伝える。
 やはり、「点検・整備に最大限努めていても、緊急着陸が相次ぐならば、担当者の技量に問題があるか、もしくは機体に欠陥があるかのいずれかだ。」(2017年6月9日)、との琉球新報の指摘が重く響く。


 2017年6月11日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-ヤシガニ11年ぶり再会 3匹、追跡調査で確認-2017年6月11日 05:00


 琉球新報は、「本部町の海洋博公園に生息する、ヤシガニの生息実態調査をしている沖縄美ら島財団の研究グループが、11年前に確認した個体3匹を5月に再び確認したことが9日分かった。甲殻類を11年間追跡できた例は世界的にも珍しく、寿命の長いヤシガニの生態解明に役立つことが期待される。」、と報じた。
 また、「甲殻類は脱皮するため追跡調査が難しいが、ヤシガニの甲殻模様は脱皮しても変化しない。そのため甲殻の模様から識別し、今回3匹を確認した。海洋博公園では個体情報を継続して集めている。ヤシガニは世界的にも減少傾向にあり、海洋博公園はまとまって繁殖が確認される北限とされる。」、と報じた。
 さらに、「沖縄美ら島財団総合研究センター動物研究室係長の岡慎一郎博士は『ヤシガニの寿命は約50年あり、長期間の追跡は詳細な生態を知るために有益な情報だ』と話した。」、と伝えた。


(2)琉球新報-オスプレイ、奄美空港に緊急着陸 普天間所属、事前連絡せず-2017年6月10日 23:15


 琉球新報は、「10日午後8時52分ごろ、米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイ1機が鹿児島県の奄美空港に緊急着陸した。11日午前0時現在、機体は同空港駐機場に止まっている。地元消防によると、救急車や消防車の出動はなく、火災やけが人はいないという。」、と報じた。
 また、「沖縄防衛局によると、このオスプレイは米軍普天間飛行場所属で、奄美諸島沖を飛行中、異常を示す警告灯が点滅したという。着陸について、奄美空港管理事務所に事前連絡はなかったという。機体に損傷はなく、米軍は事故を避けるための『予防着陸』と説明している。」、と報じた。
 さらに、「同空港は通常、午後7時半までに航空機の発着が終了する。鹿児島県土木部港湾空港課によると、11日の同空港の運航に影響はない。」、と伝えた。


(3)沖縄タイムス-あきらめない…国会囲む「人間の鎖」 東京と辺野古で基地建設NO叫ぶ-2017年6月11日 12:17


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設と『共謀罪』法案に反対する『国会大包囲』が10日、国会周辺で開かれ1万8千人(主催者発表)が抗議の意志を示した。『共謀罪』が成立すれば、権力による国民監視や、新基地建設に反対する市民運動を萎縮させるとの懸念が相次いだ。最も多い人数が集まった前回(2016年2月)より1万人少なかった。」
②「『基地の県内移設に反対する県民会議』『止めよう!辺野古埋め立て国会包囲実行委員会』『戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会』の3団体が共催で、国会包囲は5度目。」
③「沖縄から駆け付けた稲嶺進名護市長は、市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に対する抗議行動が続いていることを念頭に、『【共謀罪】が成立すると、全国民が監視される社会になり、われわれは反対の意志さえ示せない、真っ暗な社会になっていく』と懸念を表明。その上で、『諦めないことこそが群衆の力であり、国民の力だ』と連帯を訴えた。」
④「登壇者は政府が辺野古の護岸工事に着手したことや、反対運動をしていた沖縄平和運動センターの山城博治議長が逮捕、長期拘留されたことに触れ、政府の強行姿勢や不当対応を批判した。」
⑤「同日、国会大包囲に連帯し、沖縄県名護市のキャンプ・シュワブゲート前でも県議会与党や県憲法普及協議会など市民団体が集会を開き、1800人(主催者発表)が参加した。」

 実行委員長で県憲法普及協議会の高良鉄美会長(琉大法科大学院教授)は「市民運動を巡り、沖縄では(『共謀罪』が)先取りされている状況だ。基本的人権、平和主義を守るためにも声を上げ続けないといけない」と廃案を訴えた。


(4)沖縄タイムス-辺野古新基地 K9護岸予定地近くに消波ブロック-2017年6月11日 07:14


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸で進む新基地建設工事現場では10日、工事が始まったK9護岸予定地近くの砂浜に、約40基の消波ブロックを置く作業が行われた。沖縄防衛局の資料によると、消波ブロックは、護岸建設のため海に投下された石材が波で流されないように石材の周りに設置するためのものだという。」、と報じた。
 また、「消波ブロックは同日夕までトラックで砂浜に運び込まれ、作業員らが荷台からクレーンでつり上げ砂浜に並べて置いていた。高さは作業員の身長の2倍ほどあった。沖縄防衛局は、K9護岸の石材を固定するためだけでも207基の消波ブロックを設置する計画を立てている。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-台湾夫婦への寄付、残金1100万円を沖縄県に贈る 「訪日客の医療費支援に」-2017年6月10日 10:03


 沖縄タイムスは、「琉球華僑総会(張本光輝会長)は9日、沖縄県に砂川靖保健医療部長を訪ね、旅行中に沖縄で早産した台湾人観光客への寄付金の残額約1100万円を寄贈した。砂川部長は、残金を有効活用するため『外国人観光客医療費問題対策協議会』を立ち上げる方針を説明。外国人観光客がやむを得ない事情で県内の医療機関を受診し、保険対象外の医療費が発生した場合などの費用に充てるとしている。」、と報じた。
 また、「沖縄県は今後、文化観光部や保健医療部などで構成する協議会の設置に着手し、規定や支援基準の策定を進める。」、と報じた。
 さらに、「3月末に沖縄で7カ月の早産で出産した台湾人観光客への医療費寄付金は、約2カ月で2千万円以上集まった。同総会や関係者らは残金を外国人観光客の医療費支援対策に活用するよう、県に要請していた。張本会長は『匿名で寄付してくれた方々にもお礼を伝えたい』と改めて感謝した。」、と伝えた。


(6)沖縄タイムス-呼気から基準値5倍のアルコール 車運転の米兵逮捕 「飲酒量合わない」と一部否認-2017年6月11日 14:22


 沖縄タイムスは、「沖縄県警宜野湾署は11日、酒気帯び状態で車を運転したとして、嘉手納基地所属の米空軍兵長(25)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。呼気から基準値の約5倍のアルコールが検知された。調べに対し、酒を飲んだ事実は認めているが、『飲酒量が合わない』と容疑を一部否認しているという。」、と報じた。
 また、「逮捕容疑は同日午前5時10分ごろ、宜野湾市伊佐の道路で、酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。パトロール中の警察官が速度超過していた容疑者に職務質問したところ、飲酒運転が発覚した。」、と報じた。


(7)琉球新報-米軍、オスプレイ修理で要員派遣 緊急着陸トラブル-2017年6月11日 12:36


 琉球新報は、「米軍の新型輸送機オスプレイ1機が10日夜に鹿児島県奄美大島の奄美空港に緊急着陸したトラブルで、在沖縄米軍は11日、修理のため、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から要員を派遣した。空港では午前中から米軍関係者らが機体のプロペラ周辺を点検した。奄美空港はこの日、通常通り午前8時から運用を開始した。オスプレイは10日午後8時50分ごろに緊急着陸した。機体の損傷はなく、乗員にけがもなかった。防衛省沖縄防衛局によると、普天間飛行場の所属機で、通常訓練のため奄美諸島周辺を飛行していた。米軍は事故を避けるための『予防着陸』と説明しているという。」、と報じた。


(8)琉球新報-平和の大切さ伝える 糸満で読み聞かせ-2017年6月11日 14:02


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「糸満市真栄里の市立中央図書館で11日、第10回平和祈念読み聞かせ会が開かれた。市内の小中高生を含む6人が、琴の演奏などと共に平和の尊さや命の大切さを訴えた。親子連れなど約80人が来場した。」
②「舞台に立ったのは高嶺小6年の沖田葵さん、三和中3年の寺下七海さん、糸満高2年の河野水穂さん、寺澤好美さん、上原寿美さん、沖縄可否の会の中村初子さん。」
③「市摩文仁出身の南風原春子さんの体験を描いた「火種を消すな」を朗読した河野さんは『小学生が多いので、テンポに気を付けて本人になりきってセリフを読んだ。沖縄戦の体験者は高齢化しており、私たちが後世に伝えていかないといけない』と語った。」
④「来場した平良優依さん=潮平小4年=は『戦争がこれから起きないでほしい』と話した。上里美空さん=同4年=は『日本もアメリカも、戦争をやるのはどちらも悪い。平和って大事だなと感じた』と話した。」





by asyagi-df-2014 | 2017-06-11 17:57 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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