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言論と表現の自由に関する特別報告者デービッド・ケイ氏による対日調査報告書が公開された。

 国連人権高等弁務官事務所は2017年5月30日、言論と表現の自由に関する特別報告者デービッド・ケイ氏による対日調査報告書を公開した。
 この報告書は、「政府が過度な権力を行使している」との指摘及び日本政府への懸念を表明している。
 琉球新報派、2017年5月31日、この報告書の指摘内容について次のように報じた。


(1)沖縄平和運動センターの山城博治議長が抗議行動を巡って逮捕され、長期勾留されたことに対して
①「抗議行動に不釣り合いな制限が加えられている」
②「裁判なしに5カ月間拘束したのは不適切で、表現の自由に対する萎縮効果を懸念する」
(3)記者の取材警を察が妨害したことに対して
①「過度の制限を回避するため(規制の適用に至る)経緯を慎重に見直さなければならない」
(4)沖縄の状況について
①「表現と抗議に対し、継続的に規制が加えられている」
②「全国の人々が反対意見や沖縄に関する情報に接する機会を確保することについて、懸念を表明する」
(5)自民党の改憲草案に対して
①「日本の人権保護を弱体化する恐れがある」
②女性差別を含めた広範な差別禁止法の制定も求めた。


 世界の目から見える日本の様子は、政府が過度な権力を行使しているために、日本の人権保護が侵されているということなのである。
 特に、沖縄は、「表現と抗議に対し、継続的に規制が加えられている」ために、危うい状況に追い込まれている。 
 はっきりしていることは、安部晋三政権の強権政治手法の行き着く先は、「日本の人権保護を弱体化する恐れ」にあるということであり、これをを阻止するためには日本人がこのことに覚醒するこことができるのかということにある。




by asyagi-df-2014 | 2017-06-02 05:47 | 自由権 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人