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沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月14日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 沖縄タイムスは、次のように伝えている。
 一つには、「防衛局は3月24日に環境保全措置の実施について『移植はこれまでのところ実施していない』と回答した。」、ということ。
 二つ目には、「沖縄県の農林水産部と土木建築部が13日午後、三つの文書を防衛局へ郵送した。サンゴを移植する際には県の『特別採捕許可』」が必要だと行政指導した。17日の週に護岸工事に着手する防衛局の方針を受けた措置で、県は護岸工事予定地のサンゴの移植計画や工事着手時期も照会した。また、キャンプ・シュワブの海岸で護岸用の資材を運ぶためとみられる仮設道路建設の建設作業の内容も示すよう求めた。」、と。
 問われているのは、国の姿勢だ。



 2017年4月14日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「今こそ立ち上がれ」 市民60人座り込み 辺野古ゲート前-2017年4月14日 11:25


 琉球新報は、標題について次のように報じた。
サンゴを移植する際には県の『特別採捕許可』


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、14日午前、建設に反対する市民約60人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込んだ。互いに腕を組み、『沖縄、今こそ立ち上がれ』と歌い上げた。」
②「県内外から集まった市民が次々とマイクを握り、『子どもの未来のために闘おう』『平和を守るため、基地は造らせない』と抗議した。」
①「午前9時ごろ、県警の機動隊員がごぼう抜きで市民を排除した。若い機動隊員に『基地ができてもいいの?』と語りかける市民の姿もあった。ダンプカーやコンクリートミキサー車など、資材搬入車両約30台が基地内に入った。大浦湾では、抗議船3隻、カヌー11艇が海上抗議行動し、カヌーチームの1人が海上保安庁に拘束された。シュワブ沿岸部で大型クレーンがフロートをつり上げている様子も確認された。海上に設置するとみられる。」


(2)琉球新報-辺野古 鉄板敷設の説明要求 沖縄県、国へ文書送付-2017年4月14日 10:26


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設で沖縄県は13日、沖縄防衛局に対し大浦湾の海岸で進める鉄板敷設作業の目的と、作業現場の陸域生物への保全対策について説明を求める文書を送付した。さらに防衛局が埋め立て工事前に実施予定のサンゴ移植の有無についても照会した。加えてサンゴ移植には県知事の特別採捕許可が必要とする通知書も送った。」
②「照会文書は宮城理土木建築部長名で、防衛局の茂籠勇人調達部長宛て。回答は、鉄板敷設の目的照会は18日、サンゴ移植の有無は17日までに求めている。併せて護岸工事の着手予定時期も問い合わせた。」
③「防衛局は県に提出した公有水面埋立承認願書で、埋め立て工事実施前に可能な限りサンゴを移植すると明記していた。前回の県の照会に対し防衛局は3月24日時点で移植していないと回答していた。今回の照会で県は再度、サンゴ移植の現状を確認している。」
④「鉄板敷設作業についても防衛局は事前承認を受けておらず、県は鉄板敷設が『新たな道路工事の計画』に当たるのか報告を求めた。永山正海岸防災課長は『「(鉄板設置の)周辺はウミガメの産卵地でもあることから生物保全対策についても説明を求めている』と述べた。」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地:沖縄県、防衛局を行政指導 サンゴ採捕の許可求める-2017年4月14日 12:03


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄県は13日、沖縄防衛局へ辺野古沿岸部での埋め立てに伴い、サンゴを移植する際には県の『特別採捕許可』」が必要だと行政指導した。17日の週に護岸工事に着手する防衛局の方針を受けた措置で、県は護岸工事予定地のサンゴの移植計画や工事着手時期も照会した。また、キャンプ・シュワブの海岸で護岸用の資材を運ぶためとみられる仮設道路建設の建設作業の内容も示すよう求めた。県農林水産部と土木建築部が13日午後、三つの文書を防衛局へ郵送した。」
②「サンゴの採捕は県漁業調整規則で禁止されている。だが、大学や公的機関などが実施する試験研究や教育実習を目的とした採捕は、翁長雄志知事の『特別採捕許可』を得る必要がある。県は許可を受けずにサンゴを採捕した場合、規則に反することから『罰則の適用がある』と示している。」
③「那覇空港の第2滑走路増設工事の際は、国から特別採捕許可の申請があり、県は認めた。13日までに防衛局からの許可申請は『まだない』(担当者)という。」
④「防衛局は埋め立て承認願書で、環境保全措置について『事業実施前に、可能な限り工事施工区域外に移植・移築して影響の低減を図る』としている。県によると、防衛局は3月24日に環境保全措置の実施について『移植はこれまでのところ実施していない』と回答した。
⑤キャンプ・シュワブの海岸での鉄板敷設作業については、2016年1月に県が防衛局へ照会している。当時は防衛局から『新たな道路建設ではない』とする回答があったが、16年3月に『和解』が成立したことで工事が中断し、作業の確認は立ち消えになっていた。新たな道路建設と分かった場合、県は作業内容の変更申請を求める構えだ。」


(4)沖縄タイムス-辺野古埋め立て承認の撤回「ハードル高い」 沖縄県の法律顧問続投の竹下勇夫氏-2017年4月14日 11:59


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「行政上の諸問題や名護市辺野古の新基地建設への対応について助言役を担う。県庁で委嘱状を交付された竹下氏は、辺野古の埋め立て承認処分の撤回について、『新たなステージに入る。非常に厳しい要件が積み重なっているため、一般論としては取り消しよりハードルが高い』との認識を示した。記者団に答えた。」
②「竹下氏はその上で『埋め立て承認したことの正しさではなく、現時点で埋め立てが許されるのかどうかを争うため、論点が変わってくる。弁護団の増強も必要になるし、新たな考え方をする人も当然加わった方がいい』と指摘した。」
③「辺野古での岩礁破砕や護岸工事への対応については『知事には考えを示すが、知事の判断になるのでコメントできない』と述べた。竹下氏の任期は1年。2015年度以来3期連続で法律顧問を務める。」





by asyagi-df-2014 | 2017-04-14 17:50 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人