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ちょっといい話。東京MX「ニュース女子」があっただけに。

 こんな記事を読むと、前を見つめて行きたくなります。
 沖縄タイムスは、2014年1月30日の[大弦小弦]で、阿部岳記者の「問題を見逃せばあすも仲良く付き合える。書けば嫌われる…」を掲載しました。
 この[大弦小弦]を全文引用します。


 問題を見逃せばあすも仲良く付き合える。書けば嫌われる。記者も人間、よく悩む。徳島新聞の土井良典さん(34)の答えはシンプルだ。「記者は嫌われてなんぼです」
▼ITのまちづくりで脚光を浴びる神山町の担当。町長と議員が公費で上京する日程に浅草観光があると報じた。怒った町長は役場、学校にまで取材拒否を指示した。土井さんはそれも報じ、撤回に追い込んだ
▼役場によく通う記者は地元紙の土井さんの他にいない。だからこそ「うちが最後のとりで。見逃せばそのままだ」と踏ん張った。一連の報道は新聞労連の疋田桂一郎賞を受賞した
▼日米両政府を批判するのは派手に映るかもしれない。実は、日ごろ顔を合わせる身近な権力を批判する方が難しく、真価を問われる。最近の沖縄では、副知事「口利き」の報道がある
▼土井さんは、あれだけ批判した町長に「記者魂を発揮したな」と声を掛けられたという。誠実な取材姿勢は伝わっていた。最高の褒め言葉だったはずだ
▼本紙の高江報道も、土井さんと同時に新聞労連の賞を受けた。それを知った建設会社の知人から電話があった。「人を食い物にして賞をもらって、上等だねぇ」。確かに強く批判した。口ごもっていると、「おめでとさん」と祝福され電話は切れた。どきどきするが、これだから記者はやめられない。(阿部岳)


 こちらこそ、これだから前に行ける。



by asyagi-df-2014 | 2017-01-30 10:49 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人