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沖縄-辺野古・高江から-2016年9月19日

 2016年9月19日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


 米軍幹部は、すでに、「遅くとも3月には新基地建設工事を着実に再開するメドが立った」、としている。
 これこそ、日本の米国従属の実例である。


(1)沖縄タイムス-「辺野古、3月に工事再開」米軍幹部が有力議員に報告-2016年9月19日 05:00


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の新基地を巡る違法確認訴訟で国が勝訴したのを受け、米軍幹部は16日(日本時間17日)、米上院軍事委員会の有力議員に対し、3月に辺野古の新基地建設工事を再開する見通しが立ったなどと報告していたことが分かった。同委員会の有力議員が17日、沖縄タイムスの取材に対して明らかにした。」、と報じた。
 また、「同議員によると、報告は文書形式で、違法確認訴訟判決について「日本政府側の請求が全面的に認められた」などと要旨を説明するとともに、『沖縄県が上告した場合でも、日本政府側との法廷闘争は年内には終了する可能性が高い』と述べ、『遅くとも3月には新基地建設工事を着実に再開するメドが立った』などと今後の見通しが記されていたという。」、「ネラー米海兵隊総司令官は、今年3月4日の県と日本政府との和解後に同委員会が開いた公聴会で、来年3月までには工事再開の具体的日程が判明するなどと証言していた。」、と伝えた。


(2)琉球新報-「本土は当事者意識を」 福岡でシンポ 知念さん県外移設訴え-2016年9月18日 11:00


  福岡市で開催された沖縄の米軍基地の県外移設をテーマにしたシンポジウムの様子について、琉球新報は、次のように伝えた。


①「沖縄の米軍基地の県外移設をテーマにしたシンポジウム『私たちの出会い直し 沖縄の米軍基地を引き取るということ』が17日夜、福岡市中央区の『ふくふくプラザ』で開かれ、約200人が参加した。パネリストは沖縄からライターの知念ウシさん、東大大学院教授の高橋哲哉さん、西日本新聞論説委員の永田健さんの3人。会場からの質問をボードに張り出しパネリストが答える形での質疑もあり、3時間にわたって熱心に議論した。」
②「知念さんは『本土の皆さんが(基地を沖縄に)押し付けている当事者だと意識して、(基地を)引き取って初めて対等な人間同士になれる』と訴えた。高橋さんは『日本の世論の8割が日米安保体制を支持している』と指摘した上で、米軍専用施設の約74%が沖縄にある現状を『非常に不合理だ』と強調した。永田さんも当事者意識を持つことの重要性を指摘した。」
③「主催した市民団体『本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会』代表の里村和歌子さん(41)は、辺野古埋め立て承認取り消しを巡る違法確認訴訟で16日に沖縄県が敗訴したことに触れ、『沖縄の民意を一切顧みない冷たい判決』と批判した。」
④「シンポを終えて、知念さんは『これまでこういう場に呼ばれると大変緊張したが、きょうはとても温かい雰囲気だった。沖縄から聞きに来た人もいた』」と満足げに話した。里村代表は『見込みより多く来てくれた。会を立ち上げる前の去年7月から今度で6回目。当初は反発が強くぎすぎすしていたが、この1年で雰囲気が変わった』」と強調。『質問も50件ぐらいあった。終わってから参加者から【いいシンポだった】【新しい発見があった】と言われた』と手応えを語った。」


 以下、沖縄タイムス、琉球新報の引用。








(1)沖縄タイムス-「辺野古、3月に工事再開」米軍幹部が有力議員に報告-2016年9月19日 05:00


 【平安名純代・米国特約記者】名護市辺野古の新基地を巡る違法確認訴訟で国が勝訴したのを受け、米軍幹部は16日(日本時間17日)、米上院軍事委員会の有力議員に対し、3月に辺野古の新基地建設工事を再開する見通しが立ったなどと報告していたことが分かった。同委員会の有力議員が17日、沖縄タイムスの取材に対して明らかにした。

 同議員によると、報告は文書形式で、違法確認訴訟判決について「日本政府側の請求が全面的に認められた」などと要旨を説明するとともに、「沖縄県が上告した場合でも、日本政府側との法廷闘争は年内には終了する可能性が高い」と述べ、「遅くとも3月には新基地建設工事を着実に再開するメドが立った」などと今後の見通しが記されていたという。

 ネラー米海兵隊総司令官は、今年3月4日の県と日本政府との和解後に同委員会が開いた公聴会で、来年3月までには工事再開の具体的日程が判明するなどと証言していた。



(2)琉球新報-「本土は当事者意識を」 福岡でシンポ 知念さん県外移設訴え-2016年9月18日 11:00



 沖縄の米軍基地の県外移設をテーマにしたシンポジウム「私たちの出会い直し 沖縄の米軍基地を引き取るということ」が17日夜、福岡市中央区の「ふくふくプラザ」で開かれ、約200人が参加した。パネリストは沖縄からライターの知念ウシさん、東大大学院教授の高橋哲哉さん、西日本新聞論説委員の永田健さんの3人。会場からの質問をボードに張り出しパネリストが答える形での質疑もあり、3時間にわたって熱心に議論した。

 知念さんは「本土の皆さんが(基地を沖縄に)押し付けている当事者だと意識して、(基地を)引き取って初めて対等な人間同士になれる」と訴えた。高橋さんは「日本の世論の8割が日米安保体制を支持している」と指摘した上で、米軍専用施設の約74%が沖縄にある現状を「非常に不合理だ」と強調した。永田さんも当事者意識を持つことの重要性を指摘した。

 主催した市民団体「本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会」代表の里村和歌子さん(41)は、辺野古埋め立て承認取り消しを巡る違法確認訴訟で16日に沖縄県が敗訴したことに触れ、「沖縄の民意を一切顧みない冷たい判決」と批判した。

 シンポを終えて、知念さんは「これまでこういう場に呼ばれると大変緊張したが、きょうはとても温かい雰囲気だった。沖縄から聞きに来た人もいた」と満足げに話した。里村代表は「見込みより多く来てくれた。会を立ち上げる前の去年7月から今度で6回目。当初は反発が強くぎすぎすしていたが、この1年で雰囲気が変わった」と強調。「質問も50件ぐらいあった。終わってから参加者から『いいシンポだった』『新しい発見があった』と言われた」と手応えを語った。


by asyagi-df-2014 | 2016-09-19 17:12 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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