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原発問題-九州電力は、「緊急時対策所」を巡り、「免震棟」から「耐震」施設へ方針転換した。

 標題について、佐賀新聞は、給電の対応について、「玄海『震棟』撤回 県内関係者、九電に不信感」、と指摘した。
 佐賀新聞は2016年5月18日、「玄海原発の重大事故時に現場の対応拠点となる施設『』緊急時対策所』を巡り、九州電力は計画していた『免震棟』から『耐震』施設へ方針転換した。川内原発(鹿児島県)に続く計画変更。佐賀県内の関係者からは『技術的な話で判断できない』としつつも、丁寧な説明を求める声が上がった。」、と報じた。
 このことについて、「反原発の市民団体『玄海原発プルサーマルと全基を止める裁判の会』の石丸初美代表は『東日本大震災、そして熊本地震で一体何を学んだのかと問いたい』と憤りを隠さない。『想定外の災害はどこででも起こりうる。これで安全というものがないということが分かっていない』と断じた上で、『県や関係自治体への説明で済む話ではない。県内全世帯を1軒ずつ訪ねて説明してと言いたい』と話し、近く九電に抗議する考えを示した。」、との声を伝えた。
 また、関係する地方自治体の声を、次のように伝えた。


①「県としては免震、耐震ということではなく、必要な安全性が確保されたものが建設されるということが重要」。九電側の説明を受けた後、記者団から計画変更の評価を問われた佐賀県の副島良彦副知事はこう答え、規制委の審査を注視する考えを強調した。
 川内、玄海と相次ぐ計画変更で九電への信頼感が揺らいでいることを暗ににじませながら「この説明があったからといって、企業として信頼性が急速に高まったということではない」とくぎを刺し、九電にこれまで以上の説明責任の全うを求めた。
②立地自治体の東松浦郡玄海町には、玄海原発の今村博信所長が訪問。公務で上京中の岸本英雄町長に代わって対応した鬼木茂信副町長は、九電の説明に理解を示しながらも、「計画変更は住民に不安と不信感を与える」と苦言も。岸本町長は取材に「われわれとしてはより安全な方にしてほしいという思いだけ」と述べ、「個人的には耐震の方が安全と感じるので異論はない」と理解を示した。
③隣接する唐津市、伊万里市は「技術的な専門性を持った問題であり、国の審査の推移を見守りたい」とコメント。唐津市の岡本憲幸副市長は「市民の安全安心が高まる施設であってほしい」と注文する。


 以下、佐賀新聞の引用。








佐賀新聞-玄海「免震棟」撤回 県内関係者、九電に不信感-2016年05月18日 10時12分

 玄海原発の重大事故時に現場の対応拠点となる施設「緊急時対策所」を巡り、九州電力は計画していた「免震棟」から「耐震」施設へ方針転換した。川内原発(鹿児島県)に続く計画変更。佐賀県内の関係者からは「技術的な話で判断できない」としつつも、丁寧な説明を求める声が上がった。

 「県としては免震、耐震ということではなく、必要な安全性が確保されたものが建設されるということが重要」。九電側の説明を受けた後、記者団から計画変更の評価を問われた佐賀県の副島良彦副知事はこう答え、規制委の審査を注視する考えを強調した。

 川内、玄海と相次ぐ計画変更で九電への信頼感が揺らいでいることを暗ににじませながら「この説明があったからといって、企業として信頼性が急速に高まったということではない」とくぎを刺し、九電にこれまで以上の説明責任の全うを求めた。

 立地自治体の東松浦郡玄海町には、玄海原発の今村博信所長が訪問。公務で上京中の岸本英雄町長に代わって対応した鬼木茂信副町長は、九電の説明に理解を示しながらも、「計画変更は住民に不安と不信感を与える」と苦言も。岸本町長は取材に「われわれとしてはより安全な方にしてほしいという思いだけ」と述べ、「個人的には耐震の方が安全と感じるので異論はない」と理解を示した。

 隣接する唐津市、伊万里市は「技術的な専門性を持った問題であり、国の審査の推移を見守りたい」とコメント。唐津市の岡本憲幸副市長は「市民の安全安心が高まる施設であってほしい」と注文する。

 一方、反原発の市民団体「玄海原発プルサーマルと全基を止める裁判の会」の石丸初美代表は「東日本大震災、そして熊本地震で一体何を学んだのかと問いたい」と憤りを隠さない。「想定外の災害はどこででも起こりうる。これで安全というものがないということが分かっていない」と断じた上で、「県や関係自治体への説明で済む話ではない。県内全世帯を1軒ずつ訪ねて説明してと言いたい」と話し、近く九電に抗議する考えを示した。


by asyagi-df-2014 | 2016-05-19 16:55 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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