沖縄- 中谷元・防衛相が、米軍普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)について、「現在においてはしっかりとした定義はない」と後退発言。
2016年 05月 12日
琉球新報は2016年5月12日、 「中谷元・防衛相は11日の衆院決算行政監視委員会で、政府と県が約束している2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)について『現在においてはしっかりとした定義はない』と述べた。中谷氏は過去に『飛行機が飛ばないこと』と説明していた定義を翻し『幻想を与えるようなことは言うべきでない。撤回する』と変節しており、今回の発言はさらにトーンダウンした形となった。」、と報じた。
これは、下地幹郎氏(おおさか維新)の質問「運用停止の定義について普天間所属機の離発着回数がゼロになるのかなどを問うた。」に答えたもの。
以下、琉球新報の引用。
琉球新報-5年以内の運用停止「定義ない」 普天間問題で防衛相、発言後退-2016年5月12日 05:03
【東京】中谷元・防衛相は11日の衆院決算行政監視委員会で、政府と県が約束している2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止(5年以内運用停止)について「現在においてはしっかりとした定義はない」と述べた。中谷氏は過去に「飛行機が飛ばないこと」と説明していた定義を翻し「幻想を与えるようなことは言うべきでない。撤回する」と変節しており、今回の発言はさらにトーンダウンした形となった。下地幹郎氏(おおさか維新)の質問に答えた。
下地氏は運用停止の定義について普天間所属機の離発着回数がゼロになるのかなどを問うた。中谷氏は、岩国基地(山口県)へのKC130空中給油機の移転などを説明しながら「できる限りの努力をしている」と政府の負担軽減策を強調した。
その上で運用停止について「現在においてはしっかりとした定義はない」と述べた。
下地氏は中谷氏が定義を示さなかったため「定義がないのはおかしい」と疑問視した。