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沖縄から-米国防総省は米連邦議会に、「大浦湾に生息するジュゴンの存在が訓練を中断するなどの影響を与えている」と報告。

 米国防総省のジュゴンに対する見解について、沖縄タイムスは2015年11月23日、「米国防総省が今年3月に米連邦議会に提出した報告書で、大浦湾に生息するジュゴンの存在が訓練を中断するなどの影響を与えている、と記述していることが21日までに分かった。」、と報じた。
 この内容については、「同報告書は、『ジュゴンが現れると、海兵隊は接近を回避するために戦術を変更する』と述べ、『彼らの存在は水陸両用の訓練の中断が可能だ』と指摘。『ジュゴンの保護措置は(米軍が)回避区域を作り、特定の訓練を禁止し、訓練範囲へのアクセスと訓練を減らしている』とジュゴンの存在が米軍の訓練に与えている影響を説明したうえで、『海軍と海兵隊は、ジュゴンの生息区域での訓練を回避しようとしている』と記述している。」、と伝えた。

 このことについては、防衛省沖縄防衛局の見解について、「環境影響評価(アセスメント)の中で、ジュゴンの辺野古・大浦湾における利用度は少ないため、代替施設を建設してもジュゴンへの影響はないなどとの見解を示していたが、同報告書は現状をめぐる認識に日米間で大きな差があることを示している。」、と指摘する。

 この差は、米国防省の報告書がみずからの「業務」に向けた冷静な分析であることに対し、防衛省沖縄防衛局の見解は、分析の前に「米軍再編」という答えがあったために、そのための理由付けを単に作成しただけ、ということから生じたものである。


 辺野古新基地建設は、一方では「ジュゴンの存在が米軍の訓練に与えている」という明白な事実からも、やめるべきである。

 以下、沖縄タイムスの引用。






沖縄タイムス-ジュゴンは米軍訓練に影響 国防総省報告書 日米異なる認識2015年11月23日 06:44


 【平安名純代・米国特約記者】米国防総省が今年3月に米連邦議会に提出した報告書で、大浦湾に生息するジュゴンの存在が訓練を中断するなどの影響を与えている、と記述していることが21日までに分かった。防衛省沖縄防衛局は環境影響評価(アセスメント)の中で、ジュゴンの辺野古・大浦湾における利用度は少ないため、代替施設を建設してもジュゴンへの影響はないなどとの見解を示していたが、同報告書は現状をめぐる認識に日米間で大きな差があることを示している。

 同報告書は、「ジュゴンが現れると、海兵隊は接近を回避するために戦術を変更する」と述べ、「彼らの存在は水陸両用の訓練の中断が可能だ」と指摘。「ジュゴンの保護措置は(米軍が)回避区域を作り、特定の訓練を禁止し、訓練範囲へのアクセスと訓練を減らしている」とジュゴンの存在が米軍の訓練に与えている影響を説明したうえで、「海軍と海兵隊は、ジュゴンの生息区域での訓練を回避しようとしている」と記述している。


by asyagi-df-2014 | 2015-11-24 08:09 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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