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原発問題-東京電力福島第一原発事故で放射性物質を放出した2号機は、核燃料の7割以上が炉心から溶け落ちている可能性が高い。

 標題について、朝日新聞は2015年9が27日、「東京電力福島第一原発事故で放射性物質を放出した2号機について、核燃料の7割以上が炉心から溶け落ちている可能性が高いとする解析結果を、名古屋大などのチームが26日、大阪市であった日本物理学会で発表した。」、と報じた。
 また、「名大は昨年から東芝と共同で調査を開始。事故を免れた5号機との比較で、2号機の炉心に核燃料がほぼ存在しないとの結果を得た。東電は2号機の核燃料について、コンピューター解析などから一部は炉心に残っていると推定している。」、と伝えた。

 この燃料デブリの問題については、「各号機における原子炉の燃料デブリの取り出しは、『まず使用済み燃料プ-ルに集中する。原子炉の燃料デブリ取り出しはいったん計画から取り出す』(東電)ということで、時期の目途すら立っていない。」(おそどりマコ)のが実態である。
 高レベル放射性廃棄物の処理というとてつもなく危険な問題が残されたままなのである。

 以下、朝日新聞の引用。








朝日新聞-7割以上、溶け落ちたか 福島第一の2号機核燃料 名大など解析-2015年9月27日05時00分

 東京電力福島第一原発事故で放射性物質を放出した2号機について、核燃料の7割以上が炉心から溶け落ちている可能性が高いとする解析結果を、名古屋大などのチームが26日、大阪市であった日本物理学会で発表した。

 大気中を飛び交うミュー粒子という素粒子を使ってX線のように原子炉を透視する手法で調べた。

 原子炉を透視する調査の結果は東電などが1号機で3月に発表した例がある。名大は昨年から東芝と共同で調査を開始。事故を免れた5号機との比較で、2号機の炉心に核燃料がほぼ存在しないとの結果を得た。

 東電は2号機の核燃料について、コンピューター解析などから一部は炉心に残っていると推定している。(熊井洋美)


by asyagi-df-2014 | 2015-09-27 10:27 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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