「今の志を失わずに持続していくことを心から願う」集会に、2万5千人が集まった。
2015年 09月 25日
脱原発と安保関連法の反対を訴える集会について、朝日新聞は2015年9月23日、「脱原発と安全保障関連法反対を訴える集会が23日、東京都渋谷区の代々木公園であった。「『さようなら原発』1千万署名 市民の会」が安保法に反対する市民団体に連携を呼びかけて主催し、主催者発表で約2万5千人が集まった。」、と報じた。
また、「集会の呼びかけ人の一人で、作家の大江健三郎さん(80)は『「70年間、平和と民主主義の憲法の中で生きてきたが、いま日本は最も危険な転換期。抵抗して生きていこう』と訴えた。若者たちが反対の声を上げていることにも触れ、『若い人たちが今の志を失わずに持続していくことを心から願う』と激励した。」と、大江健三郎さんの声を伝えた。
あわせて、「若い人たち」の声として、奥田愛基さん(23)の「『法案が通ったことは負けかもしれないし、重く受け止めないといけない』、『(反対は)保守とか革新とかを超えている。今こそ【戦争反対】【憲法守れ】と言わないといけない』と声を張り上げた。」、と紹介した。
大江健三郎の「『若い人たちが今の志を失わずに持続していくことを心から願う』との激励」は、一方では、このことを許してしまった側である自分たちへの叱咤であることを自覚していきたい。
以下、朝日新聞の引用。
朝日新聞-脱原発・安保法反対、都内で集会 大江氏「志の持続を」-2015年9月23日
脱原発と安全保障関連法反対を訴える集会が23日、東京都渋谷区の代々木公園であった。「『さようなら原発』1千万署名 市民の会」が安保法に反対する市民団体に連携を呼びかけて主催し、主催者発表で約2万5千人が集まった。
集会の呼びかけ人の一人で、作家の大江健三郎さん(80)は「70年間、平和と民主主義の憲法の中で生きてきたが、いま日本は最も危険な転換期。抵抗して生きていこう」と訴えた。若者たちが反対の声を上げていることにも触れ、「若い人たちが今の志を失わずに持続していくことを心から願う」と激励した。
国会前で安保法案反対を訴えてきた学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー奥田愛基さん(23)も登壇。「法案が通ったことは負けかもしれないし、重く受け止めないといけない」としつつ、「(反対は)保守とか革新とかを超えている。今こそ『戦争反対』『憲法守れ』と言わないといけない」と声を張り上げた。(遠藤雄司)