原発問題-愛媛県が開いた四国電力伊方原発3号機に関する専門部会が伊方原発の耐震化に疑義
2015年 07月 31日
愛媛新聞は2015年7月29日、「愛媛県は28日、独自に求めていた伊方原発3号機(同県伊方町)の耐震化の見通しが立ったと四国電力が表明したことを受け、有識者からなる専門部会を松山市内で開き、四電の担当者から聞き取りをした。部会では、耐震性の評価方法についての説明が不十分だとの疑義が出て、結論は次回以降に持ち越した。」と、報じた。
また、この専門部会の様子を、「伊方3号機は15日、原子力規制委員会の審査に合格。耐震設計で目安となる地震の揺れ(基準地震動)は最大650ガルと決まった。この審査とは別に県は、国が求める以上の揺れ対策を求めており、四電は24日、原子炉容器など195の重要設備について『秋ごろまでにおおむね千ガルの揺れに耐えられるようにしたい』と県に報告した。
四電は、195設備のうち171設備は、規制委が採用した方法で『おおむね千ガル』の基準を満たすが、残りの24設備は満たさないため、別の方法で妥当性を確認したと部会で説明した。この方法について四電は『外部の専門家が妥当と判断した』と客観性を主張したが、委員からは説明が不十分だとして、外部専門家への聞き取りを求める声が出た。部会では今後、外部専門家を呼び検証を進める。」と、伝えた。
あらゆる段階での徹底的な検証が必要であり、政府及び四国電力の安易な見切り発車は許されない。
以下、愛媛新聞の引用。
愛媛新聞-伊方原発の耐震化に疑義/愛媛県専門部会-2015年7月29日
愛媛県は28日、独自に求めていた伊方原発3号機(同県伊方町)の耐震化の見通しが立ったと四国電力が表明したことを受け、有識者からなる専門部会を松山市内で開き、四電の担当者から聞き取りをした。部会では、耐震性の評価方法についての説明が不十分だとの疑義が出て、結論は次回以降に持ち越した。
伊方3号機は15日、原子力規制委員会の審査に合格。耐震設計で目安となる地震の揺れ(基準地震動)は最大650ガルと決まった。
この審査とは別に県は、国が求める以上の揺れ対策を求めており、四電は24日、原子炉容器など195の重要設備について「秋ごろまでにおおむね千ガルの揺れに耐えられるようにしたい」と県に報告した。
四電は、195設備のうち171設備は、規制委が採用した方法で「おおむね千ガル」の基準を満たすが、残りの24設備は満たさないため、別の方法で妥当性を確認したと部会で説明した。
この方法について四電は「外部の専門家が妥当と判断した」と客観性を主張したが、委員からは説明が不十分だとして、外部専門家への聞き取りを求める声が出た。部会では今後、外部専門家を呼び検証を進める。