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原発問題-九州電力は、川内再稼働を8月13日前後と。

 「九州電力が川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の起動の時期を8月10日ごろで調整し、本格的な準備に入ったことが4日、分かった。発電した電力の送電を始める再稼働は8月13日前後を想定。これらに先立ち7月7日から原子炉に核燃料の装填(そうてん)を開始する。東京電力福島第1原発事故を受け、新規制基準への適合が再稼働の条件となってから初めて原発が動きだすことになる。」と、佐賀新聞が2015年7月5日、報じた。
また、「川内1号機は原子炉に核燃料の集合体157体を装填する必要がある。7月7日から1日約40体ずつ原子炉に入れ、作業は4日程度かかる予定。原子炉内の検査を経て、8月10日ごろに原子炉を起動し、その後、核分裂反応が安定的に持続する臨界に達する見通しだ。」と、続けている。
 さらに、原発再稼働についての「九電は原発停止で火力発電の燃料費がかさんで収益が悪化。15年3月期連結決算で4期連続の赤字に陥っている。そのため、川内1、2号機を再稼働させ、16年3月期で黒字を達成したい考え。」という九電側の姑息な考え方を伝えている。

 九州電力にとって、「3.11」はどのような意味を持ってきたのであろうか。
 「3.11」は、逆に言えば、理念を取り戻せということではなかったのか。
  理念なき企業、理念なき政府は、協働して「戦争をする国」づくりに邁進する。
 今この時期の再稼働はこのことが到達点であったことを、再稼働がそのための言わば一里塚であることを露呈するものである。

 以下、佐賀新聞の引用。






佐賀新聞-九電、原発新規制で初 川内再稼働8月13日前後-2015年07月05日


■今月7日から核燃料装填
 九州電力が川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の起動の時期を8月10日ごろで調整し、本格的な準備に入ったことが4日、分かった。発電した電力の送電を始める再稼働は8月13日前後を想定。これらに先立ち7月7日から原子炉に核燃料の装填(そうてん)を開始する。東京電力福島第1原発事故を受け、新規制基準への適合が再稼働の条件となってから初めて原発が動きだすことになる。

 川内1号機に関し、原子力規制委員会は3日、核燃料装填に必要な使用前検査を終えたが、装填後も厳重な点検を継続。異常があれば九電に修正を求める構えで、再稼働までの日程が遅れる可能性もある。

 九電としての原発稼働は2011年12月に玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)が停止して以来、約3年8カ月ぶり。

 川内1号機は原子炉に核燃料の集合体157体を装填する必要がある。7月7日から1日約40体ずつ原子炉に入れ、作業は4日程度かかる予定。原子炉内の検査を経て、8月10日ごろに原子炉を起動し、その後、核分裂反応が安定的に持続する臨界に達する見通しだ。

 九電は送電開始をもって再稼働と定義しており、13日前後には原発を電源とした電力が九電管内の家庭や企業に送られることになる。8月下旬から最大出力にし、原子炉容器や冷却設備などの性能を最終確認し、9月に営業運転を始める見込みだ。再稼働前に過酷事故を想定した訓練も実施する。

 原子力規制委は再稼働を前提にした川内1号機の使用前検査を3月末に開始。九電は当初、7月上旬に再稼働させる方針だったが、検査への準備不足を規制委から度々指摘されて計画が遅れてきた経緯がある。

 川内2号機は当初9月下旬としていた再稼働の時期を10月中旬に変更した。九電は1号機と同様の手順で核燃料の装填から1カ月余りで再稼働にこぎ着けたい考えだ。

 川内1号機は原子炉に核燃料の集合体157体を装填する必要がある。7月7日から1日約40体ずつ原子炉に入れ、作業は4日程度かかる予定。原子炉内の検査を経て、8月10日ごろに原子炉を起動し、その後、核分裂反応が安定的に持続する臨界に達する見通しだ。

九電は原発停止で火力発電の燃料費がかさんで収益が悪化。15年3月期連結決算で4期連続の赤字に陥っている。そのため、川内1、2号機を再稼働させ、16年3月期で黒字を達成したい考え。


by asyagi-df-2014 | 2015-07-06 11:38 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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