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原発問題-胎児性水俣病患者ら九州電力川内原発の再稼働に反対する会を結成

 熊本日日新聞は、2014年9月12日、「胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(51)=水俣市=らが、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する会を結成。水俣市議会に11日までに再稼働反対の陳情書を提出した。」と、報じた。
 この記事によると、会の設立について、「松永さんは昨年2月、東京電力福島第1原発から約40キロの福島県飯舘村を訪問。住民から避難生活の不自由さなどを聞いた。水俣市も川内原発から約40キロの距離にあり「事故が起きれば、障害者ら介護が必要な人はつらい思いをする。自分たちが声を上げなければ原発は止まらない」と考えたという。」と、されている。

 川内原発に再稼働については、避難計画が不充分であることが指摘されてきた。
こうした当時者からの声が重要である。

 以下、熊本日日新聞の引用。







熊本日日新聞-原発再稼働「反対」 胎児性水俣病患者ら会設立- 2014年09月12日


 胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(51)=水俣市=らが、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する会を結成。水俣市議会に11日までに再稼働反対の陳情書を提出した。

 会代表になった松永さんは「国は福島の事故や水俣病の教訓を学んでいない。経済を優先する再稼働よりも、市民一人一人の安全を考えてほしい」と訴えている。

 会は「原発の再稼働ストップ水俣の会」。松永さんら胎児性患者3人を含む8人で立ち上げた。

 松永さんは昨年2月、東京電力福島第1原発から約40キロの福島県飯舘村を訪問。住民から避難生活の不自由さなどを聞いた。水俣市も川内原発から約40キロの距離にあり「事故が起きれば、障害者ら介護が必要な人はつらい思いをする。自分たちが声を上げなければ原発は止まらない」と考えたという。

 国の原子力規制委員会は10日、川内原発再稼働の前提となる新規制基準への適合を認めた。一方、住民からは自治体の避難計画に不安の声が強い。特に障害者や高齢者ら「要援護者」の避難が課題とされている。

 松永さんは「避難体制があやふやなままでは再稼働は認められない。規制委も原発は安全と断言してはいない。できれば原発をなくしてほしい」。会員をさらに増やし、水俣から声を上げていく方針という。(隅川俊彦)


by asyagi-df-2014 | 2014-09-14 05:36 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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