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原発問題-川内原発の再稼働、首相「何とかする」

 日本経済新聞は、2,014年7月19日、「川内原発の再稼働、首相『何とかする』」と報じた。
 以下、引用。


 安倍晋三首相は18日夜、福岡市内の日本料理屋で麻生泰九州経済連合会会長、石原進JR九州相談役らと会食した。石原氏らは原子力発電所の早期再稼働を要請。会食後に取材に応じた石原氏によると、首相は原子力規制委員会が新たな規制基準を満たすと認めた九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)について「川内(原発)は何とかしますよ」と答えたという。

 安倍政権は規制委が新基準に適合すると認めた原発は再稼働を進める方針。菅義偉官房長官は16日の記者会見で「安全性は規制委に判断を委ねている。個々の再稼働は事業者の判断で決める」と述べていた。


 2014年5月21日の樋口判決は、「原子力発電技術の危険性の本質及びそのもたらす被害の大きさは、福島原発事故を通じて十分に明らかになったといえる。本件訴訟においては、本件原発において、かような事態を招く具体的危険性が万が一でもあるのかが判断の対象とされるべきであり、福島原発事故の後において、この判断を避けることは裁判所に課された最も重要な責務を放棄するに等しいものと考えられる。」とした。
 この日経新聞の記事は、安部晋三政権が原発再稼働は命の問題を左右するものであるというこのような基本的理念を持ち得ていないことの証明であるとは言え、行政側に課された最も重要な責務を放棄するどころか、悪用しようとする姿勢が露骨であり、あまりにも無残である。
 また、それは、会食の席で「川内(原発)は何とかしますよ」と、にやけ顔で軽く答えただろうその様子が、容易に思い描けるようなレベルでもある。

 だとしたら


by asyagi-df-2014 | 2014-07-23 05:26 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人