米国の正義を問う。(2)-「力行使をためらわない大統領と、拡大された権限を手にした軍 米国はどこへ向かうのか [平安名純代の想い風]」から-

 米国トランプ政権は2017年4月6日、「化学兵器による攻撃をしたシリアの航空施設に標的を定めた軍事攻撃を命じた」と明らかにした。」(朝日新聞2017年4月8日)、と他国(シリアのアサド政権)への単独の武力介入を行った。
果たして、米国にどんな正義があるというのか。
沖縄タイムスは2017年4月13日、「力行使をためらわない大統領と、拡大された権限を手にした軍 米国はどこへ向かうのか [平安名純代の想い風]」を掲載した。
 この記事から、この問題を考える。
平安名純代は、米国の政治状況を次のように分析する。


(1)テロとの闘いを掲げるトランプ新政権で、米国防総省の権限が拡大している。中東など戦地での作戦の迅速化を狙い、トランプ大統領は米軍幹部らの裁量を拡大。シリアでは、攻撃開始前に米軍幹部らの判断で上限を大幅に上回る派兵が実行された。軍事主導が鮮明化する現状に、専門家らは、政治指導者らが軍事作戦を制御できなくなる恐れがあるなどと警鐘を鳴らしている。
(2)当初、米国第一主義を掲げるトランプ氏の外交政策について、ディール(取引)重視で実利主義のビジネスマンだから、他国への軍事介入には興味ないだろうとの楽観的な見方が多かった。しかし、国防長官やCIA長官などの閣僚の座に「戦争屋」と呼ばれる人材を配したことから、こうした閣僚らの権限が拡大された場合、米国はブッシュ政権を上回る新たな戦争の時代に突入する可能性もあると予想する専門家もいた。


 どうやら、平安名純代恐れるく米国の今後は、「政治指導者らが軍事作戦を制御できなくなる」なかでの「新たな戦争の時代に突入する」ことにある。


 平安名純代によると、すでに米国では、次の状況が生まれている。


(1)トランプ氏は、公約の柱に掲げていた医療保険制度改革や一部のイスラム教国からの入国禁止に失敗。支持率下降が止まらない中、ソマリアでのテロとの闘いを指揮する米軍司令官らの権限を拡大。オバマ政権時に決められた米軍の派兵数の上限は、シリアが503人、イラクが5262人だが、トランプ氏から意思決定の裁量を拡大された米軍幹部らは、「一時的な派遣」との名目で、シリアへの派兵を数百人単位で増やし、最終的に海兵隊員など数千人が投入された。
(2)こうした傾向について専門家らは、軍事現場での裁量の拡大は、民間人や兵士の犠牲を増やすことにつながりかねず、軍事的にも政治的にもリスクが高いと指摘。すでにその兆候は現れていると警鐘を鳴らす。これまでは、米メディアも議会もロシアを巡る疑惑でトランプ政権への追求を強めていたが、トランプ氏のシリアへのミサイル攻撃は「正しい判断」と圧倒的に支持され、状況は一変している。


 だから、平安名純代は、「他国への武力行使を躊躇(ちゅうちょ)しない大統領と拡大された権限を手にした米軍。そして事態を傍観する議会。果たして米国は今後、どう動いていくのだろう。軍事の現場にホワイトハウスが介入し、米軍幹部らにけむたがられていたオバマ政権と違い、大統領から権限を拡大された米軍はまさに活気づいている。」、とする。


 米国の「正義」は、米国に活気を与えるまでになってしまっている。
こうして、米国の「正義」は、「米国の正義」に拡大されてしまうのか。
米国のこうした状況に、いち早く乗ってしまった国の責任は、極めて重い。


 さて、平安名純代は、沖縄についても、このことに関連させてこのように触れる。
本当は、日本の政治力が問われているのだが。


(1)在日米軍も例外ではない。沖縄を、中国の軍事力拡大や北朝鮮情勢をにらみ、中東への出撃を後方支援する重要な拠点と位置付ける米国防総省は、オバマ政権の軸足の定まらなかったアジア政策を刷新しようと熱心に協議している。
(2)辺野古新基地建設は、オバマ政権下で「埋め立て承認」という大きな一歩を踏み出したが、軍事主導のトランプ政権下ではさらに加速し、埋め立て作業を一気に進めようとする可能性がある。軍事主導の日米両政府にどう対抗するか。沖縄の政治力が問われている。




# by asyagi-df-2014 | 2017-04-17 07:43 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

「最低賃金、時給1500円なら夢ある」、と若者がデモ。

東京の新宿で、主催者の集計では約1500人が参加したデモが行われた。
 このことについて、朝日新聞は2017年4月16日、「労働者の最低賃金を時給1500円に引き上げることを求めて運動している若者のグループ『エキタス』が15日、東京・新宿でデモをした。東京都庁近くの公園を出発し、高層ビル街や新宿駅南口、歌舞伎町などを巡りながら、『最低賃金いますぐ上げろ』『税金つかって貧困なくせ』と訴えた。」(吉沢龍彦)、と若者たちの声を伝えた。
 また、この「エキタス」について、「エキタスは2015年秋から活動し、20代の若者が多く参加している。小気味よいビートに訴えを乗せ、最低賃金の引き上げをはじめ、経済格差の解消や長時間労働の是正も求めている。」、と報じている。
 さらに、朝日新聞は、このデモの要求等についても次のように伝えている。


(1)今回のデモでは、既存の労働組合にも連帯を呼びかけた。「若い人が参加しやすいように、見た目を重視して遠慮してもらっていた」というのぼりや旗の持ち込みも初めて歓迎したところ、連合(日本労働組合総連合会)や全労連(全国労働組合総連合)などの傘下組合のメンバーも多く集まった。主催者の集計では約1500人が参加したという。
(2)都道府県ごとに定められている最低賃金は現在、最も高い東京都でも時給932円で、最低の宮崎、沖縄両県は714円と目標の1500円の半額以下。仮に時給1500円で週40時間働くと、4週間で24万円になる計算だ。
(3)若者たちは「1500円は『健康で文化的な最低限度の生活』に必要な最低限の金額です」「1000円じゃなくて1500円と言うのは、ちょっと夢があるから。夢があるというのは(生活の)リアリティーがあるということ」と訴えた。(吉沢龍彦)





# by asyagi-df-2014 | 2017-04-16 20:53 | 書くことから-労働 | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月16日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 米軍が、「米軍嘉手納基地は15日までに、沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を12日に同基地で実施したと明らかにした。」(琉球新報)ことについて、市民団体リムピースの頼和太郎氏は、「『トランプ政権の動きをどう捉えるかだが、今までと緊張感はさほど変わらない。一連の基地の動きは実戦ではなく、戦力の誇示だ』と分析した。」、と琉球新報は伝える。
 この一連のことは、常套句で言うならば、「冗談じゃねーよ」、と言うことになる。
 例えば、琉球新報は、2017年4月16日付けの社説で、「恩納工事現場被弾 海兵隊は本国に撤退せよ」、と主張する。
 当たり前の言い分である。
 いや、もっといやらしいのは、この状況を利用して、明日(17日)から辺野古新基地建設を目論む安部晋三政権の傲慢さである。


 2017年4月16日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍嘉手納基地、沖縄に攻撃想定訓練 北朝鮮情勢対応か-2017年4月16日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納基地は15日までに、沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を12日に同基地で実施したと明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発に伴い朝鮮半島情勢の緊張が高まったことを受けた訓練の可能性がある。在日米軍の動向を監視する市民団体リムピースの頼和太郎氏は『北朝鮮は沖縄の人を狙うというより、嘉手納基地を狙うことになる。県民は巻き込まれる構図だ』とし『軍が写真を出したのは兵員を鼓舞する意味も持つ』と分析した。」
②「同基地の第18航空団はホームページで所属機の写真や動画などを公開したほか、米空軍制服組トップのデビット・ゴールドフィン参謀総長が短文投稿サイト・ツイッターに、写真と共に『「この素晴らしい戦闘空軍力を見よ。戦闘態勢だ』と投稿した。空軍によると、12日の訓練は予告無しの即応態勢を向上させるのが目的だった。12日には嘉手納基地のゲートで一時『訓練・デルタ』と基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中、最高の値を示していた。同時間帯に攻撃された場合を想定した反撃訓練を実施したとみられる。同日、滑走路上ではF15戦闘機20機が胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着し、同航空団のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並ぶ様子が確認されていた。
③頼氏は『嘉手納基地はミサイル発射の監視や、その後の大気を分析する偵察機の最前線だ。軍としても一定の準備をしているだろう』と語った。『トランプ政権の動きをどう捉えるかだが、今までと緊張感はさほど変わらない。一連の基地の動きは実戦ではなく、戦力の誇示だ』と分析した。」


(2)琉球新報-ハンセン流弾「早急に原因究明を」 調整監、現場を視察-2017年4月16日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「恩納村安富祖の米軍キャンプ・ハンセン内で14日までに、建設中の安富祖ダム工事現場にあった車両と水タンクが破損し、近くで銃弾らしき物が発見された問題で、県の吉田勝広政策調整監が15日午前、作業現場のゲート前を訪れ、『早急に原因究明するべきだ』と指摘した。見つかった銃弾らしき物は米軍の担当者が回収した。」
②「2008年、金武町伊芸区の民家にあった車両のナンバープレートに突き刺さった銃弾が発見された。その後、県警の鑑定で米軍で広く使われている『M33普通弾』50口径であることが判明したが、米軍は訓練に関する安全基準を順守していたことを理由に『海兵隊による最近の訓練とは直接的に関係はない』とした。元金武町長の吉田調整監は、当時のことについて触れ『米軍の事件事故だと、うやむやに終わる場合が多い。県とこれから調整するが、まずは原因究明を求めていく』と説明。『いつどこで、誰がどんな角度で何を撃ったのか、明らかにするべきだ。県警が調査できれば、解明は早くなる』と述べ、捜査に県警が関与することを期待した。」
③「恩納村の長浜善巳村長は15日、『一歩間違えば人命に関わる問題だ。再発防止を関係機関に強く求めていきたい』と述べた。14日、長浜村長は米軍から原因が分かるまでは、現場付近の射撃訓練場での射撃訓練を中止する、との説明を受けたという。」


(3)沖縄タイムス-嘉手納基地、有事に備え支援態勢 米メディア報道 北朝鮮想定し訓練-2017年4月16日 07:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「複数の米メディアは14日までに、米軍嘉手納基地で北朝鮮への軍事力行使を想定した戦闘出撃訓練が実施されるなど、在日米軍が戦闘に備えた後方支援態勢を整えているなどと報じている。」
②「フォックスニュースは14日、米軍嘉手納基地で12日に有事を想定した戦闘出撃訓練が『予告なし』で実施されたと指摘。同基地所属の戦闘機F15や空中給油機、早期警戒管制機や救助任務用のヘリコプターなどを一斉に滑走路に並べた訓練の様子を動画で紹介。『象の行進と呼ばれる同訓練は在韓米軍基地で実施されたことはあるものの、在日米軍基地での実施は極めて珍しい』などと解説。在韓米軍が昨年11月に米兵の家族らを輸送機で嘉手納基地に避難させる訓練を実施したことなどもあわせて報じた。」
②「ABCニュースは、海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bが岩国基地(山口県岩国市)で精密誘導爆弾の搭載訓練を行ったとの報じた。一方、在沖米海兵隊の動向に関する報道は見受けられない。」


(4)沖縄タイムス-米軍流弾:沖縄県警、立件を困難視-2017年4月16日 15:48


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県警捜査幹部は15日、米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場で発覚した米軍の流弾と見られる被害について、刑事事件での立件は『厳しい』との見解を示した。提供施設内での射撃演習が原因だった場合、日米地位協定によって第1次裁判権が米側にある上、流れ弾が過失によるものであれば『故意を成立要件とする器物損壊を問えない』としている。」
②「捜査幹部は、米軍側と調整した上で『まずは車両やタンクの傷が流れ弾による被害なのかどうかを調べる必要がある』と強調。さらに『どこで、誰が、どの方角へ撃ったのか、損壊する目的だったのかを証明するのはハードルが高い』とする。別の捜査幹部も『米軍がすでに銃弾を回収し、被害当時の現場保存ができていない』として、立件を困難視した。」
③「2008年12月に、金武町伊芸区で米軍のものと見られる流弾が車のナンバープレートにめり込んだ事件では、県警は『何者かが目的を持って損壊したとは認めがたい』とし、器物損壊で立件していない。」


(5)沖縄タイムス-基地問題の誤解解く冊子 沖縄県HPからダウンロード可-2017年4月16日 14:37


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県基地対策課は、県内外へ沖縄の米軍基地に関する正確な情報を届けることを目的に、基地問題を解説する冊子を作成した。2016年度は4万部発行し、沖縄県内の市町村や学校、図書館のほか、全都道府県と約1700の全市町村に送付する。(※沖縄県庁のホームページでダウンロードできる)」
②「冊子は、(1)米軍基地の歴史(2)基地の現状と日米地位協定(3)基地経済(4)辺野古新基地建設問題-の4章で構成。疑問に答える形で、写真やデータ表などとともに、解説文を掲載している。」
③「『普天間飛行場は田んぼに囲まれ何もないところに造られた』『沖縄は基地経済に依存している』『地主は大金持ち』などの誤解に対し、丁寧に解説。沖縄振興予算の一括計上の仕組みにも触れ『もらいすぎ』との誤解も解いている。」
④「全31ページのうち新基地建設問題は9ページを割き詳述。辺野古反対の民意や大浦湾の豊かな自然環境などを写真や図を使いながら紹介。基地対策課は観光客と接するタクシー、バス会社にも配布する予定で『多くの人に正しい認識を持ってほしい』としている。」


(6)沖縄タイムス-「辺野古を元気にしたい」 琉球ガラスでアクセサリー 宮城辰喜さん、販路拡大に意欲-2017年4月16日 10:29


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古に住む宮城辰喜さん(36)が琉球ガラスを使ったアクセサリー作りに奮闘している。2月、区内に工房を構え、ピアス、イヤリングなどを制作している。現在は一部の工芸館での販売だが、県内のリゾートホテルや観光施設へ販路を広げたいと意気込む。『辺野古は基地問題だけではない。ものづくりで地域を元気づけたい』と話す。」
②「1400度の熱で水あめのように溶けたガラスを鉄製の棹(さお)で巻き取り、直径2センチの球に形を整えたところではさみで切り落とす。しばらく冷やし、金具をつければ色鮮やかな琉球ガラス製ピアスの完成だ。左右で大きさが変わらないよう0・1ミリ単位で気を配る。」
③「生まれも育ちも辺野古区。高校を中退し将来が描けなかった18歳の頃、叔父が琉球ガラスの工房を見せてくれた。もともと手先を使うプラモデルが好きだった宮城さんは、すぐにのめり込んだ。やんばるガラス工芸館、森のガラス館の工房で修業し、食器類、つぼ、花瓶など一通り基本を覚えた。アクセサリー作りは20歳の時、彼女へプレゼントしたことが始まり。仕事の合間を縫っては試行錯誤を重ねてきた。『当時の彼女もすごく喜んでくれた。デザインを工夫すれば、ファッション分野で琉球ガラスの需要はまだまだある』。今後は工房を拡張し、職人仲間も増やしたいという。また28日まで、沖縄タイムス社のクラウドファンディングサイト『Link-U』を活用し支援を募る。宮城さんは『将来は学校や保育園に出向き、地域の子供たちにガラス細工の楽しさを教えたい』と地域への還元も視野に入れる。」


(7)沖縄タイムス-[話題本題]沖縄タイムス編集局編著、「これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地」「ポスト真実」と闘う道-2017年4月15日 09:25


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄について、ほかの地域の人たちが無関心なのは、新聞やテレビなどマスコミの扱いが少なすぎるからだ。しかし、沖縄では米軍新基地の建設、米軍と自衛隊の強化、日米安保、地位協定の矛盾など、沖縄を超えて日本全土の将来に関わる事件が日常的に発生している。それでも、『中央』で報道されることは、なかなかなかった。まるで『沖縄隠し』の陰謀のようだった。しかし、辺野古と高江での工事強行、それに対する持続的な抵抗闘争もあり、ようやく日本の中で沖縄を無視できない状況になっている。オスプレイが大浦湾を挟んだ辺野古対岸の安部の海岸へ墜落し、普天間飛行場へは胴体着陸した。全国から高江の闘争圧殺に派遣された機動隊員の『土人』発言に、流行作家百田尚樹氏の『沖縄2紙を潰せ』」と暴言も続いている。」
②「本書は沖縄の現状に対する誤解を解き、曲解を正し、デタラメを批判する地元の記者たちによる、冷静かつ説得的な連載を編集したものである。知らない人には驚異的な事実を、ある程度知っている人にはさらに深い知識を、それなりに知っている人には適切に整理する機会を与えてくれる。」
③「沖縄外の人たちは沖縄に対して、無知と無関心で過ごしてきた。だが、これからは安倍政権で成立した戦争法制下、自衛隊の米国の戦争参加が現実化し、日本全土が沖縄化しそうだ。政府の憲法無視というべき沖縄の自治への攻撃が各地に広がり、秘密保護法施行の後、共謀罪の強行採決が図られ、監視と管理が深まろうとしている。」
④「敗戦以来、日本は沖縄に不平等、不条理、二重基準を押しつけて繁栄を謳歌(おうか)してきた。沖縄への無知は、自分自身の存在基盤の脆弱(ぜいじゃく)さに対する無知であり、未来へ進むべき道への無知でもある。『沖縄問題』が解決されるまでは同じことを繰り返し、繰り返し指摘しなければならない、というのが、この本を綴(つづ)った記者たちの決意である。それが偏見と差別と俗情とデマに満ちた『ポスト真実』と闘う道だ。本書が事実を解き明かす手法は、私たちの身の回りを認識するための最も有効な方法なのだ。」(鎌田慧・ルポライター)




# by asyagi-df-2014 | 2017-04-16 17:29 | 沖縄から | Comments(0)

恩納村で起きた「事故」。琉球新報は、「海兵隊は本国に撤退せよ」と主張する。

 琉球新報は、「起きてはならない事故が恩納村で起きた。米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場で、米軍の流れ弾とみられる損傷が水タンクと作業員の車から見つかった。」、と紹介する。
 実は、この「事故」を沖縄タイムスは2017年4月14日、「米軍の流れ弾か? 沖縄・恩納村 車と水タンクに傷」、と次のように報じていた。


(1)沖縄県の米軍キャンプ・ハンセン内で恩納村が進める安富祖ダム工事現場で、銃弾のような物が見つかり、近くの水タンクや日本人作業員の車などに傷がついていたことが14日、分かった。沖縄防衛局によると米軍の流れ弾の可能性があるという。
(2)同日、沖縄防衛局が恩納村から連絡を受けて発覚。防衛局によるとけが人はいない。見つかった銃弾のような物はいずれも米軍が回収し、事実関係を調査しているという。防衛局は在沖米海兵隊に抗議し、原因究明と再発防止を求めた。
(3)銃弾のようなものが見つかったのは、ハンセン内にある同村発注のダム工事現場。6日は現場にあった水タンクに穴が開き、タンクの中から長さ数センチ、直径数ミリの銃弾のような物が見つかった。13日は作業員が止めていた車両に傷がついており、近くに同サイズの銃弾のような物が落ちていた。石川署によると14日午後3時ごろ、同村から「弾らしき物が発見された。調査して連絡する」との通報があったという。
(4)県警幹部は、車両の被害状況について「穴は空いておらず、傷の特徴から弾痕と断定できていない」という。流弾による被害かどうかについては「事実関係をしっかり調べる必要がある」として、現場での捜査が必要との考えを示した。


 さて、琉球新報は「海兵隊は本国に撤退せよ」の根拠を次のように示す。


(1)流弾があった当時、周辺に人がいたり、方向がそれていたりすれば大惨事になった可能性がある。キャンプ・ハンセンでの流弾被害は戦後幾度も繰り返されてきた。住民と基地の近さに原因があるのは明らかだ。狭い沖縄で危険な実弾演習をすること自体が間違っている。
(2)キャンプ・ハンセンを管理し、主に演習を行う海兵隊はそもそも沖縄に不要といわれる。住民の安全を考えるなら、海兵隊は本国に帰ってもらうしかない。どうしても実弾演習が必要というなら本国の広大な演習場で実施すればよい。
(3)恩納村や県、沖縄防衛局によると、6日に工事現場の水タンクに穴が空き、タンク内から銃弾らしきものが発見された。13日には現場に止めてあった作業員の車に傷があり、近くに銃弾らしきものが落ちていた。
(4)こうした危険にさらされる場所が日本のどこにあるのか。安倍晋三首相は13日の参院外交防衛委員会で、沖縄の基地負担軽減は「安倍政権が米国と交渉して実現した」と主張した。だが首相が言う「軽減」とは新たなヘリパッド建設を条件とした北部訓練場の過半の返還や効果が疑問視される軍属の範囲明確化など、いずれも見せ掛けだけのものだ。


 この上で、琉球新報は、このように結論づける。


 「沖縄の現実は「軽減」どころではない。危険と隣り合わせの過重負担がいまだ続いている。元凶は不必要に大きな演習場を手放さず、危険な訓練を繰り返す米海兵隊だ。真の負担軽減とは、政府が海兵隊撤退を求めることだ。」


 また、琉球新報は、次のように押さえる。


 「一方で2008年に起きた金武町伊芸の流弾事件を念頭に、県警内では立件困難との見方もある。伊芸の事件では県警の基地内立ち入り調査や部隊への事情聴取などに米軍の協力が得られなかった。公務中の第一次裁判権が米側にある不平等な日米地位協定が真相解明を阻んだ。同じことを繰り返してはならない。国民の生命に危機が迫っているのだ。政府は捜査への協力を米軍に求める責任がある。現場にあった銃弾らしきものは米軍が回収しており、関与は明らかだ。責任の所在を明確にするだけでなく、沖縄の過重負担解消策を日米政府は真剣に考えるべきだ。」


 安部晋三政権が「沖縄の基地負担軽減は『安倍政権が米国と交渉して実現した』」と誇示する度に、基地からの被害住民を、いや、沖縄そのものを深く蹂躙している。
 本当の意味で、「沖縄の過重負担解消策を日米政府は真剣に考えるべき」時を迎えている。





# by asyagi-df-2014 | 2017-04-16 12:19 | 沖縄から | Comments(0)

「教育勅語」を考える。(4)-教育勅語 高橋源一郎 氏 現代訳より-

 松島泰勝さんのブログで、「教育勅語 高橋源一郎 氏 現代訳」、を見つけました。
 この高橋源一郎の教育勅語現代訳から、「教育勅語」を考えます。
まずは、全文掲載します。


教育勅語①「はい、天皇です。よろしく。ぼくがふだん考えていることをいまから言うのでしっかり聞いてください。もともとこの国は、ぼくたち天皇家の祖先が作ったものなんです。知ってました? とにかく、ぼくたちの祖先は代々、みんな実に立派で素晴らしい徳の持ち主ばかりでしたね」

教育勅語②「きみたち国民は、いま、そのパーフェクトに素晴らしいぼくたち天皇家の臣下であるわけです。そこのところを忘れてはいけませんよ。その上で言いますけど、きみたち国民は、長い間、臣下としては主君に忠誠を尽くし、子どもとしては親に孝行をしてきたわけです」

教育勅語③「その点に関しては、一人の例外もなくね。その歴史こそ、この国の根本であり、素晴らしいところなんですよ。そういうわけですから、教育の原理もそこに置かなきゃなりません。きみたち天皇家の臣下である国民は、それを前提にした上で、父母を敬い、兄弟は仲良くし、夫婦は喧嘩しないこと」

教育勅語④「そして、友だちは信じ合い、何をするにも慎み深く、博愛精神を持ち、勉強し、仕事のやり方を習い、そのことによって智能をさらに上の段階に押し上げ、徳と才能をさらに立派なものにし、なにより、公共の利益と社会の為になることを第一に考えるような人間にならなくちゃなりません」

教育勅語⑤「もちろんのことだけれど、ぼくが制定した憲法を大切にして、法律をやぶるようなことは絶対しちゃいけません。よろしいですか。さて、その上で、いったん何かが起こったら、いや、はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕してください」

教育勅語⑥「というか、永遠に続くぼくたち天皇家を護るために戦争に行ってください。それが正義であり「人としての正しい道」なんです。そのことは、きみたちが、ただ単にぼくの忠実な臣下であることを証明するだけでなく、きみたちの祖先が同じように忠誠を誓っていたことを讃えることにもなるんです」

教育勅語⑦「いままで述べたことはどれも、ぼくたち天皇家の偉大な祖先が残してくれた素晴らしい教訓であり、その子孫であるぼくも臣下であるきみたち国民も、共に守っていかなければならないことであり、あらゆる時代を通じ、世界中どこに行っても通用する、絶対に間違いの無い「真理」なんです」

教育勅語⑧「そういうわけで、ぼくも、きみたち天皇家の臣下である国民も、そのことを決して忘れず、みんな心を一つにして、そのことを実践していこうじゃありませんか。以上! 明治二十三年十月三十日 天皇」


 これは、「教育勅語」を活かさなくてはならないという者たちの肉声です。
 前は、聞こえよがしにつぶやいていたものを、今は、目をつり上げてここぞと道を説いています。
 ほら、またがなり立て始めています。もっと激しく。

「はっきりいうと、戦争が起こったりしたら、勇気を持ち、公のために奉仕しなさい。」

 「というか、永遠に続くわれらの天皇家を護るために戦争に行かなくては。。それが正義であり『人としての正しい道』なんだ。そのことは、おまえたちが、ただ単に私の忠実な臣下であることを証明するだけでなく、おまえたちの祖先が同じように忠誠を誓っていたことを讃えることにもなるのだ。」




# by asyagi-df-2014 | 2017-04-16 08:06 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月15日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)は14日までに、同基地で12日に沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を実施したと明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発に伴い朝鮮半島情勢の緊張が高まったことを受けた訓練の可能性がある。」(琉球新報)。
 まさしく、「基地」の構図。


 2017年4月15日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「沖縄、いつになったら平和に」 辺野古新基地建設 ゲート前の市民、歌で訴え-2017年4月15日 11:57


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、15日午前9時、建設に反対する市民ら約90人が米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込んだ。スピーチや歌を通し抗議の意思を示し、うるま市から参加した新里昭栄さん(65)は、沖縄戦を生き延びた人たちの心を歌った沖縄民謡『艦砲ぬ喰ぇー残さー』などを三線で披露した。座り込んだ市民らは『辺野古新基地NO』と書かれたプラカードを揺らしながら手拍子でこたえ、新里さんは『沖縄はいつになったら平和になるのか』と訴えた。
 大浦湾では抗議船4隻、カヌー12艇が海上で抗議行動をした。」、と報じた。


(2)琉球新報-辺野古、17日にも護岸着工 汚濁防止膜の配置完了 普天間問題、重大局面へ-2017年4月15日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古の新基地建設工事で、政府が早ければ17日にも本体埋め立て工事に着手することが分かった。第一段階として『K9護岸』を建設する。海上警備体制や天候などを考慮し、最終的には官邸が日程を判断する。護岸工事は、大量の石材などを海底に積み上げるもので、着手されると海の環境の原状回復は困難となる。1996年の日米合意後、多くの県民が県内移設に反対し続ける中、米軍普天間飛行場移設問題は重大な局面を迎える。」
②「沖縄防衛局は14日までに、土砂などが海中へ拡散するのを抑える汚濁防止膜を予定地に配置する作業を終えた。膜(カーテン)を海中に広げる作業を残すのみとみられる。
作業が順調に進めば17日にも護岸の着工が可能となる。護岸は、埋め立て区域の外枠となるもので、石や消波ブロックを海中に投入し壁を作る。一定程度護岸ができたら、土砂を海中に投入し区域を埋め立てていく。」
①「防衛省の武田博史報道官は14日の記者会見で『汚濁防止膜の設置を終え、現在護岸工事に必要な資機材の準備などを進めている。防衛省として一日も早い普天間飛行場の移設返還のため、工事を着実かつ早期に進めていきたい』と述べた。」


(3)琉球新報-米軍、沖縄攻撃想定の訓練 嘉手納基地、臨戦態勢誇示-2017年4月15日 12:43


 琉球新報は、「米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)は14日までに、同基地で12日に沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を実施したと明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発に伴い朝鮮半島情勢の緊張が高まったことを受けた訓練の可能性がある。」
 また、「沖縄では、過重な基地負担に加え、米軍基地のために攻撃にさらされる可能性があることへの不安が根強く、基地撤廃運動につながっている。空軍の公開写真によると、捜索救難ヘリコプターを先頭に多数のF15戦闘機や空中警戒管制機、空中給油機がゆっくりと滑走路を進む様子が映っている。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-米軍の流れ弾か? 沖縄・恩納村 車と水タンクに傷-2017年4月14日 21:03


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の米軍キャンプ・ハンセン内で恩納村が進める安富祖ダム工事現場で、銃弾のような物が見つかり、近くの水タンクや日本人作業員の車などに傷がついていたことが14日、分かった。沖縄防衛局によると米軍の流れ弾の可能性があるという。」
②「同日、沖縄防衛局が恩納村から連絡を受けて発覚。防衛局によるとけが人はいない。見つかった銃弾のような物はいずれも米軍が回収し、事実関係を調査しているという。防衛局は在沖米海兵隊に抗議し、原因究明と再発防止を求めた。」
③「銃銃弾のようなものが見つかったのは、ハンセン内にある同村発注のダム工事現場。6日は現場にあった水タンクに穴が開き、タンクの中から長さ数センチ、直径数ミリの銃弾のような物が見つかった。」
④「13日は作業員が止めていた車両に傷がついており、近くに同サイズの銃弾のような物が落ちていた。石川署によると14日午後3時ごろ、同村から『弾らしき物が発見された。調査して連絡する』との通報があったという。」
⑤「県警幹部は、車両の被害状況について『穴は空いておらず、傷の特徴から弾痕と断定できていない』という。流弾による被害かどうかについては『事実関係をしっかり調べる必要がある』として、現場での捜査が必要との考えを示した。ハンセンに近い金武町の伊芸区では2008年12月、住宅に止めていた乗用車のナンバープレートから流弾とみられる50口径の銃弾が見つかる事件があった。米軍は『最近の訓練とは関係ない』と認めず、真相は究明できなかった。」


(5)沖縄タイムス-米軍流弾:政府、うるま市長選・辺野古埋め立てへの影響懸念-2017年4月15日 13:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍キャンプ・ハンセン内の工事現場で銃弾のようなものが見つかった問題に関し、政府や自民党関係者らは、直前に迫った名護市辺野古の新基地建設工事やうるま市長選への影響について、限定的との見方を示す一方、一定の影響を懸念する声も上がった。」
②「政府関係者は来週にも着手する辺野古の本体工事への影響について『(発生が)基地内なので、まったく関係ない。基地の外だったらある程度違うかもしれないが』と冷静に見極めた。」
③「別の政府関係者は『けが人が出てないならよかったが、(発生した恩納村がうるま市の隣なので)気になる。影響しないといいが』と、23日に投開票される市長選に影響が及ばないか懸念する。」
④「自民党関係者は『米軍はどこで訓練していたのか。流弾と断定されておらず基地内であっても、県民からしたら気になるところだろう』と悩ましげに語った。」


(6)沖縄タイムス-ニュース女子:制作会社がBPO調査に応じず-2017年4月15日 12:37


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は14日、東京MXテレビの番組『ニュース女子』で米軍ヘリパッド建設への抗議行動を取り上げた放送について審議した。番組の制作会社が同委の聞き取り調査に応じていないことが報告された。同委は審議を継続する。」
②「会合後、記者団の取材に応じた川端和治委員長(弁護士)によると、制作会社は『「MXテレビに全て委ねている』との姿勢を示した。同委がMX側に聞き取りへの協力を求めたが、MX側は『書面で申し入れてほしい。(制作会社から)回答があるかどうか分からない』としているという。」
③「制作会社のDHCシアターは1日付で社名をDHCテレビジョンに変更した。」


(7)沖縄タイムス-米軍流弾:「いまだ飛んでくるとは」住民に恐怖 農作業で立ち入りも-2017年4月15日 12:12


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「流れ弾が飛んだとみられる事件は、沖縄県恩納村の安富祖ダムの建設現場で起きた。フェンスで遮られた米軍キャンプ・ハンセンの提供区域内だが黙認耕作地もあり、普段から住民が農作業で立ち入る場所とも近い。集落内のプレハブ事務所に泊まり込む建設作業員らは一様に『分からない』と口をつぐんだ。日常的に射撃訓練の音を聞かされている地元住民には不安が募る。」
②「14日午後8時、ダム建設を請け負っていた工事会社の作業所には、作業員の男性ら数人の姿があった。だが、かん口令を敷かれたかのように『分かりません』とだけ。事務所のカーテンを閉め、鍵を掛けた。会社の社長は何も知らず、その場で現場責任者に電話で確認。事情を把握すると『事実関係が分からないので答えられない』と本紙の取材に繰り返した。」
③「地元住民によると、現場から数百メートル離れた黙認耕作地にはサトウキビ畑やミカン畑が広がる。地主3人が普段から出入りしているという。14日午前、農作業をしていた男性(67)は『まさかここに弾が飛んでくるとは思わない。確かに怖いが土地を捨てるわけにはいかない』と話した。」
④「提供区域の近くに住む男性(54)は『物に当たったから流れ弾だと分かった。もっと多くの弾が飛び交っているかもしれない。いまだにこんな事故があるとは…』とショックを受けた様子だった。近くの住人(35)は『午後11時をすぎても山から夜間訓練の音が聞こえる。今回はたまたま人に当たらなかったけど、もしもと考えるとぞっとする』と不安げに語った。」


(8)沖縄タイムス-米軍流弾:1972年の本土復帰後27件 被害「氷山の一角」米軍が否定も-2017年4月15日 12:30


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「戦後、県内では米軍演習による跳弾・流弾事件が繰り返し発生している。米軍キャンプ・ハンセンのある金武町では過去、庭で遊んでいた幼児が負傷し、民家の屋根を貫通して女性が重傷を負う事件も発生。2008年の金武町伊芸区であった直近の事件では、県警が再三要望した基地内の立ち入り調査を米軍側が拒否する問題にも発展した。」
②「県の『米軍基地から派生する被弾事故』(2013年)によると本土復帰後、27件発生しているが、被害が繰り返される地域住民からは『氷山の一角だ』との声も上がる。」
③「金武町伊芸区では1979年5月に沖縄自動車道伊芸サービスエリア(SA)の駐車場に砲弾破片が落下。88年10月にはライフル弾8発、軽機関銃弾1発が民家や伊芸SA内で発見され、うち2発はレンジ6からの流弾と確認された。」
④「跳弾・流弾事件は金武町以外でも発生。名護市許田では78年12月、民家に重機関銃が乱射され軒のトタンを貫通、屋根瓦が割れた。伊江村真謝区では81年2月、米軍ヘリから銃弾2発が民家の壁に被弾。87年10月には恩納村瀬良垣の国道58号で、機関銃の弾丸が走行中のタクシー右側面前部を貫通した。」
⑤「米軍が演習による跳弾・流弾であることを認めないケースも多くある。2008年12月に金武町伊芸区であった直近の流弾事件では、県警の鑑定で米軍使用の弾芯と同種であることが確認されたが、米軍は『最近の訓練とは直接関係ない』と否定。県警は約1年後に立ち入り調査し、被疑者不詳のまま軽犯罪法違反容疑で書類送検したが、那覇地検は不起訴とした。」


(9)沖縄タイムス-辺野古新基地:150人が座り込み抗議「埋め立て許さない状況つくる」-2017年4月15日 12:33


 沖縄タイムスは、「15日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前には新基地建設に反対する約150人の市民が座り込み、『埋め立てを絶対に許さない状況をつくっていく』と抗議の声を上げた。うるま市の新里昭栄さん(65)が三線を弾き、『海の声』『平和の願い』など5曲を披露。『歌を通じて沖縄の現状を知ってほしい』と訴えた。シュワブ沖でも市民らは船4隻、カヌー12艇を出し抗議した。午前中、工事用車両の出入りなどはなく、海上でも沖縄防衛局の作業は確認されなかった。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-衰弱したアオウミガメを保護 辺野古のカヌー市民「国の工事のせい」-2017年4月15日 13:16


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖で、新基地建設に抗議するカヌーに乗った市民が14日、弱り切った子どものアオウミガメを助け、本部町の沖縄美ら島財団の動物管理チームに引き渡した。第一発見者は、カメが衰弱していた理由を『国が工事で海を壊したから』と推察した。」
②「同日午後3時すぎ、11艇のカヌーに乗った一人、同市の島袋正さん(56)がオイルフェンスそばに漂うカメを見つけた。甲羅の長さ約40センチで推定2、3歳。泳ぐそぶりも見せないほど衰弱していたため、海水を掛けながら船で連れ帰り、動物管理チームに連絡した。同チームによると海水温が低い冬から春、子ガメが弱って漂流する例は多いという。ただ、島袋さんは辺野古の海の変容にこそ理由があるとみる。」
③「国が新基地工事を始め、沖で白波が立ってもフェンスなどで区切る内側はべたなぎの状態。『見た目以上に生物の【ふるさと】は壊されている。工事の船が急増し、水面下も汚濁防止膜がカーテン状に広がり、自由な往来を断つ』と語る。」
④「市民から『頑張れ』と送り出された子ガメは同日夕、無事に保護施設に着き、手当てを受けた。放流して海に返すことを目指す。」





# by asyagi-df-2014 | 2017-04-15 17:30 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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