カテゴリ:書くことから-ヘイトクライム( 46 )

ヘイトクライム-ヘイトスピーチがまかり通る社会になったのか。

こんな事実を、知らずに来たことが不覚である。
 憲法とメディアフォーラムは次のように伝える。

「『在日韓国人の排除を法制化できませんかね?』『シナ朝鮮人は傲慢な性格で日本に溶け込まず犯罪ばかりするか反日活動ばかりするから嫌われる、差別を持ち込んだのはシナ朝鮮人』――。安倍晋三首相のフェイスブック(FB)への書き込みである。
 日本という国の『顔』である首相のフェイスブックにヘイトスピーチがたくさん書き込まれて、削除されずに残っているというのは、なんとも不思議だ。」

 「ヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)は人種差別」
 あらためて、このことの確認を。

 以下、憲法とメディアフォーラムからの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2014-12-17 05:27 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-ヘイトスピーチは人種差別 在特会側への賠償命令確定

最高裁第三小法廷(山崎敏充裁判長)は、9日付の決定で、在特会側の上告を退けた。
このことで、2014年年7月の二審・大阪高裁判決(「『在日特権を許さない市民の会』(在特会)の会員らによるヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)を人種差別と認め、在特会側に計約1200万円の賠償と街宣活動の差し止めを命じた」)が確定した。
 この経過は、次のものであった。
「昨年10月の一審・京都地裁は『在日朝鮮人に対する差別意識を世間に訴える意図の下、在日朝鮮人という民族的出身に基づく排除で、人種差別撤廃条約が禁止する人種差別にあたる』と認定。『条約上の責務に基づき、人種差別行為に対し、被害者の効果的な保護や救済措置となるような額にするべきだ』とし、名誉毀損(きそん)訴訟としては異例の高額賠償を命じた。」
「今年7月の二審・大阪高裁も『何の落ち度もない児童らが、民族的出自だけのために卑俗な攻撃にさらされた。人種差別という不条理な行為で受けた精神的被害は多大だ』と述べ、一審判断を支持した。」
「在特会側が二審判決を不服として上告していたが、最高裁も主張を退けた。」

 実は、こうした判決が出されてきているにも関わらず、この7日にも、「国内外からの観光客が集う京都・八坂神社前。休日の7日、古都に罵声が響く。『政府は朝鮮人を日本からたたき出せ』。『在日特権を許さない市民の会』(在特会)のデモ隊が、ヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)を繰り返した。」(朝日新聞)という実態が繰り返されてきた。

 朝日は、「子供が朝鮮第一初級学校に在校中にヘイトスピーチに遭遇した金尚均・龍谷大教授は言う。「娘はショックを受け、『朝鮮人って悪いの』と聞いてきた。ヘイトスピーチは単なる不快な表現ではない。相手に自尊心を喪失させる、深刻な被害を生じさせる行為だ」との説明を加えている。

 12月10日は、世界人権デーである。
 このことを肝に銘じて、ヘイトクライム、ヘイトスピーチに立ち向かおう。

 以下、朝日新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2014-12-11 05:39 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-歴史を顧み、足元に巣くう差別の根を断ってこそという決意

NPJの掲載記事から、神奈川新聞のすぐれた社説を見つけた。

 ヘイトスピーチに関してこの社説は、第1に「『(憎悪表現)』とかっこ付きで記されるヘイトスピーチだが、この訳が本質のすべてを表しているとはいえない。事は罵詈(ばり)雑言の次元ではないからだ。」、第2に「言葉の刃で傷付けられているのは民族的少数者たる在日コリアンである。その基本的人権を無視した『朝鮮人を殺せ』のフレーズは民族差別以外の何物でもない。」、という二つの理由から、「公言してみせることで差別を正当化し、蔑視観を刷り込み、排斥の空気をあおる。平等と個人の尊厳を尊重することで成り立つ民主主義社会を根底から突き崩す行為に他ならない。」と、ヘイトスピーチを切ってみせる。
 また、「『日本からたたき出せ』『保健所で処分しろ』という言葉の暴力が表現の自由であるはずがなかろう。」とした大阪高裁の判決については、「判決で特筆すべきは、標的とされた朝鮮学校は社会的に認知された存在で、その民族教育事業は保護されるべきだと言及した点だ。」と、鋭く判決を分析している。
 特に、この社説の優れている所は、自らが関係する地域の問題に立ち返って、このことを自らの問題として分析をしていることである。
 そこでは、「高校無償化の対象から外され、県や横浜、川崎両市は補助金の打ち切りに踏み切った。北朝鮮による拉致問題や核実験という、学校や子どもと無関係な理由が持ち出された政策判断は合理性を欠くと言わざるを得ず、国や自治体の長による公然の差別に等しい。在日の排斥にお墨付きを与え、助長している点でヘイトスピーチと変わらない。」と、明確に主張している。
 社説は、こう続ける。
 「思い致すべきは、在日への差別は今に始まったものではないことだ。朝鮮半島の植民地支配や民族の名前と言葉、文化を奪った同化政策は、差別と対を成す優越思想に基づく所業だった。差別は戦後も制度的に温存され、人々の意識下で再生産されてきた。そして今、過去の反省を示したはずの河野談話や村山談話の見直しを唱える政治家がいて、同様の言説が流布する。
 一審に続いて高裁判決が引いた人種差別撤廃条約の4条(c)は『国、地方の公権力、公的公益団体が人種差別を助長、扇動することを許さない』とうたう。」
最後に、「排外の言動は突如として街中に姿を現したわけではない。歴史を顧み、足元に巣くう差別の根を断ってこそ、示された良識は生かされる。」と、まとめる。

 何とも素晴らしい社説である。
 以下、神奈川新聞の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2014-10-25 05:34 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-李信恵さんの第一回口頭弁論

在日特権を許さない市民の会(在特会)と同会の桜井誠会長、そしてまとめサイトである保守速報に対して損害賠償を請求する訴訟を起こした、李信恵さんの第一回口頭弁論が大阪地方裁判所にて10月7日に行われた。

以下、日仏共同テレビ局の記事の引用。


日仏共同テレビ局-李信恵氏 差別撤廃に掛ける想い- 2014年10月7日

在日コリアンでありフリーライターの李信恵氏の第一回口頭弁論が大阪地方裁判所にて10月7日、行われた。

李信恵氏は8月18日、在日特権を許さない市民の会(在特会)と同会の桜井誠会長、そしてまとめサイトである保守速報に対して損害賠償を請求する訴訟を起こした。

李信恵氏は在特会と保守速報によるヘイトスピーチ・差別や誹謗中傷を受け、差別撤廃や再発防止の為に訴訟を決意した。今回被告側は姿を見せず、次回公判は12月16日に予定されている。なお、保守速報との裁判は第一回口頭弁論が10月30日10:00から大阪地方裁判所にて行われる。

公判終了後に開かれた報告会には100名を超える人が集まり、上瀧浩子弁護士や報告会主催団体である「李信恵さんの裁判を支える会」(リンダの会)スタッフの話に聞き入った。 李信恵氏は報告会で、公判傍聴に来た人々に感謝の思いと裁判に向けた決心を語った。

Reported by 冨田すみれ子・大阪特派員


by asyagi-df-2014 | 2014-10-08 18:01 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-朝日の社説20141001を読む

朝日新聞の社説は、山谷えり子・国家公安委員長に対して、「差別と政権 疑念晴らすのはあなた」と、婉曲に批判した。
 この中で、「在特会の政策に反対するかという質問に対し、山谷氏は『一般論として、色々な組織についてコメントすることは適切ではない。』、在特会が主張する『在日特権』とは何か、自身もそのような特権があると考えるかといった質問には『私が答えるべきことではない』と述べた。」と、日本外国特派員協会で行われた山谷氏の講演の際の質問とその返事について報じている。
結局、朝日新聞は、山谷国家公安委員長に対して、「国家公安委員会は警察の最高管理機関である。その長と、在日韓国・朝鮮人を『殺せ』と街頭で叫ぶ在特会との関係が疑われること自体、恥ずべきことだ。にもかかわらず、民族差別は許さないという強い意思を示さず、『日本は和をもって貴しとする、ひとりひとりの人権を大切にしてきた国柄』などと山谷氏らしい語り口で、一般論として『(ヘイトスピーチは)誠によくない、憂慮に堪えない』と述べただけでは到底、疑念を晴らすことはできない。」と、断じる。
 この間、高市早苗総務相や自民党の稲田朋美政調会長だけでなく、安部晋三尾首相そのものが、ネット右翼からの支持を言われてきた。
今必要なことは、朝日が指摘する「このままでは疑念は深まるばかりだ。問題を指摘された3氏と任命責任者たる安倍氏が、自身の言葉ではっきりと、在特会が扇動する民族差別や、『ネオナチ』の考え方は容認しないという決意を示す必要がある。」ということに尽きる。

 以下、朝日新聞の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2014-10-03 05:20 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-金子市議の辞職勧告可決

 北海道新聞は、2014年9月22日、札幌市議会は「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んだ金子快之市議に対して辞職勧告を可決したと報じた。

 以下、北海道新聞の引用。


金子市議の辞職勧告可決 アイヌ民族発言 札幌市議会

 札幌市議会は22日、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んだ金子快之市議(43)に対し、議員辞職勧告決議を賛成多数で可決した。決議に法的拘束力はない。

 金子氏は決議後、札幌市内で取材に応じ「辞職の考えはない。来春の市議選に出馬し、有権者の審判を受ける」と表明。「発言を撤回する考えはない。タブーを恐れず発信を続ける」と述べた。

 議案は金子氏が所属していた最大会派、自民党・市民会議を除く6会派が同日、共同提出した。自民党・市民会議は別に金子氏に対して発言の撤回と謝罪を求める決議を提出したが、否決された。


by asyagi-df-2014 | 2014-09-22 18:18 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-金子札幌市議への知らせ

議員を辞職しないという金子札幌市議に、次のことを贈る。
2010年4月6日の人種差別撤廃委員会最終見解の次の指摘を。

肯定的側面として、「委員会は、先住民の権利に関する国際連合宣言(2007年9月)に対する締結国(日本)の支持を歓迎する」、「委員会は、締結国がアイヌ民族を先住民族として認めたこと(2008年)に祝意を表し、アイネ政策推進会議の創設(2009年)に注目する。」



 ようやく「頑張ったね」と祝意まで世界から表してもらえるようになったのに、まさしく泥を塗る行為でしかない。
 塗り込められた泥は、当時者にとっては、耐えられないものである。


by asyagi-df-2014 | 2014-09-06 05:40 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-国連人種差別撤廃委員会の「最終見解」

 国連人種差別採集撤廃委員会は、2014年8月29日、日本政府に対して、「採集見解」を公表した。
 朝日新聞の記事によると、「日本政府に対して、ヘイトスピーチ(憎悪表現)問題に「毅然(きぜん)と対処」し、法律で規制するよう勧告する「最終見解」を公表した。慰安婦問題についても、被害者への調査や謝罪を求めた。」という内容になっている。
 この「最終見解」は、「日本が1995年から加入する人種差別撤廃条約に基づく対日審査の総括に当たり、01年、10年に続き3回目。勧告に法的拘束力はないが、外国人労働者への差別問題など、約30項目で是正を要請した。」ものになっている。
 この中で、ヘイトスピーチについては、「東京や大阪を中心に在日韓国・朝鮮人を中傷するデモが最近活発になっていることを受け、同委員会は今回、『ヘイトスピーチ』問題について初めて勧告した。委員会はまず、ヘイトスピーチについて『デモの際に公然と行われる人種差別などに対して、毅然と対処すること』を求めた。また、ネットなどのメディアやデモを通じてヘイトスピーチが拡散している状況に懸念を表明。『ネットを含めたメディア上でのヘイトスピーチをなくすために適切な措置をとること』などを求めた。ヘイトスピーチにかかわる官僚や政治家への適切な制裁を促した。さらに、ヘイトスピーチの法規制や、人種差別撤廃法の制定を要請した。」という勧告がはじめてなされた。
 また、慰安婦問題についても日本政府に対し、「『日本軍による慰安婦の人権侵害について調査結果をまとめる』ことを促した。その上で、心からの謝罪や補償などを含む『包括的かつ公平で持続的な解決法の達成』や、そうした出来事自体を否定しようとするあらゆる試みを非難することも求めた。」勧告が行われた。

 特に、デモを審査した委員からは、「人種差別の扇動は、『表現の自由』には含まれない」といった意見が相次いだ。」とされている。
 これは、ごく当たり前の考え方ではないか。

 以下、朝日新聞の引用。






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by asyagi-df-2014 | 2014-08-31 05:26 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-金子札幌市議に会派離脱勧告 自民党・市民会議

 「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題は、金子市議が所属する自民党・市民会議が会派離脱を勧告することになった。
 なお、金子市議は、「国会決議の中身は認められない」とさへ発言していた。

 以下、北海道新聞の引用。


北海道新聞-金子札幌市議に会派離脱勧告 自民党・市民会議-2014年8月28日

 札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(東区選出)が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題で、所属する市議会の自民党・市民会議は28日、金子氏に会派離脱を勧告した。応じなければ、除名処分とする方針。
 自民党会派は同日、市内で議員会を開き、金子氏に対し、2008年にアイヌ民族を先住民族とすることを求めた国会決議を認めるか、書き込みを撤回できるか―などを確認。これに対し、金子氏は「「発言を撤回するつもりはない」などと主張した。


by asyagi-df-2014 | 2014-08-28 20:05 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

ヘイトクライム-「アイヌ民族もういない」発言20140825

 札幌市議で自民党・市民会議所属の金子快之(やすゆき)氏が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題について、政府は、「極めて遺憾」との見解を示した。
 金子氏が批判しているアイヌ民族対象の住宅資金の貸し付けなどの支援についての指摘については、北海道新聞の「『明治政府の同化政策により生活の場が奪われ困窮を余儀なくされたことが原点。現在でも必要な制度だ』と指摘。札幌市の住宅資金貸付制度の返済率が74・8%と低いことには、『制度の運用上の問題であって、それだけで要不要を論じるものではない』」の記事にあるように、論としてすでに破綻している。

 以下、北海道新聞及び朝日新聞の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2014-08-27 05:25 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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