カテゴリ:書くことから-原発( 251 )

原発問題-川内市議会の特別委員会が川内原発再稼働に同意

東京新聞は、2014年10月20日、「 川内原発再稼働に市議会委が同意 陳情採択、近く容認表明へ」と、次のように報じた。

 「九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働問題で、同市議会は20日、川内原発対策調査特別委員会(10人)を開き、再稼働に同意する陳情を賛成多数で採択した。今月下旬に開催される本会議で可決されれば、議会として再稼働に同意したことになる。
 28日に臨時議会が開かれる見通し。岩切秀雄市長は再稼働を容認する見解を示しており、本会議での議論を踏まえて同意を表明するとみられる。
 特別委には川内原発の再稼働に賛成する陳情が1件、反対が10件提出されていた。賛成の陳情には6人が賛成、2人が反対、1人が棄権した。反対の陳情はいずれも賛成少数で不採択だった。」

川内市議会には、「3.11」が示した世界の在り方に、もう一度踏み止まって欲しい。


by asyagi-df-2014 | 2014-10-21 18:34 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-スウェーデン新首相、原発を将来的に全廃する方針

TBSは、スウェーデンの新首相は、「『原発は廃止すべし』が新政権の出発点だ。100%再生エネルギーにしなければならない」と述べたと、報じた。
 原発全廃の動きは、もうすでに少数派ではない。

 以下、TBSの動画ニュースサイトの引用。


TBSの動画ニュースサイト News i-スウェーデン新首相、原発を将来的に全廃する方針-2014年10月3日

スウェーデン新首相、原発を将来的に全廃する方針

 スウェーデンの新たな首相が原子力発電所を将来的に全廃する方針を示しました。

 スウェーデン議会は2日、先月の選挙で勝利した中道左派政党、社会民主労働党のステファン・ローベン党首を新たな首相とすることを承認しました。

 これに先立ち、ローベン党首は、連立を組むことになる緑の党などと、将来的に原子力発電所を全廃することで合意したということです。

 ローベン党首は公共ラジオで、「『原発は廃止すべし』が新政権の出発点だ。100%再生エネルギーにしなければならない」と述べましたが、廃炉の期限などは具体的に決めておらず、まずは、原発の新規建設の凍結などに着手する意向です。

 スウェーデンでは原発が3か所で稼働していて、国の総発電量の40%を占めています。1980年の国民投票では一度は原発全廃の方針を決めましたが、中道右派の前政権が方針を見直し、老朽化した原子炉の建て替えを認める法律が2010年に成立していました。


by asyagi-df-2014 | 2014-10-06 05:30 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-再稼働における火山の問題について

IWJ Independent Web Journalに掲載された 火山学者・小山真人氏の緊急直言での川内原発関連の結論は、次の内容です。

 「発生確率が低くても、原発事故の規模を掛けあわせ、そのリスクが許容できないのであれば、原発を辞めるべきです。しかし、規模を誰も明らかにしない。発生確率は火山学で求められますが、火砕流に覆われた原発に何が起きるかということのシミュレーション、被害の規模は、火山学者は計算できないので、原子力の技術者が計算し、被害額なり汚染の規模を出して、発生確率と掛けあわせて、リスクを求める。そしてそのリスクが他のものに比べて突出しているのであれば、やめるべきだと思います。それを誰も計算していない。筋が通っていないことだと思います。」

 原発は、辞めるべきだということです。

 一方、原子力規制委員会の田中俊一委員長の10月1日の定例会見の様子を、産経新聞は次のように報じています。

「九州電力川内原発(鹿児島県)の噴火対策をめぐり『正確な予知は不可能』などとする火山学者らの批判に対し『天災地変がいつ起こるか分からないので、社会的活動を全てやめろという話は(認識に)ギャップがある。そういう感覚では、われわれの仕事はできない』と反論した」

大飯原発の判決を出すまでもなく、「そのリスクが他のものに比べて突出しているのであれば、やめるべきだと思います。」というのが火山学者小山真人氏の結論である。あたりまえの判断である。
 そもそも「3.11」は原発被害のリスクの突出性を証明したはずである。
 この原子力規制委員会委員長の発言は、あまりにも非科学的である。むしろ、政治的根拠しか見いだせない科学者の悲哀さへ感じさせる。

 以下、IWJ Independent Web Journal 及び産経新聞の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-10-05 05:44 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-福島原発事故の教訓を何故無視するのか

 東京新聞の2014年9月12日付の次のような記事を読むと、安部晋三政権の理不尽さに怒りを覚える。

「政府が十一日に公表した当時の民主党政権幹部らの聴取記録(調書)には、混乱しながら福島第一原発事故の対応に追われる姿や、原発事故の恐ろしさがつづられていた。安倍政権は調書の内容を把握しながら、教訓を忘れたかのように再稼働を進めようとしている。」

 また、「エネルギー基本計画でも『事故が起きた場合には国は関係法令に基づき、責任をもって対処する』と事故の可能性も想定している。」なかでの再稼働に急ぐ安部晋三政権の無責任さは際立ち、むしろ犯罪的である。
 次の記事を心して読む。

「記者は当時、首相官邸で官房長官だった枝野幸男氏の取材を担当していた。事故直後、秘書官の一人が「原発内部で何が起きているのか、全く分からない。東京から撤退する外国要人が続出している」と漏らしたのを覚えている。民主党政権が二〇三〇年代に原発稼働ゼロを目指す方針を打ち出したのも、事故の恐ろしさを体験したからだ。」
「原発が抱えるリスクが大きく変わったとは思えないが、安倍政権は再稼働に前のめりだ。四月に閣議決定した中長期のエネルギー基本計画では、原発を『重要なベースロード電源』と、再び電力の安定供給の柱に位置付けた。脱原発依存を掲げた一二年の衆院選公約にも反していた。安倍晋三首相は規制基準を満たした原発は安全との前提に立ち、原発を次々と再稼働させる方針。海外にも積極的に輸出して、日本の経済成長につなげようとしている。」
「菅義偉(すがよしひで)官房長官は十一日の記者会見でも『事故を教訓に世界で最も厳しい安全基準ができた。基準に合致すれば原発を稼働していく』と明言した。しかし『世界最高水準』の根拠は明確でなく、菅氏が言及した安全基準は実際は『規制基準』でしかない。」

 そうなのだ。安部晋三政権の唱える「安全基準」は、「規制基準」でしかないのだ。

 以下、東京新聞の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-14 12:05 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-胎児性水俣病患者ら九州電力川内原発の再稼働に反対する会を結成

 熊本日日新聞は、2014年9月12日、「胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(51)=水俣市=らが、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する会を結成。水俣市議会に11日までに再稼働反対の陳情書を提出した。」と、報じた。
 この記事によると、会の設立について、「松永さんは昨年2月、東京電力福島第1原発から約40キロの福島県飯舘村を訪問。住民から避難生活の不自由さなどを聞いた。水俣市も川内原発から約40キロの距離にあり「事故が起きれば、障害者ら介護が必要な人はつらい思いをする。自分たちが声を上げなければ原発は止まらない」と考えたという。」と、されている。

 川内原発に再稼働については、避難計画が不充分であることが指摘されてきた。
こうした当時者からの声が重要である。

 以下、熊本日日新聞の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-14 05:36 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-原子力防災会議(議長・安倍晋三首相)が対策を了承

 安部晋三政権は、2014年9月12日、原子力防災会議(議長・安倍晋三首相)を開き、川内原発周辺自治体の避難計画など緊急時の対応策を了承した。
 このことについて、毎日新聞は、「報告内容は計画の実効性をどう担保するかを示していない上、今後の調整や詰めが必要な項目も多く、住民の不安を解消するのは困難な状況だ。」と指摘している。
 このことのテレビニュースでは、安部晋三首相の得意げな様子が流されていたが、こうした指摘は、流されていないため、恐らく彼の何故か自信満々な様子だけがイメージで残ることになる。
 改めて対応策の問題点を新聞報道から読み取る。

 「事故発生後、すぐ避難する必要のある川内原発の半径5キロ圏内では、病院の入院患者や福祉施設入所者ら災害時要援護者の避難のために民間会社や九電の協力でバスを準備するとした。」
 「放射線量の上昇具合に応じて段階的に避難する30キロ圏内では、避難車両が不足した場合、隣接する熊本、宮崎両県の自治体から調達したり、国が支援したりするとした。しかし地元バス会社との調整も完了しておらず、協定締結などに至っていない。」
 「具体的な避難先が未定の10〜30キロ圏の要援護者については、県が整備予定の避難先の受け入れシステムで調整するとしたが、未完成という。」

 また、「川内原発を巡っては、原子力規制委員会が10日、再稼働の前提となる安全審査で新規制基準に適合していると結論づけた。地元同意が今後の焦点となるが、安全審査と「車の両輪」とされる避難計画は規制委の審査の対象外で、安全審査の要件には入っていない。計画を実際の避難に結びつけられるかどうか、周辺の住民が計画を受け入れるかが注目される。」という指摘を肝に銘じたい。
 
 以下、毎日新聞の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-13 06:42 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-原子力規制委員会の川内原発再稼働のための新基準適合の判断を批判する

原子力規制委員会は2014年9月10日の定例会合で、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)が、原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めたが、このことは大きな瑕疵を伴っており、到底認められるものではない。
 考えられる瑕疵は次のことである。

  原子力規制委員会は、審査にあたっては、規制委が認めた案に、全国から1万7800件余りの意見が寄せられたにもかかわらず、大きく修正する必要はないとの判断をした。
 「3.11」が明らかにしたのは、専門家という集団が作り上げた「安全神話」の誤謬ということであった。だからこそ、「3.11」以降は命の問題を基本に考えるということであったはずであった。大飯原発判決の意義もそこにあった。しかし、多くの市民からの、命から発した問題意識は、顧みられなかった。
 最大の問題は、命の問題、その前提となる「安全性」問題への疑問は、充分には説明されていないままであることである。
 具体的には、 次のことが言える。
 第1に、「川内原発の周辺には、約五十キロ南東にある桜島を含む姶良(あいら)カルデラなど巨大な火山がある。過去に火砕流が敷地内に届いた可能性もある。しかし九電は、影響は少なく、衛星利用測位システム(GPS)で火山周辺の地殻変動を監視すれば巨大噴火は予知できると主張。危険と分かれば原発の運転を止め、核燃料を緊急搬出すると説明した。規制委は『今後の運転期間はせいぜい三十年間。その間の噴火はないだろう』と推測し問題なしと判断した。」ことが間違っている。
 このことについては、「専門家から『巨大噴火を予知することは、現在の技術では非常に困難。事業者にできるのか』『十分な監視ができないのに、できることを前提にした審査はおかしい』など厳しい批判が相次いでいる。こうした科学的な意見があるのに、規制委は審査し直さなかった。」という指摘がまさに正鵠を得ている。
 第2に、住民を守るための避難計画を議論しなかったことである。
 このことについては、「住民の避難計画をめぐっては、規制委は指針を示しただけで、計画策定は自治体に任せたまま。国は無責任との批判を受け、経済産業省は一日付で、立地自治体の薩摩川内市に二人、鹿児島県に三人の計五人の応援職員を派遣したが、実効性のある計画にできるかが課題だ。」と批判されている。
 実は、「3.11」の経験は、避難計画の重要性を指し示しているはずであったにもかかわらずである。
 第3に、「事故時の対策拠点は当面、水道がないなどの問題がある代替施設を使う。」ことと「放射性物質の放出を抑えつつ、格納容器の圧力を下げるフィルター付きベント(排気)設備は完成が二年後になる予定。」とされた上で、原子力規制委員会が審査の合格を決めたことである。
 このことについては、どうしても理解できない。
 第4に、「重大事故では周辺自治体も区別なく被害に遭う。それが福島原発事故の教訓だ。少なくとも半径30キロ圏の自治体には同意を取り付ける努力が必要ではないか」ということである。果たして30キロ圏だけでよいのかということも含めて、このことも重要な課題である。
 
 さて、南日本新聞者の社説は、「ただ、新基準への『合格』は規制委が再稼働を容認したことにはならない。規制委が7月に審査書案を認めた際、田中俊一委員長は『基準の適合性を審査した』と述べているからだ。それでも今後、再稼働への動きが本格化するのは間違いない。鹿児島県や薩摩川内市の同意などを経て今冬以降、再稼働される見通しである。」と、その問題点とこれからの流れについて説明する。

 いずれにしろ。これからが正念場である。

 以下、西日本新聞社及び南日本新聞社の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-12 05:24 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-原子力規制委員会は九州電力川内(せんだい)原発1、2号機原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果

 川内原発の再稼働に関して、東京新聞は2014年9月10日、「原子力規制委員会は十日の定例会合で、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)が、原発の新しい規制基準を満たしているとの審査結果を正式に決めた。」と、報じた。
 このことに関しては、「新基準に適合したと認められる初の原発となるが、火山の危険性をめぐる審査で、専門家から多数の批判が出たのに十分検討せず、住民を守るための避難計画も議論しなかった。」と指摘した。
 これを受けたかたちで、「鹿児島県の伊藤祐一郎知事は10日、原子力規制委員会が九州電力川内原発の審査書を正式決定したことを受け、10月9日から審査結果について住民説明会を開催すると発表した。」とも報じた。

 以下、東京新聞の引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-10 22:57 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-原発は廃炉の時代

 朝日新聞は、廃炉の動きが本格化していると、報じている。
 具体的には、「関電が廃炉を検討している美浜原発1号機は運転開始から43年、2号機は42年を超える。九電は玄海1号機(38年)、中国電は島根1号機(40年)、四国電は伊方1号機(36年)の廃炉の是非を検討中だ。」と、名前が挙がってきている状況だ。
 しかし、そのすべてが、電力会社の自己都合による判断に委ねられている。
 また、「廃炉を着実に進めることで比較的新しい原発の再稼働に理解を得るねらいもある。」と、原発再稼働推進のための戦略と位置づけられている。
 原発問題を成長戦略の中に位置づけてる安部晋三政権には、原発問題については根本的な議論を改めて要求していくしかない。

 以下、朝日新聞の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-08 05:36 | 書くことから-原発 | Comments(0)

原発問題-川内同型原発は審査簡略化可能か

 「川内(せんだい)原発と同型炉なら審査の効率化は可能じゃないですか」という菅官房長官の発言を改めて考えてみた。
 この発言は、これまでにも指摘してきたように、命の問題は隅に追いやり、成長戦略を題目として掲げた以上何としてもやりとげようとする安部晋三政権の政治的意図を感じさせるものである。
 このことについては、次のような反論がまっとうなものして出されている。

(東京新聞引用)
「菅氏の発言は、早く原発の審査を終えたいという本音なのでしょう」。規制委に対しても、「本来、『審査をなんだと思っているんだ』と苦言を呈すべきなのに、なぜ黙っているのか」と批判した。

「上流のダムを一つ決壊させれば、下流のダムも次々と決壊するということなのでしょう。だが、川内が終わる前から、次の原発の再稼働を考えているとは、あきれてものも言えない」

「原発ごとに地震の大きさ、津波の影響も変わる。老朽化の具合も違う。それぞれの原発の事情を考慮することなく審査を簡略化するようなことは、あってはならない」

「安全審査でなく、基準の適合性を審査した。安全だということは私は申し上げませんと、国会でも答えてきた」などと話した。つまり、菅氏の「安全軽視」の姿勢は根本的に誤っているというわけだ。

(小出裕章ジャーナル引用)
「新規制基準では、『活断層をより厳密に審査しろ』ということであったり、あるいは、『津波の影響がどれだけあるかを審査しろ』とかいうことであったわけで、そういうものは全て敷地に依存していますので、加圧水型という原子炉のかたちとは違うことをキッチリと評価しなさいというのが新規制基準の目玉ですので、そんなもの簡略化できる道理がないのです。」

   この問題は、小出裕章さんの次の結論に尽きる。

 「一番大切なのは、本当に住民の安全が守れるかということなのであって、それこそ大切であって、個別敷地に依存しているのです。ですから簡略化というのは、ほんのごく一部でできる場所もあるかもしれませんが、ほとんどのものはできないと思った方がいいと思います。」

 以下、東京新聞及び小出裕章ジャーナルの引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2014-09-07 09:36 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧