カテゴリ:書くことから-いろいろ( 192 )

「こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。」ということを、噛みしめます。

 NPJを見ていましたら、水島宏明さんのブログの「後藤さんの災害事件で『あさイチ』柳澤キャスターの珠玉の1分間コメント」という記事に出合いました。

 それは、次のようなものでした。 ブログから引用します。


僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。

戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。

それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。

われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。

それが後藤さんが一番、望んでいることじゃないか。そう思ったものですから、冒頭なんですけど、ちょっとお話をさせてもらいました。」


 確かに、マスコミでは、驚くほど「テロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めている」状態である。
  だからこそ、「ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。」ということを肝に命じたい。


by asyagi-df-2014 | 2015-02-03 06:06 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

私も、彼らの犠牲が最後となることを祈ります。

後藤健二さんらの人質殺害をうけて、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)が声明を出しました。

声明のつぎのことに、深く繋がります。

「暴力による負の連鎖を断ち切るために、原因を追求し、私たちは賢明な平和的手段で解決することを訴えます。」

「今も世界各地では戦闘や空爆が続き、犠牲者は増え続けています。暴力から尊い命を守ること、それが後藤さんがジャーナリストとして命をかけて伝えたかったことではないでしょうか。後藤さんと湯川さんのご冥福を祈ると同時に、彼らの犠牲が最後となることを祈ります。」

 以下、声明の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2015-02-02 19:47 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

津嘉山正種さんのインタビュ-記事を読む

 このところ体調がすぐれず、無気力状態だったのですが、ようやく回復時期に入ったような気がしています。ということで、たまってしまった沖縄タイムスを読み返してみました。

 1月25日付けの沖縄タイムに、「沖縄を語る 時代への伝言」とする特集で俳優の津嘉山正種さんのインタビユ-記事が掲載されていました。
 一番好きな戯曲に「人類館」を掲げる津嘉山さんは、自らの沖縄差別の現実を語るとともに、熱く沖縄への思いを吐露している。
 これを読んでいて、新聞紙の意味を噛みしめています。

 さて、いつものように、沖縄新聞の引用。


 「26,7歳のころ、飲み屋で若い劇団仲間で演劇論を戦わせていた。カウンターにいた劇団の先輩が『お前ら、違うんだよ』と口を出してきた。私が、『あなたに話しかけているんじゃありません。われわれで話をしているんです』と言うと、『何言ってるんだ、沖縄が』と。『今のはどういう意味ですか、説明してください』『失言だ、聞き流してくれ』『いや、聞き流せません』というやりとりがあった。沖縄に対する差別を読み取った。蔵書が何万冊という博識の人だったが、『心の根底にそういう沖縄感、差別感をもっているというということだな』と思った。」

 「沖縄の歴史は、生きるために、長いものに巻かれてきた歴史だ。将来の子どもたちに今のままの沖縄を残すのか。権力、長いものに巻かれない決意をもたなければならない。ウチナンチューのアイデンティティーを持ち、どう生きるか。今が踏ん張りどころだ」


by asyagi-df-2014 | 2015-01-28 06:05 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

ストップ川内原発再稼働!1.25全国集会に参加しました。

  2014年1月25日(日曜)、鹿児島市の天文館公園で開催された「ストップ川内原発再稼働!1.25全国集会」に、大分から参加してきました。
 真冬とは思えない陽気の集会となり、主催者発表の3,000人が集まり、集会後には、鹿児島中央駅までの2.5kmをデモ行進してきました。
 この集会では、「再稼働のスイッチは押させない!」とする1.25集会アピールを採択し、思いをつなぎました。
 このアピールでは、次のように訴えています。

 原発は人類と共存できません。使用済み核燃料という「核のゴミ」は誰も処理できない人類の負の遺産です。再稼働によってこれを増やしてはなりません。未来に対してあまりにも無責任です。太陽の光と熱、風の力、大地の熱、微生物の力-そんな、安心して使い続けられるエネルギーを選びましょう。
 私たちは強く訴えます。原発はいりません!原発なしで暮らしましょう!もう一度、あの3.11を、そして今この瞬間も、福島の原発では終わりの見えない事故処理のさなかであるという現実を、しっかりと見つめましょう!

●川内原発1・2号の再稼働を止めましょう!廃炉にしましょう!
●全国全ての原発の再稼働は許しません!
●自然エネルギー中心の社会を作りましょう!

 確かに、この集会のなかでの福島からの参加者の訴えは、あらためて原発事故の実態を再確認させてくれました。

 最後に、前回参加した8月31日の川内市での集会とは違い右翼の街宣車は見当たりませんでした。でも一方では、すれ売れ違う人たちやビルの窓から様子を眺める市民からは、あまり思いを感じ取ることはできませんでした。 
それでも、私自身には、「再稼働のスイッチは押させない!」という決意を刻むことのできる1日となりました。


by asyagi-df-2014 | 2015-01-27 14:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

2015年度予算案の閣議決定を各紙社説から考える

 2015年1月14日、政府予算案が閣議決定された。
 このことを、各紙の社説とともに考える。
 各紙の社説とその見出しは、次の通りである。

(1)信濃毎日新聞社説-政府予算案 成長頼みで大丈夫か-

「『経済再生と財政再建の二兎(にと)を追う』は安倍政権の決まり文句だが、予算案を見ると、本当に実現できるのか疑念が募る。」
「しかし、歳入の4割近くを国債に頼っている。借金依存体質は少しも変わっていない。さらに注意しなくてはならないのは、予算案が経済成長で税収が伸びることを前提にして、財政再建を図ろうとしていることだ。当てが外れれば経済も財政も共倒れになる危険がある。」
「首相が力を入れる安全保障関連費用の伸びが目立つ。防衛費は02年度をピークに減少傾向だったが、第2次安倍政権は3年連続で増やしている。18年度までの中期防衛力整備計画によれば、毎年1%近くの増加が見込まれる。16年度は5兆円を突破する可能性がある。軍事重視路線が周辺諸国との間で摩擦をさらに強めないか、心配になる。」
「社会問題化している経済格差への対応も同様だ。税制改正も含め、富の再分配への取り組みが今回の予算案でも弱い。」

(2)新潟日報社説-15年度予算案 足りぬ暮らしへの目配り-

「総額96兆3420億円は過去最大である。規模は勇ましいが、私たちの日々の暮らしが良くなるかは見通せない予算といえる。」
「政府は具体策を打ち出す地方自治体の奮起を求めるが、力の弱い自治体を切り捨てるようなことは許されない。」
「経済と財政のかじ取りはこれからますます難しくなりそうだ。安倍政権の『経済最優先』が正念場を迎える。」

(3)北海道新聞社説-2015年度予算案 道筋見えぬ成長と健全化-

「一方、企業業績の改善で法人税収などが増える見込みから、財源不足を補う新規国債の発行額は6年ぶりに30兆円台に抑えてはいる。しかし歳入の40%前後を国債に頼る借金体質に変わりはない。安倍首相は『経済再生と財政健全化の両立を実現させる予算』と胸を張るが、これでは納得することはできない。」
「過去最大の4兆9800億円に膨らんだ防衛費は安全保障を重視する『安倍カラー』が、より鮮明に打ち出されたと言える。予算編成の基本方針で『聖域なく歳出を見直す』と明記していたはずだ。議論も不十分なままの事実上の聖域化は疑問が残る。」
「生活保護費では、家賃に相当する『住宅扶助』の支給額が引き下げられ、冬の暖房費などに充てられる『冬季加算』も減額される。低所得世帯にとっては最低限の生活保障を脅かされる事態につながりかねないだけに、政府にはより慎重な対応を求めたい。」
「財務省によると国債発行残高は15年度末には807兆円、国と地方の長期債務残高は1035兆円に膨らむという。15年度は新規国債発行額を4兆3870億円減らしたとはいえ、焼け石に水といった状態だ。」

(4)東京新聞社説-15年度予算案 見えない「負担」も語れ-

「政府が決めた二〇一五年度予算案は税収増から借金依存度が改善したとはいえ、依然として借金頼みだ。結局、巨額債務の処理も『禁じ手』を使うのか。」
「アベノミクスは当初から、政府債務を処理するうえで『禁じ手』との指摘があったが、政府与党の楽観的ともとれる姿勢を見せられると、結局アベノミクスは債務削減を企図していると思わざるを得ない。」
「日本の債務残高は、例えれば河原で積み上げる小石の山のようなものだ。何かのはずみで、いつ崩れてもおかしくない。それでも政府が小石を積み上げ続けられるのは、アベノミクスの異次元緩和で金利を低く抑え込んでいるためだ。だが、この人為的な超低金利は預金者や金利生活者、投資家の金利収入を犠牲にしていることに等しい。」
「見えない負担を『可視化』すると、アベノミクスの持つ危うさや、それにもたれかかる財政の脆弱(ぜいじゃく)さが浮かび上がるのである。世界一の借金大国が大盤振る舞いの予算を組み続けるのは、やはりおかしいのである。」

(5)朝日新聞社説-新年度予算案―弱者へしわ寄せなのか-

「もらえる年金やサービスは抑えられる一方、消費税などによる負担は増える。国民にとって痛みの分配は避けられない。」
「政権が予算案で示した解答をひと言でいえば、『所得の少ない人へのしわ寄せ』である。」
「この予算案にも首をかしげる項目が多くある。例えば、整備新幹線である。与党や自治体の要望で北海道など3路線の開業時期の前倒しを決めたが、国と地方が投じる公費が膨らむ危険をはらんでいる。」

(6)毎日新聞社説-15年度予算案 未来への道が見えない-

「しかし、その意気込みは伝わってこない。税収が増える分だけ新たな借金は減らすが、歳出の膨張に歯止めはかからず、一般会計は過去最大の96.3兆円に達した。これではツケ回しをしない健全な未来への道筋は見えない。」
「15年度の目標を達成しても歳入の約4割を借金に頼る不健全な構造は変わらない。政府は20年度のPB黒字化を目指すが、内閣府の試算でも11兆円の赤字が残る。達成には大胆な歳出削減が欠かせない。」
「3年連続増の防衛費や前年度並みの公共事業費などからも厳しい財政規律を守る姿勢はうかがえない。」
 
 結局、今回の政府予算案は、東京新聞の「 世界一の借金大国が大盤振る舞いの予算を組み続けるのは、やはりおかしいのである。」ということであり、朝日新聞の「所得の少ない人へのしわ寄せ」との指摘に尽きる。

 加えて、愛媛新新聞は、沖縄振興予算減額について、「沖縄振興予算が14年度比で4.6%減額となった。減額は5年ぶり。安倍政権が推進する米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する翁長雄志氏が、知事選で勝利したことへの腹いせとみられる。」と、痛快に安部晋三政権の姑息さを指摘した。

 以下、各紙社説の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2015-01-16 19:00 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄タイムス社説とともに2015年を。

2015年の始まりを、大分・竹田の地で、降り荒ぶ雪を見ながら考えている。
 「日本社会が分水嶺(れい)を迎えているだけでなく、沖縄にとっても今年は将来を決定づける重要な年である。」と、沖縄タイムスは、年頭に訴える。
 確かに、日本社会は分水嶺を迎えることになる。
 安部晋三政権という大きな反動のうねりを越えなけねばならない。
 だとしたら、これを越える新しい波動が必要になる。
 痛いことではあるが、私には「3.11」によって「現実」と「未来」をみることができた。
 出発はそこしかない。

 沖縄タイムスは、四つの亀裂を示す。
 「日本は現在、三つの深刻な『社会的亀裂』を抱え分断化が進んでいる、と佐々木毅東大名誉教授は指摘する(『潮』1月号)。一つは経済的な格差という亀裂。二つ目は世代間の亀裂。三つ目は都市と地方の亀裂である。佐々木さんは触れていないが、もう一つ大きな亀裂が横たわっているのを見逃すわけにはいかない。米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐる沖縄とヤマト(政府)の深刻な亀裂だ。」
 特に、四つ目の亀裂については、このように描写する。
 「新基地建設のために政府が牙をむいて県民に襲いかかってくる、という話だ。これは弁解の余地のない『沖縄差別』であり、代表制民主主義の否定である。」 

 この四つ目の亀裂は、沖縄にとっては極めて現実的な問題である。ただ、実は、これは沖縄だけの問題ではない。自己決定権を正しく主張する地域の闘い、想いに対しては、「政府が牙をむいて襲いかかってくる」ことを肝に命じなけねばならないことになる。
 それが、2014年7月1日の閣議決定や特定秘密法等の意味なのである。

 最後に、沖縄タイムスは、翁長知事に対して、「国政にパイプを持たない翁長知事にとって、これからの県政運営は多事多難である。戦後70年の劈頭(へきとう)に立って、『平和と暮らしを守り抜く』という強力なメッセージを内外に発信し、自立に向けた姿勢を示してもらいたい。」と、結んだ。

 平和と暮らしを守り抜く。
 このことこそ、2015年の私たちの課題である。

 以下、沖縄タイムスの引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2015-01-01 15:40 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

GDP下方修正、これをどのように考えるか。

朝日新聞は、2014年12月8日、「7~9月期のGDPの2次速報では、物価の変動をのぞいた実質成長率は、前期(4~6月)と比べて0・5%減、この状況が1年続いた場合の年率で1・9%減となった。」と、報じた。

 例えば、安部晋三政権の閣僚は、「経営者の責任」と演説した。それは、自己責任論を振りまいた経営者達の「本人の責任」の言葉を彷彿とさせる。
 その構造は、自らの責任を放棄するために、または自らを守るために、ターゲットを差し出すやり方であり、何とヘイトクライムの構造そのものでもあるのだ。

 安部晋三政権は、確かに、差し出すものと囲うものを明確化して戦略を作り上げてきた。 安部晋三政権の「成長戦略」とは、まさしくそういうものである。そして、そのもとにもたらされたものが、この結果である。
 だとしたら、安部晋三政権とは違う地平を目指さなければならない。
 何故なら、安部晋三政権が、この先、囲うもののために、より一層の差し出すものを用意しているからである。

 以下、朝日新聞の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2014-12-09 20:59 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

この総選挙を考える。

安倍政権の「戦争する国づくり」にノーの審判を下すことを呼びかける法律家6団体共同声明(2014年12月1日)は、次のように呼びかける。

「今回の衆議院解散は、アベノミクスの失敗や「政治とカネ」の問題から国民の目をそらし、野党の選挙準備が整わないうちに選挙を行って過半数を獲得しようという意図のもとになされたものであり、政権の延命を図るという私利私欲・党利党略のために行われた大義なき解散である。同時に、安倍政権がこの時期に解散・総選挙に踏み切らざるを得なかったのは、特定秘密保護法の強行や集団的自衛権行使容認の閣議決定、原発再稼働、TPP交渉への参加、消費増税など、民意を無視し、憲法を破壊し、国民の命と暮らしを蔑ろにする安倍政権の暴走に対する国民の強い怒りと批判が広がったからにほかならない。これに追い打ちをかけたのが沖縄県知事選挙である。11月16日に実施された沖縄県知事選挙では、現職の仲井真弘多氏が名護市辺野古への新基地建設に反対する翁長雄志氏に歴史的大敗を喫し、新基地建設を強引に押し進めようとする安倍政権への抗議の県民意思が明確に示されたのである。その意味では世論と運動とによって安倍政権の側が追い込まれた解散・総選挙である」

 つまり、この総選挙は、大義なき、政権延命のためのものであると。

 しかし、「今回の総選挙によって問われるべきは安倍政権の『戦争する国づくり』である。」以上、やはり、「岐路に立つ日本、平和と自由と民主主義を堅持する国民の意思を示すとき」と次のように訴える。

「今回の総選挙は、安倍政権の改憲・壊憲政策による戦争への道を突き進むのか、それとも、戦後70年近くをかけて積み上げてきた日本国憲法が示す平和国家の道を堅持し、深化させるのか、国民の選択が迫られている。今、日本は岐路に立たされている。今こそ、日本と世界の未来のために平和国家としての道を歩み続けることを願う国民の意思を示す時である。」

 やはり、自分の意思は示さなければならない。


by asyagi-df-2014 | 2014-12-05 05:45 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

衆院選公示、地方紙から考える

衆院戦が公示された。
 あえて、九州の地方紙からこのことを考える。
まとめてみると次のようになる。

(1)選挙の持つ意義

・琉球新報
「2009年の政権交代、12年の政権奪還をわれわれは経験した。その成果と不首尾を総括すべきときだ。だが前2回に比べ有権者の関心が薄いと懸念されている。政治家が公約をほごにし、公約にないことを実行したことで、政治との距離が増したのではないか。
 公約を基に投票先を選び、政権党はその公約を守り、有権者が選択した未来を実現する。それで初めて国民は主権を実感するのだ。本来の主権者たる国民の手に政治を取り戻すため、候補者には公約の明示と実行の確約を求めたい。」
「問われているのは、日本が一地域を差別して恥じない国であるのか、民主主義を重んじる国であるのか、という根本なのである。」

・沖縄タイムス
「安倍晋三首相がこの時期に突然、衆院を解散したことについては、全国の有権者から『』大義なき自己都合解散』との批判が強い。消費税の再増税先送りが選挙の争点になりにくいのは確かである。
 ただ、こうなった以上、安倍政治に対する審判の機会が与えられた、と積極的にとらえ直したほうがいい。
 候補者を擁立する与野党9党は、それぞれが重視する争点を掲げている。経済政策『アベノミクス』の是非、閣議決定に基づく集団的自衛権の行使容認、安全保障政策の急転換、社会保障、原発再稼働、東日本大震災の被災地復興、地方再生、政治とカネなど、論ずべきテーマは多様である。」

・南日本新聞
「問われるのは政権奪還後2年間の『安倍政治』である。」
「『1強多弱』の勢力図が塗り替わるかどうかが最大の焦点だ。」
「成熟社会の日本のどんな未来図を描くのか。与野党の本格的な論戦を期待したい。」

・西日本新聞
「『今回の衆院解散には大義がない』からと選挙に対する関心を喪失し、投票所へ向かうのをためらったら、誰がほくそ笑むのか。冷静に考えたい。賢明な主権者として『大義ある審判』で応じよう。」


(2)何を焦点とすべきなのか。

・琉球新報
「今回の選挙で真っ先に問われるべきは憲法改正の是非、なかんずく9条改正の是非である。」
「各党に何より問いたいのは、沖縄に米軍基地の過重負担を押し付け、犠牲を強要する『構造的差別』を、今後も続けるか否かだ。」

・沖縄タイムス
「沖縄選挙区(1~4区)は、知事選で浮上した新たな政治潮流を反映し、従来にない構図になる見通しだ。最大の争点は、やはり辺野古問題である。」
「『県外』から『県内容認』に転換した以上、そのことの是非がまず問われなければならない。」

・南日本新聞
「道半ばのアベノミクスで、最もしわ寄せを受けるのが子どもたちだ。『子どもの貧困率』は2012年、16.3%で過去最悪を更新した。実に6人に1人である。」
「アベノミクスの恩恵はまだ、円安で潤う一部の輸出企業や富裕層などにとどまっている。」
「選挙戦後半には、『知る権利』の侵害が懸念される特定秘密保護法が施行される。安全保障の情報を特定秘密にし、漏えいすると最高で懲役10年を科す。憲法9条の解釈変更による集団的自衛権の行使容認の閣議決定とともに、『安倍政治』を象徴する施策だ。
 こうした世論を二分する戦後安全保障政策の大転換を、まともな国会論議を避けたまま押し通す政治手法や、異論に耳を貸さない姿勢も問われるべきである。」

・西日本新聞
「安倍首相の経済政策『アベノミクス』が大きな争点であることは否定しない。しかし、果たしてそれが『最大』かどうかは、有権者の判断に委ねられる。」
「その一方で、昨夏の参院選で衆参ねじれを解消した後の『決めすぎる政治』を問題にする有権者も少なくないはずだ。
 国民の知る権利を侵害しかねない特定秘密保護法を採決強行の連続で成立させ、戦後の歴代内閣が『憲法解釈上できない』としてきた集団的自衛権の行使を一内閣の閣議決定で容認へ踏み切った判断の是非は、今回の総選挙で徹底的に論じてほしい。」
「そして、私たちが特に訴えたいのは、来年の戦後70年へ向けてこの国はどこに向かうのか-という歴史的な時間軸に根差した将来のいわば『方向感覚』である。」

 ここでは、西日本新聞の「そして、私たちが特に訴えたいのは、来年の戦後70年へ向けてこの国はどこに向かうのか-という歴史的な時間軸に根差した将来のいわば『方向感覚』」という主張を肝に銘じたい。

 以下、各紙社説の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2014-12-02 20:59 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

安部晋三政権を考える-2014年11月21日

神奈川新聞は、アベノミクスにかかわる「『三本の矢』の経済政策は、確実に成果を挙げつつある。政権発足以来、雇用は100万人以上増えた。有効求人倍率は22年ぶりの高水準だ。今春には平均2%以上、給料がアップした。過去15年間で最高だ」という安部晋三首相の発言に対して、雨宮処凛さんの「求人の中心は非正規雇用。安倍政権になってから、正社員は31万人減って、非正規労働者は129万人増えている。実態は良くなっていない。アベノミクスで暮らしがよくなっているという人は所得の上位数パーセントにすぎないのではないか」、「実は、経済政策がうまくいかず、景気が上向かないという政権にとって不利な状況をうまくやり過ごそうとしているようにしか見えない。増税を予定より1年半先送りにするというのは、経済を回復させてから増税すると言いたいのだろうが、経済が回復するかどうかは分からない。国民には聞こえはいいが、見通しが立っていない未来に丸投げしただけではないのか」と、反論を掲載した。

 また、雨宮処凛さんは、第2次安倍政権を「暴走政権」と評し、『特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認と、国民の反対の声を無視して、押し切った。おまえたちの意見は聞かないよ、というメッセージとして受け取った』。国会周辺で行われた秘密保護法に反対するデモにも足を運んだ雨宮さんの実感だ。」と批判する。

 結局、安部晋三政権がもたらしたものは、「背景にあるのは、社会の閉塞(へいそく)感」である。
 だから、「安倍首相が決断を誇ってみせた消費税再増税の先送りも、希望の光になり得ない。」と、いうことだ。

 以下、神奈川新聞の引用。




More
by asyagi-df-2014 | 2014-11-21 05:40 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧