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沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月29日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 例えば、沖縄タイムスの次のような記事をどう受けとめればいいのだろうか。
 「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局がキャンプ・シュワブ沿岸のK9護岸建設現場に設置を始めた消波ブロックが、県に提出した工法手順と異なることが28日、分かった。また、辺野古崎西側で建設を始めた工事用仮設道路も、防衛局が2014年に県へ提出した設計概要の変更申請には記載がない工事であることも判明した。」
 もちろん、「設計変更の手続きが必要だ」、ということになる。
 それにしても、「一時的な敷設」と「防衛局が県から承認を得た工事内容とは異なり、変更申請が必要だ」のどちらが行政的に正しいかと問われたら、「変更申請」が必要なことは、行政担当者にとっては当たり前のことだ。
 つまり、それほど劣化しているということだ。


 2017年6月29日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-防衛局が辺野古新基地で計画外工法 消波ブロックと仮設道路の2点-2017年6月29日 08:20


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局がキャンプ・シュワブ沿岸のK9護岸建設現場に設置を始めた消波ブロックが、県に提出した工法手順と異なることが28日、分かった。また、辺野古崎西側で建設を始めた工事用仮設道路も、防衛局が2014年に県へ提出した設計概要の変更申請には記載がない工事であることも判明した。県や市民団体からは「設計変更の手続きが必要だ」との指摘が上がり、防衛局の手法に疑念が強まっている。」
②「防衛局の埋め立て承認願書の『設計概要』には、海中に投下した護岸の基礎となる捨て石を固定するため、(1)被覆ブロック(2)消波ブロック-の順に施工すると明記している。だが防衛局は27日、被覆ブロックの手順を飛び越して消波ブロックを設置した。また、設計概要には波の影響を避けるために護岸の外側に設置するとしているが、実際には護岸の内側に置いている。辺野古崎西側では、石材を投下して既存道路と海側に造る仮設道路をつなぐ作業に着手したが、14年に前知事から承認を得た設計概要変更申請には今回の工事は記載されていない。」
③「防衛局は本紙の取材に『消波ブロック設置は高波による護岸への影響を防止するための一時的な措置』として変更申請は必要ないと主張。仮設道路に関しても『一時的な敷設』とし、そもそも設計概要に記載されるものではないとの認識を示した。」
④「平和市民連絡会の北上田毅氏は「防衛局が県から承認を得た工事内容とは異なり、変更申請が必要だ」と指摘。K9護岸には消波ブロック2千個を設置する予定で、「一度設置した消波ブロックを今後取り外し、改めて被覆ブロックを設置する作業は現実的ではない」と疑問視した。


(2)沖縄タイムス-金武漁港でも燃料廃棄 別の従業員証言「最悪な行為」 辺野古新基地の警備艇-2017年6月29日 09:06


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古沖の新基地建設に伴う海上警備業務を沖縄防衛局から受注しているマリンセキュリティー(沖縄市泡瀬)の警備艇が、故障で漏れ出た燃料を海中廃棄していたと従業員が告発した問題で、別の従業員は28日、3月ごろに金武漁港内でも警備艇『かしま』から燃料を海に捨てていたと証言した。従業員の40代男性が沖縄タイムスの取材に答えた。」(中部報道部・赤嶺由紀子)
②「男性によると3月ごろ、金武漁港で停泊していた警備艇『かしま』の船底にたまった燃料を、船長の指示で複数の従業員がバケツを使って海中に捨てる作業を目撃したという。投棄後は液体洗剤も海にまいていたという。男性は『船が故障していることは会社側も知っていた。修理もぎりぎりまで行わず、燃料の廃棄は長島付近以外でもやっていた』と話し、日常的に海中廃棄が行われていたと証言した。」
③「また、警備艇の船長による暴言や嫌がらせなどのパワーハラスメントも横行していると明かした。『こんなこともできないのか』『作業が遅い』と怒鳴り散らすなど、日常的なパワハラが原因で退職に追い込まれた従業員もいたという。夜間勤務の際には会社が禁止しているにもかかわらず、船内でビールや焼酎などの飲酒も恒常的に行われていることも明かした。男性は『海上での業務に携わる会社としてふさわしくない最悪な行為。警備業務になっておらず、税金の無駄遣いだ』と指摘した。」


(3)沖縄タイムス-「尋常ではない。米軍に被害軽減の姿勢ない」 嘉手納基地、F16配備で100デシベル超の騒音激化-2017年6月29日 07:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米コロラド州軍所属などのF16戦闘機が米軍嘉手納基地に暫定配備され、訓練を始めた5月8日から6月27日までの51日間で、沖縄県嘉手納町屋良で100デシベルを超える騒音が訓練開始前の51日間より4倍に増えていたことが28日、分かった。當山宏嘉手納町長が沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長に対し、騒音軽減を求めた要請で明らかにした。外来機による訓練で騒音が増大し、生活環境の悪化している実態が浮き彫りになった。」
②「調査は町内3地点での測定を元に、町がF16の訓練開始前の51日間と比較して騒音状況をまとめた。滑走路に近い屋良の100デシベル超は開始前8回に対し、開始後は32回に増えた。90デシベル台も2・08倍の442回を数えた。また町嘉手納では2・75倍の11回、兼久は2・08倍の27回といずれも2倍を超え、町全体での騒音激化が裏付けられた。」
③「開始後の騒音発生は、日中を含む午前6時~午後10時の時間帯で増えていることが特徴。兼久で1・65倍の1603回、嘉手納で1・63倍の1279回、屋良は1・42倍の3398回だった。住民の苦情も全94件のうち日中の騒音についてが52件と半数を超え、開始前9件から6倍近くに急増している。深夜早朝の騒音も3地点全てで増えた。屋良は1・54倍の309回、嘉手納は1・39倍の75回、兼久は1・03倍の34回だった。町によると、28日は午後5時までに屋良で100デシベル超が4回発生。最大騒音は午前10時22分、102・3デシベルを記録した。」
④「要請で、當山町長は『外来機訓練のため、ここ数日の騒音の激しさは尋常ではない』と強調。『被害軽減に最大限努力する姿勢は米軍から抜け落ちており、騒音防止協定違反だ。米側に強く被害軽減を申し入れてほしい』と求めた。防衛局の伊藤晋哉企画部長は『外来機の問題だと米側に強く求めたい』と応じた。」


(4)沖縄タイムス-「子孫に未来残す」 辺野古の海でサンゴ産卵-2017年6月29日 08:01


 沖縄タイムスは、「辺野古新基地の建設が進む沖縄県名護市の大浦湾で28日夜、サンゴの産卵が確認された。サンゴはミドリイシの仲間。撮影したヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボーの牧志治代表は『工事が強行される中、子孫を未来に残そうとする自然の営みに感動した』と語った。」、と報じた。


(5)琉球新報-学校空調補助廃止に知事「憤り」 国に継続要請へ-2017年6月29日 12:28


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「基地周辺の学校を対象にした防衛省の防音事業で、空調機更新に伴う空調機『維持費補助』」の廃止が県内6校で決まった問題で、翁長雄志知事は29日の県議会6月定例会代表質問で『憤りを感じている』と政府の決定を強く批判した。その上で『関係市町村と連携し、空調補助の継続を求めていく』と述べた。赤嶺昇氏(おきなわ)への答弁。」
②「翁長知事は空調補助の廃止について『軍転協(県軍用地転用促進・基地問題協議会)が継続を要請し、また昨年には稲田朋美防衛相に私から要請もした。全国一律の制度改正とは言っているが、金額で全国の68・7%が沖縄に影響があることからも納得し難い』と反発した。」
③「防衛省によると6校の内訳は沖縄市2校、那覇市1校、宜野湾市2校、西原町1校。対象校名は法人運営の施設があるとして明らかにしていない。維持費補助の廃止は昨年4月、防衛省が県教育庁などに通知した。教育関係者らから見直しを求める声が上がり、県市町村教育委員会連合会が継続要請をし、各自治体の議会が継続を求める意見書などを採択していた。」


(6)琉球新報-岩国基地からF35、3日連続飛来 嘉手納基地-2017年6月29日 11:15


 琉球新報は、「米軍岩国基地(山口県)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が28日、嘉手納基地に飛来した。2機は午後2時半ごろに着陸、午後4時ごろに離陸して岩国基地に戻った。27日に飛来した1機は嘉手納基地にとどまっている。沖縄県や嘉手納町などが抗議しているにもかかわらず、飛来は26日以来、3日連続となった。」、と報じた。
 また、「28日は岩国所属のFA18戦闘攻撃機も2機飛来した。F15戦闘機やF16戦闘機も訓練し、午後5時までに嘉手納町屋良で100デシベル超の騒音が計4回確認された。」、と報じた。


(7)琉球新報- FA18、整備中に炎上 米加州、兵士2人重傷-2017年6月29日 11:26


 琉球新報は、「米カリフォルニア州サンディエゴのミラマー海兵隊基地で26日午後、格納庫で整備中だったFA18戦闘攻撃機が炎上し、整備に当たっていた兵士2人が重傷を負った。米海軍安全センターは27日、同事故を最も重大な事故であるクラスAに分類した。軍当局や米メディアによると、事故機はテキサス州フォートワース海軍航空基地所属の海兵隊予備部隊の所属で、午後10時18分ごろ火災が起こり、『数分以内に』鎮火した。原因は調査中。燃料と空気の混合の割合によっては突然発火する可能性があり、短時間での発火は火力が強いため、非常に危険だと報じている。」、と報じた。
 また、「米海軍安全センターの2017米会計年度(16年10月~17年9月)によると、27日現在、クラスAの航空機事故18件のうち、FA18関連が7件で最多となっている。」、と伝えた。


(8)沖縄タイムス-辺野古新基地:「K1」護岸の道路建設続く ゲート前では座り込み-2017年6月29日 12:39


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設問題で、沖縄防衛局は29日午前、『K1』護岸建設を予定するキャンプ・シュワブ内の辺野古崎西側海岸で、工事用仮設道路の建設を続けた。午前11時半までに少なくとも大型ダンプ9台が石材を運び、重機で下ろして既存道路と海岸の高低差を埋める作業を続けた。」、と報じた。
 また、「一方、キャンプ・シュワブゲート前には新基地建設に反対する市民100人以上が座り込んだ。正午現在、工事車両は来ていない。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-宮森の悲しみ伝えたい・・・キッズシアター復活 子どもの思い大人動かす 沖縄の米機墜落、劇で表現-2017年6月29日 12:01


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県うるま市石川の小中学生でつくる劇団「石川ひまわりキッズシアター」は28日、伊波小学校で、1959年6月30日に起きた石川・宮森小学校への米軍戦闘機墜落を題材にしたオリジナルミュージカル『私たちの空』を上演した。劇団は1月、事務局の継続が難しいとの理由で解散。だが、子どもたちから『大人の都合で決めないで』『もっと宮森のことを伝えていきたい』との声が相次いだ。事務局を変えて再結成し、この復活公演で新たなスタートを切った。」(中部報道部・大城志織)
②「劇団は2012年、音楽やダンスの好きな市石川の子どもたちで結成。だが、事務局を務めるNPO法人石川・宮森630会の久高政治会長が『墜落60年に向けた企画の準備などで、事務局運営が厳しい』と解散を決め、5周年を迎えた1月の公演で幕を閉じた。」
③「だが、メンバーは納得がいかなかった。宮森小出身で石川中1年の金城南和さん(13)は『大人の論理や都合で、勝手に解散を決めないで』と大人たちを批判した。『宮森のことをまだ知らない人、いまだに墜落の悲惨さを思い出して涙を流す遺族もいる。絶対に忘れてはならないし、ずっと伝えていくために劇団を続けたいと思った』。他のメンバーも同じ思いだった。」
④「久高会長は、意見を聞かずに解散を決めたことを子どもたちに謝罪。そして新たな事務局長には市ジュニアオーケストラの団長で墜落当時、宮森小1年だった上間順一さん(64)が手を挙げた。『子どもたちの声を聞き、ここで終わらせてはいけないと思った』と語る。3月の総会で再結成が決まった。」
⑤「現在メンバーは小4から中2までの9人。来年2月に小那覇舞天の劇も予定している。この日の上演後、上間事務局長は『うるま市石川以外でも公演し、多くの人に墜落の悲惨さや平和の大切さを伝えていきたい』と抱負を語った。」





by asyagi-df-2014 | 2017-06-29 17:57 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月28日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


「米軍嘉手納基地に27日、最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が岩国基地から飛来した。26日の初飛来から2日連続。米本国から暫定配備中のF16戦闘機は早朝からF15戦闘機と訓練を繰り返し、昼すぎには岩国所属のFA18戦闘攻撃機も飛来。外来機による騒音が激化し、町屋良で105デシベルを最高に100デシベルを超える騒音が5回測定された。周辺自治体は『負担軽減に逆行する』と強く反発している。」、と沖縄タイムス。
 あきれるほどの沖縄の負担軽減の実態。
 許されていいはずがない。


 2017年6月28日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-普天間サイレンは「誤作動」米軍が防衛局に回答-2017年6月27日 15:38


 琉球新報は、「26日未明から早朝にかけて米軍普天間飛行場からサイレン(警報)が鳴り響いた問題で、沖縄防衛局は27日、米側からの回答として『飛行場東側に設置した緊急時放送装置が26日午前3時、3時半、4時、5時45分に誤作動した』と明らかにした。防衛局によると米軍普天間飛行場の職員が点検と修理、原因調査を実施している。26日早朝、飛行場周辺の住宅街にもサイレンが響き、宜野湾市基地渉外課や市消防本部、宜野湾署に問い合わせが殺到していた。」、と報じた。


(2)沖縄タイムス-最新鋭ステルス戦闘機・F35 嘉手納へ連日飛来-2017年6月28日 07:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納基地に27日、最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が岩国基地から飛来した。26日の初飛来から2日連続。米本国から暫定配備中のF16戦闘機は早朝からF15戦闘機と訓練を繰り返し、昼すぎには岩国所属のFA18戦闘攻撃機も飛来。外来機による騒音が激化し、町屋良で105デシベルを最高に100デシベルを超える騒音が5回測定された。周辺自治体は『負担軽減に逆行する』と強く反発している。」
②「この日飛来したF35B2機は前日とは異なる機体で、午前10時すぎに相次いで着陸した。うち1機は午後2時前から沖縄近海で約1時間訓練。嘉手納に一度戻って岩国へ向かった際、100・6デシベルが測定された。残る1機は嘉手納に残っている。」
③「嘉手納に5月、暫定配備されたF16の爆音も激しかった。目撃者によると午前8時ごろからF15と訓練を始め、100デシベル超の騒音が4回集中して発生した午後2時20分前後に離陸したことが確認されている。」
④「午後1時ごろには2機のFA18が飛来。午後4時半すぎに離陸したが、6時ごろには再び嘉手納に戻った。このほか、KC135空中給油機のタッチアンドゴーなど通常の訓練も続き、爆音に拍車を掛けた。」
⑤「激しい爆音被害が予想されるF35Bの飛来に対し、嘉手納町議会は29日、抗議決議に向けた基地対策特別委員会を開くことを決定。嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会は27日、沖縄市役所で会議を開いた。」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地:西側の工事用道路、建設進む 東側護岸は100メートルに-2017年6月28日 07:20


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日、辺野古崎西側で護岸建設に必要な資機材を搬入するための工事用仮設道路の建設を進めた。米軍キャンプ・シュワブ内の既設道路と砂浜の間の3~4メートルの段差をなくすため、大きな石を重機で砂浜に敷き詰める作業が確認された。一方、4月25日に着手した辺野古崎東側の『K9』護岸は約100メートルの長さまで整備されたことが分かった。埋め立て区域北側の護岸が高波で浸食されるのを防ぐため、消波ブロックの設置を始めたことを防衛省関係者が明らかにした。」
②「K1護岸につながる工事用仮設道路は、2014年の知事選で落選した仲井真弘多前知事が退任直前に設計概要の変更を承認した。土木行政に詳しい平和市民連絡会の北上田毅さんは『道路の図面を情報公開請求で手に入れ、分析したが、工事を始めた場所と道路が接続するはずがない。変更の変更ではないか』と指摘している。」
③「石を重機で敷き詰める作業は午前9時に始まったが、反対する市民らが砂浜近くで抗議したため、20分後に中断。午後1時20分に再開後、米軍の憲兵隊や警備員が海に入り、『提供水域から出なければ身柄を確保する』と何度も警告した。市民らは約50メートル離れた所から『命の海を埋めるな』などと抗議の声を上げた。」
④「シュワブゲート前では、ミキサー車など工事関係車両が計68台、基地内に入った。」


(4)沖縄タイムス-辺野古中止訴え8月12日に県民大会 オール沖縄会議、3万人以上目指す-2017年6月28日 05:53


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する『オール沖縄会議』は27日までに、新基地建設の中止を訴える県民大会を8月12日に開催する方針を決定した。那覇市の奥武山公園陸上競技場で午後2時から開催予定で、3万人以上の参加を目指す。複数の関係者が明らかにした。」
②「県民大会は、政府が4月に辺野古で護岸整備に着工して初めての数万人規模の大会となる。翁長雄志知事、『オール沖縄会議』共同代表の稲嶺進名護市長が参加の調整を進めている。7月上旬に組織の決定機関である幹事会を開き、正式に発表する。6月開催の案もあったが、県の差し止め訴訟提訴に向けた動きなどを踏まえて時期を検討していた。」
③「2015年12月に発足した『オール沖縄会議』が県民大会を開くのは昨年に続き2度目。16年5月には米軍属による暴行殺人事件に抗議する県民大会を奥武山公園で開催し、6万5千人(主催者発表)が新基地反対と在沖海兵隊撤退を求めた。」


(5)琉球新報-「海をころすな」と市民抗議 辺野古新基地建設、砕石次々積まれ-2017年6月28日 12:24


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、新たな道路建設が始まった辺野古崎の南側の米軍キャンプ・シュワブ沿岸では27日午前11時ごろ、ダンプカーが次々と砕石を運び入れ、陸上に積み上げた。市民は抗議船4隻とカヌー9艇で抗議した。『違法工事やめろ』『海をころすな』などと声を上げた。」、と報じた。
 また、「シュワブのゲート前では市民ら約100人が座り込んでおり『違法工事中止せよ』などのプラカードを掲げて抗議した。西原町在住の山田親幸さん(82)は『戦争の時、ちょうど小学校5年生だった。いろんなつらい思いがあった。戦争は2度とあってはいけない。辺野古新基地の建設も絶対反対だ』と訴えた。」、と報じた。


(6)琉球新報-「法廷で正当性問う」 辺野古差し止め訴訟で知事-2017年6月28日 11:12


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄県議会(新里米吉議長)6月定例会が28日午前、開かれ、代表質問が始まった。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に関連し、沖縄県が岩礁破砕差し止め訴訟を提起することについて、翁長雄志知事は『沖縄防衛局は県の再三の行政指導にも応じず、護岸工事に着手し、岩礁破砕を行うことが確実な状況となっている。行政として無許可の行為は放置できない。本議会で議決が得られたら、訴えを提起し、裁判所において県の正当性を主張していく』と語った。」
②「県立普天間高校のキャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地への移転については『これまでの県議会における議論や宜野湾市議会からの意見などを踏まえ、県教委と連携して移設に向けた検討を行っている。(沖縄健康医療拠点の形成を含め)これらの事業を跡地利用の先行モデルとして積極的に取り組んでいきたい』と意欲を示した。具志堅透氏(沖縄・自民)への答弁。」


(7)琉球新報-米軍基地の情報集約 沖縄県環境カルテ 跡利用円滑化図る-2017年6月28日 15:06


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄県環境部は既に返還された基地を含む在沖米軍施設を対象に、使用履歴や環境汚染事故などをまとめた基礎資料『米軍基地環境カルテ』を作成し、26日から県のホームページ上で公開している。施設ごとの土地の使用履歴などを集約し、データベースとして情報を一元化する取り組みは初めて。今後、順次返還される米軍施設の跡地利用計画を円滑にする狙いがある。対象は1972年に日米両政府が交わした『施設・区域に関する覚書』(5・15メモ)に記載されている87施設。」
②「県内では米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場からダイオキシン類など有害物質を含むドラム缶が見つかるなど、返還後に土地の汚染が発覚する事例も多いが、原状回復に関する対応策が統一されていなかった。この事態を踏まえ、県は2014年度に基地環境特別対策室を設け、16年度末までの3カ年で環境カルテと、米軍基地に由来する環境汚染が発覚した際の県の対応を明確化する『県米軍基地環境調査ガイドライン』をまとめた。」
③「カルテは県民への聞き取りや米国立公文書館の文献などを集約。各施設の基本情報や施設内における環境関連事故の履歴のほか、環境調査を実施する場合の留意事項などを盛り込んだ。地下水に土壌汚染物質が流入した場合に水の流れを予測できるよう、地下水基盤面等高線図も記載した。情報は順次更新し、本年度中にGIS(地理情報システム)化も図る。」
④「基地環境特別対策室の玉城不二美室長は『返還時や環境汚染が発覚した際にはカルテの基礎情報を基に、どのような環境調査を実施すべきかガイドラインと照らし合わせて検証してもらいたい』と述べ、国や関係市町村に活用を促した。」
⑤環境カルテは沖縄県ホームページ内(http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/seisaku/karte.html)で閲覧可。


(8)沖縄タイムス-米特殊作戦軍の降下訓練で事故多発 2015年に5人犠牲、3カ月中止-2017年6月28日 14:15


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米各軍の特殊作戦部隊を統合指揮する特殊作戦軍が降下訓練における死亡事故の多発で、2015年9月から約3カ月間にわたり訓練を中止していたことが27日までに分かった。」
②カリフォルニア州リバーサイド市近郊で15年3月、海軍特殊部隊の3等海曹が降下訓練中にパラシュートが開かずに墜落、死亡する事故が発生。同年の死者数が5人に達したため、特殊作戦軍は原因究明のため、同年9月から3カ月間、訓練を中止した。」
③「海軍特殊部隊関係者は沖縄タイムスの取材に対し、翌年6月の事故調査報告書では、事故原因は3等海曹の技術不足による人為的ミスと結論づけられたが、内部からは訓練体制そのものを見直す必要性などが指摘されていたことなども明らかにした。」
④「米軍事紙ミリタリー・タイムズは今年2月17日の記事で、04年から16年までの特殊作戦軍所属兵らの降下訓練における死亡者数は計21人で、08年に5人の死者を出して以来、死亡事故は減少していたが、15年に再び5人が犠牲になったと指摘。急増の背景について、複数の関係者らが装備品の管理体制のずさんさなどを指摘したが、米軍側は「安全には万全を期している」と答えるのみで、特殊部隊の機密性を理由に情報開示しない姿勢も批判していた。」
⑤「米海軍特殊部隊の関係者は26日、沖縄タイムスの取材に対し、『降下訓練の死亡事故増加で指導体制の見直しの必要性も指摘されていた』と答えた。」


(9)沖縄タイムス-米特殊作戦軍の降下訓練で事故多発 2015年に5人犠牲、3カ月中止-2017年6月28日 14:15


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「各軍の特殊作戦部隊を統合指揮する特殊作戦軍が降下訓練における死亡事故の多発で、2015年9月から約3カ月間にわたり訓練を中止していたことが27日までに分かった。カリフォルニア州リバーサイド市近郊で15年3月、海軍特殊部隊の3等海曹が降下訓練中にパラシュートが開かずに墜落、死亡する事故が発生。同年の死者数が5人に達したため、特殊作戦軍は原因究明のため、同年9月から3カ月間、訓練を中止した。
②「海軍特殊部隊関係者は沖縄タイムスの取材に対し、翌年6月の事故調査報告書では、事故原因は3等海曹の技術不足による人為的ミスと結論づけられたが、内部からは訓練体制そのものを見直す必要性などが指摘されていたことなども明らかにした。」
③「米軍事紙ミリタリー・タイムズは今年2月17日の記事で、04年から16年までの特殊作戦軍所属兵らの降下訓練における死亡者数は計21人で、08年に5人の死者を出して以来、死亡事故は減少していたが、15年に再び5人が犠牲になったと指摘。急増の背景について、複数の関係者らが装備品の管理体制のずさんさなどを指摘したが、米軍側は「安全には万全を期している」と答えるのみで、特殊部隊の機密性を理由に情報開示しない姿勢も批判していた。」
④「米海軍特殊部隊の関係者は26日、沖縄タイムスの取材に対し、『降下訓練の死亡事故増加で指導体制の見直しの必要性も指摘されていた』と答えた。




by asyagi-df-2014 | 2017-06-28 17:32 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月27日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 沖縄の基地負担軽減の嘘。
 何故か。
 「最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日、嘉手納基地に初めて飛来した。」、と沖縄タイムスは伝える。しかも、県にも周辺自治体にも事前通知がなされないままに。
 「同基地には5月からF16戦闘機とU2偵察機が暫定配備され騒音が激化。さらなる騒音増大への懸念から周辺自治体の首長と県は一斉に反発している。」、と沖縄タイムス。
 どうしてか。
 「『電車通過時の線路脇』のうるささに相当する100・2デシベルの騒音を観測。」。



 2017年6月27日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古、新護岸着手か 搬入道路建設確認埋め立て西側 K9護岸工事3割進む-2017年6月27日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設工事現場で26日、埋め立て区域西側のK1護岸付近で新たに資材搬入用の道路建設が始まっているのが確認された。道路ができ次第、K9護岸に続き、K1護岸建設にも着手するとみられる。」
②「道路敷設作業が確認された場所はキャンプ・シュワブ内のシアター付近。沖縄防衛局が県に提出した申請書では、南側海岸線に沿い東西に走る『仮設道路3』が建設される予定地近く。沖縄防衛局は26日の工事について『仮設道路3』ではなく、『シュワブ内の既存道路と海岸を結ぶ搬入路を一時的に敷設している』と説明している。今後、仮設道路3やK1護岸の建設につながる作業とみられる。」
③「一方、2カ月前から工事が始まった『K9護岸』は、26日時点で全長約320メートルのうち3割程度に相当する約100メートルまで作業が進んでいることが確認された。辺野古移設に反対する市民らが抗議船の衛星利用測位システム(GPS)を活用し、算出した。」
④「米軍キャンプ・シュワブ陸上部の砂浜から海上へ向けて伸びるK9護岸は4月25日に着工した。クレーンで基礎部分となる砕石を海に投下し重機で固める作業などを繰り返しながら護岸を伸ばしている。」


(2)琉球新報-泡盛出荷、12年連続減 ビールは5年連続増 16年度-2017年6月27日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄国税事務所は26日、2016年度に県内の酒造会社が出荷した酒類の課税状況を発表した。泡盛の酒税額は前年度比3・4%減の38億8100万円、課税出荷量は同3・5%減の1万9366キロリットルで、酒税額と出荷量ともに過去最高を記録した04年度以降、12年連続で減少した。酒類全体の酒税額は同1・4%減の104億300万円、出荷量は同2・2%減の6万9482キロリットルだった。」
②「ビールは酒税額が前年度比2・2%増の44億9100万円、出荷量が同2・2%増の2万4756キロリットルとなった。ビールは酒税額と出荷量ともに5年連続の増加だった。清酒やウイスキーなどを含む『その他の酒類』は酒税額が同5・3%減の20億3100万円、出荷量が同5・3%減の2万5361キロリットルだった。」
③「泡盛の出荷量は県内向けが4・1%減の1万5180キロリットル、県外向けが1・5%減の4185キロリットルとなった。同事務所は泡盛の出荷量が減少傾向にある要因について、県内でも数多くの酒類が入手可能になったことなどがあると分析する。」
④「同事務所は、県工業技術センターや琉球大学などと協力して泡盛の香りや味わいを表現する言葉を図示した『泡盛フレーバーホイール』を作成するなど、需要拡大に力を入れている。」


(3)琉球新報-信州からも座り込みに参加 辺野古新基地建設、車両67台入構-2017年6月26日 16:47


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は26日も名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート沿岸で工事を継続した。市民ら約50人がゲート前に座り込み、新基地建設に抗議した。長野県で沖縄の基地問題などについて学習会を行っている『信州沖縄塾』のメンバー、門屋和子さん(64)もゲート前での座り込みに参加した。門屋さんは『信州の人は山を大事にしているが、同じように沖縄の人は海を大事にしているんだと思う。どちらも大事な宝物で、守っていきたい』と話した。」
②「シュワブゲート前では午前9時ごろ、機動隊による排除が始まり、1時間ほどで67台の砕石などを積んだトラックが基地内に入った。市民らは『美しい海を埋めるな』『基地は要らない』と声を上げた。」
③「シュワブ沿岸の『K9護岸』の工事現場では、砕石を海中に投下する作業が続いた。」


(4)沖縄タイムス-ステルス戦闘機F35 嘉手納基地に初飛来-2017年6月27日 07:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍岩国基地(山口県)に配備された最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日、嘉手納基地に初めて飛来した。同基地には5月からF16戦闘機とU2偵察機が暫定配備され騒音が激化。さらなる騒音増大への懸念から周辺自治体の首長と県は一斉に反発している。
②「2機は同日午後2時18分に飛来。駐機場で給油した後、午後4時47分に離陸した。嘉手納町屋良では、『電車通過時の線路脇』のうるささに相当する100・2デシベルの騒音を観測。町水釜の男性から『うるさくてテレビの音が聞こえない』と、町に苦情があった。」
③「在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン中将は、初飛来が予定されていた19日には、富川盛武副知事へ事前に伝えたが、この日は県にも周辺自治体にも事前通知はなかった。」
④「米軍は嘉手納基地でのパラシュート訓練強行や旧海軍駐機場の使用など、日米合意を無視する運用を続けている。當山宏嘉手納町長は『騒音の増大は許されない。日米合意をほごにし騒音軽減に逆行する米軍に抗議したい』と憤った。」
⑤「F35Bは海兵隊のFA18戦闘攻撃機、AV8Bハリアー攻撃機の後継として1月に10機配備された。8月には在沖海兵隊の第31海兵遠征部隊のAV8Bの代替として、6機が岩国基地に追加配備される。」


(5)沖縄タイムス-米国から降下訓練移転「一方的」 嘉手納町長が批判-2017年6月27日 07:24


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍嘉手納基地で4月に実施されたパラシュート降下訓練が、これまで米本国で行われていた特殊作戦部隊による4軍合同訓練の一部移転であることが明らかになった件で、嘉手納町の當山宏町長は26日、初めて触れる情報だと指摘した上で『沖縄の基地負担軽減と言いながら機能を強化する米軍の一方的な運用方法に大きな危機感を持っている』と述べ、事実確認を急ぐ考えを示した。」
②「當山町長は『米本国での訓練をなぜ嘉手納基地でやるのか。住民の安全が深刻な状況になる。例外的とか、もっともらしい理由をつけながら自由に訓練できる使い方をしようとする米軍に強い危機感を持っている』と指摘した。」
③「野国昌春北谷町長は『嘉手納ありきで何でもかんでもテストしている。あり得ない話だ』とあきれ返った。『実際に事故があって危険を避けるため伊江島に訓練移転した。国同士の約束をほごにするのは許せない』と語気を強めた。」
④「米軍は4月24日、嘉手納基地で約6年ぶりのパラシュート降下訓練を実施。米軍は伊江島の天候不良を理由に挙げており、米本国からの訓練移転である情報は基地周辺自治体には知らされていなかった。」


(6)琉球新報-訓練移転を「指導官派遣」と否定 嘉手納降下で稲田防衛相-2017年6月27日 12:27


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「稲田朋美防衛相は27日午前の閣議後会見で、4月に嘉手納基地で行われたパラシュート降下訓練が米国内で実施されていた特殊作戦の合同訓練だった件について『米本土の部隊が沖縄に展開したのではない。訓練指導官が米本国から沖縄に派遣されて訓練を指導した』と指導官の派遣だと主張し、訓練移転を否定した。同時に訓練を実施すること自体は認め、伊江島で訓練を実施するよう求めた。」
②「米海兵隊公式サイトの4月26日の投稿によると、嘉手納基地で行われたのは航空機から降下する軍事技術を訓練し、指導できる専門兵『ジャンプマスター』を認定する訓練だった。同訓練は従来、米アリゾナ州ユマの米陸軍施設で実施されており、米大陸以外での訓練は嘉手納基地が初めてで、実質的な訓練移転となっている。」
③「稲田氏は『米本国からの指導官派遣』だと繰り返して強調した。パラシュート降下訓練は1996年のSACO最終報告に沿って『伊江島補助飛行場で実施するよう働き掛けたい』と述べた。」


(7)琉球新報-F35が2日連続で飛来 米軍嘉手納基地-2017年6月27日 12:32


 琉球新報は、「26日に県内基地に初飛来した米軍岩国基地(山口県)所属のステルス戦闘機F35Bの2機が27日午前10時15分、2日連続で米軍嘉手納基地に飛来した。嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)は騒音や安全性の問題で飛来中止を求めていた。26日の飛来を受け、常態化を懸念する声が相次いでいた。」、と報じた。


(8)琉球新報-新たな資材搬入道路 辺野古新基地建設-2017年6月27日 12:35


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で27日、辺野古岬西側のキャンプ・シュワブ沿岸の砂浜では、新たな資材搬入用道路の工事が行われているのが確認された。重機が砂浜に砕石を投下した。カヌー隊が汚濁防止膜の浮具(フロート)を一時越えるなどして工事現場に近づき『海を壊すな』『石の投下をやめて』などと抗議した。」、と報じた。
 また、「キャンプ・シュワブのゲート前では、市民ら約60人が座り込み、新基地建設への抗議の意思を示した。午前11時半までに、工事に使うとみられる資材を積んだトラックや生コン車など、工事車両36台が基地内に入った。普天間基地の近くに住み、毎週2、3回ゲート前に来るという横田チヨ子さん(89)は『基地のない所に誰も爆弾は落とさない。辺野古の人たちに、普天間と同じ思いをさせたくない』と語り、炎天下で座り込んだ。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-辺野古海上警備で「パワハラ」訴え 46歳男性、燃料の海中投棄も証言-2017年6月27日 14:06


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う海上警備業務を請け負うマリンセキュリティー(沖縄市)に勤める男性(46)は27日、船上警備の際、上司の船長から暴言などのパワハラを受けたり、会社所有の警備艇内で漏れた燃料を海に捨てることを強要されたりしたとして、赤嶺政賢衆院議員(共産)らと一緒に沖縄防衛局を訪れ、職場環境の改善などを求めた。」
②「男性によると、船長による罵倒や嫌がらせなどのパワハラが日常的に繰り返されていたという。男性は今年に入ってから体調を崩し、円形脱毛症や睡眠障害などを患った。」
③「警備艇内の燃料漏れについては当直勤務後、船内に漏れて船底にたまった燃料を辺野古の長島付近で海中投棄することを指示されていたという。男性は命令に従い、捨てていたと証言した。」
④「男性は中嶋浩一郎局長に要求書を手渡し、『今後の生活にも仕事に就けるか不安がある。ほかにもパワハラが原因で辞めた人もおり、二度と繰り返してほしくない』と早期の改善などを訴え。赤嶺議員らはマリン社の残業代未払い問題などを指摘した上で、『調査して責任をはっきりさせる必要がある。国の業務を契約するにふさわしくない会社だ』と抗議した。」
⑤「中嶋局長は訴えに対して『業務の再委託先なので、よく話を聞きたい』と返答。燃料の海中投棄については『工事は環境に配慮することを大前提にしているので、しっかり聞いて、報告できるようにしたい』と述べた。」


(10)沖縄タイムス-石垣島への陸自配備問う住民投票 市議会で条例案否決-2017年6月27日 11:57


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「石垣市議会(知念辰憲議長)は26日の6月定例会最終本会議で、同市平得大俣地域における陸上自衛隊配備計画に関する住民投票条例案を賛成少数(賛成7、反対13)で否決した。野党の宮良操氏が動議を提出。当初、現計画に否定的な一部の与党議員が野党との調整で協調の動きをみせていたが、採決では与党全員が反対に回った。」
②「議会後、中山義隆市長は『国防は国の専権事項。安全保障は国全体に影響を及ぼすことなので一地方自治体の投票で決めるのはそぐわない』と従来の認識を繰り返し『議会は適切な判断をした』と述べた。」
③「宮良氏は『われわれは市民の声を聞けと訴えたが、聞かなくて良いという烙印(らくいん)を議会が押した』と憤り、『市長も議会も市民の声を無視し、住民投票で意志を示すことを否定したことは今後、問われる』と指摘した。」
④「条例案提出を巡り野党側は、中山市長と距離を置く与党会派の4人と調整していた。2人は賛成の意向だったが、来年3月の市長選を見据えた慎重論などから2人が反対。採決直前まで調整したが折り合わず、足並みをそろえて反対することで会派の分裂を避けた。
討論では、与党の我喜屋隆次氏が中国脅威論に触れつつ陸自配備の必要性を語り『国防に関して一地域が住民投票で決めるのはどうか』と批判。野党の長浜信夫氏は『市長や(推進派)議員は国の専権事項と言うが、国と地方自治体は対等の立場。市民に明確な賛否を問うべきだ』と訴えた。」


(11)沖縄タイムス-F35飛来、降下訓練、嘉手納旧駐機場の使用継続… 負担軽減「まやかし」地元自治体の不信【深掘り】-2017年6月27日 12:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日、初めて嘉手納基地へ飛来した。パラシュート降下訓練、旧駐機場の継続使用など嘉手納基地は負担増の一途をたどっており、度重なる外来機飛来に周辺市町村からは強い反発が上がった。慰霊の日の23日、「できることは何でも行う」と負担軽減に並々ならぬ意欲を示した安倍晋三首相だが、減るどころか増える一方の軍事的負担に、県内では「政府の負担軽減策はまやかしだ」と不信が募っている。」(政経部・大野亨恭)
②「『基地負担軽減のため、一つ一つ確実に結果を出していく決意だ』。23日、沖縄全戦没者追悼式で安倍首相はこう強調した。」
③「今年に入り、嘉手納基地では騒音や危険性を伴う訓練が相次ぎ、県内の米軍基地の中でも負担増が顕著になっている。米軍が4月に嘉手納で強行した降下訓練は、米本土で実施していた各軍の特殊作戦部隊に所属する兵士らの合同訓練の一部移転だったことが判明。降下訓練は伊江島補助飛行場で実施するという日米特別行動委員会(SACO)最終報告の合意を無視するもので、嘉手納での訓練恒常化の懸念も強まっている。さらに今回のF35飛来は、沖縄防衛局にも、県、地元市町村にも米軍から事前連絡はなかった。本来、米軍と県の「仲介役」を務める防衛局は、はしごを外された形で、防衛局は午後2時20分ごろ、職員が目視で飛来を確認し、10分後に県や関係市町村へ連絡した。」
④「天候のため飛来を取りやめた今月19日には、県に『好意的通報』として第3海兵遠征軍司令官で在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン中将が直々に県へ電話で伝達していた。県幹部は、本来であれば全ての訓練情報を県に伝えるべきだとした上で、『米軍は【よき隣人】と主張するが、実態は県民の思いと乖離(かいり)している』と不快感を示す。」
⑤「一方、防衛省内でも最近の米軍の傍若無人ぶりは『目に余る』との指摘もある。政府関係者は、在日米軍に大きな影響を持つ駐日米大使が、まだ米上院本会議で承認されておらず不在となっていることも、日本側の要望が聞き入れられない要因の一つだと明かす。
だが県幹部は慰霊の日の安倍首相の発言を念頭にこう皮肉った。『事前通報を求めるのは簡単に【できること】ではないのか』




by asyagi-df-2014 | 2017-06-27 17:20 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月26日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 慰霊という言葉の重みを考えさせられる。
沖縄で行われる慰霊の積み重ね。
 人の思いが加わる度に、未来もまた見えるようにしなければ。
 「うちなーてぃーどぅしまや/いちんいくさゆ/やしやしやしとくらす/しちやいちが(沖縄という島は/いつも戦争なのか/安心して暮らせる時代は/いつ来るのか)」
 今は、この歌を魂に置こう。


 2017年6月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-父と涙の“初対面” 宜野湾の米須さん 慰霊碑訪問で刻銘確認-2017年6月25日 14:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「戦後72年になる『慰霊の日』の23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で開かれた沖縄全戦没者追悼式をはじめ、県内各地で慰霊祭や平和を考える催しがあった。週末となった翌24日も慰霊祭が執り行われた。慰霊祭を訪れた遺族らは沖縄戦で亡くなった犠牲者の冥福を祈るとともに、恒久平和への誓いを新たにしていた。」
②「徴兵された父を沖縄戦で亡くした宜野湾市の米須清一さん(73)が23日、糸満市真壁の独立重砲兵第百大隊の慰霊碑に父の名前が刻まれていることを初めて知った。宜野湾市遺族会の企画で慰霊碑を初めて訪問した。戦後72年で、父の名前が刻まれた慰霊碑にたどり着いた米須さんは『父も喜んでいるはず』と涙を抑えきれなかった。」
③「独立重砲兵第百大隊は戦死した734人のうち、52人が旧宜野湾村出身者だった。市遺族会は例年、糸満市の平和祈念公園と魂魄の塔などを訪れていたが、同隊の慰霊碑はこれまで訪問していなかった。今回、自身も父が同隊に徴兵され亡くなった玉那覇祐正さん(84)が、宜野湾出身の戦没者が多いとして市遺族会に訪問を提案。23日は85人が参加し、碑の裏に連なる名前から家族を捜した。」
④「沖縄戦当時1歳に満たなかった米須さんは、父清次さん(享年32)の顔を覚えていない。写真も遺骨も残っていなかった。糸満市真壁で亡くなったことは国の資料で分かっていたため、これまで真壁周辺を訪れてはどこともなく手を合わせていた。米須さんは父の名前を見つけると、その場を少し離れ、ハンカチで目を押さえた。『お父さん、私は幸せですよ。元気に頑張っていますから』と声を詰まらせ、『感無量だ。来て良かった。毎年来るようにしないといけない』と語り、名前が刻まれた場所を静かになでた。」


(2)琉球新報-祖父へ届け三線の音 鳥越さん、高江に眠る魂案じる-2017年6月25日 11:17


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「鳥越佐代子さん(74)=宜野湾市=は沖縄戦で亡くなった祖父照屋唯良(いりょう)さんの名が刻まれた刻銘板に向け、三線を奏でた。照屋さんはほかの家族を山に逃がして一人だけ東村高江の家に残り、家とともに焼かれて亡くなった。鳥越さんは今でも高江の自宅跡では『祖父の魂を感じる』と話す。」
②「祖父に会ったことはない。でもマッサージの仕事を始めた40年前、父から祖父がはり・きゅう師をしていたと聞き、親近感を持った。『人を元気にするところが祖父に似ていると言われてうれしかった。それから祖父は私の心にいる』。しかし、祖父の本当の死因を知ったのは今から10年前。それまで『病死』と聞いていた。『ひどい死に方で、話せなかったのかもしれない』と目を潤ませた。」
③「祖父の魂が眠る東村高江には米軍の新しい着陸帯ができた。『残念。静かな場所であってほしかった』と悔しがる。『うちなーてぃーどぅしまや/いちんいくさゆ/やしやしやしとくらす/しちやいちが(沖縄という島は/いつも戦争なのか/安心して暮らせる時代は/いつ来るのか)』。鳥越さんの歌が礎に響いた。」


(3)琉球新報-知念さん「平和の詩」記念碑に 「みるく世」願い込め-2017年6月26日 07:31


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「戦後70年の2015年に『児童・生徒の平和メッセージ展』で最優秀賞を受賞し、沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩『みるく世がやゆら』の記念碑がうるま市具志川の具志川アシビナーに建立された。『慰霊塔改修・【平和の詩】記念碑建立委員会』が25日、記念碑の建立記念式典と慰霊祭を開いた。作者の知念捷(まさる)さん(19)=東京在住、大学生=は具志川区の出身。記念式典で『後世に戦争の記憶を伝え、平和を築く、みるく世への懸け橋となることを祈ります』と願いを込めた。参列者は日露戦争や沖縄戦などで亡くなった字出身者271人の冥福を祈った。」
②「『平和の詩』が記念碑として建立されるのは県内で初めて。記念碑建立委員会の実行委員長を務める知念恒男元うるま市長(77)は『金武湾を一望し、風光明媚(めいび)な由緒あるアシビナーに建つ。平和を希求するウチナーンチュの思いを未来へつなぐ発信地にしていただきたい』とあいさつした。」
③「詩は、認知症を患った祖父の姉が戦争で失った夫を想起する姿を描写し、沖縄戦の記憶の継承を訴えている。1年前に碑の建立計画が決まり、区民や区出身の海外移民、企業などから寄付を受けて完成に至った。慰霊塔は1947年に具志川グスクに建立され、57年に現在のアシビナーに移転した。今回、慰霊塔の改修も行われ、追加刻銘と併せて平和の詩の記念碑が建立された。」
④「戦争で亡くしたきょうだい3人が慰霊塔に追加刻銘された比嘉幸徳さん(76)は東京から参列した。『ずっと平和であるように願った。きょうだいも具志川に戻って安堵(あんど)するだろう』と述べ、冥福を祈った。慰霊祭では、遺族代表として義田充さん(81)が『ありったけの地獄を集めたと言われる戦争で、多くの県民の命が奪われた』と述べ、戦没者に手を合わせた。」


(4)琉球新報-対馬丸の悲哀を劇に 那覇の児童生徒熱演-2017年6月25日 16:36


 琉球新報は、「那覇青少年舞台プログラム(玉城祐子会長)は23日、那覇市の対馬丸記念館前広場で平和劇と詩の朗読会を行った。市内の小学5年生から高校3年生までの32人が、対馬丸の悲劇を描き、平和への思いを込めた踊りや歌を披露した。劇は同会が平和について考える企画として2012年から毎年実施している。子どもたちは、同記念館の屋上が対馬丸の甲板の高さに合わせて造られているのを利用して出航や沈没の場面を演じた。歌や踊りを交えて疎開する学童らを乗せた対馬丸が撃沈した悲劇を表現した。」、と報じた。
 また、「力強いダンスを踊った多和田百恵さん(13)=上山中2年=は『つらい思いをして亡くなった人の代わりに伝えようと、100%の心で演じた』と述べた。那覇商業高3年の城間慶さん(17)は詩の朗読で『平和ってあるんだろうか』と問い掛け、与儀小5年の城間奏生君(10)は『何で戦争をするのか分からない』と語った。」、と報じた。


(5)琉球新報-悪夢苦しんだ戦後 米映画モデルのデズモンド・ドスさん 95年来沖-2017年6月26日 05:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「日本各地で24日から上映されている映画『ハクソー・リッジ』の主人公として描かれ、沖縄戦で武器を持たずに負傷兵75人を救出した衛生兵デズモンド・ドスさん(2006年死去)が1995年6月に沖縄を訪れた際、琉球新報の取材に応じていた。浦添市前田高地の戦闘で負傷したドスさんは戦後5年半、陸軍病院で入院生活を送り、戦時中の夢を見続けるなど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような症状に苦しんだことを明かした。『悪夢を見続けてきたが、今はもう見ない。自身の体験を語ることで克服することができた』と話していた。」
②「ドスさんは取材時の95年は76歳だった。戦後に沖縄を訪れたのは69年に次いで2度目で、米陸軍の戦後50年記念行事などに参加するため、6月18日から28日まで11日間滞在した。ドスさんは1945年4月、米陸軍第77師団第307歩兵連隊第1大隊B中隊の衛生兵として沖縄に上陸した。キリスト教セブンスデー・アドベンチスト教会の信者で、聖書の『十戒』にある『汝(なんじ)殺すことなかれ』を守るため、銃を携行せずに従軍することを条件に志願した。『戦場に行って、人を殺すのではなく助けに行くためだった』と理由を話した。5月5日、前田高地の丘に上がったドスさんらB中隊の兵士は予想以上の激しい戦闘に巻き込まれていった。」
③「映画の題名になっている『ハクソー・リッジ(のこぎり崖)』とは浦添市の前田高地の切り立った崖を指す。映画のモデルとなったデズモンド・ドスさんは、45年5月5日に前田高地での戦闘にドスさんは同行した。所属していた米陸軍第77師団第第307歩兵連隊第1大隊B中隊の約150人は崖をよじ登って丘の上に立った。『頂上で仲間のために祈った。無事に戻ることができるようにと』と振り返った。しかし丘の奥には日本軍が潜んでおり、機関銃などで激しい攻撃を受けた。このためB中隊は撤退を決める。兵士が次々と崖下に下りたが、自力で動けない負傷兵は取り残された。このためドスさんは丘にとどまり、日本軍の攻撃が続く中、一人一人を崖の近くに移動し、足の根元と胸の辺りにロープを通して崖下に下ろす作業を4時間にわたって繰り返した。『母親が子どもをなりふり構わず救うのと同じ。夢中だった』と当時を思い起こす。」
④「翌日の戦闘で、塹壕(ざんごう)にいたドスさんは日本軍から手りゅう弾を投げ入れられ、足を負傷した。さらに5時間後に担架で運ばれている時、日本軍の銃弾を左腕に浴びた。グアムの陸軍病院に移送され、その後結核になって、片方の肺も摘出した。入院中のドスさんを襲ったのが、戦時の光景がよみがえる悪夢を見続けることだった。『眠れぬ日が続き、眠っても夢の中で爆弾が破裂して自分が死んだ。戦友たちも爆死した。なぜか戦場にいる私のところに母親が来て、目の前で爆弾で亡くなる夢も見た。途中で起きて、涙を流した。戦友たちの中に、精神的におかしくなってしまった人を知っている。今はもう悪夢を見ない。自身の体験を語ることで克服することができた』と振り返った。」
⑤「沖縄滞在中、前田高地を4度訪れた。理由について『行くことによって当時を確認する。そこで自分が体験したことを把握し直したかった』と話していた。」(松永勝利)
⑥「今月初め、映画『ハクソー・リッジ』の予告編をネットで目にした。信仰を理由に武器を持たない衛生兵が多くの負傷兵を救出した物語だった。聞き覚えのある話だった。具志川支局(現在は中部支社に統合)時代に取材した元米兵のことだと気づいた。自宅に保管している取材ノートを探してみた。見つかった。冒頭に『デスモンド・T・ドス氏』とボールペンで走り書きし、6ページのメモを残していた。」
⑦「取材した当時、社会部に記事を送ったが掲載されなかった。戦後年の節目の『慰霊の日』を目前に、紙面は沖縄戦の記事であふれていた。私の記事は時機を逸してしまったようだ。映画上映を機に、22年前の取材ノートをめくり、記事を書き直すことにした。」(松永勝利)


(6)琉球新報-ヘリパッド反対運動継続 高江座り込み10年報告会-2017年6月26日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場への新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し続けてきた『ヘリパッドいらない住民の会』が25日、東村農民研修施設で『高江座り込み10周年報告会』を開いた。約350人が訪れ、引き続き反対運動を続けていくことを確認した。米国出身の詩人アーサー・ビナードさんが講演した。」
②「新たなヘリパッド六つは東村高江区を取り囲むように建設され、2007年から同区の住民らが中心となって反対運動を続けてきた。一部訓練道の整備はまだ終わっていない。全ての工事は8月ごろに終了すると沖縄防衛局から地元自治体に伝えられている。現在は、国の特別天然記念物ノグチゲラの営巣期間のため、沖縄防衛局は工事を中断しており、7月からは再開される見通し。」
③「同会の安次嶺現達さんは『ヘリパッドが完成したといっても、赤土が海に流れるなどしている。これからも運動が広まっていけばいい』とあいさつ。講演したビナードさんは『森が破壊されて、次の軍事産業の拠点になる可能性が高い』と述べ、軍事産業に力を入れる米国の実情を危惧した。」


(7)沖縄タイムス-嘉手納で4月実施の降下訓練、米本土から移転 今後継続の可能性も-2017年6月26日 08:01


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米空軍嘉手納基地で4月に実施されたパラシュート降下訓練について、これまで米本土で実施されていた各軍の特殊作戦部隊に所属する兵士らを対象にした合同訓練の一部を移転したものだったことが25日までに分かった。同訓練が沖縄で継続される可能性があることから、新たな負担増を招く恐れがある。」
②「米海兵隊は4月26日、公式ウェブサイトに『移動訓練チーム、米国外で初めて降下訓練を実施』と題した記事を掲載。沖縄に駐留する第3海兵遠征軍第31海兵遠征部隊の第3偵察大隊の主宰で、これまでアリゾナ州ユマ郡の米陸軍性能試験場内で実施されていた合同訓練の一部を嘉手納基地で実施。第3偵察大隊や海軍や陸軍、空軍の特殊作戦部隊に所属する兵士ら27人が参加したと伝えた。また、同訓練の沖縄での実施に際し、第3偵察大隊などから4人の指導教官を選び、移動訓練チームを組織したと指摘。今後は沖縄で特殊作戦部隊所属兵の合同訓練が可能になるとし、『政府の支出が削減され、沖縄に駐留する軍人の訓練能力が向上する』と利点を強調した。同訓練の詳細や今後の展開について、在沖米海兵隊や空軍第18航空団は現時点までに本紙の取材に回答していない。」
③「米軍は4月24日に6年ぶりに嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施。午前7時半から約2時間で30人、5月10日には午後7時から約30分間、計14人が降下したのがそれぞれ確認されている。」


(8)沖縄タイムス-米軍の暴力、解決へ連帯 国際女性ネットワーク会議-2017年6月26日 07:09


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「第9回軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議の公開シンポジウムと分科会が25日、沖縄大学で開かれた。米軍が駐留する国・地域の女性たちが集い、それぞれが直面する問題を共有。女性の人権侵害や環境汚染など共通の問題があらためて浮き彫りになり、解決に向けて連帯することを確かめ合った。国内外から150人以上が参加した。」
②「公開シンポジウムでは韓国、ハワイ、フィリピン、グアム、プエルトリコ、米国本土の女性たちが報告に立ち、問題を共有した。韓国のアンギム・ジョンエーさんは、米軍基地に隣接する歓楽街『基地村』の女性たちの性被害に触れ、『軍事主義は女性の安全保障と相反する概念』と強調した。グアムのサビーナ・ペレーズさんは、在沖米海兵隊のグアム移転に伴い予定されている実弾演習場建設を取り上げ、『絶滅危惧種がいて水源にもなっている聖地に建設されようとしている』と訴えた。」
③「五つの分科会は、軍隊に関連した性暴力や環境汚染のほか、安全保障の再定義などをテーマに開かれ、共通の課題にどう取り組むか議論を深めた。」


(9)琉球新報-F35が県内初飛来 嘉手納基地、騒音懸念-2017年6月26日 15:07


 琉球新報は、「米海兵隊の垂直離着陸型の最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日午後2時16分、県内基地に初めて飛来した。F35はエンジンが単発な分、推進力が大きく、双発エンジンのF15戦闘機などに比べて騒音が懸念されている。地元の嘉手納町、沖縄市、北谷町はF35が飛来しないよう米軍嘉手納基地や米国総領事館などに求めていた。外来機の飛来や旧海軍駐機場使用でますます住民への負担が増加しており、反発が強まるのは必至だ。」、と報じた。
 また、「嘉手納町が道の駅かでなから測定した2機の着陸時の騒音はそれぞれ71・6デシベル、74・0デシベルだった。70デシベルは「騒々しい街頭」の騒音に相当する。F35は1月に米軍岩国基地(山口県)に米国外で初めて配備され、2月から県内の鳥島射爆場(久米島町)などで訓練しているとみられていた。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-違法建設をやめろ」 シュワブゲート前、辺野古新基地に抗議-2017年6月26日 12:21


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では26日、新基地建設に反対する市民らが座り込み抗議の声を上げた。午前8時50分ごろから、機動隊が市民ら約70人を排除し、50分近く拘束した。その間にコンクリートミキサー車8台、ダンプカー51台を含む計67台の工事車両が基地内に入った。市民らは『違法建設をやめろ』『県警は人権侵害をやめろ』と抗議した。シュワブ内の砂浜では、トラックが運んできた採石をクレーンが次々と海に投入するなど護岸工事が続いている。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-06-26 16:45 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月25日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議in Okinawa 2017」が、沖縄県那覇市で開催されている。
その中で出された ハワイで起こっていること。
 「『米本土の人々はハワイを帝国主義的な考え方で見ている。そこに人種差別と性差別が加わり、(住民にとっても)日常化している』と指摘し、構造的な差別が被害を見えにくくしていると断じた。」、と。
 またもや、世界のどこかで指摘され続けている差別構造の確認。


 2017年6月25日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-軍隊の性暴力、根底に差別 那覇の国際女性会議、各国に申し入れへ-2017年6月25日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄県那覇市で22日に始まった『軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議in Okinawa 2017』は24日、那覇市の沖縄大で分科会を開いた。米軍基地などを抱えるハワイ、フィリピン、韓国、グアム、沖縄などからの参加者が軍隊による性暴力と人権侵害、基地と環境汚染、安全保障の再定義などをテーマに4分科会で討議した。参加者らは後を絶たない性暴力の背景に人種差別や性差別、抑圧があると指摘した。各地域の課題を共有し、連帯して国際機関や各国政府に申し入れる方向を確認した。」
②「『軍隊と性暴力、女性、子どもの人権』をテーマにした分科会は約20人が意見を交わした。ハワイで脱軍事化に取り組む団体『Women,s Voices Women Speak』のリサ・グランディナッティさんは、米兵による性暴力に対し『抗議する団体がなく、性暴力が表立って語られない』と懸念を示した。その背景について『米本土の人々はハワイを帝国主義的な考え方で見ている。そこに人種差別と性差別が加わり、(住民にとっても)日常化している』と指摘し、構造的な差別が被害を見えにくくしていると断じた。」
③「フィリピンからは『ブックロードセンター』のアルマ・ブラウンさんが発言した。ブラウンさんは1992年ごろまで、フィリピン政府と米軍が性産業に従事する女性を対象に性病検査を義務付けていたと説明した。性病が見つかると、米兵らにはバーへの立ち入りを禁じたが『女性を保護するような取り組みはなかった』と性搾取が問題視されずに、米兵のみを保護してきたとして批判した。」
④「25日午前9時~午後5時まで那覇市の沖縄大学で、一般参加も可能なフォーラム『軍事主義に抗し、持続可能な未来を!』が開かれる。参加費千円。」


(2)沖縄タイムス-「辺野古新基地イラナイ」プエルトリコのアナヤさん 自国の歴史重ね-2017年6月25日 12:07


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「県内で開催中の『第9回軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議』の海外参加者が24日、名護市辺野古の新基地建設現場を訪れた。抗議船に20人以上が分乗して米軍キャンプ・シュワブ内の砂浜で進む護岸工事に対し、スペイン語や英語、覚えたての日本語で『基地いらない』と声を上げた。」
②「ドミンガ・フローレス・アナヤさん(64)は2003年、ビエケス島の米軍射爆撃場を撤去させた米自治領プエルトリコからやって来た。『米軍との闘い方を学ぶ』ため、自ら米陸軍に志願して22年間の軍隊生活を送った。内側から見た軍の論理は『貧困をつくり、軍隊に取り込み、地元の人間同士を争わせる』ことだった。」
③「米軍基地を造るはずの辺野古の海上にも米兵は見当たらず、日本人同士、沖縄人同士が衝突する。共通の構図を見抜いたドミンガさんは『それでも私たちは米軍と闘い、追い出した。次はここで同じことが起きる』と語った。プエルトリコの小旗を誇らしげに掲げ、闘争の中で歌い継がれてきた歌を歌った。『やつらは恐れている 私たちが恐れないことを知っているから』-。初めての来沖で、『帰ったら沖縄のことを訴える運動を始める。ビエケスでも国際社会が力になってくれた』と語った。」
④「国際女性ネットワーク会議の公開シンポジウムと分科会は25日午前9時~午後5時、沖縄大学で開かれる。」


(3)沖縄タイムス-山城博治氏、外国特派員協会で講演「反日や反米、反中国の感情ない」-2017年6月25日 10:10


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄平和運動センターの山城博治議長は『慰霊の日』の23日、都内の日本外国特派員協会で会見し、沖縄が基地建設を反対する理由について『沖縄戦で県民は悲劇、地獄を見た。二度と戦争を繰り返したくないという思いだ』と強調した。」
②「山城議長は『政府は台頭する中国に対抗するために沖縄にたくさんの基地を造ろうとしている』と説明。『私たちは反日や反米、反中国という感情で動いていない。沖縄の地域社会を中心とする極東アジアが平和であることを望んでいる。政府から抑圧され続ける沖縄の思いを理解してほしい。国際社会の力が必要だ』と訴えた。」
③「抗議活動中に逮捕された山城議長は、保釈条件として事件関係者との接触が禁止されているため、現場に復帰できていない。『裁判が終われば現場に行って、みんなと一緒に抗議の声を上げたい』と語った。」


(4)琉球新報-「闘いはまだ続く」 東村高江で座り込み10周年報告会-2017年6月25日 14:25


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場に新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)が建設されたことを受け、ヘリパッドいらない住民の会は25日午後、東村農民研修施設で『高江座り込み10周年報告会』を開いた。約250人が訪れ、登壇者の話に耳を傾けた。米国出身の詩人アーサー・ビナードさんも講演する。」、と報じた。
 また、「新たなヘリパッド六つは東村高江区を取り囲むように建設され、2007年から東村高江区の住民らが中心となって反対運動を続けてきた。ヘリパッドいらない住民の会の安次嶺現達さんは『10年は長いようで短かかった。数人で始まった闘いが全国的に広まって、皆さんと一緒に運動に携われたのは良かった。ヘリパッドが完成したと言っても赤土が海に流れるなどしている。これからも運動が広まっていけばいい』とあいさつした。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-飲酒検知を拒否、米空軍兵を逮捕 沖縄署 酒のにおいさせ運転-2017年6月25日 14:27


 沖縄タイムスは、「沖縄署は25日、飲酒検知の呼気検査を拒んだとして、米軍嘉手納基地所属の米空軍上等兵(22)を道交法違反(飲酒検知拒否)の疑いで現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日午前6時5分ごろ、北谷町美浜1丁目付近の道路で、巡回中の警察官がスピードを出していた車を停止させ、職務質問したところ、容疑者から酒のにおいがしたため呼気検査を求めたが拒んだ疑い。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-06-25 18:07 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月24日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「安倍晋三首相が23日の沖縄全戦没者追悼式に出席後、記者団に辺野古移設について『(昨年3月の)和解に従って誠実に対応する』と述べたことに対し、翁長雄志知事は同日、『解釈が全然違う』と強く反発した。」、沖縄タイムスは伝える。
 安倍晋三政権の唯我独尊的解釈には、「住民の平穏な暮らしと安心・安全があっての平和だ。これが確保されない中で、日本全体の安全保障が守られているのでは、沖縄県民はやるせない」という知事の声も全く届かない。


 2017年6月24日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-F16戦闘機、離陸途中に炎上 米テキサス州 嘉手納基地にも12機配備-2017年6月23日 15:55


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米テキサス州ヒューストン市南東のエリントン空港で21日午前10時半ごろ、戦闘機F16が離陸途中にエンジンから出火し、機体が炎上する事故が発生した。操縦士は緊急脱出し、軽傷を負った。事故原因は調査中。」
②「事故機はオクラホマ空軍州兵の第138戦闘航空団所属機。ヒューストン市によると、操縦士は脱出後に近くの病院に収容された。地元テレビ局NBCは、事故発生直後に巨大な火の玉が上がり事故現場周辺の民間住宅にも緊急避難命令が発令されたなどと報じた。」
③「エリントン空港は軍民共用でテキサス陸軍州兵基地としても使用されている。」
④「米空軍嘉手納基地には、現在12機のF16戦闘機がコロラド州空軍州兵基地から暫定配備されている。」


(2)琉球新報-「辺野古建設中止を」 ラブソン氏が米紙に寄稿 沖縄の訴えなど紹介-2017年6月23日 11:35


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「米ブラウン大のスティーブ・ラブソン名誉教授は21日、バージニア州の地元紙『リッチモンド・タイムス・ディスパッチ』(電子版)に沖縄の米軍基地問題の現状について寄稿した。日米両政府が進める名護市辺野古への米軍普天間飛行場移設や、高江、辺野古での市民の抗議運動、米兵などによる女性暴行事件を伝え、『米国とアジアの同盟国のためにも、基地建設は中止されるべきであり、沖縄の海兵隊の多くは他の場所に移すべきだ』と指摘した。」
②「『沖縄は米国の基地建設に一層反対する』と題した寄稿文には、沖縄の人々が国政、地方選挙を通して基地負担の軽減を訴えてきたことなどを伝えた。また、市民の抗議運動に対する機動隊の押さえ込みや基地建設反対運動のリーダーの長期拘留があり、米軍に対する抗議運動は一層高まっていると指摘した。」
③「ネット上で読者からのコメントが書き込まれ、『米兵による女性への暴行事件は、それだけでも沖縄の住民が基地に反対する正当な理由だ』『米軍はあまりに多くの基地を持ち過ぎだ』などの感想が寄せられた。」
④「海洋生物学者のキャサリン・ミュージックさんもコメントし、『辺野古移設は、日本で最も美しく、唯一残っている多様なサンゴ礁の生態系を破壊するだろう』と警鐘を鳴らした。」


(3)琉球新報-屋嘉収容所跡で追悼演奏 捕虜つくった「屋嘉節」響かせる-2017年6月23日 16:33


 琉球新報派、標題について次のように報じた。



①「沖縄戦で多くの日本兵が収容された金武町の屋嘉捕虜収容所跡地に建つ石碑前で23日、琉球古典音楽野村流音楽協会石川支部の吉野久一師範(69)と門下生ら人が追悼演奏した。追悼演奏は昨年から慰霊の日に合わせて行われている。披露された民謡は『無情節』の曲調で歌われた『屋嘉節』を含む民謡7曲と舞踊2曲。」          ②「『屋嘉節』は収容所にいる捕虜によって作詞されたといわれている。収容所には当時、日本兵約7千人が収容され、236人が収容所で命を落とした。そのうち56人の名字が沖縄にある名字だったという。また約3千人がハワイ州オアフ島へ移送され、12人が命を落とした。」
③「正午を知らせる時報が鳴ると、追悼演奏のために石碑前に集まった参加者らは1分間の黙とうをささげ、追悼演奏をした。」
④「屋嘉区の伊芸菊博区長は『戦時中や戦後に何が起こっていたのかを後世に伝えることは大切だ。今後も追悼演奏を続けたい』と話した。」
⑤「追悼演奏の発案者である吉野さんは『何もない収容所の中で、日本兵がカンカラ三線を手に取り、できあがったのが無情節の曲調で歌われた【屋嘉節】だった』と説明した。『当時の人がどのような気持ちでこの歌を作ったのか、考えながら演奏した』と話した。吉野さんは『屋嘉節』を演奏するときだけは、自ら作ったカンカラ三線をつま弾いた。 演奏した前田健次町議は収容所跡に慰霊碑がないことに触れた上で『多くの人が犠牲になった場所に慰霊碑がないことはおかしい』と慰霊碑設置の必要性を説いた。」


(4)沖縄タイムス-「解釈、全然違う」翁長知事、安倍首相の辺野古和解発言に反発-2017年6月24日 08:08


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「安倍晋三首相が23日の沖縄全戦没者追悼式に出席後、記者団に辺野古移設について『(昨年3月の)和解に従って誠実に対応する』と述べたことに対し、翁長雄志知事は同日、『解釈が全然違う』と強く反発した。安倍首相らを見送った後、那覇空港で記者団の取材に答えた。」
②「翁長知事は、昨年3月の辺野古訴訟の和解にある『判決に従う』とは、今回県議会に議案として提案した工事差し止め訴訟ではなく、最高裁で県敗訴が確定した違法確認訴訟に適用されるとの認識を示し、『もう負けたんだからお前たち何も言うな、というものでは全くない』と批判した。」
③「追悼式での平和宣言で、米軍オスプレイの墜落や地元無視の訓練強行などに言及したことには『住民の平穏な暮らしと安心・安全があっての平和だ。これが確保されない中で、日本全体の安全保障が守られているのでは、沖縄県民はやるせない』」と述べ、政府が強調する基地負担軽減とは逆行している現状を強調した。」
④「嘉手納基地の旧海軍駐機場の継続使用問題に触れたことにも、『住民生活への配慮で移したのに、毎日飛来してくるものを(政府に)負担軽減が進んでいると言われたら、(実態を)言わなければならない』と語気を強めた。」
⑤「日米特別行動委員会の合意を無視した嘉手納基地でのパラシュート降下訓練などを理由に、嘉手納町長らが同基地司令官の交代式に不参加の意向を示していることにも『どれだけの怒りを持っているかが分かる』と指摘した。」


(5)沖縄タイムス-「和解に従い対応」 安倍首相、辺野古移設止めぬ意向 追悼式では基地負担減を強調-2017年6月24日 08:50


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「安倍晋三首相は23日の沖縄全戦没者追悼式で、昨年12月の北部訓練場の過半返還を『本土復帰後最大の返還が実現した』と強調し、今後も『できることはすべて行う』と基地負担軽減に取り組む考えを示した。名護市辺野古の新基地建設を巡り、県が来月にも提起する方針の工事差し止め訴訟について、追悼式後、記者団に『(昨年3月の)和解に従って誠実に対応する」と述べ、建設工事を止めない意向を示唆した。」
②「北部訓練場の過半返還は1996年に日米で合意。東村高江集落周辺に六つのヘリパッドを建設するのが条件で、沖縄防衛局は2007年に着手したものの、住民らの反発に遭い、停滞していた。政府は昨年7月、住民らを排除する目的で最大800人の警察機動隊を動員し、民間警備の費用に1日当たり1800万円を支出している。」
③「安倍首相は一部地域の負担が増えることや、現場で混乱が生じている状況には触れず、県内の米軍施設・区域の約2割の面積が返還されたことによる『負担軽減』の成果のみを前面に押し出した格好だ。基地負担については『沖縄の方々には長きにわたり、米軍基地の集中による負担を担っていただいており、是認できるものではない』と指摘。『基地負担軽減のため、一つ一つ確実に結果を出す』と決意を見せた。基地の跡地利用にも地元の意向を聞きながら支援する姿勢を示した。さらに沖縄の美しい自然や豊かな文化、アジアの玄関口に位置する優位性を取り上げ、『尽きることのない魅力にひかれ、この地を訪れる人々、外国クルーズ船の数は増え続けている』と述べ、沖縄振興を前進させると説明した。」
④「一方、翁長雄志知事が平和宣言の中で、辺野古の新基地建設を阻止する考えを重ねて示したことに、安倍首相は『昨年の和解条項に従って政府として誠実に対応する』と繰り返した。記者団の質問に答えた。」
⑤「普天間飛行場の固定化を避けるためにも『国と県が協力する、ともに努力することが求められている』と説明した。国が県を訴えた代執行訴訟などの昨年3月4日の和解では、国と県で認識に大きな違いが出ている。」


(6)琉球新報-辺野古強行「容認できない」 知事、平和宣言で政府対応批判-2017年6月24日 07:30


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「翁長雄志知事は23日の沖縄全戦没者追悼式の平和宣言で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について『沖縄の民意を顧みず工事を強行している現状は容認できるものではない』と政府の対応を批判した。その上で『私は辺野古に新たな基地を造らせないため、今後も県民と一体となって不退転の決意で取り組む』と述べた。」
②「知事が平和宣言で辺野古新基地建設問題に言及するのは就任以来3年連続。日米地位協定の抜本改定も改めて求めた。知事はまた、昨年発生した米軍属女性暴行殺人事件、オスプレイの名護市安部での墜落、最近の嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練の強行や相次ぐ外来機の飛来、移転合意された旧海軍駐機場の継続使用問題などにも言及。『基地負担の軽減と逆行している』と述べた。」
③「国土面積の0.6%の沖縄に在日米軍専用施設の70.4%が集中している現状にも触れ、『日本の安全保障の問題は国民全体で負担してほしい』と訴えた。知事が辺野古新基地建設に関する政府の工事強行を批判すると、式典会場からは拍手が上がった。」


(7)琉球新報-名護市、サンゴ調査同意せず 「新基地前提」、防衛局に回答-2017年6月24日 06:30


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局が計画している周辺海域へのサンゴ幼生の流入調査に対し、名護市は20日に『同意できない』と回答した。防衛局が9日付で計画への意見を市に求めていた。防衛局は21日、調査実施許可を求め、許可権者の県に対して、市の意見を添えて国有財産法に基づく公共用財産使用協議書を提出した。」
②「名護市は、調査に『同意できない』とした理由について(1)新基地建設を前提としている(2)建設によって環境に大きな影響があるとすでに繰り返し主張している(3)専門家の意見として、サンゴ幼生が流入、着床するかどうかはその年の潮や天候で変わり、調査で着床しなかった場所には幼生が来ないとはならず、この調査に意味がない-を挙げた。」
③「沖縄防衛局によると、着床調査の計画は仲井真弘多前知事が2013年に承認した公有水面埋立申請書に事後調査として挙げられていた。大浦湾埋め立てによる影響を調査するため周辺海域でサンゴ幼生の流入状況を調べる。名護市安部から豊原にかけての海域に48台の『着床具』と、それを支える架台2機をそれぞれ設置する。約3カ月ごとに観察を行う。調査期間は県との協議が成立した日から、翌年3月31日までとしている。」


(8)沖縄タイムス-「誤解」払拭へHPフル活用 沖縄県、辺野古工事差し止め訴訟で発信中-2017年6月24日 13:40


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県は名護市辺野古の新基地建設問題で県の主張を全国に発信するため、21日から県公式ホームページ(HP)で新たな発信を始めた。HPのトップ画面に『辺野古問題最新情報』のバナーを設け、翁長雄志知事が発表した辺野古工事差し止め訴訟に関する県の認識を掲載している。」
②「辺野古問題を巡っては、最高裁判決での県側敗訴をもって国側が『なぜ県は判決に従わないのか』などと県の姿勢を批判。市民の中にも差し止め訴訟や新基地に反対し続ける県の手法を疑問視する声がある。」
③「県は、裁判の和解や最高裁判決は今回の差し止め訴訟と無関係であることを、解説を付けて分かりやすく説明。県内外に広く伝えることで、一人歩きする『誤解』を払拭(ふっしょく)したい考えだ。県は、訴訟提起時の知事会見など、今後も節目ごとに随時情報を更新していく。」





by asyagi-df-2014 | 2017-06-24 17:16 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第70回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。


 今回の報告は、「その席でヒロジさんは意外な話を切り出した。『僕は拘置所でもたくさんの本を読みなおしたりして、ますます宮古・石垣の自衛隊配備の問題、これは大変なことになるんじゃないかと危惧している。辺野古の現場に行けないという制約が付けられた。それならこのチャンスに先島に行きたい』」、から始まる物語。


(1)すでに宮古島と石垣島の上映は終わっていた。でも、4月末には石垣市民会館での自主上映がある。その時に軍事ジャーナリストの小西誠さんも石垣、宮古と回るので私も行くつもりだと伝えると、「よし、一泊二日なら裁判所も許可するのでそれで行こう」と即決。二泊以上だと逃亡の恐れありということで裁判所から認められないそうだ。
(2)早速その場で石垣島の山里節子さんに電話。彼女は素っ頓狂な声を上げて、電話口で泣きながら喜んでいた。節子さんはヒロジさんが勾留中に名護署の下でマイクを握って応援演説したり、辺野古座り込みの現場で「ヒロジさんの解放を求めるとぅばらーま」を歌ったことは、このコラムの第65回でも紹介した通りだ。今回の動画でも、最後に本人を前にしてその「綱解きとぅばらーま」を歌うシーンがあるのでぜひ最後まで見てほしい。
(3)そうして、一泊二日で石垣と宮古を回るヒロジさんとの旅が決行された。今回はその石垣編を編集したのだが『標的の島 風かたか』をご覧いただいた皆様には、あの映画の番外編としてお楽しみいただけると思う。ヒロジさんのほか、山里節子さん、小西誠さん、そして自衛隊建設予定地に近い於茂登地区の嶺井善さんなど、映画の重要人物が石垣で顔を合わせているからだ。そして今回の映像は、これまで私の映像作品でもあまりお伝えできていなかった、素のヒロジさんの姿が捉えられていると思う。彼が闘争の現場以外でどんな顔を見せる人なのか、私たちはよく知ってるけど、きっと全国の皆さんには意外な姿なのかもしれない。
(4)私は長いお付き合いなので、山城博治さんという県の職員が平和運動センターの中心人物になって、「ミスター・シュプレヒコール」と呼ばれ、現場になくてはならない存在として人気者になっていく過程を、15年ほどずっと面白く見つめてきた。しかし普段は腰の低い、気遣いの細やかな、公務員らしい常識人として過ごしているのも当然知っている。しかし私は反省すべきなのかもしれない。私が切り取って世に出してきた場面といえば、タオルを挟んで帽子をかぶり、機動隊相手に拳を上げて現場を指揮する雄々しい姿。怒りで激高、慟哭し、国と対峙する沖縄のリーダー像として迫力ある彼の姿ばかりを選びすぎたのかもしれない。
(5)沖縄バッシングが大きくなると同時に、「過激すぎる反対運動」とレッテルを貼りたい人たちが、ヒロジさんの人物像を捻じ曲げていく。過激派リーダー、テロ行為、県民も迷惑している云々。そのイメージ操作に利用されかねない場面を私たちが提供してきたとしたら、それは多大な迷惑をかけてしまっているとしか言いようがない。
(6)この2ケ月、実はあちこちでヒロジさんと一緒に移動したり、イベントに出たりしてきた。もちろん、私が全国公開の映画という形で世に示した山城博治像がファンを増やしただけではなく、実際に辺野古に足を運んだ人たちが彼を支持していることが根底にあるのだが、各地の熱狂的ともいえる人気ぶり、とくに5ヶ月の勾留を経て解放を待っていた人々の涙とハグの嵐に、ご本人も戸惑っていた。「三上さんの映画のせいで、こりゃ大変なことになってるなあ」。苦笑いもしながら、声援にこたえ、沖縄への連帯を呼びかけて精力的に県内外を行脚していた。
(7)そんな移動続きで疲れているであろう飛行機の中でも、シートベルト着用サインが消えるとニコニコと私の隣の席に移動してきて遠足のように楽しんでいる。本当は眠りたいのに気を遣ってくれているのか、根っから人なつっこいのか。現場から引き離されてしまったからこそ、穏やかでいたずらっぽくて笑顔を絶やさない元来のお人柄に改めて接する時間があって、「ああ、こういう面こそ伝えないといけないんだなあ」と痛感した。だからこそ、今回の石垣編の動画を見てほしいのだ。
(8)石垣島は、彼の思い入れの強い場所だった。八重山支庁に2、3年勤務していた時に待望の子宝を授かった、家族の思い出の地なのだそうだ。ヒロジさんが税金の徴収の仕事をしていた頃、まさに今自衛隊基地建設が予定されている於茂登岳のふもとの開墾地に入ったときの話を、空港で私に打ち明けてくれた。
 「そこには税金の話をしに行ったんだけれどもね、家畜小屋と家族の生活が一緒になっていて、どの農家もかなり苦しい様子が見てとれてね。話を聞くと沖縄本島から米軍に土地を奪われてきた人たちが、必死に土地にしがみついて踏ん張っていた。とても税金の話なんてできずに市街地に戻った。すると娘さんが追いかけてきてね、『あなたはもしかして税のことでいらっしゃったのでは。払わないというつもりではないんです』、と悲しそうに話されて、いえ大丈夫ですよと言った。胸が詰まる思いだった。あの地域の人たちが、また今度は自衛隊の基地で居づらくなるなんてことは、あってはならないよね」
 当時彼が訪ねた集落が、いま現在全員が自衛隊基地建設に反対している於茂登集落かどうかは記憶があいまいだそうだが、そのあたりに行ってみたいというので、元公民館長の嶺井さんの畑を訪ねた。お互いを映画で見ました、というぎこちないあいさつの後、二人の話が訥々と続き、心が通い合って行く様子がよく分かった。ヒロジさんも農家の生まれだからこそ、土地に向き合って生きる人々の肌合いがよくわかるのだろう。
⑨「安全保障について真剣に話し合うというならやる価値はある。でも推進派は、商店が儲かるとかそんな話ばかり。目の前の小銭のために、子孫に笑われ先人の方々に馬鹿にされるようなことはできない」。きっぱりとそう言う嶺井さん。同じ娘を持つ父親同士、那覇の大学に進学した娘さんの話になり、「寂しくなったでしょう」というヒロジさんに対して、嶺井さんは照れながらも「いつでも帰ってこられるよう、こちらはいい環境を残しておきたい」と話した。
 素朴な、ごく当たり前の父親の思い。農地を磨き上げてきた農民の、先祖から子孫へ渡す大切で確かな証。それがこの土地をこのままで守り抜くことなのだ。「国防」の名のもとに、かけがえのない暮らしが切断されるかもしれないという恐怖が、突如ここに舞い降りてきたことを私は呪う。
⑩長年手塩にかけて整備され、今はすっかり豊かな農地になった「自衛隊予定地」を前にして、ヒロジさんはこう言った。
 「僕が石垣にいた頃に市長だった大浜長照さんは、こんなことを言ってた。国家が国境の海に緊張をもたらしても、我々国境の島々は、緊張の海を平和の海にしなければ生きていけない。国はどうあれ、私たちの島は戦争のトゲは用意いたしません、限りなく友好を求めて平和を願うものです。我々のリーダーがそう発信すれば、それは対岸の国に届く。こちらが構えれば、あっちも構える。緊張の海を作り出してはいけない」
 だからこそ、今沖縄県のリーダーは、一大出撃基地になってしまう辺野古の新基地建設には反対をしている。県土を軍事要塞化されたらあとがない。そうであれば、辺野古だけではない。宮古島・石垣島のミサイル基地建設は国境の緊張を強いるもので、沖縄県としては友好と平和の観点からこれ以上の基地強化は望まないのだというメッセージを発し続けてほしい。ヒロジさんはそう語った。」
⑪翁長知事は目下、強権的に辺野古の基地建設を進めようとする国と真っ向から対立し、苦境を踏ん張っている。あれも反対これも反対では物事は進まないから、今のところ先島への新たな自衛隊配備について明確に反対はしていない。日米安保体制を支持してきた政治家であるし、自衛隊そのものに反対するはずもない。それはそれでいいとしても、沖縄県の理想、国境を抱える地域の立ち位置というものは、もっと多様に掲げてもいいと思う。


 最後に、三上さんはこう訴える。


 「国家対国家の論理の中で、外交上の不安材料というものは流動的に変化していくだろうが、その都度『威嚇のトゲ』を国境の島に設置されたら、島々はたまらない。我々島嶼県としては、限りなく平和を愛するものです。平和の海を維持するために最大限の努力を対岸の国の人々とともに重ねていきたいと望んでいます。そういうメッセージを発信し続けることは、既存のどのイデオロギーともぶつからず、また沖縄県民全体の理想と一致するものだと思う。」

 「すでに国防上の負担は応分以上に負っているし、普天間以外の基地についても今後も引き受けるスタンスだ。しかし、これ以上周辺国を唸らせるような要塞の島に変貌し、緊張を発信していくことは沖縄県の本意ではない。アジアの懸け橋になりたいと平和の海を駆け回った沖縄の先人たちの気概にこそ、我々沖縄県民は希望と理想の照準を合わせていきたいと願っているのです。そんなビジョンをことあるごとにリーダーが語り続けること、それを常に耳にすることは、わたしたち県民自身も陰謀論におびえない強さや誇りを獲得することに繋がる。ヒロジさんと訪ねた石垣島で、私は大切なヒントをもらった気がした。」


三上智恵監督・継続した取材を行うために製作協力金カンパのお願い

 皆さまのご支援により『標的の島 風かたか』を製作することが出来ました。三上智恵監督をはじめ製作者一同、心より御礼申し上げます。
 『標的の島 風かたか』の完成につき、エンドロール及びHPへの掲載での製作協力金カンパの募集は終了させていただきます。ただ、今後も沖縄・先島諸島の継続した取材を行うために、製作協力金については、引き続きご協力をお願いします。取材費確保のため、皆様のお力を貸してください。
 次回作については、すでに撮影を継続しつつ準備に入っています。引き続きみなさまからの応援を得ながら制作にあたり、今回と同様に次回作のエンドロールへの掲載などを行うようにしていきたいと考えております。しかし完成時期の目処につきましても詳細はまだ決まっておりませんので、お名前掲載の確約は今の時点では出来ないことをあらかじめご了承下さい。


■振込先
郵便振替口座:00190-4-673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会

◎銀行からの振込の場合は、
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番 :019
預金種目:当座
店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
口座番号:0673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会




by asyagi-df-2014 | 2017-06-24 06:12 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月23日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 2017年6月23日。
 沖縄は、72回目の「慰霊の日」を迎えた。
沖縄は、「沖縄のこころ」を、平和を編んでいく。
 石垣市立大本小学校とうるま市立宮森小学校の児童が平和学習交流会を開く。
兵士・住民目線で戦争記録を公開する。
 沖縄全戦没者追悼式で朗読した平和の詩『みるく世がやゆら』を刻んだ記念碑を、具志川アシビナーに建立。詩は『今の世は平和でしょうか』と問いかける。
 対馬丸の悲劇、生存者の84歳は「命ある限り語り継ぐ」。


 2017年6月23日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-沖縄、きょう慰霊の日 戦没者のみ霊を慰め、恒久平和願う-2017年6月23日 06:00


 沖縄は23日、「慰霊の日」を迎えた。20万人余の尊い命が失われた沖縄戦から72年がたった。糸満市摩文仁の平和祈念公園では午前11時50分から沖縄全戦没者追悼式が開かれ、戦没者のみ霊を慰め、世界の恒久平和を希求する。式には安倍晋三首相、関係閣僚、衆参両院議長らも参加する。

 追悼式では宮古高校3年の上原愛音(ねね)さん(17)が「平和の詩」に選ばれた「誓い~私たちのおばあに寄せて」を朗読する。翁長雄志知事は慰霊の日に合わせて「『命どぅ宝』という平和を願う沖縄のこころを世界に発信し、平和な未来を築いていく」との知事メッセージを出した。「平和の礎」には本年度の追加刻銘を含め24万1468人の名前が刻まれている。


(2)琉球新報-平和、地域の歴史から学びあう 大本小・宮森小-2017年6月23日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「23日の慰霊の日を前に、石垣市立大本小学校とうるま市立宮森小学校の児童が20日、インターネットテレビ電話『スカイプ』を使い、平和学習交流会を開いた。両校とも初めての試みで『地域で起こったことを、多くの人に知ってもらいたい』との思いから、大本小が宮森小に提案して実現した。各地域の特徴的な歴史を相互に発表し合い、平和の尊さや命の大切さなどについて考えた。大本小は戦争マラリア、宮森小は米軍ジェット機墜落事故について発表した。発表前には『月桃』を合唱し、戦没者の冥福を祈った。」
②「うるま市立宮森小学校5年1組の約30人は、1959年6月30日に起こった『宮森小米軍ジェット機墜落事故』について発表した。担任の嘉陽哲子教諭は『記憶を風化させないためには、まず自分たちの中で再認識させることが大切。そうしないと他者への発信はできない』と、交流会の意義について説明した。児童は図書館にある資料や証言集などを読み込み、6グループに分かれて事故の被害状況や慰霊碑『仲よし地蔵』などについて、絵や紙芝居を使って説明した。」
③「兼本青空(そら)さん(11)は、大本小の発表を聞き『マラリアにかかったら、1週間で死んでしまうなんて怖かった』と感想を述べた。」
④「大本小学校の全児童9人は、八重山で多くの犠牲を出した『戦争マラリア』について発表した。低学年の児童4人は避難先でマラリアにかかり両親を失った体験を描いた紙芝居で、戦争マラリアの悲惨さを伝えた。高学年の5人は八重山平和祈念館で学習したマラリアの歴史や症状などを報告した。5年生の小林はなさん(10)は『ジェット機墜落を初めて知り、戦争の後にもこのようなことが起こったことに驚いたし、すごく残念だと感じた。八重山の戦争も、他の地域の人にも知ってほしい』と話した。」
⑤「漢那ひとみ校長は『お互いの地域の戦争体験を知る良い機会になった。戦争マラリアについての児童の理解も深まった』と交流授業の成果を語った。」


(3)琉球新報-沖縄から鉄道が消えた理由 慰霊の日に考える-2017年6月23日 06:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄戦で奪われたものは、住民の命だけではなかった。戦前から沖縄の人々の暮らしを支えてきた重要な公共交通だった県営の県軽便鉄道(ケービン)や「ちんちん電車」も空襲などで破壊された。それらは戦後の米施政権下でも復興されず、日本復帰後も鉄軌道が敷設されることなく沖縄の車社会が形成され、深刻な交通渋滞を引き起こしている。現在はかつての鉄道に代わって、県都那覇市に沖縄都市モノレールが敷かれて新たな県民の足として利用されている。戦後72年がたつ現在は那覇市に隣接する浦添市へのモノレール延伸が着々と進められている。さらには那覇と名護の沖縄本島を南北で結ぶ鉄軌道の検討も進む。」
 戦争で消えたレール 米軍は再建せず
②「沖縄県内の鉄道は明治時代から民間資本での建設が計画されてきたが、資金不足などで計画倒れになってきた。民間敷設が困難な中で県による敷設が模索され、1914年(大正3年)に機関車が走る県軽便鉄道(後に県鉄道)の那覇―与那原線が開通。民間会社の沖縄電気軌道による電車も同じ年に走り始めた。」
③「軽便鉄道の敷設は、国が地方の鉄道網整備を目的に法規制を緩和した軽便鉄道法を制定したことで実現に拍車がかかった。那覇―与那原線に次いで那覇―糸満、那覇―嘉手納も開通し、営業距離は47・8キロ。本来は『ケイベン』と読むが、県民には『ケービン』『ケービングヮー』の呼称で親しまれた。那覇―与那原間の運賃は2等で18銭。定期もあり、通勤、通学の足としても利用された。高めの価格設定ということで無賃乗車もあったという。高学年の生徒が乗ると優先して席に座ることになっていたと、学生だった住民は語っている。当時の与那原町は、沖縄本島のやんばるからの船が入港する一大物流拠点。通常は機関車に、3両ほどの客車のほか、後ろに貨車も接続され、物流網としても機能していた。」

④「それが沖縄戦に入ると軍事物資の輸送路として活用されることになる。通常列車の合間に兵員や軍事補給物資を輸送する臨時列車が走った。軍事物資を載せた車両が爆発し、犠牲者を出す事故も起こった。1944年10月10日の大空襲『10・10空襲』で那覇駅が焼失。唯一のコンクリート製の駅舎だった与那原駅も損壊した。嘉手納線は米軍の沖縄本島上陸を目前に控えた1945年3月23日ごろ、与那原、糸満線が28日ごろを最後に運行を停止した。」
⑤「15歳で沖縄戦を体験した具志堅貞子さん(86)=与那原町=は『毎週ケービン(軽便鉄道)に乗るのが一番の楽しみだった。那覇まで行って買い物をした。終戦後、ぼろぼろに崩れた与那原駅を見たときは何も言葉が出なかった』と小さな声で語った。」
⑥「戦後、沖縄を占領した米軍政府は、新たな輸送手段として鉄道復興を計画していた。
志喜屋孝信・沖縄民政府知事からの要請に対し、ウィリアム・H・クレイグ軍政府副長官が『沖縄本島の運輸機関の欠乏は深刻で、軍政府も鉄道再建に必要な資材を獲得する特別な努力を続けている』と建設へ前向きな姿勢を示していた。しかし米側が鉄道を再建することはなかった。」
 沖縄県民待望のモノレール ウチナータイムに影響も?
⑦「この沖縄に鉄軌道が〝復活〟するのは2003年の沖縄都市モノレール開通まで待たなければならない。那覇空港駅から首里城のある首里駅までを結ぶ沖縄都市モノレール(通称・ゆいレール)。かつての県軽便鉄道のように、沖縄県民の通勤・通学の足として活用されているほか、増加する観光客の利用もめざましい。2016年度の乗客数は、前年度比116万7086人増(7・22%増)の1732万3988人を記録、2003年の開業以来の過去最高を更新した。年間乗客数は7年連続で増えている。それに伴い2016年度決算では、売上高に当たる営業収益が過去最高となり、純損益は2億2053万円の黒字で開業以来で初めての単年度黒字となった。ゆいレールの定時運行が、時間のルーズさを表す『ウチナータイム』への影響を指摘する声も出るなど、県民生活に大きく影響を与えている。」
⑧「2014年10月には沖縄初のIC乗車券『OKICA(オキカ)』を導入した。SUICAなど全国的な交通系ICカードとは連携していない『独立系ICカード』だが、乗客の約4割が使用している。今後SUICAなどがゆいレールでも使える仕組みも検討されている。」
 それでも深刻な交通渋滞 新たな鉄軌道はできるか
⑨「戦後72年がたった現在、沖縄県内では南北を骨格軸とし、那覇―名護間を1時間で結ぶ鉄軌道の導入が検討されている。県が7つのルート案を提示していて、利用者数や事業費などから最終的に1ルートに絞って計画案としてまとめ、国に整備を求める予定だ。
鉄軌道導入により、県は①県土の均衡ある発展②県民や観光客の移動利便性向上③中南部都市圏の交通渋滞緩和④駐留軍用地跡地の活性化―などが図れると期待している。とりわけ交通渋滞は深刻で、平日の渋滞時の交通速度(混雑時旅行速度)の2012年度調査時に那覇市は時速16・9㌔で、全国県庁所在地の中で最も遅かった。」
⑩「県は計画案をまとめるまでの工程を5段階に分類していて、現在、4段階目まで進めている。導入に当たり、初期費用が多額に上ることから、県は全国の新幹線で採用された公設民営による『上下分離方式』での事業着手を内閣府や国土交通省などに要望している。県は当初、2016年度中に計画案をまとめて国に提出する予定だったが、事業費などの比較に時間がかかり、ルートの絞り込みも含めていまだ決定しきれていない。」


(4)琉球新報-兵士・住民目線で戦争記録 伊佐さん、祖父の雑記帳公開へ-2017年6月23日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「幸地さんは1907年に生まれた。雑記帳は、2度目となった38年の中国出征の記述から始まり、『上海陥落』『首を斬つて』『涙』といった言葉が断片的に書き付けられている。39年に帰還。第32軍が沖縄に配備された後は、南風原村新川で供出係を務めた。雑記帳には『豚供出割当』『山羊(やぎ)九三羽』などの文字が、個人名と共に記されている。」
②「45年3月23日、米軍の沖縄本島上陸を前に『戦争其(そ)ノ日ヨリ毎日戦戦デス』の記述。さらに『四月一日ヨリハ毎日防空ゴ生活になりました』(4月4日)、『朝カラバクダンニオイマワサレテ』(5月6日)と続く。」
③「幸地さんの三男、賢造さん(81)=西原町=によると、5月上旬に新川の自宅を出た。山道を歩き、中旬には現在の糸満市に到着。一家は幸地さんを含め8人だった。長女の伊佐良子さん(89)=那覇市=は『父は手帳と鉛筆を胸ポケットに入れて、避難先で時間ができると書いていた』と振り返る。」
④「最後の記述は6月4日。『我等(ら)と共命がけ話し さあ此(こ)れからだ 運命』。その9日後の6月13日、幸地さんは米軍の爆撃で亡くなった。一家で唯一の犠牲者だった。」
⑤「生前、幸地さんは良子さんに対し『自分の形見だから、あなたが持っておきなさい』と雑記帳を手渡していた。あれから72年。雑記帳はカバーと共に3分の2ほどが消失し、現在60ページが残っている。記述を全てパソコンで打ち直した伊佐さんは『戦争中は書くこと自体が大変だった。公開する意味があると思う』と話す。沖縄国際大学の吉浜忍教授(沖縄近現代史)も『軍と住民の関係が分かり、住民の記録として非常に価値がある』と評価した。」(真崎裕史)


(5)沖縄タイムス-「今の世は平和でしょうか」 2年前の沖縄慰霊の日で朗読された詩 石碑に刻む10代の問い-2017年6月22日 20:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県うるま市具志川区は、戦後70年の2015年に同区出身の知念捷(まさる)さん(19)が沖縄全戦没者追悼式で朗読した平和の詩『みるく世がやゆら』を刻んだ記念碑を、具志川アシビナーに建立した。詩は『今の世は平和でしょうか』と問い、戦争の惨めさを詠む。25日の式典で2年ぶりに詩を朗読する知念さんは『慰霊塔とともに具志川から静かに平和を訴える礎になってほしい』と願う。」(中部報道部・大城志織)
②「県平和祈念資料館によると、平和の詩を刻銘した碑は県内で初めて。碑の建立は、老朽化した区の慰霊塔の改修とともに、1年前の区民総会で全会一致で決定。戦争で夫を失った祖父の姉をつづった詩に感銘を受けた区民から建立の提案が相次いだという。元うるま市長で碑建立実行委員長の知念恒男さん(76)は『平和を希求する県民の思いがこもった素晴らしい詩だ。戦争の惨禍を忘れることなく、慰霊塔と碑を大切にしていきたい』と語る。」
③「当時、与勝高校3年生だった知念さんは現在、東京の大学に通う。『慰霊塔に刻まれている名前の奥には、具志川で生活を営み、喜怒哀楽を経験したであろう方々のそれぞれの物語がある。詩を通して少しでもその物語を感じてもらえればうれしい』と期待した。」
④「慰霊塔は1947年に具志川グスクに建てられ、57年に現在の場所に移転した。今回、追加刻銘した102人と合わせ、沖縄戦などで犠牲になった具志川出身者271人の名が刻まれている。知念さんの祖父の姉の夫、故義雄さんも刻銘されている。慰霊塔の改修と碑建立の費用は約1千万円で、ハワイとブラジルの字具志川同志会からの支援金約100万円や、区出身者の寄付金などを充てた。」
⑤「同区は25日午後3時から、具志川アシビナーで記念式典と慰霊祭を開く。問い合わせは具志川公民館、電話098(973)3407。」


(6)沖縄タイムス-忘れたかった対馬丸の悲劇、でも今は… 生存者の84歳「命ある限り語り継ぐ」-2017年6月23日 05:19


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「1944年8月22日の夜、米軍潜水艦の魚雷を受けて沈没した『対馬丸』。生存者の久高将吉さん(84)=沖縄県南城市つきしろ区=は『事件が風化しないうちに戦争を知らない世代に話しておきたい』と体験を語り継ぐ活動を始めた。11日につきしろ公民館であった平和講演会では区内外の約70人の聴衆を前に、初めて自身の体験を語った。」
②「当時11歳の久高さんは疎開のため、父、母、兄の一家4人で宮崎に向かう途中で事件に遭遇した。魚雷が命中した船が沈みゆく中、父母と一緒にいかだにしがみついた。兄も隣のいかだにつかまっており『全員大丈夫だ』と思った。夜が明けると、そこら中にあったいかだは周囲に一つもなく、兄も行方知れずとなった。3人は飢えや喉の渇きに苦しみながら6日間漂流。『水が飲みたくて、水がめが浮いている幻覚を何度も見た』。台風にも遭遇し、10メートルを超える高波にもまれ、必死でいかだのロープを握りしめて耐え抜いた。一家は警戒中の日本軍の爆撃機に発見され、対馬丸沈没から6日後の28日に救助された。」
③「戦後、兄は奄美大島の宇検村に遺体で流れ着き、他の犠牲者と一緒に埋められたことを知った。『一緒のいかだに乗せていれば』。父は幾度となくつぶやいた。他の遺族と共に、父は奄美に渡り遺骨を収集、糸満市米須の魂魄(こんぱく)の塔に納めた。」
④「久高さんは毎年8月22日に那覇市若狭の小桜の塔で開かれる慰霊祭に参加した後、魂魄の塔に行き手を合わせる。しかし、生存者も高齢化し、慰霊祭に参加するのは4、5人までに減ったという。『今までは対馬丸のことは忘れたいと思っていた』という久高さん。体験者が減っていく現実の中で、自身が語り部として次世代に伝えていかなければと思うようになった。『戦後72年がたち、喉元過ぎれば熱さを忘れる。戦争を知らない世代に悲惨な体験を伝えないと、戦前のような国に戻るのではと心配だ』」
⑤「久高さんと親交の深い、つきしろ自治会の新城辰夫自治会長(77)は『今の基地問題につながる原点は沖縄戦にある。体験者の話を聞くことで平和の尊さをつなぐことができる』と語った。」
⑥「久高さんは「戦争は二度とあってはいけない。命ある限り、この体験を語り継いでいきたい」と力強く誓った。」


(7)琉球新報-島包む祈り 世界平和 誓う-2017年6月23日 12:30


琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄は23日、沖縄戦の組織的戦闘の終結から72年となる『慰霊の日』を迎えた。沖縄戦で犠牲になった20万人余のみ霊を慰め、世界の恒久平和を誓う『沖縄全戦没者追悼式』(県、県議会主催)が23日午前11時50分から、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で開催された。」
②「平和祈念公園には早朝から多くの遺族らが訪れ、2017年度に新たに追加刻銘された54人を含む24万1468人の名前が刻まれた『平和の礎』に手を合わせた。県内各地で慰霊祭が開かれ、沖縄は鎮魂の祈りに包まれている。」
③「追悼式には安倍晋三首相をはじめ、関係4閣僚、衆参両院議長らが参列した。参列者らは正午の時報に合わせて黙とうした。追悼式で翁長雄志知事は平和宣言を読み上げ、米軍専用施設面積の70%が集中する不条理な現実を訴え、日米地位協定の抜本的な見直しや米軍基地整理縮小による過重な基地負担軽減を求めた。12日に他界した大田昌秀元知事が平和の礎を建立したことに触れ、平和の尊さを次世代に受け継ぐ決意を語った。」
④「平和宣言の後、県立宮古高校3年の上原愛音さん(17)が平和の詩『誓い~私達の


おばあに寄せて」を朗読した。県遺族会が主催する平和祈願慰霊大行進は午前9時に糸満市役所を出発し、追悼式に合流した。」


(8)琉球新報-鎮魂の祈りに包まれ 戦後72年の慰霊の日-2017年6月23日 08:09


 琉球新報派、「沖縄は23日、沖縄戦の組織的戦闘の終結から72年となる『慰霊の日』」を迎えた。沖縄戦で犠牲になった20万人余のみ霊を慰め、世界の恒久平和を誓う『沖縄全戦没者追悼式』(県、県議会主催)が23日午前11時50分から、最後の激戦地となった糸満市摩文仁の平和祈念公園で開催される。」、と報じた。
 また、「平和祈念公園や魂魄の塔などには早朝から多くの遺族らが訪れた。2017年度に追加刻銘された人々を含む24万1468人の名前が刻まれた『平和の礎』には早朝から遺族らが次々と訪れ、石版に刻まれた亡き肉親らの名前に向かって手を合わせた。沖縄は鎮魂の祈りに包まれている。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-戦後72年の「慰霊の日」 沖縄戦20万人超の犠牲者悼む-2017年6月23日 12:27


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「戦後72年の「慰霊の日」を迎えた23日、県内では沖縄戦で亡くなった20万人を超える犠牲者を追悼し、恒久平和を希求する祈りに包まれた。」
②「糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある「平和の礎」や、同市米須の「魂魄(こんぱく)の塔」などには、朝早くから多くの戦争体験者や遺族らが訪れ、亡き肉親や友人らの魂を慰めた。子や孫らと一緒に線香や花を手向け、祈りをささげる姿もみられた。」
③「同公園では、午前11時50分から、沖縄全戦没者追悼式(主催・県、県議会)が執り行われた。安倍晋三首相や衆参両院議長のほか外務、防衛、厚生労働、沖縄担当の関係閣僚らが出席。正午の時報に合わせて黙とうした。」
④「沖縄には戦後72年たっても、全国の米軍専用施設の約70%が集中し、県民生活や経済活動に影響を及ぼしている。過重な基地負担に抗議し、平穏な暮らしを求める県民の思いに反し、昨年は米軍関係者による凶悪事件や、米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイの名護市安部海岸での墜落事故が発生。県民が負担軽減を実感することのないままに、名護市辺野古では県民の民意を顧みず、政府による新基地建設が強行されている。」
⑤「沖縄戦では一般県民約9万4千人と、日米軍人・軍属などを合わせて20万人余が亡くなった。敵味方を問わず、沖縄戦の戦没者らの名を刻む平和の礎には、今年新たに54人(県内31人、県外8人、海外15人)が加わり、計24万1468人が刻銘されている。」




by asyagi-df-2014 | 2017-06-23 17:22 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月22日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「米軍機による日本軍の輸送船への攻撃で亡くなった朝鮮人を含む軍属ら14人が本部町健堅に埋葬された」ことを受けて、「沖縄戦遺骨収集ボランティア『ガマフヤー』、韓国で強制連行被害の補償を求める市民団体、本部町の関係者らが21日、埋葬地を視察した。」、と琉球新報は報じる。
 こうした日韓合同による埋葬地調査が行われることは、新しい地平を気づくことに繋がる。


 2017年6月22日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-本部の埋葬地調査へ 空襲の朝鮮人犠牲者 日韓団体が共同で-2017年6月22日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍機による日本軍の輸送船への攻撃で亡くなった朝鮮人を含む軍属ら14人が本部町健堅に埋葬されたことを報じた本紙報道を受け、沖縄戦遺骨収集ボランティア『ガマフヤー』、韓国で強制連行被害の補償を求める市民団体、本部町の関係者らが21日、埋葬地を視察した。『ガマフヤー』の具志堅隆松代表は埋葬地の遺骨を『日韓友好事業』として、韓国側や地元の有志らと共同で調査する方針を示した。土地所有者の親族で山梨学院大名誉教授の我部政男さんによると、所有者も遺骨調査に協力する意向を示しており、日韓の団体は近く調査に向けて具体的な協議を始める。」
②「北海道幌加内町朱鞠内で1997年、戦時中に朝鮮半島から強制連行され、ダム建設や道路工事などで命を落とした犠牲者の遺骨を日韓友好事業で掘り出そうと、若者らが中心となって実施した事例がある。このケースを参考に、日韓の若者や支援団体、地元の関係者らが協力して収集を進める。」
③「具志堅さんは『亡くなった方の遺骨をどうにかして返してあげたい。仮に遺骨が見つからなかったとしても、亡くなった方に近づこうとすることが大事だ』と強調した。その上で『北海道で日韓が協力した実績を参考に、遺骨収集を通して平和な未来がつくっていければと思う』と日韓共同調査の意義を語った。」
④「視察には約20人が参加し、周辺住民などが埋葬時の土地の状況などを語った。住民らによると、埋葬された土地は当時、我部さんの父・我部政良さんが畑として使っていた土地で、当時よりも約2メートル盛り土されているという。」
⑤「韓国から来沖した李熙子(イヒジャ)さん(74)は埋葬された土地で『長い間お待たせしました』と語り、韓国から持ってきたお酒をささげて亡くなった人たちの冥福を祈った。李さんは『報道で明らかになるまで、公となってなかったことに心が痛む。(本部町の)地元の方々に感謝しつつ、遺骨を返すために取り組んでいきたい』と語った。」
⑥「日本軍の輸送船『彦山丸』は1945年1月22日、米軍からの銃撃や爆弾投下を受けた。」


(2)琉球新報-戦没者DNA鑑定募る 集団申請へきょう集会-2017年6月22日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表らが21日、県庁で記者会見し、22日に浦添市社会福祉センターで開く『戦没者遺骨を家族の元へ6・22沖縄集会』への参加を呼び掛けた。戦没者遺骨のDNA鑑定を厚生労働省へ求める集団申請に向け、ガマフヤーは希望者の名簿をまとめ、7月上旬にも厚労省へDNA鑑定を申請する予定だ。」
②「厚労省は従来、DNA鑑定で、戦死場所を記した日本軍の部隊記録などを基に軍人・軍属の遺族だけに戦没者遺骨のDNA鑑定の希望者を募ってきたが、民間人にも対象を広げ、7月にも鑑定希望者を募る。これを受け、ガマフヤーは軍民や国籍などを問わずに幅広く希望者を募ってDNA鑑定を申請する。」
③「具志堅代表は会見で『国が遺族を選定するのではなく、希望する遺族全てを対象にしてほしい。高齢化した遺族に対し、(鑑定対象の条件に)高いハードルを設けるのはやめてほしい』と強調し、広く集会への参加を呼び掛けた。」
④「会見には韓国から来沖した太平洋戦争被害者補償推進協議会の李熙子(イヒジャ)共同代表や金英丸(キムヨンファン)対外協力チーム長、張完翼(チャンワニク)弁護士も同席し、朝鮮人戦没者の遺骨もDNA鑑定を求める考えを強調した。集会は午後2時から。当日、集団申請への参加者を受け付ける。問い合わせはガマフヤー(電話)090(3796)3132。」


(3)沖縄タイムス-高江ヘリパッド使用めど立たず “完成”から半年 米軍「まだ作業必要」-2017年6月22日 09:14


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍北部訓練場の一部返還を条件に、東村高江周辺に建設した四つの新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の米軍の使用開始時期の見通しが立っていないことが分かった。在沖米海兵隊が21日、本紙の取材に回答した。米軍は『使用開始に先立ち、着陸帯を含む訓練場の安全性を確実にする厳格なプロセスを経る』と回答。『この作業が完了した後、使用を開始する』として、安全に訓練ができる環境が整うことが条件との認識を示した。」(政経部・大野亨恭)
②「四つのヘリパッドを巡り、日米両政府は昨年12月21日に米側への提供で合意した。しかし、その後、大雨でヘリパッドの一部が崩落。また、G地区と東海岸に流れる宇嘉川を結ぶ歩行ルートは未完成の状態だ。工事再開はノグチゲラの営巣期間が明ける7月1日以降となり、全ての完成は8月以降になる見通し。」 
③「ヘリパッド建設を巡っては、昨年7月、政府が『年内完成』を目指し、市民の反対などで2年近く止まっていた工事を再開。抗議の市民を排除するため県外から800人規模の機動隊を動員し、資材搬入に自衛隊機を導入するなど工事を強行した。しかし、施設提供から半年以上たっても米軍の使用条件が整っていないことが明らかになったことで、政府が負担軽減をアピールするために『年内完成』を急いだ姿勢が浮き彫りになった形だ。」


(4)琉球新報-梅雨明け後の炎天下、200人抗議 辺野古新基地-2017年6月22日 11:50


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で22日、工事に反対する約200人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前に集まり『子の未来守るため行動しよう』『新しい基地はいらない』と抗議の声を上げた。梅雨明けした強い日差しの中、日傘を差したり帽子をかぶったりして『勝つまであきらめないぞ』とシュプレヒコールを繰り返した。午前11時現在で工事車両の搬入はない。」、と報じた。
 また、「米軍キャンプ・シュワブ沿岸の『K9護岸』工事現場では、粉じんを巻き上げながら砕石を海に投下する作業が続けられた。抗議船の船長らは『洗ってない石を海に投下するのはやめろ』と抗議した。カヌー11艇、抗議船2隻で抗議行動した。うち8艇9人はフロートを越え、一時海上保安庁に拘束された。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-「新基地は造らせない」 平和祈願祭で初言及 稲嶺名護市長-2017年6月22日 15:00


 沖縄タイムスは、「】名護市久志地域の平和祈願祭が21日、辺野古新基地建設工事が進む大浦湾に面した市瀬嵩で開かれ、新基地への不安の声が相次いだ。稲嶺進市長は戦没者に対し、『皆さまが愛した古里はいまだ新基地建設問題に揺れている。私はこの地に決して新たな基地を造らせないことをあらためて誓う』と語り掛けた。稲嶺市長が平和祈願祭で新基地反対に触れるのは初めて。『目の前で戦没者が願った平和に反する工事が始まった。ことしは触れざるを得なかった』と語った。式のさなか、オスプレイの騒音も響いた。」、と報じた。
 また、「市議会の屋比久稔議長は『ここ数年の日本の動きは戦前回帰が危惧される』、遺族会代表の城間正昭さん(72)は『基地が平和を脅かしている。軍隊こそが平和を阻害する要因だ』。生徒代表の古波蔵旺我(おうが)さん(久辺中3年)も『米軍基地によって私たちの生活が危険にさらされている』と訴えた。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-不発弾、沖縄で年間612件処理 前年比31件増 旧石垣空港跡で多数発見-2017年6月22日 10:39


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県内の2016年度の不発弾処理実績は612件、重さで27トンとなり、前年度より31件(5・3%増)、重さで6トン(28・6%増)上回ったことが21日、分かった。石垣空港跡地に新しい県立八重山病院を建設する計画に伴い、72発、約3・6トンの不発弾を処理しており、全体量を押し上げる一因となった。」
②「県によると、旧石垣空港は戦時中に旧日本軍の飛行場として利用されたことから、不発弾の多い地域。新病院は旧石垣空港の滑走路に当たる部分に建設予定で、敷地面積約4万平方メートルで県が「広域探査発掘加速事業」を実施している。建設予定地以外に範囲を広げればさらに不発弾が見つかる可能性もある。」
③「その他、沖縄戦の激戦地だった糸満市や八重瀬町など本島南部地域でも『広域探査事業』を実施。385発、約5・7トンの不発弾を処理した。」
④「16年度に処理した不発弾の内訳は、民間工事などで見つかった『発見弾』が605件、17・4トンと件数全体の99%を占める。『広域探査事業』や、主に個人住宅や民間施設が対象の『住宅等開発磁気探査支援事業』など。国の交付金事業で見つかった『埋没弾』は7件、9・6トンだった。」
⑤「県は16年度の不発弾等処理対策経費として『広域探査事業』で14億4600万円、『住宅探査事業』で6億3100円など、全体で23億1800万円を支出した。事業費の9割は国からの交付金を受けた。」
⑥「17年度の計画では『広域探査事業』を石垣市、糸満市など6市町村の47万2000平方メートル、『市町村支援事業』を那覇市など12市町村で実施する。事業費は全体で31億1100万円を見込む。」
⑦「協議会では、密閉した鋼製の容器内で不発弾の信管を処理することで、発見から処理までを迅速化する『耐爆容器』の導入を検討しており、安全性を検証するワーキングチームを設置したと報告があった。」





by asyagi-df-2014 | 2017-06-22 18:11 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄の今を知るために。-琉球新報社説(2017年6月9日・10日)より-

 琉球新報からの2本の社説による日本という国への警鐘は、沖縄の今を私たちに語りかける。
 「今は、少しだけでも歩みを止めて考える時ではないか、」、と。いや、事態は、「すぐにでも状況を変えなけれなならないものになっているのではないか」、と。
 それは、琉球新報2017年6月9日の「相次ぐ緊急着陸 米軍機に飛ぶ資格はない」、2017年6月10日の「旧駐機場使用 合同委議事録を公開せよ」。
 それぞれが沖縄の声を絞り出す。


 琉球新報は、沖縄の危険な現実を、「相次ぐ米軍機の緊急着陸は、点検・整備体制がずさんなことの証明である。改善の兆しが見られない以上、米軍が県内で実施する全ての飛行訓練を廃止する以外に、県民の不安を払拭(ふっしょく)し、安全を守る手だてはない。」、と米国及び日本の両政府に突きつける。
沖縄の危険な現実、異常事態は、次のようなものであると説明する。


(1)米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが6日、伊江島補助飛行場に緊急着陸した。1日にもCH53大型ヘリが久米島空港に緊急着陸したばかりである。米軍機の緊急着陸は4月以降、確認されただけでも7回に上る。
(2)まさに異常事態である。県民は日々、米軍の訓練によって危険にさらされていることを米軍は強く認識すべきだ。だが米軍の説明を聞く限り、その意識は希薄である。
(3)米海兵隊は、伊江島での緊急着陸を「事故を未然に防ぐために警告が点灯した『小さな事案』で、その時点で機体に深刻な問題が生じていたわけではない」と説明した。久米島での事案は「操縦室で警告サインが表示されたため、最寄りの久米島空港に『予防着陸』した」としている。


 琉球新報は、このような米軍についてこう分析する。


(1)米軍の説明に共通するのは、県民に不安を与えたことに対する責任感のなさであり、県民軽視の姿勢である。
(2)「小さな事案」「予防着陸」などと、事態を矮小(わいしょう)化する印象操作は看過できない。
(3)整備が万全ならば「警告が点灯」することはないはずだ。米軍にとって「小さな事案」でも、県民にとっては「大きな事案」である。緊急着陸が相次ぐ要因は事態を軽視し、住民の不安を一顧だにしない米軍の姿勢そのものにある。
(4)緊急着陸は事故を防ぎ、県民や乗員の安全を守るために必要な措置である。一方で、緊急着陸を招かないようにすることは「大きな責務」との意識も必要である。米軍にその認識があるのか疑わざるを得ない。
(5)点検・整備に最大限努めていても、緊急着陸が相次ぐならば、担当者の技量に問題があるか、もしくは機体に欠陥があるかのいずれかだ。


 この上で、琉球新報は、次のように指摘する。


(1)人的・物的被害がなければ、問題はないとするような米軍の対応も理解に苦しむ。伊江島に緊急着陸したオスプレイは住民への説明も謝罪もないまま、普天間飛行場に向けて飛び立ち、住民の不安をさらに招いた。
(2)住民に不安を与えること自体、大きな問題である。米軍にはその認識がない。不安を与えた当事者であるとの意識が決定的に欠けている米軍に、県民の頭上を飛ぶ資格はない。このままでは2004年の沖国大米軍ヘリ墜落事故のような事故が再び起きかねない。多くの県民がそれを危惧している。


 沖\琉球新報は、このような沖縄の危険な異常事態解決のために、「日米両政府は緊急着陸が相次ぐ事態を重く受け止め、県民が納得する安全策を講じるべきだ。異常な状況をこれ以上放置することは断じて許されない。」、と要求する。
 ただ、こうした米軍のあり方-県民にとっては「大きな事案」である。緊急着陸が相次ぐ要因は事態を軽視し、住民の不安を一顧だにしない米軍の姿勢-は、軍事的植民地主義の発露でしかない。
 「点検・整備に最大限努めていても、緊急着陸が相次ぐならば、担当者の技量に問題があるか、もしくは機体に欠陥があるかのいずれかだ。」というままでは、沖縄県民の不安は現実になる危険性がある。


 次に、このような沖縄の危険な異常事態を解決するための日本政府のあり方、特に、米国の軍事的植民地主義の下支えをする安倍晋三政権への警鐘。
 今、沖縄でどういうことが起きているのか。ここでは、沖縄タイムスの2017年6月4日の記事を引用する。


(1)沖縄県米軍嘉手納基地にある旧海軍駐機場の移転は、1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で「騒音軽減イニシアティブの実施」として盛り込まれ、日米両政府が合意している。だが、旧海軍駐機場は、現在も合意の趣旨に反した使用が続いている。最終報告には「嘉手納飛行場における海軍航空機の運用および支援施設を、海軍駐機場から主要滑走路の反対側に移転する」と明記している。
(2)旧駐機場は嘉手納町の住宅地に近い場所にあり、エンジン調整や悪臭などの被害が深刻だったことから、町が繰り返し移駐を求めてきた経緯もある。2011年から民間地から離れた沖縄市側に新駐機場の建設が始まり、16年末までに工事が完了した。日本側は新駐機場整備に157億円を負担している。旧駐機場の一部は倉庫や整備工場などとして使われる予定で、老朽化し取り壊される建屋もあるという。
(3)03年、移転を受け入れ、地元住民から批判も受けた仲宗根正和元市長は当時、「苦渋の選択だが、隣町の人たちの苦痛を考えた場合、やむを得ないと判断した」と述べていた。だが、現状は海軍機が新駐機場に移転した後も、逆に外来機が穴を埋める形で旧駐機場を使い騒音を発生させるなど、地元住民の願いや日米合意の趣旨に反する形で運用されているのが実態だ。


 あわせて、沖縄タイムスは地域住民の声も伝える。


(1)嘉手納町民でつくる嘉手納町基地対策協議会の上地安重会長(73)は「20年間、騒音を何とかしてくれという町民の願いがかなったと思っていたが、それが裏切られた。何のための約束だったのか」と憤る。
(2)31日には旧駐機場の使用禁止を沖縄防衛局に求めたばかり。「米軍が今後も何かと理由を付けて、駐機場の使用が常態化するのではないか」と懸念。稲田朋美防衛相が使用中止は求めずに、事実上容認したことについては「何を考えているのか分からない。誰がどう見ても、合意違反であるのは明白だ」と反論した。
(3)旧駐機場近くの嘉手納町屋良に住む仲宗根嶺子さん(65)は「騒音の心配もあるが、事故などいつ何が起こるか分からず不安。使用はすぐにやめてほしいし、合意を守って」と訴えた。
(4)「負担軽減に明らかに逆行している」。移転先の駐機場に近い沖縄市池原自治会の仲嶺朝信会長(65)は怒りをあらわにした。「地元の声を無視して軍の論理で行動するやり方は占領意識丸出しだ」と指摘。「日米合意を守ってもらわなければ困る」と強調した。


 この米軍嘉手納基地の旧海軍駐機場の継続使用に関わって、琉球新報は、「日米両政府の主張が食い違っている。一体どちらが正しいのか。」、と。
 また、琉球新報は、この問題について次の指摘を行う。


(1)この際、日本政府に合同委員会の議事録の全面公開を求める。そうすれば全て明らかになるはずだ。
(2)あるいは、米軍嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の首長らが主張するように、日米間で旧駐機場を使わないよう再確認すべきである。
(3)そもそも日米合同委員会には、基地を過重負担させられている沖縄の代表は参加しない。日米にとって沖縄を巡る秘密の話ができる便利な場所である。
(4)沖縄の施政権が日本に返還された1972年5月15日、日米合同委員会が開かれ、日本政府が引き続き沖縄の米軍基地を提供することを確認した。これらの取り決めを記した日米合同委員会合意議事録は「5・15メモ」と呼ばれ、秘密扱いとすることを日米が確認した。5・15メモで嘉手納飛行場の使用条件は、施設周辺水域が「常時使用される」ことなどを確認した。運用への「制限」を設けることはなかった。米国統治下と同様に自由使用が認められたのである。「日米安保、日米同盟が大変なことになる」との理由で政府は公開を拒み続け、97年になってようやく公開された。
(5)今回問題になっている旧海軍駐機場は、住宅地域への騒音被害軽減を目的に96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で移転が決定した。新駐機場完成後に併用するという文言はない。しかし、今年1月に主要滑走路の反対側に移転が完了したものの、その後もKC135空中給油機、特殊任務機C146Aなど外来機による使用が相次いでいる。明らかにSACO合意違反だ。
(6)2国間の合意を無視する米軍に対して、稲田朋美防衛相は今回の使用を「例外的」として米軍の使用を全面的に認める考えを示した。旧駐機場の使用中止も求めていない。全く理解できない。


 
 実は、琉球新報の主張は、「騒音と、発がん性物質を含む可能性がある黒色粒子の発生源となる旧駐機場の運用は認められない。」、という当たり前のものである。
安倍晋三政権の「今回の使用を『例外的』として米軍の使用を全面的に認める考えを示した。旧駐機場の使用中止も求めていない。」、との方針は、米国の軍事的植民地主義の下支えをあらためて表明したに過ぎない。
 そこには、「騒音と、発がん性物質を含む可能性がある黒色粒子の発生源となる旧駐機場」とともに生きることを強制された人々への思いは全く含まれない。


もちろん、ここで見えてくるものは、「日米密約」や「SACO合意」等の構造的矛盾がもたらす、軍事的植民地主義下に生きることを強いられる沖縄の人たちの苦悩である。




by asyagi-df-2014 | 2017-06-22 05:55 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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