2017年 12月 08日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年12月7・8日

「チビチリガマを損壊し、保護観察中の少年4人が6日、保護者や保護観察官と共にガマを訪れ、遺族に謝罪した。遺族会の与那覇徳雄会長は本紙取材に『罪はずっと背負うものだが、社会復帰できるよう成人するまで遺族会としてもサポートしたい。まずチビチリガマについて学んでほしい』と語った。」、と琉球新報。
 また、「遺族に対し『今後、傷つけるようなことをしない』『自分たちの子どもに沖縄戦のことを伝えていくため、勉強したい』などと話したという。」、とも。
『世代を結ぶ平和の像』が、静かに語りかける日を待ちたい。
 しかし、沖縄は、「米軍機部品が保育園に落下」という怒りの日を迎えた。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2017年12月7・8日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-遺族、元米軍属に賠償要求 沖縄女性暴行殺人-2017年12月7日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「2016年4月に沖縄県で発生した米軍属女性暴行殺人事件で、被害者の遺族が損害賠償命令制度に基づき被告に損害賠償を求めた第1回審理が6日、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)で開かれた。1日に殺人などの罪で無期懲役の判決を受けた元海兵隊員で事件当時軍属のケネス・フランクリン・シンザト(旧姓ガドソン)被告(33)は答弁書で請求棄却を求めた。」
②「遺族側は那覇地裁による賠償命令が決定した場合、即時に日米両政府に補償を求める方針だが、日米地位協定に詳しい弁護士によると、米軍の直接雇用でないことなどから補償されない可能性があるという。」
③「損害賠償命令制度は犯罪被害者の保護や支援のため2008年から始まった。殺人や傷害などの刑事事件を担当した裁判所が引き続き被害者側による損害賠償請求を審理する訴訟手続きで、有罪判決後直ちに開始される。申し立ては10月27日付。遺族の代理人弁護士によると、次回来年1月31日で決定が出る可能性がある。」
④「那覇地裁は1日、ケネス被告に求刑通り無期懲役を言い渡した。ケネス被告は6日現在、控訴していない。」


(2)琉球新報-読谷チビチリガマ損壊 少年ら謝罪 「沖縄戦、学びたい」-2017年12月7日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄戦で住民が『集団自決』(強制集団死)に追い込まれた沖縄県読谷村波平の自然壕チビチリガマを損壊し、保護観察中の少年4人が6日、保護者や保護観察官と共にガマを訪れ、遺族に謝罪した。遺族会の与那覇徳雄会長は本紙取材に『罪はずっと背負うものだが、社会復帰できるよう成人するまで遺族会としてもサポートしたい。まずチビチリガマについて学んでほしい』と語った。」
②「与那覇会長によると、少年たちはそれぞれ謝罪し、納骨堂に折り鶴や花を手向け、手を合わせて追悼した。遺族に対し『今後、傷つけるようなことをしない』『自分たちの子どもに沖縄戦のことを伝えていくため、勉強したい』などと話したという。少年の一人は謝罪の言葉を連ねた手紙を手渡した。少年たちは今後、ガマの入り口にある『世代を結ぶ平和の像』を制作者の金城実さんと共に修復したり、ガマ周辺を清掃したりする。」
③「少年たちがチビチリガマの歴史を知らず、悪ふざけで損壊に及んだことから、遺族らはチビチリガマについて資料や文献で学び、リポートにまとめることなどを求めた。少年たちは今年9月にガマ内部の折り鶴を引きちぎり、遺品や看板などを破壊した。器物損壊の罪で逮捕され、保護観察処分を受けた。」


(3)沖縄タイムス-基地内に積もるごみ800トン 環境悪化で焦る米軍、首相官邸に直訴-2017年12月7日 08:05


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県内大手の産業廃棄物処理業者『倉敷環境』がごみの受け入れを停止した11月20日以降、米軍基地のハウジングエリアなどで出される一般廃棄物が行き場を失い、基地内に一時保管せざるを得ない事態が続いている。米軍の要請を受けて首相官邸が解決に乗り出すなど、政治問題の様相も呈してきた。」
②「基地内で出る家庭ごみなど一般廃棄物は現在、焼却処理先が見つからないため、読谷村の嘉手納弾薬庫など少なくとも基地内2カ所にためられている。複数の関係者によると1日40~50トンが一時保管所に運び込まれ、同社がごみの受け入れを停止したこの2週間で小学校の25メートルプール約2・5杯分に当たる約800トンにまで膨らんだ。飛散防止対策はしているが生ごみ中心のため、保管所内は害虫や悪臭が日に日にひどくなっているという。」
③「各米軍基地の部署の責任者は部下に対し、なるべくごみを出さずにリサイクルをするよう指示。だが米軍関係者は『数カ月もたたずに満杯となる。別の保管所を用意しなければならない状況』と焦燥感を募らせる。」
④「政府関係者によると米軍は外務省に対し、米軍関連ごみの処理問題を解決するよう訴え始めている。同省関係者は『米軍と地元自治体の間は通常、沖縄防衛局が取り持っている。こちらに話が直接来るのは米軍が相当困っているということだ』と解説する。別の関係者は『北朝鮮や尖閣諸島問題で大変な時なのにと、外務、防衛、環境の3省に対し、何とかするよう官邸から圧が来ている』と声を潜める。県を飛び越え、各省の担当者が焼却処理施設を所有する各市町村に受け入れを直接働き掛ける事態も起きている。」
⑤「国内法令に沿った分別がされず、一部を除いて県内市町村の焼却施設が受け入れを避けてきた米軍関連ごみ。他の都道府県には焼却を請け負う市町村もあるが、県内は倉敷環境が中心に受け皿となってきた。県幹部は『最大懸案の一つ。慎重に、慎重に対応している』と言葉少なに語った。」


(4)沖縄タイムス-沖縄米軍トップに行政処分 部下のセクハラ不問→部下が帰国後に性的虐待で発覚-2017年12月7日 07:55


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官が、部下のセクハラを把握しながら上層部や司法当局に通報しなかった過失があるとして、行政処分を受けていたことが分かった。米海兵隊は本紙の取材に対し、事実関係を大筋で認めた。セクハラを見過ごされた部下は昨年、転属した米本国で6歳女児を性的に虐待した。性犯罪への対処の甘さが2次被害を生む悪循環が、在沖米軍トップにも波及していた。」
②「米海兵隊は本紙の取材に『ニコルソン中将は(海兵隊ナンバー2の)ウォルタース総司令官代理から適切な行政処分を受けた』と説明。『司令官には非行を通報する責任がある。性的暴行もセクハラも許されない』と述べた。」
③「米軍事サイト『ミリタリードットコム』によると、セクハラを繰り返していたのは海兵隊大佐の男。2016年2月、沖縄からオーストラリア北部のダーウィンに連絡将校として派遣されたが、わずか12日間で沖縄に送還された。派遣中、女性のみだらな写真を部下である夫に強要して送らせ、さらに下着まで要求。この写真をオーストラリア軍幹部にも見せた。女性将校にもみだらななメールを送り付けた。」
④「ニコルソン調整官らは大佐を送還しただけで、調査はしなかった。大佐は16年4月に米ノースカロライナ州に転属になり、部下の6歳の娘に性的虐待を働いた。軍法会議で禁錮5年半の有罪判決を受けた。大佐のセクハラは暴行事件捜査の過程で発覚。監察官から調査を受けたニコルソン調整官は『冗談だった』という大佐の主張を信用したと述べ、『被害の訴えは伝聞にすぎない。違法行為はなく、愚かだっただけだ』と説明した。だが、軍法会議ではセクハラも将校にふさわしくない行動として有罪になった。在日米軍司令部は本紙の取材に『問題は適切に対処されたと確信している』と述べた。」
⑤「在沖海兵隊と海軍の主な犯罪だけで15年に69件が発生し、うち8割の55件が性犯罪だったことが本紙の情報公開請求で明らかになっている。性的暴行が単なる暴行として処理されるなど軽い処分が目立ち、再犯を許したケースもあった。」


(5)沖縄タイムス-辺野古座り込み 彼女がスカートをはく理由-2017年12月6日 18:15


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、新基地建設に反対する町田直美さん(61)=宜野湾市=と垣内成子(しげこ)さん(65)=読谷村=は9月末から毎週月曜日、スカートをはいて抗議している。座り込む女性を強制排除する男性警官に『私たちにも人権がある。丁寧に心を込めて仕事をしてほしい』と訴える。」
②「町田さんらがスカートをはこうと思ったのは、韓国・済州島の海軍基地闘争の話がきっかけだ。済州島では抗議する女性を移動させる際、女性警官が対応していることを知った。しかし、辺野古ゲート前に女性警官の姿は少なく『この状況を変えるべきだ』と感じたという。」
③「『行動を起こすならインパクトのあるユニークなやり方で』。従来のパンツスタイルをやめ、スカートにはき替えた。9月には座り込みをする女性への対応策をビラにまとめ、機動隊員に手渡した。」
④「4日も市民らが『手荒な扱いをしないで』『女性に触らないで』と訴える中、淡い黄色のスカートをはいた町田さんは、男性の機動隊員3人に足首と両脇を抱えられ排除された。『ただ拳を振り上げるだけではなく、みんなができる新しい抗議の形を提案したい』と話す町田さんと垣内さん。スカートは数えるほどしか持っていないと笑いながら『毎週月曜日はスカートの日。出勤前や買い物がてら、気軽な気持ちで運動に参加して』と、幅広く参加を呼び掛けた。」(政経部・比嘉桃乃)


(6)琉球新報-米軍機からか、長さ約10センチの筒が落下 宜野湾市野嵩の保育園-2017年12月7日 15:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「7日午前10時20分ごろ、沖縄県宜野湾市野嵩の普天間バプテスト教会に付属する緑ヶ丘保育園のトタン屋根に透明な筒が落下した。」
②「周辺の上空では同日午前、オスプレイや米軍ヘリの訓練が行われているのが確認されていた。筒には英語で『U.S.』と書かれており、米軍機から落下したとみられる。」
③「落下物を確認した神谷武宏園長によると、落下当時、火薬のような焦げた匂いがしたという。」
④「宜野湾署によると、落下物はプラスティック製の筒状の物1個。長さは約9・5センチ、直径は約7・5センチ、厚さは約8ミリ、重さは213グラムという。」
⑤「神谷園長によると、筒は7日午前10時20分ごろ、1歳児が遊ぶ部屋のトタン屋根の上に落ちた。同園の園児は62人、職員は11人で、園児らは午前10時ごろまでクリスマスの劇の練習をしていたが、練習が終わった後、園児数人が園庭で遊んでいたという。
筒がトタン屋根の上に落ちた際、『ドーン』という音がした。その後、転がるような音がした後、室内にいた園児らは『わー』と驚いたような声を上げたという。」
⑤「落下物からは焦げたような匂いがしたため、神谷園長は『危険だ』と思い、触るのをやめたという。」
⑥「報道陣に対し、神谷園長は『子どもたちが遊んでいた園庭まで50センチのところだった。一歩間違えば、子どもたちが遊んでいる所に落ちていた。もしからしたら大変な事故になっていたかもしれない』と強い憤りをにじませた。普段から米軍普天間飛行場の周辺を低空で飛行している状況に触れ、『やっぱり落ちたかという感じだ。今日もそうだが、上空をオスプレイがひっきりなしに飛んでくる』と話した。」


(7)琉球新報-米軍機部品か、保育園に落下 上空にCH53 宜野湾-2017年12月8日 06:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「7日午前10時20分ごろ、沖縄県宜野湾市野嵩の普天間バプテスト教会に付属する緑ヶ丘保育園のトタン屋根に、プラスチック製の筒が落下した。けが人はいない。落下時間直前に米軍の大型輸送ヘリコプターCH53が飛行しており、捜査関係者は『落下物の特徴からも周辺状況からも、米軍機から落下した可能性が高い』と指摘した。宜野湾署が落下原因などを調べている。米海兵隊は本紙取材に対し『慎重に捜査を進めている』と回答した。」
②「目撃者によると落下直前の午前10時15分ごろ、米軍普天間飛行場からCH53Eが宜野湾市野嵩方面に離陸するのが確認されている。」
③「保育園の神谷武宏園長によると、当時園内にいた園児は約60人。筒が落ちたのは保育園の1歳児クラスのトタン屋根の上で、クリスマスの劇の練習を終えた園児らが園庭で遊んでいた。落下地点が数十センチずれていたら、園庭に落ちていた可能性がある。」
④「宜野湾署によると、筒は長さ約9・5センチ、直径約7・5センチ、厚さ約8ミリ、重さは約213グラム。表面には『REMOVE BEFORE FLIGHT』(飛行前に取り外すこと)と英字で表記されている。米海軍ホームページによると、CH53のプロペラの異常を感知する機器のカバーの可能性が高い。中嶋浩一郎沖縄防衛局長は7日午後、宜野湾市役所に佐喜真淳市長を訪ね『一報を受けて現場へ向かった。米軍に問い合わせているが調査中だ』と説明した。市長は『米軍の物だと断言できるのではないか。保育園に物が落下したという今回の事案は重大だ』と抗議した。宜野湾市議会は基地関係特別委員会を開いて対応を協議した。」
⑤「翁長雄志知事は、県の分析としてCH53の部品の可能性が高いとし『一歩間違えれば重大な人身事故につながりかねず、深刻な事故だ』などと話した。菅義偉官房長官は『保育園の関係者のみならず沖縄県民の方々に不安を与えるものであり、あってはならないことだ』と述べた。」


(8)琉球新報-2度の衝撃音とCH53確認 県が測定記録を公表 「落下物の可能性」-2017年12月8日 12:20


①「7日午前に宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園のトタン屋根にプラスチック製の筒が落下した事故について、県の大浜浩志環境部長は県が同市野嵩に設置している静止画と騒音の測定局に関し、『2度の衝撃音と米軍の大型輸送ヘリコプターCH53と見られる画像が確認された』と明らかにした。」
②「県環境保全課は1988年から米軍普天間飛行場周辺の4カ所で静止画と騒音の定点測定を実施している。大浜部長は7日午前10時16分19秒の映像でCH53と見られる物体が確認できたほか、その直後に測定局から40メートル離れた地点で2回の衝撃音を拾ったことを明かした上で、環境部は『(米軍機の)落下物の可能性があると認識している』と述べた。」


(9)琉球新報-「早く返還を」「事故また起こる」 一夜明け、園児ら保護者と登園 宜野湾市野嵩の保育園-2017年12月8日 11:54


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「プラスチック製の筒の落下事故から一夜明けた8日朝、筒が落下した沖縄県宜野湾市野嵩の普天間バプテスト教会に付属する緑ヶ丘保育園では保護者が子どもたちを登園させていた。保護者らは事故について『早く(米軍普天間飛行場を)返還してほしい」などと述べた。」
②「5歳の娘を通わせている宜野湾市の男性(32)は「(落下物が)もしも娘に当たっていたらと思うと、怒りしかない。事故はまた起こると思う」と声を落とした。」
③「同じく宜野湾市の女性(39)は『きのうは保護者会のメールで無事だったことを知り、迎えに行った時に涙が止まらなかった。落下物は私たちからすれば明らかに米軍のもの。本気で対策に取り組んでもらわないといけない』と顔を紅潮させて話していた。」
④「事故から一夜明け、神谷武宏園長は『子どもたちも今朝は元気に登園した。【一緒になって乗り越えよう】などと保護者からメールをもらったり、言葉を掛けられたりした』と淡々と話した。神谷園長によると『神様が守ってくれたんだね』などと話す園児もいたという。」
⑤「この日は雨模様だったため、登園した園児らがいつものように園庭で遊ぶ姿は見られなかった。関係者は『いつも通りだ』と話していた。」
⑥「園では8日、登園について保護者の意思に任せる方針をとったという。」


(10)琉球新報-「重く受け止めて」 宜野湾市長が防衛局に抗議 普天間飛行場の早期返還求める-2017年12月8日 11:56


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【中部】沖縄県宜野湾市野嵩の保育園の屋根に米軍機に関係する部品とみられる物体が落下した問題を受け、佐喜真淳宜野湾市長は8日午前、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れて抗議した。佐喜真市長は『一歩間違えば取り返しの付かない事態になるということを日米両政府と米軍は重く受け止めなければならない』と訴え、米軍普天間飛行場の早期返還を求めた。」
②「対応した中嶋浩一郎局長は『昨日から進展がなく、現時点で確たる情報が得られていない。詳細な情報が入り次第、皆さまに説明して対処したい』と答えた。」
③「抗議後に取材に応じ、返還の手法について見解を求められた佐喜真市長は『移設先については日米両政府が責任を持って取り組むことだと思う。私としては、(普天間飛行場の)固定化を絶対に避けなければいけない』と答えた。」


(11)琉球新報-県がCH53ヘリ飛行自粛要請 緊急的危険性除去策も求める 保育園への落下事故で-2017年12月8日 13:44


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「富川盛武副知事は8日午後、米軍機からとみられる筒状の物が宜野湾市内の保育園に落ちた問題で、県庁に川田司沖縄担当大使と中嶋浩一郎防衛局長を呼び、落下元とみられる米海兵隊大型輸送ヘリCH53Eなどの飛行自粛を米側に働き掛けるよう要請した。その上で米軍普天間飛行場の緊急的危険性除去策の実施と、5年以内の運用停止を早急に講じるよう求めた。」
②「富川副知事は『最終確認されていないので【自粛】という表現だが、われわれとしては高い確率でCH53の部品だと考えているので、確認されたら本来飛行中止を要請するところだ』と指摘した。さらに『私自身も2004年の沖国大にヘリが落ちたときの当事者で非常に恐怖を覚えたが、またかという感じを持っている』と自身の体験も交えて今回の事案の重大性を強調した。」
③「中嶋防衛局長は『昨日来、できるだけ早く事実関係の確認を米側でもやってと申し上げているが、現時点で確たる情報は米側も持ち合わせていない』と説明した。川田沖縄大使は『私もニコルソン在沖米四軍調整官に連絡をとっているが、同じでして、今朝の時点でも事実関係を調査中という判断だった』と述べた。」
④「県は要請文で『事故原因の徹底的な究明と速やかな公表を強く求めるとともに、事実関係が判明するまでCH53Eなどの飛行を自粛するよう米軍に強く働き掛けるよう要請する』と求めた。」


(12)琉球新報-障がい者ら「叫び聞いて」 新基地反対、150人が集い-2017年12月8日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】障がい者が中心となり米軍基地反対を訴える『障がい者 辺野古のつどい』(同実行委員会主催)が7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれ約150人の市民が結集した。実行委を務める成田正雄さんは『世界、日本、沖縄の障がい者が平和を強く望んでいる。今日の魂の叫びを聞いてほしい』と呼び掛け、新基地建設の阻止と恒久平和を求めた。」
②「脳性まひを患い、車いすで生活する大島秀夫さん(64)は戦争が起きると多くの障がい者が犠牲となるという危機感を抱き、神戸市から駆け付けた。大島さんは『【戦争は嫌だ】と声を大にして言わないといけない。戦争は起こるんじゃなく(人が)作り出す。戦争が嫌だから、僕はこれからも(集会に)参加したい』と力を込めた。」
③「10代で視力を失った渡嘉敷綏秀(すいしゅう)さん(66)=那覇市=は、戦時中や戦後、障がい者が厳しい環境を生き抜いてきたことを説明し『戦争によって、さらに障がい者を生む。戦争に向かうような米軍基地はいらない』と前を見据えた。」
④「集会には全国から『国籍や民族などを超えて戦争は嫌だと叫ぼう』などのメッセージが寄せられた。実行委員会の門屋和子さん(64)=長野県=は『障がいのあるなしは関係ない。戦争に続く基地はいらないという思いはみんな一緒』と話した。」
⑤「イベントは、12月3~9日の『障害者週間』に合わせて開催日を決めた。」


(13)琉球新報-型枠などを基地内に搬入 米軍キャンプ・シュワブに工事車両95台-2017年12月8日 11:43


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で8日午前、工事車両95台が護岸工事の被覆ブロック型枠とみられる資材などを米軍キャンプ・シュワブ内へ運び込んだ。」
②「新基地に反対する約20人がシュワブのゲート前に座り込み『サンゴの海を守れ』『違法工事をやめろ』などと抗議の声を上げた。」
③「午前9時前、ゲート前に座り込んだ市民を機動隊員が両脇を抱えるなどして次々に排除した。砕石や土砂、掘削用とみられる機材などを積んだトラックが約1時間掛けてゲートから出入りした。」
④「東京の新宿駅前で反戦平和を訴える街頭活動を続け、沖縄の基地についても訴えている大木晴子さん(69)も抗議活動に参加し『戦争につながることに加担するな』などと声を上げた。ホームページなどでも発信を続ける大木さんは『自分の目で見た現実を全国に伝えていきたい』と話した。」


(14)沖縄タイムス-米軍落下物:ラベルに「REMOVE BEFORE FLIGHT」 なぜ気付かない? 自衛隊関係者が疑問-2017年12月8日 07:25


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【東京】保育園への筒状の落下物に自衛隊関係者は『飛ぶ前には必ず外すもの。なぜこれが空から落ちてくるのか分からない』と首をひねる。」
②「落下物には赤のラベルに『REMOVE BEFORE FLIGHT(飛行前に外せ)』という文字が書かれている。自衛隊関係者によると、機体が地上にある場合に通気孔のカバーや機体の誤作動を防ぐ安全キャップなどに付いている。リボン状のものが知られているが、今回の形状のようなものは『見たことがない』という。」
③「『REMOVE BEFORE FLIGHT』は一般的に赤く目立つようになっている。自衛隊関係者は『忘れないように注意を促す狙いもある』と指摘。米軍の整備員が外すのを忘れて、そのまま飛行した可能性もありそうだ。」


(15)沖縄タイムス-米軍落下物:園庭まで50センチ「少しずれていたら・・・」 涙を流し駆け付ける保護者も-2017年12月8日 07:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「61人の園児と11人の職員が園内にいた沖縄県宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園で7日、米軍機からとみられる高さ約9・5センチの円筒が園舎の屋根に落下した。けが人はいなかったが、『一歩間違えれば子どもたちの頭上』というあわや大惨事の事故。わが子の無事を祈り、涙を流しながら駆け付ける保護者の姿もあった。ツリーやリースなどの装飾でクリスマス雰囲気が漂う園に衝撃が走り、現実となった落下事故の恐怖に怒りと不安が噴出した。」
②「『ドンッ』『ガガガガ』。午前10時20分ごろ、園内に大きな音が響いた。1歳児クラスの園児8人が真下にいる部屋のトタン屋根に、円筒が横たわっていた。神谷武宏園長は「焦げたような臭いがした」と話した。約50センチずれると、約30人の園児が遊ぶ園庭に落ちる位置。すぐそばのげた箱で靴を履き替える2歳児クラスの園児もいた。同クラスを受け持つ瑞慶覧愛美さん(26)は『もう少し落ちる場所がずれていたら、子どもたちが危なかった。被害がなかったのは不幸中の幸い』と話した。」
③「保育園は米軍普天間飛行場の野嵩ゲートから東側約300メートルの住宅地にあり、上空は米軍機の飛行ルート。園庭で園児らと一緒にいた保育士の新垣リナさん(38)は『衝撃音はヘリが通過した直後だった』と指摘。『まさか物が落ちてくるなんて想定もしなかった。子どもたちを外で遊ばせるのも怖くなる』と顔をしかめた。県警や県、市、防衛局の職員、市議、メディアが多数現場に訪れる中も、幾度となく米軍機が頭上を飛び交った。」
④「『子どもたちは無事なんですか?』。事故の情報を知り、駆け付けた園児の母親(34)は、規制線が張られ騒然とする現場の様子に取り乱した。涙を流し警察官に情報を求めた。3歳の息子の無事を確認した母親は、手をぎゅっと握った。『事故の怖さは常にあった。米軍機が上空を飛ばない保育園を探さないといけないのか。もう不安と怒りしかない』と語った。別の園児の親(38)は保護者連絡網を見て、急いで子どもを迎えに来た。『子どもの顔を見て、安心した。基地があれば落下事故も起きるし、昨年の軍属のような事件も起きる。なくしてほしい』と訴えた。」




by asyagi-df-2014 | 2017-12-08 17:59 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄タイムス米国特約記者・平安名純代を読む。-20171205-

 沖縄タイムスは2017年12月5日、米国特約記者・平安名純代(以下、平安名)の「基地維持に『沖縄差別』を利用する米国 日本人の沈黙が支える過重負担」との記事を掲載した。
 「米国での取材が長くなるにつれ、沖縄から米軍基地がなくならないのは、日米による沖縄差別が根底を支えているからではないかとの思いを深めるようになった。」、と始まる文章は、次のように「沖縄問題」の核心を突く。


(1)「作家の百田尚樹氏が10月27日、名護市内での講演で沖縄や中国や韓国を差別する発言を繰り返した末に、取材に来た本紙記者を名指し、『娘さんは慰み者になる』などと語った。」
(2)「沖縄差別をなくすには、差別する側の責任を問う必要がある。そのためには日本でこそ沖縄差別を巡る言論の場をつくらねばならないが、百田発言を巡る日本メディアの反応は鈍い。疑問に思い、全国紙に勤める友人らに聞くと『沖縄の問題だから』との反応が返ってきた。」
(3)「『それは日本の問題だ』を決まり文句にする米政府官僚や軍幹部の中には、こうした日本人の沖縄差別を理解する者は少なくない。」
(4)「米海兵隊は、2014年に作成した内部文書『自然資源・文化資源統合管理計画』の中で、日本は第2次世界大戦で本土防衛のために琉球に日本軍の飛行場を建設したが、米軍占領後は日本本土攻撃拠点となり、米軍基地に造り替えられていったなどと沖縄の米軍基地を巡る歴史を記し、『抗議は各基地であらゆる機会に起きる。沖縄の反基地感情は決してなくならない」と現場を分析する。その行間からは、沖縄が抗議するのは、日本人が望まない基地が過剰集中しているからだと理解しながらも、『オキナワ』という米国の利益を維持するために沖縄差別を利用する構造が浮かび上がってくる。」
(5)「日米両政府が在沖米軍基地を維持し、新基地建設の強行を可能にする根底にあるのは、安全保障のために米軍基地は必要だが、自分の庭には望まないと現状を黙認する日本人の『沈黙』だ。」
(6)「米国の黒人差別と闘ったマーティン・ルーサー・キング牧師は『われわれが最後に覚えているものは、敵の言葉ではなく、友人の沈黙だ』と語った。沖縄差別に対する日本の沈黙が続く限り、沖縄が重過ぎる基地負担を強いられる構図は変わらない。」


 これまでも、「沖縄問題」を「構造的沖縄差別」として把握してきたのであるが、平安名の指摘は、改めて、日米両政府による「沖縄差別」の相互作用が「沖縄問題」を規定するというを示す。
 まさしく、「構造的沖縄差別」は、一方では、平安名の指摘する「米国政府・米軍が、米国の利益を維持するために沖縄差別を利用する構造」ということであった。
 もちろん、「構造的沖縄差別」のもう一方の主体は、『沖縄の問題だから』という「沈黙」-それは、「安全保障のために米軍基地は必要だが、自分の庭には望まないと現状を黙認する日本人の「沈黙」だ。」(平安名)-を利用する日本政府と日本政府が示す「虚構」に寄りかかる日本人ということになる。


 平安名は、日本人のこうした「沈黙」に対して、「米国の黒人差別と闘ったマーティン・ルーサー・キング牧師は『われわれが最後に覚えているものは、敵の言葉ではなく、友人の沈黙だ』と語った。」、と対峙させる。
 また、「沖縄差別に対する日本の沈黙が続く限り、沖縄が重過ぎる基地負担を強いられる構図は変わらない。」、と断ずる。


 さて、今が、「構造的沖縄差別」を超える時なのではないか。
 目の前で展開されているできごとは、例えば、辺野古新基地建設は、日米両政府の欺瞞を暴露するものでしかないのではないか。
 与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島・沖縄本島に、新配備、増強される自衛隊は、安倍晋三政権の「戦争をする国」としての自衛隊の拡大強化そのものではないのか。
少なくとも、日本国憲法の改悪に疑問を持ち、平和運動に日頃から関心を持っている人たちは、「友人の沈黙」から脱却する道を、まずは考える時ではないか。




by asyagi-df-2014 | 2017-12-08 07:06 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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