2017年 12月 05日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年12月4・5日

 「シュワブ・ゲート前に座り込んだ市民ら約80人が機動隊によって排除された。」(琉球新報)、ということ。 
 同時に、「砕石などを積んだ工事関係車両105台が4日午前8時50分ごろから米軍キャンプ・シュワブ内に入った。」(同)、ということ。
 そして、読谷村の石嶺伝実村長の「あってはならないことで残念だ。憤りを感じる」、との「米兵降下訓練 オスプレイ、目的外使用」(同)。
 沖縄の今。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2017年12月4・5日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-米海軍C2輸送機、来年からオスプレイに更新 米紙報道-2017年12月4日 07:44


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【平安名純代・米国特約記者】米テキサス州の地元紙「アマリロ・グローブ・ニューズ」は3日までに、北大東村の沖大東島から南東530キロの公海上で11月22日に墜落した米海軍のC2輸送機について、2018年から海軍仕様の垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイへの更新が始まると報じた。C2輸送機は米空母の沖縄近海での展開に伴い、艦載機として嘉手納基地にしばしば飛来している。」
②「米海軍当局によると、1960年代に運用が始まったC2輸送機は老朽化が激しく、同軍が保有する33機のうち、訓練での使用が可能なものは9機。2018年から20年まで、年に8機のオスプレイを購入し、同機への変更を進める予定となっている。」
③「米海軍仕様のオスプレイは、21~26年に、第7艦隊の原子力空母(神奈川県横須賀基地)の艦載機として、C2輸送機2機の後継機として、日本に配備される見通し。」
④「オスプレイの製造元ベル・ヘリコプター社はテキサス州に本社がある。」


(2)沖縄タイムス-判決受け追悼、遺棄現場で祈り 沖縄女性殺害事件-2017年12月4日 07:28


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「昨年4月の米軍属による女性暴行殺害事件で犠牲になった女性の両親ら遺族が3日、被告への無期懲役の判決後、初めて沖縄県恩納村安富祖の遺棄現場を訪れ、供養の儀を執り行った。」
②「那覇地裁は1日、元米海兵隊員で軍属だったシンザト・ケネス・フランクリン被告(33)に、求刑通り無期懲役の判決を下した。」
③「遺族はうるま市の発生現場を訪れた後、午後0時半ごろ遺棄現場に到着。花束や果物などを供え、線香を立てた後、手を合わせて女性の冥福を祈った。現場には弔問客の花束が盛られ、敷かれたブルーシートには供え物が置かれた。供養の最中、遺族らは前方一点を見つめたり、うつむいたりしていた。」
④「被害者の父親は代理人弁護士を通して『私たちが娘にしてあげられるのは、娘の痛み、苦しみを取り除き、成仏させてあげることだけです』とコメントした。」


(3)琉球新報-抗議排除し、工事車両100台超搬入 沖縄県名護市辺野古ゲート前-2017年12月4日 10:49


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、砕石などを積んだ工事関係車両105台が4日午前8時50分ごろから米軍キャンプ・シュワブ内に入った。シュワブ・ゲート前に座り込んだ市民ら約80人が機動隊によって排除された。市民らは『違法な工事はやめて』と声を挙げた。那覇市と宜野湾市、本部町の島ぐるみ会議メンバーや中頭退職教職員会、県外などからゲート前に抗議に集まった。」、と報じた。
 また、「砕石を積み下ろしたとみられる大型トラックがシュワブから出た際、雨でぬれているゲート前の路面に、工事関係者が散水車で水をまいたため、市民らは『血税の無駄遣いだ』と批判した」、と報じた。


(4)沖縄タイムス- 辺野古新基地:「工事用車両、こんなに・・・」 106台搬入の現状に、県外学生驚き-2017年2月4日


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では4日、新基地建設に反対する市民らが抗議行動を続けている。市民によると、午前10時までに工事用車両106台がシュワブ内に入った。車両の搬入が集中したため、国道329号は一時、渋滞が発生。市民は『一度に大量に車両を入れる沖縄防衛局の無謀な工事計画のせいだ』と非難した。大学でジャーナリズムを学ぶ男子学生(21)=東京都=は初めて辺野古を訪れ、『こんなにひっきりなしに車両が来るとは思わなかった』と驚いた様子で語った。」、と報じた。


(5)琉球新報-辺野古 抗議のスカート 強制排除の姿勢、問題視-2017年12月5日 06:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「抗議している私たちを人間として扱ってください-。名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で、そんな思いを持ち、スカート姿で新基地建設に抗議している女性たちがいる。女性たちは「シュワブゲート前で、機動隊による排除など人権侵害が日常的になっている。機動隊はスカートをはいた私たちを排除する際、私たちに尊重されるべき人権があることに立ち返ってほしい」と取り組んでいる。」
②「スカート姿で抗議しているのは宜野湾市の町田直美さん(61)や読谷村の垣内成(しげ)子さん(65)ら5人の有志でつくる『スカート・チーム』メンバー。8月に韓国人の司祭、キム・スンファン氏がシュワブゲート前を訪れ、韓国の済州島カンジョン村で行われていた軍港建設反対運動の状況を報告した。町田さんらによると、キム氏は『カンジョン村では女性の市民は女性警官が引き抜きを担当している。辺野古では男性の機動隊員が女性の市民に触り、暴力的に引き抜きを行っている。違いにショックを受けた』と、韓国と辺野古との違いを挙げていたという。」
③「町田さんらは、座り込む女性には女性警官が対応することなどを求めた『新基地建設反対座り込みでの女性取扱説明書』を作成し、現場の機動隊員に手渡し、9月末からスカートで座り込みを始めた。メンバーによると、初めのうちは排除の順番が後回しにされ『歩いてください』など促された。しかし、数回の取り組みの後からは、足を持たれて強制的に排除されるようになり、スカートの奥が見える状態だったという。4日もメンバーは足を持たれ、強制的に排除された。」
④「町田さんは『ゲート前では当たり前のように抗議する人が排除され、その様子を警察が撮影している。警察は人権を侵害していることに気付いてほしい』と要望した。」(当銘寿夫)


(6)琉球新報-トリイで米兵降下訓練 オスプレイ、目的外使用-2017年12月5日 06:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【読谷】読谷村の米軍トリイ通信施設で4日、米海兵隊のMV22オスプレイから兵員が降下する訓練が確認された。オスプレイは着陸帯から10メートルほどの低空で空中停止飛行の状態でロープを垂らし、兵員が3回にわたって十数人ずつ地上に降りた。村内でオスプレイからの兵員の降下訓練が確認されたのは初。村への事前通告はなかった。読谷村の石嶺伝実村長は『あってはならないことで残念だ。憤りを感じる』と述べた。」
②「米軍はオスプレイ配備前、日本政府に提出した環境レビューの中でトリイ通信施設のヘリ着陸帯は訓練用でなく、物資輸送や緊急時に使用する『管理着陸帯』と区分している。だが、今年に入り3、4月にトリイ通信施設で物資のつり下げ訓練が確認され、10月にも都屋沖で海軍のヘリが人員のつり下げ訓練を実施した。」
③「オスプレイは普天間飛行場所属の海兵隊機だが、兵員は陸軍との見方もある。村は、訓練を職員が目視で確認。今後、関係機関に抗議する予定。村企画政策課の新垣和男課長は『トリイ基地でのオスプレイの訓練が恒常化しないか懸念している。トリイ基地は訓練施設ではなく、訓練すべきではない』と述べた。」


(7)沖縄タイムス-性被害、子ども8割 沖縄米海兵隊27人除隊 2016年軍法会議-2017年12月5日 07:51


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【ジョン・ミッチェル特約通信員】在沖縄米軍の軍法会議で2016年、海兵隊員27人が性犯罪によって除隊となり、このうち約8割に当たる21人が子どもを標的にしていたことが、本紙が入手した軍法会議資料で分かった。これとは別に情報公開請求で入手した米海軍捜査局(NCIS)の捜査報告書によると、加害者の中には治安を維持すべき憲兵隊員まで含まれていた。」
②「憲兵隊員の男はキャンプ瑞慶覧所属。16年3月、軍法会議で子どもに対する性的暴行未遂と公然わいせつの罪を認め、軍刑務所で4年の服役と不名誉除隊の判決を受けた。」
③「5月には、海兵隊員の男が子ども2人に対する性的暴行容疑でNCISの捜査を受けた。2人がキャンプ瑞慶覧内にある海軍病院の救急外来で手当てを受け、発覚した。男の携帯電話には容疑に関する写真が残されていたにもかかわらず、単なる不貞行為として罰された。その結果、不名誉除隊より軽い非名誉除隊になった。」
③「また、軍法会議資料によると在沖米海兵隊司令部勤務の隊員が動物との性行為などによって投獄された。16年の海兵隊全体で見ても唯一のケースだった。」


(8)琉球新報-翁長知事「不条理なものは正していく」 県議会代表質問始まる-2017年12月5日 11:40


 琉球新報は、「沖縄県議会(新里米吉議長)11月定例会の代表質問が5日午前始まった。就任から3年間の県政運営について翁長雄志知事は『子や孫のためにどうしても認められない不条理なものはただしていく』と述べ、あらためて辺野古新基地建設阻止への決意を強調した。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。5日はこのほか砂川利勝(沖縄・自民)、仲村未央(社民・社大・結)、次呂久成崇(社民・社大・結)が質問する予定。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-辺野古新基地:「違法工事やめろ」ゲート前で声上げる 「N5」護岸では石材投下-2017年12月5日 13:44


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸では5日午前、『N5』護岸で建設工事が進められ、運び込まれた石材が次々と海に投下された。新基地建設に反対する市民らが抗議船2隻、カヌー11艇に乗って抗議行動。『石材を投下しないで』と作業員に呼び掛けた。」、と報じた。
 また、「同ゲート前には新基地建設に反対する市民約50人が集まり、『違法工事はやめろ』『「沖縄の未来を壊すな』と声を上げた。韓国、神奈川県や京都府からの参加者もいた。鉄材や石材を積んだトラックなど、工事車両116台が基地内に入った。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-飲酒米兵による死亡事故「個人の責任」 管理体制問われ、沖縄米海兵隊-2017年12月5日 12:03


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「在沖縄米海兵隊員の飲酒運転による死亡事故について、県議会を代表して米軍基地関係特別委員会の仲宗根悟委員長ら9人は4日、日米両政府の関係機関を訪ね、在沖海兵隊の国外・県外移転などを求めた抗議決議と意見書を手渡した。海兵隊側は、管理体制や組織としての責任を問われたのに対し『(事故を起こした)個人の責任』と説明したといい、県議からは『県民を見下している』と強い批判の声が上がった。」
②「仲宗根氏によると、キャンプ・瑞慶覧で対応した政務外交部のダリン・クラーク大佐は事故を謝罪した上で、公用車の管理について『しっかり鍵を管理しているが、彼は勝手に持ち出した』と説明。管理体制や組織の責任を問うとクラーク氏は『公務外に個人が起こしたこと。(組織として)責任を負うことではない』との趣旨の弁明をしたという。仲宗根氏は『占領意識丸出しで、怒りが込み上げてきた』と強い不快感を示した。」
③「県議会が求めている凶悪犯罪を起こした軍人らの司令官や上司の更迭について、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は『人事的処置を求めることは慎重に考える必要がある』と述べるにとどめた。県と日米両」政府による特別対策協議会の設置には『どのような対応が可能か検討したい』とした。」
④「外務省沖縄事務所の川田司大使は、日米地位協定の改正要求に、環境や軍属明確化の補足協定などに触れ『一つ一つの問題に対応したい』と述べるにとどめた。一方、川田氏は在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官に、被疑者がなぜ飲酒検査を受けずに基地外へ出られたのか照会したが、いまだに説明がないことを明らかにした。」
⑤「米側へ再発防止と綱紀粛正を求めていくとした川田氏に対し、県議からは『再発防止策を継続的に検証する仕組みを作るべきだ』『一時的な飲酒、外出の規制措置では意味がない』など、日米両政府の対応に疑問を示す声が上がった。」


(11)沖縄タイムス-米軍の事件・事故が沖縄で相次ぐ理由は…? 県議会代表質問始まる-2017年12月5日 12:01


 沖縄タイムスは、「沖縄県議会(新里米吉議長)11月定例会の代表質問が5日始まった。謝花喜一郎知事公室長は、県内で米軍等の事件事故が相次いでいる要因について『過重な基地負担や、これまで一度も改定されたことのない日米地位協定にあると考えている』と語った。照屋守之氏(沖縄・自民)に答えた。また、翁長雄志知事は戦後72年を経た現在も、国土面積0・6%である沖縄に約70・4%の米軍専用施設が存在する状況を『異常としか言えない』と強調。『未来を担う子や孫のために、どうしても認められない不条理なものについては(国に)問いただしていくことが私の務めであると理解している』と述べた。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-12-05 17:47 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄タイムス20171126~【詳報】百田尚樹氏講演会 内容と検証

 沖縄タイムスは2017年11月26日、「作家の百田尚樹氏が10月27日、名護市内で講演した。『反対運動の中核は中国の工作員』『中国、韓国から来ている。怖い』と発言し、取材に訪れた本紙記者を名指しして『娘さんは慰み者になる』『機関紙』などと語った。講演後の記者とのやりとりが動画でインターネット配信されたこともあり、議論が続いている。実行委員会発表で600人以上が参加した講演会の内容を詳報し、事実関係を検証する。」、との記事を掲載した。
 百田尚樹の「理論」の根拠は、すでに完膚なきまでに否定されているが、インターネット上では、依然としてまことしやかに百田の声が広がっているという。
 あえてここで、沖縄タイムスの検証からこの問題を考える。


Ⅰ.反論1:沖縄は本当に被害者なのかというならば、「基地より先に住民がいた」という事実をまず最初に確認すべきではないか。


①百田の発言。


「2年前に沖縄のことで散々たたかれた。あの時は自民党の私的な勉強会。講演が終わった後の雑談で、『私は目の敵にされてるんで、沖縄の二つの新聞社はつぶさなあかんのですけど。ははは』と言った。弾圧というのは公的権力、あるいは暴力で封じること。私はただの作家。記者は言論弾圧の意味をもう一度考えてほしい。普天間基地の周囲は、1970年の航空写真では何も写っていない。ほとんど畑。沖縄全体の人口は戦後70年で1・9倍に増えているが、普天間基地(宜野湾市)は6倍。基地の近くに住めば商売ができると」


②沖縄タイムスの反論。


「普天間飛行場の土地は戦前、宜野湾の中心部だった。村役場や学校があり、9千人以上が住んでいた。米軍がその土地を占領し、住民が収容所にいるうちに基地を造った。つまり、基地より先に住民がいて、暮らしがあった。この事実は繰り返し指摘されているが、百田氏は2015年、自民党本部の勉強会で『危険への接近』論を唱えて以来、同じ主張を続けている。この時の勉強会ではほかに『騒音がうるさいのは分かるが、選んで住んだのは誰なのかと言いたくなる』『沖縄は本当に被害者なのか」『沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ』とも語っている。これらの発言について釈明はない。」


Ⅱ.反論2:米国の軍事政策の都合を、「目下の同盟」の日本政府が「忖度」ないしは利用するかたちで、日本国憲法を改悪をしているだけではないか。


①百田の発言。


「日米安保をじっくり読むと、米軍が守る日本の領土とは施政権が及ぶ所。(中国が尖閣諸島に公船を派遣し続ければ)日本が実効支配していないから出ないと言う可能性もある。もしここで自衛隊が『憲法9条があって攻撃できない。アメリカさん頑張ってください。うちは後方で』と言ったら誰が戦いますか。まず自衛隊が第一線で戦うこと。今の憲法ではそれができない。専守防衛だから」

「安倍(晋三)総理は、憲法改正しないと日本を守れない、と言っている。世界で軍隊を持たない国は24カ国。小さい都市国家、比較的大きいのはアイスランドで年中氷。こんな国、誰が取りますか。残るのは小さな島。ナウル、バヌアツ。何の資源もない。取る理由がない。軍隊というのは家に例えたら防犯用の鍵で、財産を守るためにかける。鍵をかけない国は貧乏長屋みたいなもの。軍隊を持つのは当たり前」


②沖縄タイムスの反論。


「尖閣有事が起き、日本の実効支配が及ばなくなったら米軍は出動しないという可能性は広く議論されている。しかし、これは安保条約や米国の政策の問題であり、日本の憲法の制約とは関係がない。軍隊のないナウル、バヌアツについては2014年にも『くそ貧乏長屋』とやゆし、報道されている。」


Ⅲ.反論3:「インターネットがあれば分かる」とか「そうとしか思えないというニュアンス」を理解しろという程度の根拠で、中国脅威論を安易に垂れ流していることを、自らが語っているだけではないか。


①百田の発言。


「中国は尖閣を取る、琉球も自分の領土と言っている。沖縄の2紙は中国の脅威を報道しない。一番被害を受ける皆さんが最も知らされていない。インターネットがあれば分かる。沖縄にはたぶんインターネットがないんじゃないか。すみません。冗談でっせ」

「抗議活動では日当が1日何万円と払われている。全国から沖縄に来る交通費、宿泊費を考えると、とてつもない額になる。カンパだけじゃ無理。では資金源はどこか。本当の中核は。はっきり言います。中国の工作員です。なかなか証拠はみえないが、中国からカネが流れている。なぜか。日本と米軍を分断したい。いつか尖閣を奪う時に米軍の動きを止める」


②沖縄タイムスの反論


「基地建設反対運動に中国から人と資金が流れていると断言したが、講演後、根拠を尋ねる本紙記者の取材には『ない。それを調べろと僕は言っている。そうとしか思えないというニュアンス』と話した。」


Ⅳ.反論4:「中に漢和辞典がある。日本語勉強している人がおるんかなあ」と参加者に印象づける発言を用いる手法は、劇場型の受けることのみを主眼とするテレビの台本作家のやり方そのものである。あえて言うならば、その果てしない「軽さ」は、抑圧を受ける人々の痛みや苦悩がないがしろにすることによって有効になっている。


①百田の発言。


「きょうは我那覇真子(実行委員長)さんと美ら海水族館に行った。その後。『次はどこいくの?』『百田さん、次は高江のテント村行きませんか?』『えっ? 高江のテント村? 怖いやん、悪い人いっぱいおるんやろ?』『悪い人と言ったらあきません。市民ということですから』『市民? 沖縄県民どれくらいおんの?』『半分くらいです』『じゃあ、あとの半分は?』『知らんところから来てます』『ほな、いろんな県から来てるの?』『いろんな県じゃない。中国や韓国から来ていますよ』『嫌やなー、怖いなー、どつかれたらどうすんの?』『大丈夫、私が先生を守ります』『それやったら行く(笑)』。行ったら車が1台置いてあって、中に漢和辞典がある。日本語勉強している人がおるんかなあ」


②沖縄タイムスの反論。


「本紙の取材には『中国人、韓国人が怖いと言ったら差別だけど、一連の流れがある』『県外、海外から活動家が来ているのが怖いと言った。差別意識は全くない』と説明した。取材の様子は講演会の実行委員会などが動画で撮影し、ネットで配信した。本紙は翌日付の記事で、百田氏の講演内容と事後の説明を併記した。」


Ⅴ.反論5:侵略戦争の結果として、確かに、戦争で犠牲になったのは沖縄だけではないことは当たり前である。しかし、沖縄戦が、現在にも引き継がれる「沖縄でよかった」ということの結果として、すべての悲惨さを押しつけられたことは、歴史的事実である。


①百田の発言。


「沖縄を捨て石にしようとか、沖縄ばかりに犠牲を強いて知らん顔している、という思いは全くない。沖縄戦で、日本は沖縄を防衛するために命がけで戦った。神風特攻隊が最も出撃したのは沖縄。沖縄では(民間人)9万4千人が亡くなっているが、沖縄以外でも70万人以上死んでいる。決して沖縄の皆さんだけが被害に遭ったのではない」

「確かに、その後沖縄は米国に占領されて多くの基地が造られた。今も基地のそばに住むという大変な不幸とともに生活しておられる。これは本当に申し訳ない。けれども今、沖縄の重要性はすごく高まっている。地政学的に国の防衛のために大事な場所。私たちは同じ日本人。沖縄の人を分ける考えは全然ない。沖縄は大好き。素晴らしい沖縄の地を守っていかないといけない」

「翁長(雄志知事)さんが早く辞めてもらわないとあきません。那覇市長の時に龍柱を建てた。中国の属国です、いつでも来てください、そう思われても仕方ない。皆さんの中の、若い生きのいいのはゲリラとなって龍柱をつぶしてください」


②沖縄タイムスの反論。


「百田氏が踏襲する『戦争で犠牲になったのは沖縄だけではない』という論は、沖縄戦の重要な側面に触れていない。どの都市を空襲するかは米軍の選択だったが、沖縄は日本軍が本土を守るための時間稼ぎの戦場として選んだ結果、被害が甚大になった。また、沖縄では日本軍が住民を差別し、スパイ視し、虐殺した。」


Ⅵ.反論6:琉球新報と沖縄タイムスに対して、自らの考え方を披露する中での批判は、両紙の新聞社としての「決意」に関わることであるから、当然あってしかるべきものである。しかし、依然としてそうした姿勢は見せないままである。特に、「阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります。」という発言は、基本的人権を侵す許されないものである。また、中国国家や中国人民に対しても到底許されない行為である。


①百田の発言。


「沖縄の言論空間は異常。政治家でさえも二つの新聞に逆らえない」

「まともな記者が正しいことを書いても上のデスクにつぶされる。あるいは無理やり偏向させられる。出世もしたい。阿部(岳記者)さんはもう、悪魔に魂を売った記者だ。家に帰ったら嫁さんがいる。娘さんがいる。知らんけど。中国が琉球を乗っ取ったら、阿部さんの娘さんは中国人の慰み者になります。それを考えて記事を書いてください。給料アップのために、沖縄全体をおとしめるような記事を書かないでください」

「沖縄のほとんどの新聞は新聞じゃない。機関紙です」


②沖縄タイムスの反論。


「本紙の阿部記者が事前に申し込んで取材に行くと、最前列中央の席に案内された。講演会は前半の単独講演と後半の我那覇委員長とのトークで計2時間20分。百田氏はその間、阿部記者の名を22回挙げ、一方的に問い掛け続けた。阿部記者が本紙コラム大弦小弦で「慰み者」発言などに触れると、ツイッターで『講演中、沖縄タイムスを強く非難しましたが、阿部記者を非難はしていません。多少いじりはしましたが』と反論した。」





by asyagi-df-2014 | 2017-12-05 08:07 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧