2017年 11月 27日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年11月27日

 「米海兵隊が嘉手納基地へ最新鋭ステルス戦闘機F35Bを最大26機展開する計画が明らかになった問題で、沖縄県嘉手納町は27日に沖縄防衛局へ事実関係を確認する。當山宏嘉手納町長は『(配備計画は)聞いていない。報道通りの計画があれば断じて容認できない。即時撤回すべきだ』と批判した。」、と沖縄タイムス。
現在のF35Aからの被害も、「嘉手納基地からの爆音は司法の場で受忍限度を超える違法と繰り返し認定されている。」、という状況である。
當山町長は「違法状態に拍車を掛け、負担軽減に逆行する計画」(當山町長)が当たり前の反応。
日本政府は、早急に事実関係を明らかにしなくてはならない。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年11月27日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-国際人権法学会 在沖基地巡り討議 政府と県 国連審査を双方報告-2017年11月27日 05:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「国際人権法学会(申恵丰(シンヘボン)理事長)の第29回研究大会が26日、那覇市のタイムスホールで2日間の会期を終えた。名護市辺野古での新基地建設工事の差し止めを求めた訴訟など、沖縄の米軍基地を巡る訴訟と国際人権法の関わりについて全国の弁護士や研究者が討議した。国連人権理事会で開かれた日本政府対象の普遍的定期審査(UPR)に関しても報告があった。」
②「訴訟に関する討議で、亘理格(わたりただす)中央大教授は辺野古訴訟について『埋め立て事業で損なわれる環境の価値などの軽重について、一審も上告審も踏み込まずに結論を出した』と指摘した。」
③「第3次嘉手納爆音訴訟弁護団の高木吉朗弁護士は、裁判所が米軍機の飛行差し止めを退ける源流に1959年の『砂川事件』最高裁判決があることを挙げた。その上で『一審は(米軍駐留を)違憲としたが最高裁は統治行為論で排斥した。駐留米軍は憲法9条に反しないと付け加えている。大きな判断もできるということだ』と述べ、判断を避ける裁判所を批判した。」
④「国連UPRについては沖縄側と国側の双方が意見を述べた。外務省総合外交政策局人権人道課の杉浦正俊課長は、国連から沖縄の人々の先住民族としての権利を守るよう勧告されたことに関連し『政府として先住民族と認識しているのは今の時点でアイヌの方々だ。権利は憲法で等しく保障されている』と応えた。沖縄国際人権法研究会の島袋純共同代表(琉球大教授)は、UPRに向けて沖縄の研究者らが四つの報告書を提出したことを説明。その上で『ペルーは沖縄の固有名詞を出して人権状況の改善を勧告した。これまでにない大きな成果だ』と強調した。」
⑤「星野英一共同代表(琉球大教授)は、米軍基地建設に反対する市民が逮捕された事例を挙げ『表現の自由が侵害されている』と説明。同研究会として声明文を出し、国連に働き掛けたことを報告した。」


(2)沖縄タイムス-「負担軽減に逆行」「即時撤回を」 嘉手納町、米海兵隊のF35B配備に反発-2017年11月27日 07:35


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米海兵隊が嘉手納基地へ最新鋭ステルス戦闘機F35Bを最大26機展開する計画が明らかになった問題で、沖縄県嘉手納町は27日に沖縄防衛局へ事実関係を確認する。當山宏嘉手納町長は『(配備計画は)聞いていない。報道通りの計画があれば断じて容認できない。即時撤回すべきだ』と批判した。」
②「7日に空軍仕様のF35Aが暫定配備されて以降、町内では騒音回数が従来の2倍超の日が続き、騒音被害を訴える町民からの苦情が連日寄せられている。嘉手納基地からの爆音は司法の場で受忍限度を超える違法と繰り返し認定されている。」        ③「こうした中でのF35B配備計画について當山町長は「違法状態に拍車を掛け、負担軽減に逆行する計画」と厳しく批判。「米軍は現状が違法状態だと十分認識し、違法な騒音はやめるべきだ。即応体制の強化が理由であったとしても町民が我慢を強いられることは断じて認められない」と指摘した。」
④「第3次嘉手納基地爆音訴訟原告団嘉手納支部の福地勉支部長は『町民が我慢の限界を超える騒音にさらされる中で、さらに激しい爆音が予想される。米軍は住民を完全に無視している。阻止しないといけない』と憤った。旧海軍駐機場の使用、パラシュート降下訓練、外来機の度重なる飛来-。同支部は嘉手納基地の機能強化に反対し、F35Aの暫定配備撤回を求める町民大会を開催するよう、21日に當山町長へ要請したばかりだ。福地支部長は『爆音訴訟原告団で議論して、町民大会の開催を早期に働き掛けたい』と話した。」
⑤「訓練が実施される予定の伊江島からも不安や怒りの声が上がっている。伊江島補助飛行場に隣接する真謝区の平安山良尚区長は、離着陸訓練に伴う騒音の激化が予想されることから、『めちゃくちゃなやり方だ。米軍や日本政府は私たち住民のことを人間と考えていないんじゃないか』と憤る。区としてF35の訓練に反対を決議しているが『再度、抗議決議を検討したい』と強調した。」
⑥「県幹部も『仮に現態勢から追加配備となれば嘉手納基地の負担は激増する、到底容認できない』と指摘。近く事実関係を防衛局へ照会する予定だ。」


(3)沖縄タイムス-基地と司法、沖縄で問う 国際人権法学会 法律家が論議-2017年11月27日 07:20


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「国際人権法学会(申ヘボン理事長)の第29回研究大会の2日目が26日、那覇市のタイムスホールであった。名護市辺野古の新基地建設を巡る国と県の訴訟に関わる行政法学者や、普天間や嘉手納の米軍基地爆音訴訟に関わる弁護士が司法と人権の在り方を問い掛けた。沖縄の人々を先住民と位置付けるかを巡っての議論も交わされ、学会は閉幕した。」
②「新基地建設を巡り国と県が争った、辺野古違法確認訴訟などを研究する中央大の亘理格(わたりただす)教授は、昨年に出された同訴訟の一審福岡高裁那覇支部と最高裁の判決を取り上げ『周辺住民の生命や健康に対する危険性などが考慮されておらず、問題だ』と指摘した。」 
③「沖縄国際人権法研究会の共同代表、島袋純琉球大教授は辺野古新基地建設について、国連が保護する『先住の人民』の権利として、土地や海の同意のない利用を拒めると主張した。」
④「研究会の理事長代行で神奈川大学の阿部浩己教授は閉会のあいさつで、『今後も沖縄に継続的に関わっていく。国際人権法に照らして、沖縄の人権状況改善の実を挙げられるようにしたい』と語った。」


(4)沖縄タイムス-「オスプレイの揺れ、非常に不安」 元米海兵隊員が証言-2017年11月27日 05:00


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「退役した米軍人やその支援者らでつくるベテランズ・フォー・ピース(VFP)のマイク・ヘインズ氏が24日来日し、都内で会見した。元海兵隊員のヘインズ氏はオスプレイに乗ってパラシュート降下訓練をしたことがあり、『離陸したとたんに上下左右にものすごく揺れる。非常に不安だった』と証言した。」
②「事故が多いことについては『ほかのヘリではまねできない動きをする。その特殊性のため必要な部品が多く使われている。その部品が多ければ多いほど故障する可能性が高い』と指摘した。」
③「ヘインズ氏は講演などで全国各地を回った後、12月10日から沖縄を訪問する。『日米地位協定の問題も日本でもっともっと知ってほしいことがある』と話し、『民主主義を尊重するなら、沖縄の大多数の意見を聞くべきだ』と訴え、名護市辺野古の新基地建設に疑義を唱えた。」


(5)琉球新報-米兵、飲酒し差別発言 ネット動画、海兵隊調査-2017年11月27日 12:15


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米海兵隊専門誌『マリンコータイムズ』(電子版)は21日、写真・動画共有サービス「スナップチャット」に、飲酒しながら黒人蔑視の差別用語を叫ぶ海兵隊員の動画がアップされ、海兵隊が調査していると報じた。同誌が入手した声明によると、在沖米海兵隊の第3海兵遠征軍が『動画に映った数人が海兵隊員だと確認できる』と回答したという。」
②「動画には、少なくとも2人の男性が飲酒しながら、黒人への差別用語を叫んでいる。米ニュージャージー州在住の黒人運動活動家で教師の男性が18日、海兵隊に『これはよくあることか』とツイッターで投稿し明らかになった。」
③「海兵隊は『ビデオに描かれている行動は、海兵隊の高い行動基準に沿ったものではない。しっかりと調査し、適切な措置を取りたい』と声明で述べているという。」
④「動画はツイッターでも確認できる。
https://twitter.com/zellieimani/status/931713150658973696


(6)沖縄タイムス-辺野古新基地:「K1」「N5」護岸の工事進む 工事用車両に抗議の声-2017年11月27日 13:34


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸では27日午前、『K1』『N5』両護岸の建設工事が進められ、運び込まれた石材が次々と海に投下された。新基地建設に反対する市民らは海上から船やカヌーで抗議し、『石を海に入れないで』『海を破壊しないで』と訴えた。一方、シュワブゲート前では同日午前に2回、ダンプカーやコンクリートミキサー車など計170台以上が石材や機材を搬入した。」、と報じた。
 また、「ゲート前では市民約70人が座り込みで抗議し、機動隊に排除された。市民らは基地に出入りする工事用車両に対し、『違法な基地建設をやめろ』と抗議の声を上げた。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-「不審物」通報で、米軍が交通規制 沖縄・キャンプ瑞慶覧近くの国道が渋滞-2017年11月27日 10:54


 沖縄タイムスは、「27日午前8時ごろ、沖縄県北中城村の瑞慶覧交差点付近から普天間向けの国道330号の公道で、米軍が『不審物件』が見つかったとして車両を通行止めにするなど交通規制し、一時渋滞が発生した。」、と報じた。
 また、「沖縄署によると、午前7時55分に米海兵隊から『不審物件がある』との連絡が入り、米軍が約10分間、独自に規制した。『不審物件』の中身は紙切れやプラスチック破片などのごみが入った黒いビニール袋だったという。通勤途中の目撃者によると、瑞慶覧交差点から普天間向けにあるゲート前付近から、石平の司令部前のゲート前までの約200メートル間を米軍が規制していた。一般車両をUターンさせたり、バスを止めるなどして、現場は一時混乱した。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-11-27 18:00 | 沖縄から | Comments(0)

社説、論説から。~高知新聞20171120~

全国の新聞社の気になる社説、論説を不定期に取り上げて考える。
多くの内容は、「社説・論説-47NEWS」からの紹介となる。




 高知新聞は2017年11月20日、「【対日人権審査】政府は警鐘に向き合え」、と社説で論評した。
 今回の国連人権理事会の作業部会の勧告について、高知新聞は次のように論じている。


Ⅰ.「国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」の評価も厳しい。報道自由度ランキングで10年に11位だった日本は毎年順位を下げ、昨年とことしは72位だ。政府はケイ氏の報告に強く反発してきたが、それがまた評価を下げる結果になっていないか。指摘には謙虚に耳を傾けるべきだ。」
Ⅱ.「もちろん私たちメディアにも問題は突き付けられている。圧力にひるむことなく、毅然(きぜん)と権力と向き合わなければならない。」



 このことに関して、高知新聞は次のように示している。


(1)「国連人権理事会の作業部会が日本の人権状況を審査し、218項目に及ぶ勧告をまとめた。前回2012年の審査と同様に、従軍慰安婦問題や、福島第1原発事故後の住民支援の継続などが盛り込まれた。今回は特定秘密保護法などで萎縮が指摘される『報道の自由』にも注文が付いた。」
(2)「日本の見解と大きく異なる課題や積年の外交問題も含まれるが、これが国際社会の日本への評価であることは間違いない。男女格差や民族・人種差別、性的少数者(LGBT)の権利問題など国際社会の人権意識は年々高まっている。先進国に高いレベルが求められるのも当然だ。政府は勧告に真摯(しんし)に向き合う必要がある。」
(3)「特に報道の自由への警鐘は重い。民主主義や国民主権の質が問われていると言ってよい。単に権力対メディアの問題ではなく、社会全体の課題として捉えたい。」
(4)「審査は、全ての国連加盟国を対象に行う「普遍的審査」制度に基づいて実施された。人権理の前身である国連人権委員会は人権侵害問題への対応が恣意(しい)的だと批判され、06年に人権理が発足した。普遍的審査はこれを機に、加盟国間の公平性や透明性を高める目的で08年に始まった。勧告を受けた国は項目ごとに受諾の是非を表明でき、人権理は受諾項目を最終的な勧告として採択する。法的拘束力はないが、経緯からも善処するのが加盟国の責務だ。」
(5)「日本が審査を受けるのは3回目になる。作業部会段階での勧告は初回の08年は26項目だったが、12年は174項目に急増した。」
(6)「審査制度の定着や人権意識の高まりも要因だろうが、日本への見方が厳しくなっている証しと解釈すべきではないか。今回、日本に質問を求める国が100カ国以上に及んだ。報道の自由の問題はその筆頭だろう。作業部会では、特定秘密保護法などによる報道の萎縮を懸念する意見が相次いだ。勧告では政府が放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法4条の改正などを求めた。同じ趣旨の懸念や改善は5月に、国連特別報告者のデービッド・ケイ氏も報告書で指摘している。いずれも、16年2月の高市総務相(当時)の国会答弁を強く意識したものに違いない。高市氏は答弁で、政治的に公平でない放送を繰り返す放送局に電波停止を命じる可能性に言及した。」

 確かに、現在は、新聞社としての自らの決意を表明することが求められるまでの政治状況になっているのである。それは、「報道の自由」だけに限られるものではない。




by asyagi-df-2014 | 2017-11-27 08:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧