2017年 09月 21日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年9月21日

「米軍、パラシュート降下訓練を強行 「合意違反が常態化」 県と三連協中止要請後の実施。」、と琉球新報。また、「同基地での降下訓練は今年になり3回目で、SACO(日米特別行動委員会)合意後9回目。度重なる訓練の強行に地元は『合意違反が常態化している」などと反発が広がっている。』、とも。
防衛相も沖縄防衛局長もそろって「遺憾」。
日本政府にとって「遺憾」とは、沖縄県知事の『「憤慨に堪えない』と質的に違い、「遺憾だけどここは我慢の時だよ」ということでしかない。
 やはり、主権国家の意味を問わざるを得ない。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年9月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍、パラシュート降下訓練を強行 「合意違反が常態化」 県と三連協中止要請後の実施-2017年9月21日 07:30


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【中部】米軍は21日午前7時30分ごろから米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行した。午前8時ごろまで2回行い、計16人がパラシュートで嘉手納基地に降下した。1回目は8人が午前7時29分、2回目は同じく8人が午前7時41分に高度約3000メートル上空からパラシュートでの降下を始めた。訓練を行った米兵が乗ったMC130特殊作戦機は午前8時4分ごろ、嘉手納基地に降り立った。その後、駐機場に戻る様子が確認されたため、今回の降下訓練は2回で終了とみられる。」
②「沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる『嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会』(三連協)や県は訓練中止を求めていた。」
③「嘉手納町役場から訓練を目視した當山宏嘉手納町長は『日米の約束をほごにするような訓練は決して容認できない』と米軍の姿勢を非難した。県と合同で政府に抗議したことを踏まえ『政府は米軍に強く申し入れてほしい。恒常的に訓練を続ける懸念がある』とし、三連協として抗議する姿勢を示した。同基地での降下訓練は今年になり3回目で、SACO(日米特別行動委員会)合意後9回目。度重なる訓練の強行に地元は『合意違反が常態化している』などと反発が広がっている。」
④「三連協と県は同基地で降下訓練をしないよう7月に政府に対し、異例の合同での抗議要請行動を展開した。政府は日米の『2プラス2』(外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)でパラシュート降下訓練の禁止を取り上げた。」
⑤「米軍は今回嘉手納基地で訓練をする理由について、要員調整不足で『伊江島施設が使用できず、訓練できる状態ではない。兵員の技能資格維持のために訓練せざるを得ない』などと周辺市町村に連絡していた。米軍は4、5月にも2011年以来となる降下訓練を強行し、6月にも計画していた。」
⑥「降下訓練をめぐっては、読谷村で1965年にパラシュートで投下されたトレーラーに小学5年の女児が押しつぶされて死亡した事件があった。日米両政府は96年のSACO(日米特別行動委員会)最終報告で、読谷補助飛行場から伊江島補助飛行場に移転すると合意した。その後2007年に『嘉手納基地を例外的な場合に限って使用』すると追加で合意した。」
⑦「一方、政府は今回、例外に当てはまるとの認識は示していない。」


(2)琉球新報-クロウミガメ誕生 海洋博公園 飼育下で世界初-2017年9月21日 05:00


 琉球新報は、「【本部】海洋博公園でクロウミガメの赤ちゃんが誕生し、ウミガメ館で展示されている。クロウミガメの飼育下での繁殖成功は世界で初めて。クロウミガメはメキシコなど東太平洋が主な生息地で、国内では回遊してきた個体が南西諸島や沖縄本島で確認されている。今回、読谷村の定置網にかかっていた個体を海洋博公園が保護し、繁殖につながった。6月25日から8月11日にかけ262個の卵を産み、8月27日からふ化が始まった。16日時点で11匹が生まれ、現在は赤ちゃん2匹をウミガメ館で展示している。」、と報じた。
 また、「飼育担当は『今後どう成長していくか変化を見ていきたい』と話した。」、と伝えた。


(3)琉球新報-仮設道路工事続く 辺野古ゲート前60人が座り込み-2017年9月21日 11:53


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で21日、米軍キャンプ・シュワブ内沿岸部の『N5護岸』や『K1護岸』の建設予定地付近では仮設道路の工事が続けられた。『N5』では袋に入った砕石を、『K1』ではコンクリートブロックを並べる作業が確認された。海上ではカヌー15艇と抗議船2隻に乗った市民が『海を壊すな』『工事をやめろ』などと声を上げた。」、と報じた。
 また、「ゲート前では、市民ら約60人が座り込みやデモ行進を行い、建設に抗議した。午前11時現在、シュワブ内への工事車両での資材搬入は確認されていない。ゲート前での集会では、北中城村の女性が『この美しいやんばるの自然の中に基地があるのは矛盾する。子や孫のために頑張ろう』と呼び掛けた。」、と報じた。


(4)琉球新報-小野寺防衛相「遺憾」 嘉手納パラシュート降下訓練実施に-2017年9月21日 11:23


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【東京】SACO合意に違反する形で在沖米軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことに対し、小野寺五典防衛相は『このような形で訓練が行われたのは遺憾に思っている』と指摘した。21日午前、防衛省で記者団の取材に応えた。米側に伝えていくという。」
②「パラシュート降下訓練はSACO合意で、伊江島補助飛行場で実施することが決まっている。嘉手納基地での同訓練は今年は3回目で、合意後は9回目となった。」
③「嘉手納基地の地元の嘉手納町や沖縄市、北谷町、県は日米両政府は訓練中止を求めていた。政府は嘉手納基地での同訓練は例外的な場合に限り認めているが、今回は例外的に当たるとは判断せず、中止を求めていた。」
④「政府は8月の日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)でも地元の意向を伝えていた。今後の対応について小野寺氏は『これからもSACO合意のように基本的には伊江島補助飛行場を使ってほしいと繰り返しいっていきたい』との見解を重ねた。」


(5)琉球新報-県がパラシュート降下訓練で抗議 富川副知事「日本の安全保障体制に影響を与える」 沖縄防衛局長「訓練実施は遺憾」-2017年9月21日 14:33


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「米軍が21日朝に米空軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行したことを受け、富川盛武副知事は同日午後、川田司外務省沖縄担当大使と中嶋浩一郎沖縄防衛局長を県庁に呼び、抗議した。」
②「降下訓練はSACO(日米特別行動委員会)合意で、伊江島補助飛行場で行われることになっている。それ以外の場所での実施は『例外的』な場合にのみ認められるが、米軍は21日、今年既に3回目となる嘉手納基地での降下訓練を強行した。県や周辺自治体、政府が米軍に嘉手納への降下訓練を実施しないよう求めていた。」
③「抗議で富川氏は『び訓練を強行した米軍の姿勢はSACO最終報告の趣旨や地域住民を軽視するもので強い憤りを禁じ得ない。県民の不信感はこれまでになく高まっており、今後の嘉手納飛行場の使用、ひいては日本の安全保障体制に影響を与えるものと危惧する』と強調した。」
④「中嶋氏は『(伊江島以外での実施が認められた)例外的な場合と判断することは困難だと政府としても考えている。訓練が実施されたことは遺憾だ』と述べた。」


(6)沖縄タイムス-沖縄の基地問題「人ごとではない」 辺野古に県内外から130人-2017年9月21日 13:47


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では21日、新基地建設に反対の声を上げようと県内外から最大約130人が集まった。静岡県から訪れた20代男性は『地元の空にもオスプレイが飛んでいる。決して人ごとではない。ここで感じたこと、聞いた話を持ち帰り伝えたい』」とあいさつした。午前中は工事車両が基地内に入ることはなく、市民らは歌ったり踊ったりして交流を深めた。」、と報じた。
 また、「シュワブ沿岸部では、重機を使って袋入りの砕石やコンクリートブロックを積む仮設道路の建設作業が進んだ。新基地に反対する市民は船2隻、カヌー12艇を出して抗議した。正午までにフロートを越えたとして、カヌーに乗った計11人が一時拘束された。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-翁長知事「憤慨に堪えない」 パラシュート訓練実施の米軍を批判-2017年9月21日 11:17


 沖縄タイムスは、「在沖米空軍が21日、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことに、沖縄県の翁長雄志知事は『憤慨に堪えない』と米軍の姿勢を強く批判した。県庁で記者団に語った。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-「沖縄の反戦平和運動、偽物」沖縄市のコミュニティーFM番組で放送 人種差別的ととれる発言も-2017年9月20日 08:15


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄市のコミュニティーFM『オキラジ』の『沖縄防衛情報局』という番組で、『沖縄の反戦平和運動はほとんどが偽物』や『朝鮮人や中国人はどうして平気でうそをつくのか』など人種差別的ともとれる出演者の発言が放送されていたことが分かった。放送に詳しい専門家は、番組編集についての規定を定めた放送法に抵触する可能性があると指摘している。」
②「オキラジは、同市のコザ・ミュージックタウン音市場にある放送局『沖縄ラジオ』(石川静枝社長)が運営し、同市とその周辺自治体が放送エリア。『沖縄防衛情報局』は約1時間の番組で毎週月曜日に放送されている。出演者はカウンセラーの我那覇隆裕氏と『琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会』代表の我那覇真子氏ら3人。」
③「放送内容は同社のホームページで過去数回分が公開されている。沖縄タイムスが今年7月以降、番組を聴き、内容を確認した。各回の冒頭は同じせりふが読み上げられ、『米軍基地反対、自衛隊反対、しまくとぅば運動、先住少数民族、(中略)はすべて裏でつながっており、左翼活動グループが市民団体を装って行っている』とし、『反戦平和運動はそのほとんどが偽物であり革命運動をカムフラージュするもの』と述べる。」
④「7月17日の放送では、スイスの国連欧州本部で6月に開かれたシンポジウムに出席した弁護士や沖縄タイムスの記者を『ほとんど工作員そのもの』」と名指し。同月31日の放送では、朝鮮半島の人について『よい行いをやってきた人の遺伝子はすべて断たれた』と発言した。」
⑤「8月28日の放送では、米軍キャンプ・シュワブゲート前で起きたひき逃げ事件について『ひかれた側にも責任がある』『事故を誘発している』と述べている。」
⑥「放送法に詳しい琉球大学法科大学院の井上禎男教授(行政法)は『新聞やネット放送とは異なり、電波を用いるコミュニティーFM局は特定地上基幹放送事業者としての免許を受け、放送法・電波法の規律に服する』と説明。『もし事実に基づかない誹謗(ひぼう)中傷や出演者の主義・主張が一方的に放送されていれば、明らかに法の趣旨にはそぐわない。番組出演者個人の責任とは別に、あくまでも免許事業者・局としての自覚と責務が問われる。法定の番組審議会の役割も重視すべきだろう』と指摘する。」
⑦「一方、沖縄ラジオは19日までに、沖縄タイムスの電話取材に対し、スタッフが『取材は受けられないと会議で決まった。番組内容については出演している我那覇氏に聞いてほしい』と回答。沖縄タイムスは8月中旬以降、我那覇隆裕氏に複数回、取材を申し込み、我那覇氏は『取材を受けるかどうか検討中』と答えていた。」




by asyagi-df-2014 | 2017-09-21 18:15 | 沖縄から | Comments(0)

東京地裁は、朝鮮学校を授業料無償化の対象外とした国の措置を巡り、卒業生らの訴えを退けた。(1)

 朝日新聞は2017年9月14日、表題について、「朝鮮学校を授業料無償化の対象外とした国の措置を巡り、東京地裁は13日の判決で『適法』と判断し、卒業生らの訴えを退けた。原告側勝訴とした7月の大阪地裁判決とは正反対の結果に、関係者からは失望と怒りの声が上がった。田中一彦裁判長が法廷で『原告の請求をいずれも棄却する』のみ言い渡して退廷すると、約80人の傍聴者は座ったまま動かず、『負けたということ?』『何だそれ』と口にした。」、と報じた。
 また、朝日新聞は、判決後の様子を次のように続けた。


(1)この日、東京朝鮮中高級学校(北区)の生徒や保護者、卒業生ら約1500人が傍聴券を求めた。判決後に弁護団が地裁前で「不当判決」「声届かず」の旗を掲げると、「うそだ」「差別反対」と次々に声が上がり、泣きだす女性もいた。娘が同校に通う梁仙麗(リャン・ソン・ニョ)さん(45)は「最近の朝鮮半島情勢が影響したとしか思えない。市民感情ではなく法律で判断すると信じていた。子どもを失望させてしまった」と涙をうかべた。
(2)慎吉雄(シン・ギ・ルン)校長は地裁前で「勝訴しか考えていなかった」とぼうぜん。「子どもたちに『日本社会から差別されている』と思い起こさせたのが、この裁判だったのではないか」と話した。
(3)判決後の記者会見で、原告の女性(22)は「後輩たちがつらい思いをすると考えると、胸が張り裂けそう」と話した。弁護団の李春熙(リ・チュ・ニ)弁護士は「ここで立ち止まってはいけない。逆転するためにがんばらなければ」と力を込めた。





by asyagi-df-2014 | 2017-09-21 07:17 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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