2017年 09月 11日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年9月11日

 防衛省は、MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した事故で、米軍がまとめた報告書の概要を発表した。事故原因について、防衛省は「『困難な気象条件下』で行った空中給油訓練で起きた『パイロットのミス』だったと結論付けた。『機体の不具合または整備不良が本件事故の要因となる兆候はなかった』とした。」、と琉球新報。また、富川副知事の「われわれとして当然納得していない」とも。
驚くことは、日米両政府が、この程度のごまかしで済ませることができると。高をくくっていることだ。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年9月11日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-工事車両62台が資材搬入 仮設道路の工事続く-2017年9月11日 11:04


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で11日午前、工事車両62台が米軍キャンプ・シュワブ内に入った。資材搬入前にはゲート前で座り込んでいた市民らが県警機動隊員によって移動させられた。一方、辺野古崎西側では、仮設道路の工事が続いた。『N5護岸』建設予定地付近では、大型トラックが工事中の道路に土砂を下ろしたほか、『K1護岸』建設予定地付近でもクレーンが動く様子が確認された。」、と報じた。
 また、「海上では新基地に反対する市民らが船4隻、カヌー約15艇で、監視や抗議を行っている。」、と報じた。


(2)琉球新報-困難な気象と操縦ミスが原因と発表 機体不具合「要因の兆候なし」 名護のオスプレイ墜落事故で防衛省 事故発生前に給油接続複数回失敗、帰還中に発生
-2017年9月11日 11:08


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「防衛省は11日、昨年12月に米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した事故で、米軍がまとめた報告書の概要を発表した。
発表によると、事故原因は『困難な気象条件下』で行った空中給油訓練で起きた『パイロットのミス』だったと結論付けた。『機体の不具合または整備不良が本件事故の要因となる兆候はなかった』とした。」
②「防衛省の発表によると、事故は2016年12月13日夜、空中給油訓練中に発生した。オスプレイの右のプロペラが、MC130空中給油機のドローグ(給油口)と接触したことで発生したとした。事故当日、オスプレイは空中給油を目的としたMC130との接続に何度か失敗した後、燃料が減っている警告が点灯し、普天間飛行場に戻ることを決めた。機体は普天間に戻る間も空中給油を試み、その際に接触事故が起きたとしている。」
③「在沖米軍は11日午前、ニコルソン在沖米四軍調整官が富川盛武副知事に事故原因の概要を説明した。」


(3)琉球新報-副知事「納得できない」 安部オスプレイ墜落 「原因は機体不具合ではない」との米軍説明に-2017年9月11日 12:25


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「富川盛武副知事は11日午前、在沖米軍トップで第3海兵遠征軍のローレンス・ニコルソン司令官と面談し、昨年12月に名護市安部の海岸で発生した普天間飛行場所属のMV22オスプレイの墜落事故原因について説明を受けた。」
②「富川副知事によると、米軍は事故原因は空中給油中の乗組員の操作ミスだと説明した。面談は非公開で約30分行われた。」
③「面談後、富川副知事は『あくまでもパイロットの判断ミスで、機体そのものも不具合ではない旨の説明を受けた。われわれとして当然納得していない』と述べた。県は引き続き12機程度のオスプレイの県外移転を求めていく。」
④「普天間飛行場所属のオスプレイは配備当初は24機だった。その後1機は2016年12月に安部で墜落、1機は8月にオーストラリア沖で墜落した。この日の面談で米軍は、普天間飛行場の現在のオスプレイの配備数は24機と説明し、2機が補充されていたことも明らかになった。」も。


(4)琉球新報-安里交差点で新基地建設反対訴え1年 那覇市安里・大道・松川島ぐるみの会が「大スタンディング行動」-2017年9月11日 11:57


 琉球新報は、「那覇市安里・大道・松川島ぐるみの会が11日朝、安里交差点で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する『大スタンディング行動』をした。行動開始から1年の節目として開かれた。通常よりも多い約50人の市民が十字路の四方に並び、プラカードを掲げて辺野古移設反対の意思を示した。『スタンディング行動』は2016年9月から、毎週月曜日午前8時から30分間実施している。」,と報じた。
 また、「本日が初参加だった儀間千恵子さん(70)=那覇市=は『辺野古にはなかなか行けないので、近くでできることをしたくて参加した。もっと多くの人に参加してほしい』と話した。1年間、毎週参加している儀間昭男さん(89)=那覇市=は『通勤の人が徐々に手を振るようになった。(辺野古移設問題は)どうなるか分からないが、ぼんやりしてはおれない。意思表示を続けていきたい』と話した。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-オスプレイ、墜落現場は東村? 名護市長「なぜだ」-2017年9月11日 14:31


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「防衛省が11日発表した米軍オスプレイ墜落事故の調査報告書は、『着水場所』を沖縄県名護市安部ではなく『東村の南東2カイリ(約3・7キロ)』と表記している。報告書を読んだ地元名護市の稲嶺進市長は『意味がよく分からない。意図的にそういう表現を使っているのか』と不信感を示した。」
②「防衛省は一時、オスプレイのプロペラと空中給油機の給油口が接触したのは沖縄本島東のホテル・ホテル訓練区域だと説明していたが、報告書は鹿児島県与論島の南東15キロと翻した。稲嶺市長は『全くつじつまが合わない。防衛省はちゃんとただしたのか』と疑問を投げ掛けた。」
③「沖縄防衛局は11日午前、オスプレイが配備されている普天間飛行場がある宜野湾市に説明に出向いたが、名護市には正午時点で打診はない。稲嶺市長は『(事故現場の)地元でなくて宜野湾に行くというのは理解できない』と不快感を示した。」


(6)沖縄タイムス-「遠い話と感じていた」「機動隊の思いは」 東京都市大生、辺野古ゲート前訪問-2017年9月11日 12:40


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは11日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み抗議行動を続けている。午前9時ごろ、機動隊員約30人が市民約30人を強制排除し、工事関係車両約60台が基地内に入った。市民らは『多くの県民が反対している新基地建設に協力するのは正しいのか』と訴えた。」
②「また、東京都市大学メディア情報学部の3年生9人がゼミ合宿の一環で、高田昌幸教授らとゲート前を訪問し、座り込みの現状を学んだ。三浦直城さん(22)は『市民を排除する様子を見て、少しやりすぎではないかと感じた。国の命令で動いている機動隊員の方たちは、新基地建設に本当はどう思っているのか気になった』と話した。伊藤望さん(21)は『反対する市民、警察官、工事関係者などそれぞれの気持ちが複雑に入り乱れてこんな状況になっていると感じた。今後もしっかりと勉強して自分の考えを深めていきたい』と決意。荒井萌子さん(20)は『基地が建設されれば自分にも関わる問題かもしれないのに、どこか遠い話だと感じていた。自分と同じような立場の人にも、刻々と建設が進んでいく現状を伝えていきたい』と語った。」
③「シュワブ沿岸では午前11時現在、目立った新基地工事は行われていない。K1護岸予定地付近の仮設道路工事現場では、作業員が電動ドリルで作業する様子が確認できた。市民は抗議船3隻、カヌー15艇を出して抗議した。」


(7)沖縄タイムス-米軍機の夜間騒音、測定32局で悪化 普天間周辺で116デシベル-2017年9月11日 07:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県は8日、米軍嘉手納基地や普天間飛行場周辺で実施した2016年度の航空機騒音測定調査結果を発表した。日米の騒音規制措置(騒音防止協定)で飛行が制限されている午後10時から午前6時までの夜間・早朝の1カ月当たり騒音発生回数は、全36測定局のうち約9割に当たる32局で前年度より増加。1日当たりの騒音の大きさを測る指標(エルデン)も嘉手納周辺の6局、普天間周辺の1局で環境基準値を超過した。」
②「特に嘉手納周辺の屋良B局は夜間・早朝の騒音発生回数が145・1回と全局で最多。さらにエルデンも69デシベルと最高で、環境基準の57デシベルを大幅に上回った。最も最大ピークレベルが高かったのは普天間周辺の上大謝名局で、10月に116・7デシベルを記録。次いで嘉手納周辺の砂辺局で12月に114・1デシベルが確認された。」
③「結果を踏まえ県環境部の大浜浩志部長は8日、北中城村の在日米軍沖縄地域調整事務所を訪れ、騒音軽減・規制措置の厳格な運用などを要請。『騒音は県民の生活環境に大きな影響を与えており、規制措置の軽減効果が表れていないのは極めて遺憾だ』とした。県によると、対応したジョンホ・ジャン所長は『日米合同委員会で騒音軽減措置を議題に上げられるよう取り組みたい』と述べたという。」




by asyagi-df-2014 | 2017-09-11 18:53 | 沖縄から | Comments(0)

原子力規制委員会は、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働審査を巡り、審査書案を了承する方針。(1)

 毎日新聞は2017年9月6日、標題に関して、「原子力規制委員会は6日の定例会で、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)について、事業者としての適格性を議論した。適格性を否定する意見は出なかった。技術的な審査はほぼ終了しており、近く新規制基準に適合したことを示す審査書案をまとめる。福島第1原発事故を起こした東電の原発が新基準に合格する見通しになったのは初めて。福島第1原発と同じ沸騰水型としても初の合格となる。」、と報じた。
 また、この中で、特に問題となる東京電力の「適格性」-「東電に再び原発を運転する資格があるのか」-について、次のように触れている。


(1)福島第1原発事故を起こした東電に再び原発を運転する資格があるのか--。柏崎刈羽原発6、7号機の審査を巡っては、この点が大きな焦点となった。
(2)6日、原子力規制委員会が「適格性」を大筋で認めたことで、同原発は審査合格に向けて大きく前進したが、東電の原発稼働に対し国民の納得を得るには課題が残る。
(3)規制委は今回、通常の技術的審査に加え、新規制基準には明記されていないにもかかわらず、東電の原発事業者としての適格性を見極める異例の対応を取った。「(重大事故を起こした)東電と他の会社とは違う」(田中俊一委員長)との判断に加え、福島第1原発の廃炉を巡り、汚染水処理などの方針決定を政府に頼りすぎているとの不満が規制委にあったからだ。
(4)田中委員長は「福島の廃炉をやりきる覚悟と実績を示すことができなければ、運転をする資格はない」と強い言葉で東電に迫った。東電は社長名の文書や2度にわたる経営トップへの聞き取りで、「廃炉をやり遂げる」と強調したが、汚染水や放射性廃棄物の処分について、具体的な「覚悟」や「実績」が示されたとはいえない状況だ。
(5)東電の「適格性」をどう判断したのか、規制委には丁寧な説明が求められる。


 この問題について、南日本新聞は2017年9月8日、「2基は福島第1原発と同じ沸騰水型原子炉で、事故を起こした東電の原発が審査に合格する見通しとなったのは初めてだ。」と指摘し、「[柏崎原発合格へ] 規制行政の信頼揺らぐ」、と社説を掲げた。
また、この間の原子力姿勢委員会の経過とその問題点を次のように批判している。


(1)規制委はこれまで東電の原発事業者としての適格性を疑問視してきた。ところが、6日の定例会合で「第1原発事故の経験はプラスになる」と評価するなど姿勢を一転させた。
(2)再稼働に向け、安全のお墨付きを与える重大な方針転換である。背景には田中俊一委員長が今月中旬の退任を控え、任期中に審査の道筋をつけたいとする強い意向があるという。
(3)規制委の審査は技術的な専門知識をベースにあくまで厳格で公正であるべきだ。だが、これとは無関係に個人の意向が優先すれば、規制行政の信頼が揺らぐと言わざるを得ない。
(4)「福島第1原発の廃炉に主体的に取り組む覚悟と実績を示せない事業者に再稼働の資格はない」。田中氏は7月の規制委臨時会議で、川村隆東電会長ら経営陣にこう迫った。8月にも原発の安全確保などに主体的に取り組めるか意見を聴取した。柏崎刈羽6、7号機は2013年9月に審査申請された。第1原発事故の教訓を踏まえ、設備の安全対策や、社内の安全文化が厳しく問われることはうなずける。ただこの間、東電が事故や被災者に正面から向き合ってきたかは疑わしい。
(5)今年2月には、柏崎刈羽原発の免震重要棟の耐震性不足を把握しながら規制委に報告しなかった問題が発覚。隠蔽(いんぺい)体質の根深さをあらためて浮き彫りにした。
第1原発で増え続ける汚染水対策については喫緊の課題にもかかわらず、具体的な解決策を示すことができなかった。何より第1原発の廃炉作業は収束のめどが立たないままだ。
(6)一連の東電の対応を受け、規制委が合否判断を留保してきたのは当然だろう。それなのに、ここにきて再稼働容認へかじを切るのは不可解というほかない。
(7)田中氏は方針転換との批判について「(これまでの発言の)言葉尻を捉えている」と反論する。だが、従来の発言と整合性を欠いているのは明らかだ。議論を尽くさないまま、拙速な判断といわれても仕方なかろう。


 南日本新聞は、最後に、「東電への国民の目は依然厳しい。規制委は、東電を信任したことへの説明責任を果たすべきだ。」、結論づける。

まさしく、原子力規制委員会の試金石だ。




by asyagi-df-2014 | 2017-09-11 06:07 | 書くことから-原発 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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