2017年 09月 05日 ( 2 )

沖縄-辺野 高江-から-2017年9月5日

 「米空軍嘉手納基地に5日午前7時38分ごろ、米ネブラスカ州オファット空軍基地所属の大気観測機WC135Cコンスタントフェニックスが飛来した。・・・同機は大気中の放射性物質を採取、分析する機体。」、と琉球新報。 
 常に戦争と隣り合わせの基地所在地。



 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年9月5日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍車両が歩道に乗り上げ、ガードレール破損 東村の県道70号-2017年9月5日 13:23


 琉球新報は、「東村宮城の県道70号で5日午前10時ごろ、大型の米軍車両がガードレールに接触する事故が発生した。ガードレールは破損し、県道70号の対向車線の縁石まで車両が乗り上げたとみられるタイヤ跡があった。現場は午後1時現在、片側通行となっており名護署が交通整理を行っている。」、と報じた。
 また、「現場近くの魚泊売店で働く女性は午前10時ごろ、『バンッ』という大きな音を聞いた。女性は『すごい大きな音がしたから何事かと思った』と話した。現場に居合わせた東村の伊佐真次村議は『対向車線に人や車がいたら大変なことになっていた』と指摘した。」、と報じた。


(2)琉球新報-米軍特殊機が嘉手納基地に飛来 水爆実験対応か-2017年9月5日 14:05


 琉球新報は、「米空軍嘉手納基地に5日午前7時38分ごろ、米ネブラスカ州オファット空軍基地所属の大気観測機WC135Cコンスタントフェニックスが飛来した。北朝鮮が3日に発表した水爆実験実施を受けて、本国(アラスカ)辺りから離陸し、日本海へ入り偏西風の流れをみて大気収集を行ったとみられる。同機は大気中の放射性物質を採取、分析する機体。」,と報じた。


(3)沖縄タイムス-ケイ氏の国連報告書を不採用 山城議長公判-2017年9月5日 12:18


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「昨年、沖縄県名護市辺野古や東村高江での米軍基地建設の反対運動中に逮捕・起訴され、威力業務妨害などの罪に問われている沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の公判で、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)は1日付で、弁護側が求めていた国連の表現の自由に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏の報告書の取り調べと、関西大の高作正博教授(憲法)の証人尋問請求などを却下した。」
②「ケイ氏は、国連人権高等弁務官事務所が5月に公表した対日調査報告書で、山城議長の長期身柄拘束への懸念を表明。『抗議活動と反対意見の表明を萎縮させかねない』と訴えていた。」
③「弁護側はケイ氏の指摘に加え、辺野古で議長らが行ったブロックの積み上げについては、憲法が保障する表現の自由の観点から議論する必要があるとしていた。地裁は高作氏の意見書は証拠として採用したが、証人尋問までは必要ないと判断した。」
④「金高望弁護士は『国際的な批判を裁判で取り上げたかった。ケイ氏の報告書を採用して判決を書くならまだしも、見る必要がないと判断した裁判所の態度には憤りを感じる』とコメントした。」


(4)沖縄タイムス-世界自然遺産:「北部訓練場考慮を」市民団体、国に働き掛け求める要請書-2017年9月5日 14:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「世界自然遺産に値するかの現地視察で国際自然保護連合(IUCN)が今秋に来沖するのを前に、ジュゴン保護キャンペーンセンターの海勢頭豊共同代表らは4日、沖縄県庁を訪れ、自然遺産の管理計画に米軍北部訓練場を含めるよう、環境省などに働き掛けを求める要請書を提出した。」
②「3日に那覇市内であったシンポジウム『やんばるの森と辺野古の海を守ろう』の決議を受けたもの。東側に訓練場があるやんばる地域の現行案は、本来設けられるべきバッファーゾーン(緩衝地帯)が一部空白の状態。訓練場の存在を考慮していない現行案のままでは『自然遺産としての価値を守り続けることが約束できず、登録の基準を満たせない』とした。」
③「沖縄大の桜井国俊名誉教授は『重要な利害関係者の米軍は黙ったままにさせており、極めて登録に不都合だ』と強調。国境や管理権をまたぐ場合は両国で協力して管理すべきとする世界遺産条約の趣旨に沿わないと指摘した。」
④「このほか、IUCNに対し、名護市辺野古大浦湾を視察するよう働き掛けることなども要請した。県自然保護課の担当者は『しっかり受け止め、上司に報告する』と述べるにとどめた。」


(5)沖縄タイムス-対北朝鮮、外交解決求める 基地所在地の危険性指摘 米退役軍人らの平和団体-2017年9月5日 15:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「退役した米軍人やその支援者らでつくるベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFPJ)の井筒高雄代表は4日、都内で記者会見した。ミサイル発射を続ける北朝鮮に対する日米両政府の対応について、『さらなる圧力が行き着く先は、軍事行動しかない』と警鐘を鳴らし、外交交渉で解決するよう求めた。沖縄を含む在日米軍基地がある地域が巻き込まれる可能性も指摘した。」
②「7月29日に北朝鮮が発射したミサイルが北海道上空を通過したことを受け、VFPJはVFP琉球沖縄国際支部とともにVFP本部に働きかけ、8月17日に緊急声明『爆撃より外交を』を発表している。井筒氏らの原案にVFP本部の幹部や元外交官のアン・ライト氏らが加筆修正して練り上げた。8月21日から31日まで開かれた米韓合同演習を中止し、米国に北朝鮮と外交交渉するよう求めていた。」
③「井筒氏は会見で、圧力や経済制裁は『失敗している』とし、軍事行動に行き着きかねない状況を指摘。安倍晋三首相が軍事行動を示唆するトランプ米大統領と電話会談を重ねたり、小野寺五典防衛相が集団的自衛権を行使可能な存立危機事態の認定に言及したりしていることに、『本当にそこまでの覚悟があるのか』と疑問を呈した。自衛隊が巻き込まれる可能性も指摘し、『基地がある地域は沖縄に限らず、攻撃対象としてのリスクは上がる』と強調した。」
④「地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などを中心とした今の日本のミサイルへの対処能力については、『北朝鮮のミサイルが単発ならやりようがあるが、複数発射されたら守れる能力、迎撃態勢はまったく不十分だ』と指摘した。」


(6)沖縄タイムス-北朝鮮を警戒 米軍電子偵察機、嘉手納を離着陸-2017年9月5日 07:52


 沖縄タイムスは、「米本国から米軍嘉手納基地(沖縄県)に飛来している電子偵察機RC135S(通称コブラボール)が4日未明に嘉手納基地を離陸し、北朝鮮の弾道ミサイル発射を警戒した。日本政府関係者らによると、コブラボールは4日午前2時半ごろに離陸し、約11時間後の午後1時42分に任務を終えて嘉手納基地に戻った。コブラボールは米ネブラスカ州オファット空軍基地に所属する。ミサイル弾道の追尾・観測や電波傍受、情報収集などの能力を持つ。嘉手納基地では8月29日から2機態勢となっている。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-09-05 17:31 | 沖縄から | Comments(0)

菊池事件の再審拒否に対して、元患者が熊本地裁に国賠提訴を起こす。(3)

 毎日新聞は2017年8月30日、「ハンセン病患者とされた熊本県の男性が殺人罪などに問われ、無実を訴えながら裁判所外の隔離された特別法廷で死刑判決を受けて執行された『菊池事件』で、元ハンセン病患者6人が29日、無罪となるべき男性について検察が再審請求しないため精神的苦痛を受けたとして、国を相手取って1人当たり10万円の慰謝料を求める国家賠償請求訴訟を熊本地裁に起こした。」、と報じた。
このことについて、熊本日日新聞は2017年8月30日、「ハンセン病患者とされた男性が1952年に殺人事件を起こしたとして、事実上非公開の特別法廷で死刑判決を受けた『菊池事件』は、62年の死刑執行から間もなく55年となる。男性が無実を訴えた事件の本質を問い続け、再審を目指して熊本地裁へ提訴した意義を、弁護団代表と学識者に聞いた。」、と「菊池事件・国家賠償が問うもの」(上)を掲載した。
この国家賠償請求訴訟償の「男性が無実を訴えた事件の本質を問い続け、再審を目指して熊本地裁へ提訴した意義」を熊本日日新聞で考える。
 熊本日日新聞は、最初に、弁護団共同代表・徳田靖之弁護士への質問とその回答を次のように載せる。


(1)-国賠訴訟に至った理由を聞かせてください。:
「菊池事件の確定記録に隅々まで目を通して男性の無実を確信した。それを明らかにすることは事実を知った弁護士としての務めだ。さらに最高裁は限定的だが、男性が裁かれた『特別法廷』の差別的な取り扱いと、そのことによってハンセン病への差別偏見を助長したことを認め謝罪した。その被害回復の道は憲法上、再審請求しかない。国の機関として唯一権利を持つ検察が、被害回復のために再審請求をしないのは法的に許されないことを明らかにするために提訴した」
(2)-なぜ今まで提訴できなかったのでしょう。:
「男性の無実を信じる遺族が再審請求できなかったのは、周辺にハンセン病への偏見や差別が及ぶことを恐れたからだろう。一時、遺族の一人が再審請求を決意したが、残念ながら断念した。もう一つはわれわれ法律家の怠慢だ。これは厳しく反省すべきだ」
「遺族に差別偏見を乗り越えて再審請求をしてくださいという資格がわれわれ法律家にあるか問い続けた。むしろわれわれが、どういう責任を果たそうとするかが問われていると思う。その結果、今回の提訴に至った」
(3)-裁判を通じて訴えたいことは何ですか。:
「特別法廷がいかにひどいものだったか、違憲だったかを明らかにしたい。たとえ判決で再審請求が認められなくても、男性の無実と、ずさんな事実認定で死刑判決が出されたことを示したい。いずれ遺族が再審請求したいと思った時に、可能になる道筋もつけておきたい」
(4)-周囲の異論もありながら、国賠提訴を主張し続けた理由は何ですか。:
「男性の無実を信じて最初から支援し続けた菊池恵楓園の入所者から、ボロボロになった男性の手記のコピーを渡され、『無実の罪を晴らさなければ、自分は死んでも死にきれない。自分がやり残した仕事をあなたに引き継ぎたい』と託された。何としても再審の扉を開くため、手段を尽くしたいと思う」
(5)-菊池事件がはらむ問題をあらためて聞かせてください。:
「ハンセン病への差別偏見が社会に根付いてしまった原因の一つは、憲法の守り手である最高裁がハンセン病隔離政策の一環として特別法廷を許し続けたことにある。菊池事件は、冤罪が生まれる恐ろしい構造も示している。菊池事件を放置しておくことは、日本の裁判所、法律家にとって汚点。再審無罪をやり遂げない限り、日本の司法は本当の意味で信頼されるものにならない」


 徳田弁護士は、このインタビューを通して、「男性が無実を訴えた事件の本質を問い続け、再審を目指して熊本地裁へ提訴した意義」は、一つにはわれわれ法律家の怠慢があったとした上で、「男性の無実を信じて最初から支援し続けた菊池恵楓園の入所者から、ボロボロになった男性の手記のコピーを渡され、『無実の罪を晴らさなければ、自分は死んでも死にきれない。自分がやり残した仕事をあなたに引き継ぎたい』と託された。」、と説明する。
 この決意が、この国家賠償請求訴訟の意義の多くを語っている。
 この上で、徳田弁護士は、国家賠償請求訴訟の目的を次のように明らかにしている。


Ⅰ.特別法廷がいかにひどいものだったか、違憲だったかを明らかにすること。
Ⅱ.たとえ判決で再審請求が認められなくても、男性の無実と、ずさんな事実認定で死刑判決が出されたことを示すこと。
Ⅲ.いずれ遺族が再審請求したいと思った時に、可能になる道筋もつけておくこと。
Ⅳ.ハンセン病への差別偏見が社会に根付いてしまった原因の一つは、憲法の守り手である最高裁がハンセン病隔離政策の一環として特別法廷を許し続けたことにあることを明らかにすること。
Ⅴ.菊池事件は、冤罪が生まれる恐ろしい構造も示していることから、菊池事件を放置しておくことは、日本の裁判所、法律家にとって汚点であることを認識する必要させる必要があること。
Ⅵ.再審無罪をやり遂げない限り、日本の司法は本当の意味で信頼されるものにならないこと。




by asyagi-df-2014 | 2017-09-05 08:28 | ハンセン病 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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