2017年 04月 02日 ( 2 )

沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月2日


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 チリガマの『世代を結ぶ平和の像』を設置した彫刻家の金城実さんは、慰霊祭で、「辺野古や高江、宮古島の自衛隊配備の問題など、日本は戦争へ行く道に片足を突っ込んでしまっている。チビチリガマからよく見える道だ」(琉球新報)、と日本を批判した。
 私たちは、沖縄戦から何を学んできたのか。


 2017年4月2日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-闇の中 平和祈る 「集団自決」遺族が慰霊祭 読谷・チビチリガマ-2017年4月2日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「1945年4月2日に住民80人以上が『集団自決』(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平のチビチリガマで1日、遺族会による慰霊祭が開かれた。遺族や関係者ら30人以上が集まり、ガマの中で手を合わせ、72年前に亡くなった人たちの冥福を祈り、不戦を誓った。」
②「遺族会の与那覇徳雄会長は『昨年は米軍属による女性暴行殺人事件など、またしても犠牲があり、子を持つ親として強い怒りを持っている。県民の尊厳と人権はいつまでたっても守られていない』と語気を強めた。『もう一度、しっかりと足元を見詰めて、二度と悲劇を起こしてはならない』と述べ、平和への決意を新たにした。」
③「与那覇徳市さん(74)=読谷村渡慶次=はガマの中で祭壇に向かい『このうちなー、ユンタンザ、チビチリガマから平和を願う』と手を合わせた。ガマの入り口に『世代を結ぶ平和の像』を設置した彫刻家の金城実さん(78)=読谷村儀間=は『辺野古や高江、宮古島の自衛隊配備の問題など、日本は戦争へ行く道に片足を突っ込んでしまっている。チビチリガマからよく見える道だ』と政府の姿勢を批判した。」

                                        

(2)琉球新報-中東オスプレイ事故 「クラスC」に格下げ 大破は「自ら破壊」理由-2017年4月2日 10:53


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「今年1月29日に中東イエメンで発生した米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故について、米海軍安全センターが、事故直後には最も重大な『クラスA』に分類していたものの、その後に同等級の事故リストから削除していたことが1日までに分かった。米海軍安全センターが琉球新報の取材に対し、事故を『クラスC』に格下げしたと明らかにした。」
②「事故はイエメンでの特殊作戦中に発生した。米海兵隊によると事故機は『ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)』した。その損傷で再度の離陸ができない状態となったため、米軍は機密保持を理由に自ら事故機を破壊し、機体は大破した。大破したオスプレイの価格は1機約8千万ドル(約88億円)。」
③「事故を最終的に『クラスC』と評価付けたことについて、米海兵隊は『ハードランディングの後になされた作戦上の決定は、事故の等級付けに影響しない』と説明した。その上で機体の大破について『復旧するリスクが機体を破壊するリスクを上回っているためと判断した。現場で整備を行うのではなく破壊するという運用上の決定がなされた』とし、機体の致命的な損傷は『ハードランディング』が主な理由ではないとの認識を示した。」
④「米海兵隊が米議会への報告などで採用している10万飛行時間当たりのクラスA事故の発生率は『飛行中』の事故のみを反映し、機体が地上にある間の損傷は含まないこととなっている。」


(3)沖縄タイムス-「酒は抜けていると思った」米兵、また酒気帯び運転容疑 沖縄で2日連続-2017年4月2日 15:18


 沖縄タイムスは、「沖縄署は2日、酒を飲んだ状態で車を運転したとして道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、キャンプ瑞慶覧の米陸軍伍長(21)を現行犯逮捕した。基準値の約2倍のアルコールが検出された。『酒は抜けていると思った』と話しているという。逮捕容疑は2日午前6時10分ごろ、沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜2丁目の町道を酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。沖縄署によるとパトロール中の警察官が、中央線寄りに走行した車の運転手に職務質問したところ、容疑者の飲酒運転が発覚。朝食を買いに運転していたと話しているという。」、と報じた。
 また、「米兵の飲酒運転は1日にも発生。宜野湾市の国道58号で、在沖米海軍病院所属の上等水兵が酒気帯び状態で車を運転し、オートバイに追突する事故を起こした。宜野湾署が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕し、容疑者を2日、那覇地検へ送致した。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-辺野古で声を上げ続ける「今日も明日もあさっても…」 座り込み1000日-2017年4月2日 08:40


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、新基地建設に抗議する市民が座り込みを始めて千日を迎えた1日、『基地の県内移設に反対する県民会議』の呼び掛けで集会が開かれ、約600人(主催者発表)が『勝つまで諦めない』と決意を新たにした。この日、県の岩礁破砕許可期限が切れたが、国は工事強行の方針を崩していない。参加者は、翁長雄志知事が明言した埋め立て承認の撤回に期待し、『違法な工事はやめろ』とシュプレヒコールで気勢を上げた。」
②「座り込みは2014年7月、国が新基地建設に向けた工事を始めたのをきっかけに開始。ゲート前に設置したテントでメンバーが寝泊まりし、工事車両の出入りを警戒している。座り込み千日となったことに、県民会議の高里鈴代共同代表は『今日も明日もあさっても一日一日を重ねて、確実に工事を止めていく』と強調。『戦争につながる基地の建設を中止するため毎日100人、200人が集まり、明日からまた頑張ろう』と呼び掛けた。岩礁破砕許可を巡っては今後、県と国のさらなる訴訟や知事の埋め立て承認の撤回などの動きが予想される。」
③「『知事が埋め立て承認を撤回したら、大規模な県民大会を開こう』。集会前、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は参加者に訴え、『県民は決して諦めないという日米両政府へのメッセージになる』」と述べた。」
④「この日、午後4時までに基地内に進入する工事車両はなく、海上工事の作業も確認されなかった。」
⑤「名護市辺野古の新基地建設を巡り、工事で海底の地形を変える際に必要な岩礁破砕許可の期限が切れた1日、県は米軍キャンプ・シュワブ沖で岩礁破砕を伴う工事が実施されていないか確認した。この日は防衛局による作業はなかった。県は工事の実施が見込まれる3日も漁業取締船『はやて』を周辺海域に出し、海上と陸上から監視し、調査する。
⑥「県は岩礁破砕の可能性があるコンクリートブロック投下などを確認した場合、調査のため臨時制限区域内への立ち入りを米軍へ要求する方針だ。はやては午前9時に停泊している糸満漁港から出港し、午前10時30分ごろキャンプ・シュワブ沖に到着した。臨時制限区域には近づかず、近くても約300メートルの距離を保った。県水産課の7人の職員が海上から双眼鏡などを使い、午後1時半までの約3時間、現場の様子を確認した。辺野古新基地建設問題対策課の職員も陸上から監視した。」



by asyagi-df-2014 | 2017-04-02 20:13 | 沖縄から | Comments(0)

「共謀罪」を考える。(8)-日本ペンクラブ声明より-

 東京新聞は2017年1月6日、「安倍晋三首相は五日、犯罪計画を話し合うだけで処罰対象とする「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を二十日召集の通常国会に提出する方針を固めた。」、と報じた。
また、この背景を、「菅義偉(すがよしひで)官房長官は五日の記者会見で、『共謀罪』法案の通常国会への提出に関して、二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックに向けテロ対策の強化が必要だと主張し『テロを含む組織犯罪を防ぐことは、国民も望んでいる。これまでの国会審議の意見を踏まえ、最終検討している』と述べた。」、とも伝えた。
 政府は2017年3月21日、「共謀罪」の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案を閣議決定した。

 緊急かつ重大な課題である『共謀罪』について考える。

 日本ペンクラブ(以下、ペンクラブとする)は、2017年2月15日、「共謀罪に反対する」、と声明を発表した。
この声明を読む。
 ペンクラブは、明確に、五感に訴える形で、こう断定する。


 
共謀罪によってあなたの生活は監視され、
共謀罪によってあなたがテロリストに仕立てられる。
私たちは共謀罪の新設に反対します。


 ペンクラブは、「過去の法案に対しても、全く不要であるばかりか、社会の基盤を壊すものとして私たちは反対してきたが、法案の本質が全く変わらない以上、その姿勢に微塵の違いもない。」、とその立場を明確にする中で、具体的に次のように反対の理由を次のように説く。


(1)私たち日本ペンクラブは、いま国会で審議が進む「共謀罪(「テロ等組織犯罪準備罪」)」の新設に強く反対する。過去の法案に対しても、全く不要であるばかりか、社会の基盤を壊すものとして私たちは反対してきたが、法案の本質が全く変わらない以上、その姿勢に微塵の違いもない。
(2)過去に3度国会に上程され、いずれも廃案となった法案同様、いま準備されている共謀罪は、事前に相談すると見なされただけでも処罰するとしている。これは、人の心の中に手を突っ込み、憲法で絶対的に保障されている「内心の自由(思想信条の自由)」を侵害するものに他ならない。結果として、表現の自由、集会・結社の自由など自分の意思を表明する、あるいは表明しない自由が根本から奪われてしまう。
(3)しかも、現行法で、十分なテロ対策が可能であるにもかかわらず、共謀罪を新設しなければ東京オリンピックを開催できないというのは、オリンピックを人質にとった詭弁であり、オリンピックの政治的利用である。


 ペンクラブは、この声明を、「このような法案を強引に成立させようとする政府の姿勢を許すわけにはいかない。法案の成立を断固阻止すべきである。」、と主張する。


 確かに、次の指摘は重要である。


ⅰ.いま準備されている共謀罪は、事前に相談すると見なされただけでも処罰するとしている。これは、人の心の中に手を突っ込み、憲法で絶対的に保障されている「内心の自由(思想信条の自由)」を侵害するものに他ならない。結果として、表現の自由、集会・結社の自由など自分の意思を表明する、あるいは表明しない自由が根本から奪われてしまう。
ⅱ.現行法で、十分なテロ対策が可能であるにもかかわらず、共謀罪を新設しなければ東京オリンピックを開催できないというのは、オリンピックを人質にとった詭弁であり、オリンピックの政治的利用である。


 以下、日本ペンクラブ声明 の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2017-04-02 07:17 | 共謀罪 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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