2017年 03月 17日 ( 2 )

沖縄-辺野古-高江-から-2017年3月17日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「今回は1泊延ばして最後の最後にブリーチが撮れたが、なんと全身が水面から出るという奇跡的なシーンに出合えて大満足だ」
 琉球新報には、写真をおさめた桜井さんの言葉が、その奇跡的な写真とともに踊った。
 沖縄は、魅力ある島なのだ。


 2017年3月17日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍、降下訓練また強行 うるま沖 地元要請を無視-2017年3月17日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍は16日午後5時すぎ、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。県や市は、同水域での降下訓練の中止を再三求めているが、米側は『津堅島は承認された訓練域だ』とし、1月12日と2月23日に続き、地元の要請を無視した形で訓練を実施した。SACO合意で、読谷補助飛行場でのパラシュート降下訓練が伊江島に移転したとみる県と、移転対象は『陸域での降下訓練』とみる国との認識のずれは依然解消されていない。」
②「午後5時すぎ、米軍MC130特殊作戦機から、少なくとも三つのパラシュートの塊が同水域に落下した。約30分間、同水域に滞在した後、落下した兵士らを乗せた船1隻がホワイトビーチに帰港した。」
③「沖縄防衛局は、市や周辺自治体、漁協に対して16、17の両日『水面を使用する演習』として、ファクスや文書で事前に通知。しかし、訓練内容や詳細な時刻については依然明かされていないままだ。同局は、米連邦航空局のサイト上にパラシュート降下訓練の予定が掲載されたとして、市に追加で通知したという。」
①「市は降下訓練の通知を受け、沖縄防衛局に対して訓練実施前に、口頭で中止要請をした。防衛局は『実際にパラシュート降下訓練かどうか分からないため、米側に申し入れできない』と話したという。同水域周辺にはモズクの漁場があり、漁業者は水域を通って漁場へ向かうこともある。島袋俊夫うるま市長は、続けられる訓練に『モズクも収穫期を迎える。漁業者の安全操業を守るためにも(同水域での)訓練をやらないでほしいと引き続き訴えていく』とした。」


(2)琉球新報-山城議長きょう初公判 発言に注目、保釈焦点 那覇地裁-2017年3月17日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時から那覇地裁(潮海二郎裁判長)で開かれる。2016年10月17日の器物損壊容疑の逮捕からちょうど5カ月。長期勾留が続く山城議長の、罪状認否での発言内容に注目が集まる。弁護側は初公判後、地裁に保釈請求するとしており、山城議長の保釈が認められるかも焦点となる。」
②「山城議長以外の2人は公務執行妨害・傷害の罪で起訴された添田充啓さん(44)と、威力業務妨害の罪で起訴された稲葉博さん(66)。」
③「初公判では3人の罪状認否と検察・弁護側双方の冒頭陳述が行われる予定。山城議長と同様、勾留が続く添田さん側も、初公判後に保釈請求する方針を示している。多くの傍聴希望者が訪れることが見込まれることから、地裁は17日午前8時半~同9時に那覇市樋川の中央公園で傍聴整理券を配布し、抽選を実施する。」


(3)沖縄タイムス-国の工事に対抗、新基地阻止へ翁長知事が提訴検討 岩礁破砕期限切れ後-2017年3月17日 07:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の翁長雄志知事は16日、県庁で記者会見し、名護市辺野古の新基地建設で国が岩礁破砕の許可期限が切れた後に、新たな許可を得ずに工事を進めた場合、対抗策として工事の差し止め訴訟を検討していると明らかにした。破砕許可が切れる4月1日以降、県の調査で国による岩礁破砕が確認されれば、工事の中止を国に求める文書指導を経て、提訴する方針だ。工事を一時的に中断する仮処分も申請する見通し。破砕許可を得ずに工事を進めるのは県漁業調整規則違反だとして、検察庁への刑事告発も検討する。」
②「知事は破砕許可が必要ないとする水産庁の見解を疑問視し『国にとって都合のよい解釈で法を運用することが許されるものなら、法の安定性が危ぶまれる』と懸念を表明。『長年示され続けた(国の)見解が、辺野古案件のために恣意(しい)的に変更されたとしか受け取れない。法治国家と程遠く、国の二重基準と強硬な姿勢が浮き彫りになった』と批判した。」
③「一方、水産庁は14日の防衛省宛て文書で、漁業権が漁業法31条に基づく組合員の同意と水産業協同組合法50条に基づく特別決議を経て放棄された場合、漁業権は知事の変更免許を受けなくても消滅し、岩礁破砕許可も必要なくなると指摘。『この解釈の下、沖縄県漁業調整規則を認可した』として、規則を認めた1972年から解釈が変わっていないとの認識を示した。県は『そんな解釈は初めて聞いた』と反発している。」
④「県は水産庁長官が2012年に知事に宛てた文書で、漁協の総会議決による漁業権の変更は『当事者間の民事上の問題』で『このことにより漁業権が当然に変更されるものではない』と記述していることなどを指摘。辺野古海域で漁業権は設定されたままになっており、岩礁破砕許可が必要だと主張している。」


(4)琉球新報-クジラ、跳ねた! 座間味・外地島-2017年3月17日 06:30


 琉球新報は、「座間味村外地島近くの海洋で、クジラの雄計3頭の見事なジャンプ(ブリーチ)をする姿が観察された。9日午前、その姿を船上から撮影したのは桜井康さん(56)。クジラのジャンプを撮りたくて座間味に通って7年目になるが、なかなか撮れず悔しい思いをしていたという。「今回は1泊延ばして最後の最後にブリーチが撮れたが、なんと全身が水面から出るという奇跡的なシーンに出合えて大満足だ」と語った。」、と報じた。(大坪弘和通信員)


(5)琉球新報-「仲間を返せ」 事前集会に300人-2017年3月17日 11:13


 琉球新報は、「山城博治沖縄平和運動センター議長らの初公判を前に、『山城博治さんたちの早期釈放を求める会』など5団体は17日午前9時、那覇市の城岳公園で集会を開き『仲間を返せ』と訴えた。市民ら300人以上が集まり、山城さんの顔写真や『不当勾留を許すな』などと書かれたプラカードなどを掲げ、早期釈放を訴えた。」、と報じた。
 また、「弁護団の池宮城紀夫弁護士は『これまでの保釈請求は全て却下された。辺野古・高江をつぶすという政府の意思が明確に出ており、この闘いに負けるわけにはいかない』と語気を強めた。県民会議の安次富浩共同代表が『裁判所の行為は不当極まりない。必ず勝利を勝ち取ろう』と呼び掛けると、会場から拍手が沸き起こった。那覇地裁近くの中央公園には午前8時半ごろから、初公判を見ようと傍聴券を求めて市民や関係者381人が並んだ。」、と伝えた。


(6)琉球新報-腕組み歌い、ゲート前監視 辺野古新基地建設-2017年3月17日 11:53


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で17日午前、資機材の搬入口となる米軍キャンプ・シュワブゲートへの工事関係車両の出入りはない。山城博治沖縄平和運動センター議長の初公判が開かれることから、建設に反対する市民らの多くは那覇地裁に向かっており、ゲート前には約15人が座り込んだ。市民らは『山城さんのためにも現場を守り続ける』などと話し、腕を組みながら歌ったりしていた。」、と報じた。
 また、「建設が予定される大浦湾海上では、午前9時ごろから2隻の大型クレーン船が稼働して作業する様子や潜水調査を実施している様子が確認された。基地建設に反対する市民らは抗議船3隻、カヌー8挺で抗議活動を展開している。」、と報じた。


(7)琉球新報-「まごうことなき弾圧だ」 山城博治議長、長期勾留を非難-2017年3月17日 12:48


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時から那覇地裁(潮海二郎裁判長)で開かれた。罪状認否で山城議長は長期勾留を批判した上で『このような状況は許してはならない。まごうことなき弾圧だ』と訴えた。山城議長側は器物損壊については起訴事実を争わないとした一方で、威力業務妨害と公務執行妨害・傷害の罪については無罪を主張した。」
②「2016年10月17日の器物損壊容疑の逮捕から5カ月身体拘束が続く山城議長に、傍聴席からは『頑張れ』などの激励する言葉や拍手が送られ、潮海裁判長に制止される場面があった。」
③「それぞれ山城議長らと共謀して犯行に及んだとして、威力業務妨害の罪で起訴された稲葉博さん(66)と公務執行妨害・傷害の罪で起訴された添田充啓さん(44)も無罪を主張した。」
④「17日は罪状認否と検察側・弁護側の冒頭陳述、威力業務妨害の証拠調べまでが実施された。次回公判は3月27日午後1時半から開かれる。初公判には山城議長らを支援する市民らが多く集まり、一般傍聴の22席に対して379人が傍聴を希望した。」




by asyagi-df-2014 | 2017-03-17 17:44 | 沖縄から | Comments(0)

2017年1月2日の「TOKYO-MXTV」の番組「ニュース女子」。(17)-沖縄タイムス20170315の1-

 放送倫理・番組向上機構(BPO)で審議されている「ニュース女子」を制作するDHCシアターは、2017年3月13日、沖縄の米軍基地問題について特集した特別番組を動画投稿サイト「ユーチューブ」などで生配信した。
 この中で、「『過激派は救急車も止めた?』など六つの指摘を独自の再取材や根拠を示して検証し、放送内容の正当性を強調した。」(沖縄タイムス)。
 また、今回の番組は、「ニュース女子」を放送する東京MXテレビ局など地上波での放映はなく、DHCシアターは、「BPO審議入りしたことを受け、地上波では放送いたしません」とホームページで説明している。
 このことについて、沖縄タイムスは2017年3月15日、「ニュース女子『検証』番組を検証する 沖縄報道 6つの論点」、との記事を掲載し、「1月2日の東京MXテレビでの放送で事実に反すると批判された点について、問題をすり替えて正当性を主張する内容に終始した」、と改めて批判した。
 この沖縄タイムスの記事を要約する。
まず、沖縄タイムスは、次の六つの論点を指摘する。


(1)高齢者を「過激派デモの武闘派集団シルバー部隊」と表現
(2)「テロリストみたい」と表現
(3)「韓国人はいるわ中国人はいるわ」と表現
(4)高江の約25キロ手前にある名護市のトンネルで「危険だ」と引き返した
(5)「反対派は日当をもらっている!?」と表現
(6)「過激派が救急車も止めた?」と表現


 この六つの論点のそれぞれで次のように反論する。


(1)高齢者を「過激派デモの武闘派集団シルバー部隊」と表現について

 「初回放送について根拠の明示を求める本紙社説を引用。その上で、オスプレイ配備反対に向けて『逮捕されても生活に影響がない65歳から75歳』を募る動きがあると報じた2012年9月の本紙記事を根拠として示した。だが、4年後の高江で同じ実態があるとする根拠は、ある集会で『じいさん、ばあさんは捕まってください』と冗談交じりの呼び掛けがあったことのみ。シルバー部隊などという呼び名が現場に存在しないことの釈明はなかった。」



(2)「テロリストみたい」と表現について


 「沖縄防衛局が市民側の拠点テントを撤去する期限として指定していた16年8月5日、防衛局職員がテントを訪れた際のもみ合いを動画で紹介。「過激な言葉と暴力が横行する」と指摘した。一方で、『テロリスト』という言葉について『爆弾テロを連想することは確か』とのコメントもあった。」



(3)「韓国人はいるわ中国人はいるわ」と表現について


 「ヘイトスピーチ対策法を提案した自民党の参院議員にインタビュー。『政治発言はヘイトスピーチではない』『不利なことを言われたら差別だ、人権侵害だ、ヘイトだ、と言う。そのことが言論空間をゆがめる』との見解を伝えた。マイノリティーに対して、変えようのない属性を攻撃するというヘイトスピーチの定義には触れなかった。」



(4)高江の約25キロ手前にある名護市のトンネルで「危険だ」と引き返したについて


 「どこが危険か分からず、スタッフの安全に配慮してロケを中止したと説明した。根拠はヘリパッド工事への抗議ではなく、15年11月20日に名護市安部のホテル前であった辺野古新基地建設工事の過剰警備への抗議の動画。大手メディアが福島第1原発事故後に避難したことや、危険な紛争地域に社員を派遣しないと例示。初回放送で現地取材した軍事ジャーナリストは『危険を判断するのは取材する側だ』と強調した。」



(5)「反対派は日当をもらっている!?」と表現について


 「追加取材した『高江の反対運動でも日当2万円で雇われたと聞いた』『知り合いが日当が出るから行ってるよ(と聞いた)』という伝聞証言を報告。日当をもらった人にも取材交渉したが断られたとした。ジャーナリストが数年前の取材で、防衛局前で辺野古新基地建設に反対する活動家から『2万円もらっている』と聞いたと発言した。運動へのカンパや交通費相当の支給があることを挙げ、『資金援助はあり、デマではなかった』と正当化。初回放送で出所不明の封筒を根拠にしたことについては取材の詰めが甘かったと指摘した。」



(6)「過激派が救急車も止めた?」と表現について


 「救急車を『止めた』から『妨害している』という論点にずらして検証した。初回放送で証言した住民が『本来の時間通りに到着できなかった』という意味合いだったと説明。前回はしなかった地元消防への電話取材を実施。『救急車の妨害はなかった』という証言を紹介した一方で、『安全のために徐行したりして、時間がかかったことはある』という言葉を強調した。」





by asyagi-df-2014 | 2017-03-17 07:50 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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