2017年 02月 11日 ( 3 )

沖縄-辺野古-高江-から-2017年2月11日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 2017年2月10日で、山城博治さんの長期拘留が、117日となった。
 那覇地方裁判所前で道行く人たちに訴えるのは、沖縄平和運動センターの山城博治議長の家族をはじめ、支援する人たち。
 「『支えてくれている人たちがたくさんいる。感謝してもしきれない』。山城さんの家族は目にうっすら涙を浮かべ、また静かにプラカードを高く掲げた。」、と琉球新報は伝える。


 2017年2月11日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-山城さん家族 街頭に 長期勾留に支援者らと釈放訴え-2017年2月11日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「『山城議長たちを即釈放してください』『長期勾留を強いられています』-。手作りのプラカードを片手に、那覇地方裁判所前で道行く人たちに訴えるのは、沖縄平和運動センターの山城博治議長の家族をはじめ、支援する人たちだ。1月末ごろから思い思いに那覇地裁前に集まり、できるだけ平日は毎日、数時間だけでもプラカードを掲げて『即釈放』を求める活動を行っている。」
②「山城さんは那覇地裁横にある拘置所に勾留されており、10日で117日を迎えた。風吹きすさぶこの日、山城さんの家族の1人は集まった支援者らに『今日もありがとう』と何度も感謝を伝えた。仲間や励ましの声に応えたり、通行人からの声掛けに追われたりし、なかなかプラカードは上がらない。『一人一人の思いを大事にする人なのよ。博治さんにそっくり』。様子を見ていた支援者の女性がぽつりとつぶやいた。」
③「山城さんの家族は今も面会が許されずにいる。家族の1人は『彼はブラックコーヒーが好きなんだけど、それすら差し入れできない。一番彼に届けたいのは、県内外から寄せられている励ましの声です』と話す。」
④「連日弁護士の元に山城さん宛ての激励の手紙や栄養ドリンクがたくさん届くが、本人への差し入れはかなわず、もどかしい思いを家族は抱いている。数日前は、支援者の女性が日が暮れた後1人でプラカードを持っていると、地域の人が『1人じゃ危ないよ』と、しばらく付き添ってくれた。『支えてくれている人たちがたくさんいる。感謝してもしきれない』。山城さんの家族は目にうっすら涙を浮かべ、また静かにプラカードを高く掲げた。」


(2)琉球新報-「論説副主幹 解任を」 沖縄ヘイト番組 市民、東京新聞へ要求-2017年2月10日 10:34


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍北部訓練場のヘリパッド建設に反対する市民をテロリストに例えるなどの内容を放送した、東京ローカルテレビ局・東京MXの番組『ニュース女子』を巡る問題で、番組への抗議行動を続ける『沖縄への偏見をあおる放送を許さない市民有志』が9日、同番組の司会を務める長谷川幸洋論説副主幹が属する東京新聞に対して、長谷川副主幹の解任などを求める記者会見を開いた。」
②「記者会見で山口二郎法政大教授は番組内容を厳しく批判し、長谷川氏に対して『彼(長谷川氏)が謝罪、反省しないのであれば、公的言論空間から退いていただきたい』と強調した。会見にはそのほか精神科医で放送倫理・番組向上機構(BPO)の委員を歴任したこともある香山リカさん、雑誌編集者で問題当初から抗議行動をしてきた川名真理さん、西谷修立教大教授、野平晋作ピースボート共同代表らが出席した。」
③「『―市民有志』らは同日、東京新聞に長谷川氏の謝罪や、謝罪しない場合に論説副主幹から解任するよう求める申し入れ書を提出した。提出した市民によると、東京新聞で対応した豊田洋一論説委員は『真摯(しんし)に社内で検討したい』と語った。同日夜には東京MX前で市民らによる抗議行動も展開した。」


(3)沖縄タイムス-辺野古新基地:市民200人結集「県民は建設認めない」-2017年2月11日 12:42


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では11日午前、新基地建設に反対する市民ら約200人が集まり、日米首脳が米軍普天間飛行場の辺野古移設で合意したとの報道に対し、『沖縄県民は認めない』と声を上げた。同日午前11時半現在、陸上工事や海中へのコンクリートブロック投下作業は実施されていない。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-辺野古新基地:国の護岸設計図が判明 シュワブ海域5カ所提出-2017年2月11日 12:10


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が1月20日に県へ提出したキャンプ・シュワブの海域に設置する護岸の設計図が10日、明らかになった。今回提出したのは、五つの護岸設計図で、これまで提出したものを合わせると建造を計画する全22カ所の護岸のうち計17カ所の設計図が提出されたことになる。防衛省が10日までに照屋寛徳衆院議員へ提出した。」
②「防衛局は2015年7月24日に12カ所分の護岸設計図を提出。埋め立て承認時の『留意事項』に盛り込んだ、本体工事着手前の実施設計に関する事前協議入りを表明した。
一方、県は15年10月に埋め立て承認を取り消したことから事前協議はできないと防衛局へ通知。防衛局はこれを受け一方的に『協議終了』と見なした。昨年12月に埋め立て承認の効力が復活、工事が再開されることから県は事前協議を求めたが、防衛局は『既に終えている』として応じていない。早期の工事着手に向け一方的に実施設計を提出し、事前協議を進める防衛局の姿勢に、県内からは批判が出ている。」
③「防衛局は残り5カ所の実施設計の作成も進めており終了次第、県に提出する。」


(5)沖縄タイムス-名護市長が政府に反発「住民の多くは辺野古反対」-2017年2月11日 12:07


 沖縄タイムスは、「稲嶺進名護市長は9日の定例会見で、菅義偉官房長官が6日に『(辺野古新基地建設に)地元3区長は条件付き容認をしている』旨の発言をしたことに対し、『容認の条件というものは果たしてどんなものなのか。報道によれば住民の多くは反対している。自分の都合の良いところだけを抜き出している』と批判した。また、安倍晋三首相が繰り返す『辺野古が唯一の解決策』というフレーズについても『何の根拠も示せていない。思考停止といっていい』と切り捨てた。」、と報じた。


(6)琉球新報-抗議の合間に「かぎやで風」舞う 辺野古の新基地建設-2017年2月11日 11:38


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で11日、建設に反対する人たちは抗議船2隻、カヌー8艇で抗議行動を実施した。午前9時半現在、コンクリートブロック投下などの作業は確認されていない。米軍キャンプ・シュワブゲート前では約80人が座り込んで抗議行動を展開している。抗議の合間には参加者が三線の音色に合わせて琉球舞踊の「かぎやで風」を練習した。座り込みや抗議行動を『楽しくする』ための取り組み。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は『大浦湾では船やカヌーで海上行動も展開している。多くの人に現場を見てほしい』と呼び掛けた。」




by asyagi-df-2014 | 2017-02-11 20:04 | 沖縄から | Comments(0)

大分県の原子力防災研修会で、四国電力が説明。参加の主張から、不満や不安の声が相次ぐ。

 大分合同新聞は2017年2月11日、標題について次のように報じた。


(1)大分県が10日に開いた原子力防災研修会で伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働に理解を求めた四国電力に対し、大分県内の首長からは「安全対策に努力しているのは分かる」と一定の評価が聞かれたものの、「再稼働後の説明は遅きに失した」「脱原発を打ち出すべきだ」「これで大丈夫、とは住民に言えない」と不満や不安の声も相次いだ。(2)トラブルの情報は四国電から愛媛県を通じて大分県に入る仕組みができているが、「万が一の事故が起きた場合は四国電から直接、情報をもらうのが望ましい」との意見も出た。
(3)「3号機は順調に安全、安定運転を継続している。原子力の安全にゴールはないという認識で、安全確保の徹底と情報公開に全力を尽くす」。大分県内の首長ら約100人が集まった大分市内のホテルで、四国電の山田研二常務はこう述べた。担当社員は、耐震性向上工事や電源確保などの対策を講じたと説明した。
(4)昨年8月の再稼働から半年。質疑の場で臼杵市の中野五郎市長は「遅きに失した気持ちはする」と切り出した。中野市長は同1月に3号機を視察した際、「再稼働は人ごとではない」と大分での説明会を求めたが、四国電は否定的だった。
(5)大分県は同原発の重大事故時に海路避難する伊方町民を受け入れる。放射性物質が漏れ出せば影響を受ける可能性もある。今回は市長会の中で「四国電から直接、大分での説明を求めたい」との声が上がった。同12月に市町村長が広瀬勝貞知事と意見交換した際に要望し、県が企画した。
(6)四国電本社がある高松市から同原発は見えないが、国東半島からは肉眼でも見える。国東市の三河明史市長は「市民も心配している。ドイツや地震国の台湾も脱原発へと転換している。いくら安全と言われても、万が一の場合は取り返しがつかない」と訴えた。
(7)豊後大野市の橋本祐輔市長は「福島事故を経験し、これが安全ではないと証明されている。廃炉に向けた努力を」、日出町の本田博文町長は「コスト優先ではなく、安全性重視で取り組んでほしい」と注文した。
(8)大分市の佐藤樹一郎市長は同じく説明に立った愛媛県の担当課長に対し、伊方原発から佐賀関までは45キロの近さにあることを認識してほしいと強調。終了後の取材に「何かあったときは情報が迅速に入ってくることが大事。四国電から直接来る方が市民の安全上、望ましい」との考えを示した。
 四国電の山田常務は「一定の理解が進んだと思う」と感想。大分の自治体への直接の通報は「正式な要望があれば検討していきたい」と話すにとどまった。


 「四国電本社がある高松市から同原発は見えないが、国東半島からは肉眼でも見える。」(大分合同新聞)伊方原発は、あくまで、「コスト優先ではなく、安全性第一」で取り組まなけねばならない。
 現在まで見えるのは、四国電力の利益追求の姿だけである。





by asyagi-df-2014 | 2017-02-11 12:22 | 書くことから-原発 | Comments(0)

2017年1月2日の「TOKYO-MXTV」の番組「ニュース女子」。(13)-東京新聞-<「沖縄ヘイト」言説を問う>(4) 沖縄大非常勤講師・親川志奈子さん(36)より-

 東京新聞は2017年2月7日、この問題について、「<「沖縄ヘイト」言説を問う>(4) 沖縄大非常勤講師・親川志奈子さん(36)」の記事を掲載した。
 親川志奈子さんは、この中で、日本の現状を次のように類型する。


ⅰ.沖縄の問題に関心を持った人は、結局、負担を押しつけている日本人の責任問題だと気付く。
ⅱ.これまでは知らないふりを決め込んで、差別者としての状態を維持してきた人が多かった。
ⅲ.今はさらに一歩踏み込み、「黙れ」と。反対すると「中国の回し者」「日当をもらっている」と。ネット上には「沖縄が犠牲になるのは当然で、それが民主主義だ」とまで書き込まれている。
ⅴ.在日コリアンの人たちが沖縄の問題に関わると、今度は沖縄ヘイトをネタに使って在日コリアンへのヘイトが助長される。


 また、親川志奈子さんは、次のように指摘する。


ⅰ.抑圧者と被抑圧者というポジションを確認したうえで対話していく必要がある。例えば平和運動に取り組む県外の人は、翁長さんが知事選に勝って喜んだが、基地の県外移設論は黙殺する。基地反対運動に対峙(たいじ)する沖縄県警の機動隊員たちを「恥ずかしくないのか」とののしる。
ⅱ.その意味では左翼であろうと、右翼であろうと、沖縄へのまなざしは抑圧的と感じる。あからさまにぶつけられる沖縄ヘイトもあるし、平和運動の中でも沖縄の声がきちんと聞かれないという沖縄差別がある。
ⅲ.日本の中でマイノリティー(少数派)を生きるということがヘイトの対象になる構図で、とても憂慮している。


 だから、現在の沖縄独立論の意味を、このように説明する。


 日本政府の政策が、捨て石にするような方法でしか沖縄を利用していない。かつて日本国憲法のもとに帰ろうと復帰運動をしたが、人権や平和は二の次のまま。その憲法も今や変えられようとしている。今のままでは希望が見いだせない。期待がもてそうにない状況の中で、異なる政治的地位を選択する方がベターではないかと考える人たちが沖縄独立論を語り始めている。


 もしかしたら、「まずは、この問題をきちんと自分自身の問題として、問い直せ」、と親川志奈子さんは言っているのかもしれない。


 以下、東京新聞の引用。






More
by asyagi-df-2014 | 2017-02-11 08:02 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧