2017年 02月 06日 ( 2 )

沖縄-辺野古-高江-から-2017年2月6日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 防衛局、海上工事に着手した。
 名護市長は、「大浦湾の多様な生物同様、うちなーんちゅの生存がいま脅かされようとしている。現状は普通でない。それでもわれわれは絶対にあきらめない。われわれ一人ひとりの力で明日の希望を勝ち取ろう」、と市民に呼びかけた。
 実は、ヤマトーンチュのあり方について、命そのものについて、呼びかけられている。
少なくとも、「キャピタルヒル(米連邦議会)はたび重なる要請に動きつつある。3年前と同じではない。勝つまでわれわれは頑張ると伝えてきた。道半ばだが相手も道半ばだ。頑張ろう」、との沖縄の決意とともに。


 2017年2月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-【電子号外】防衛局、海上工事に着手 辺野古新基地建設-2017年2月6日 09:53


 琉球新報-「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は6日午前8時40分ごろ、海上の本体工事に着手した。沖縄防衛局が琉球新報の取材に明らかにした。5日に名護市大浦湾の臨時制限区域に到着した作業用の船団のうち、大型クレーン船1隻が6日午前9時15分ごろ、土のうとみられるものをつり上げる作業を始めた。今後、クレーン船は大型コンクリートブロックを積んだ台船から、クレーン船にブロックを積み替える作業なども行うとみられる。」
②「県は投下による海底への影響を確認するため、防衛局に詳細な情報を照会中で、確認を終えるまで投下しないよう求めているが、防衛局は3日に県に回答を出したことで説明を打ち切り、作業を強行した。新基地建設問題は海上での本体工事着手という節目を迎えた。」
③「工事は昨年12月20日、翁長雄志知事による辺野古埋め立て承認取り消しに関する最高裁判決で国が勝訴したことを受けて再開した。同時並行で大型特殊船「ポセイドン1」(4015トン)が昨年未完了だった1カ所の海底ボーリング(掘削)調査を始めるとみられる。6日午前9時現在、移動するなどの動きはみられるが掘削調査に関連する作業をしているかどうかは不明。海上工事は、護岸造成で生じる汚れの拡散を防ぐ汚濁防止膜(オイルフェンス)を海中に張る工程から始まる。最初にオイルフェンスを固定するため、重量11・2~13・9トンの大型コンクリートブロックを4地点に計228個海底に投下する。」
④「米軍キャンプ・シュワブ沿岸の砂浜近くに停泊している大型クレーン船では6日午前7時前から明かりがともり、船上に作業員がいるのが確認された。午前8時40分ごろからクレーンが上がるのが確認された。」
⑤「新基地建設に反対する市民らの抗議船6隻、カヌー16艇は午前8時すぎに臨時制限区域付近に到着した。午前9時現在、海上フェンスの外側で抗議行動をしている。海上保安庁のゴムボートも同区域の中で待機し、市民らの動きを警戒している。一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では6日午前、新基地建設に反対する市民ら100人以上が抗議行動を始めた。市民らは海上への大型コンクリートブロックの投下を阻止しようと、海上作業員をゲート内に入れないよう座り込みを行った。」
⑥「市民がゲートの入り口前に座り込む中、作業員を乗せた車が午前8時15分ごろ、機動隊の誘導で出口側から入る様子が確認された。急きょ駆け付けた稲嶺進名護市長がマイクを握り、『大浦湾の多様な生物同様、うちなーんちゅの生存がいま脅かされようとしている。現状は普通でない。それでもわれわれは絶対にあきらめない。われわれ一人ひとりの力で明日の希望を勝ち取ろう』と座り込みをする市民に呼び掛けた。」


(2)沖縄タイムス-辺野古:海上の本体工事に着手 汚濁防止膜設置へ作業-2017年2月6日 09:12


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄防衛局は6日朝、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた海上での埋め立て本体工事に着手した。午前8時50分までに、米軍キャンプ・シュワブ沿岸で大型船に乗り込んだ作業員が、クレーンを使って作業を始めた。汚濁防止膜を固定するコンクリートブロックの投下も近く始まる見通し。」
②「海上での埋め立て本体工事に着手するのは初めて。汚濁防止膜は護岸新設やケーソン設置を前に、濁った海水が周囲に拡散することを防ぐために設置するもので、辺野古新基地建設事業は節目を迎え、新たな段階に入った。」
③「防衛局は2014年7月に埋め立て事業に着手し、海底地盤の強度を調べる調査や、埋め立て工事に向けた実施設計を進めてきた。15年10月には、シュワブ内の陸上部分で本体工事が始まっていた。今後、大型コンクリートブロック228個を海底へ投下する予定。大型の海底調査船も辺野古沿岸に停泊しており、24地点のうち、残り1地点となっていた海底掘削(ボーリング)調査も再開する。」


(3)沖縄タイムス-辺野古:汚濁防止膜の設置作業開始認める 沖縄防衛局-2017年2月6日 09:32


 沖縄タイムスは、「沖縄防衛局は「6日午前8時40分ごろ、汚濁防止膜の設置作業を開始した」と明らかにした。沖縄タイムスの取材に答えた。汚濁防止膜を固定するコンクリートブロック228個を海底に投下するため、台船から作業船へブロックを載せ替えた後、それぞれの投下地点に移動してクレーンでつり上げ、海底に沈めるとみられる。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-辺野古:大型ブロックを作業船に積み替え 海底投下は7日以降か-2017年2月6日 11:39


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で6日午前11時ごろから、汚濁防止膜を固定するためのコンクリートブロックを、えい航が必要な大型台船から自走できる作業船へ載せ替える作業が始まった。防衛省関係者によると、載せ替えに時間がかかるため、ブロックの海底への設置は7日以降になる可能性が高いという。」
②「汚濁防止膜の設置には3カ月程度かかる見通しで、5月以降に海上作業ヤードや護岸の整備に着手する見通し。汚濁防止膜は工事の影響で濁った海水が周辺に拡散するのを防ぐのを目的に設置する。大型コンクリートブロックは汚濁防止膜が強風などで流されないよう固定するもので、重さ11~14トン、計228個を海底に沈める予定。」
③「新基地建設に反対する市民らは船やカヌーに乗って、常時立ち入り禁止区域を示すフロートの外側から『建設は許さない』『海を壊すな』と抗議の声を上げている。海上保安庁のゴムボートがフロートの内側で警戒している。」


(5)沖縄タイムス-「海兵隊に迷惑かけたくない」 飲酒運転の米兵 「建設作業員」と偽る-2017年2月6日 08:03


 沖縄タイムスは、「沖縄県警豊見城署は5日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の海兵隊上等兵(20)を現行犯逮捕した。逮捕時、容疑者は『建設作業員』と名乗ったが、所持していた米国の免許証を基に同署が海兵隊に照会したところ、所属兵と判明。容疑者は虚偽申告を認め、『海兵隊に迷惑を掛けたくなかった』と述べているという。沖縄県警もいったん、容疑者の職業を『自称建設作業員』として報道各社に発表したが、その後『米海兵隊員』に訂正した。逮捕容疑は5日午前3時ごろ、那覇市山下町の県道を酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。同署が検問を実施中で、呼気から基準値の約3倍のアルコールが検出された。」、と報じた。


(6)琉球新報-普天間所属機の事故頻発に抗議 宜野湾市議会-2017年2月6日 10:58


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場所属AH1Z攻撃ヘリコプターがうるま市の伊計島の農道に不時着したことを受け、宜野湾市議会(大城政利議長)は6日午前、臨時会を開き、相次ぐ事故に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。AH1Z攻撃ヘリ不時着の事故原因を究明し、再発防止策を求めた。」
②「抗議決議は昨年12月のオスプレイ墜落事故などにも触れ『米軍機の運用全体に対する市民の不安や恐怖は頂点に達している。事件・事故が起こるたびに関係機関に抗議しているにもかかわらず、改善されるどころか事故が何度も繰り返され、極めて遺憾だ』と訴えた。住宅地上空や深夜・早朝の飛行禁止や普天間飛行場の早期閉鎖・返還、日米地位協定の抜本改定も要求した。」
③「抗議決議の宛先は駐日米国大使や普天間飛行場司令官ら。意見書は首相、防衛相、沖縄防衛局長ら宛て。」
④「市議会は6日午後、在沖米国総領事館や外務省沖縄事務所、沖縄防衛局を訪れて抗議する。」


(7)琉球新報-「手応え、今回が最高」 翁長知事帰沖、訪米成果を強調-2017年2月6日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「辺野古新基地建設阻止などを訴えるため訪米していた翁長雄志知事と稲嶺進名護市長、辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の訪米団が5日夜、帰沖した。翁長知事は記者団に対し『(訪米は)3回目になるが、手応えは今回が最高。今回は相当議論を交わしたので大変大きな成果があった。県民と向かい合い、心を一つに頑張っていきたい』と成果を語った。」
②「空港で市民らの出迎えを受けた翁長知事は、訪米中にマティス米国防長官と安倍晋三首相が『辺野古が唯一』と確認したことに『訪米行動にぶつけてやるような中に日本政府の焦りがある。それを見据えて私ももっと決意を固めた』と辺野古新基地建設阻止への決意を述べた。その上で『これから厳しい長いものがある。私もぶれずに前に前に向けて頑張る』と改めて意気込みを示した。」
③「独自の要請行動も展開した稲嶺市長は『(辺野古問題に)関心を示す人もたくさんいた。これからで、絶対に諦めるわけにはいかない』と決意を示した。」
④「訪米団団長でオール沖縄の呉屋守将共同代表は『キャピタルヒル(米連邦議会)はたび重なる要請に動きつつある。3年前と同じではない。勝つまでわれわれは頑張ると伝えてきた。道半ばだが相手も道半ばだ。頑張ろう』と声を上げた。」


(8)琉球新報-菅氏、海上工事着手に「準備整った」辺野古新基地建設-2017年2月6日 12:01


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画を巡り、政府が海上作業を開始したことについて『昨年夏の工事再開以降、各種準備を進めてきたが、その準備が整った』と述べた。その上で翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しが違法だとした最高裁判決に言及し『最高裁判決や昨年3月の和解の趣旨に従い、国と沖縄県双方ともお互いに協力して誠実に埋め立て工事を進めていくことになる』と述べ、工事の正当性を強調した。」
②「菅氏は普天間飛行場の危険性除去が『問題の原点』とした上で『日米同盟の抑止力維持と普天間飛行場の危険性というものを考えたときに辺野古移設が唯一の解決策』と述べた上で『長年日米間で真摯(しんし)に議論してきた合意であり、先般のマティス国防長官と総理の会合でも確認している』と強調した。」
③「地元の理解を得る必要性については『(辺野古新基地の)すぐ近くの辺野古3区の区長は条件つきながら賛同していただいている。明確に発信していただいている』と述べた。翁長知事が埋め立て承認の撤回に踏み切った場合の対応については明確な言及を避けつつ『国、沖縄県とが誠意を持って対応していくべきだ』と述べた。」


(9)琉球新報-F15脱輪の原因究明要求 那覇市議会、意見書2案を可決-2017年2月6日 13:47


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「那覇市議会(翁長俊英議長)は6日の臨時会で、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が脱輪し、那覇空港が一時閉鎖されたことについて、トラブルの原因究明と那覇空港滑走路増設事業の早期実現を求める意見書、自衛隊機事故の再発防止策と安全確保へ民間専用化を求める意見書の2案を賛成多数で可決した。いずれも宛先は首相などとなっている。」
②「自民党会派が提案したのは那覇空港滑走路増設事業の早期実現を求める意見書で『安心安全を追求する立場から過密解消に向けて滑走路増設事業の早期実現を要請する』と訴えた。公明会派、なはの翼無所属G、無所属の会などの市議も賛成し、賛成多数(賛成18、反対16)で可決した。一方、新風会、共産党、社民・市民ネット、社大党の4会派は民間専用化を求める意見書を提出した。『今回の事故が軍民共用の危険性と弊害示すもの』と指摘し『原因究明されていない中での飛行再開に抗議する』とした。なはの翼無所属G、無所属の会なども賛成し、賛成多数(賛成24、反対10)で可決した。」




by asyagi-df-2014 | 2017-02-06 16:08 | 沖縄から | Comments(0)

2017年1月2日の「TOKYO-MXTV」の番組「ニュース女子」。(9)-東京新聞「沖縄ヘイト」言説を問う>(1) ジャーナリスト・津田大介さんより-

 東京新聞は2017年2月2日、この問題について、「東京新聞「沖縄ヘイト」言説を問う>(1)」、として津田大介さんの記事を掲載した。
 東京新聞は、この特集について、「東京MXテレビの番組『ニュース女子』が一月二日に放送した内容について、沖縄の米軍基地に異議を唱える人びとへの憎悪を広めた『ヘイト放送』との批判が出ている。番組の奥にある本質は何か。識者に聞く。」、と位置づける。
 津田大介さんは、次のように発言している。


(1)沖縄の米軍基地反対運動を扱った東京MXテレビの番組「ニュース女子」は、一から十まで事実に基づかない、ひどいものだった。同局がこの問題とどう向き合い、放送倫理・番組向上機構(BPO)がどう判断するのかはっきりしないと、コメンテーターを務めている同局の番組には出られないと考え、今後の出演を断った。
(2)沖縄の全市町村の首長たちがオスプレイ配備撤回を求め、二〇一三年に東京でデモしたときに、「おまえら中国人の手先か」「死ね」などと、ひどい言葉を浴びせかけられた。今回はメディアが、間違いだらけで、偏見と憎悪に基づく番組を放送してしまった。双方の根底にあるのは沖縄への差別意識以外のなにものでもない。
(3)私は翁長雄志(おながたけし)知事が当選した二〇一四年の沖縄県知事選から沖縄の問題を継続して取材している。それまで、沖縄の基地問題について詳しく知らなかったことを恥ずかしく思う。本土のわれわれが基地問題から目をそらし続けてきた結果として、沖縄の現状がある。本土の人が基地問題と向き合わないのは、そうすれば、本土による基地の引き受け論につながってしまうからだ。
(4)日米安保と日米地位協定という動かしがたい現実があり、一方で中国の脅威もある。現状は「沖縄が犠牲になってよ」と言っているのと同じ状態。でもそうは言いにくいから、基地に反対する人を「中国の手先だ」と批判することでごまかしている。ネット上には都合のいい一瞬の事実だけを切り取って、全体を語るような情報があふれている。
(5)例えば、高江のヘリパッド建設反対のために建設現場付近のテントに集まった人たちが、手をあげている写真が発信された。これは「県外から来た人、手をあげてください」という呼び掛けに応えた場面。これを見ると反対運動しているのは県外の人ばかりに見える。私はこのとき現場にいたのだが、テントの外にもっと多くの県民がいたのに、それを無視している。
(6)今回、深刻なのは、同レベルのものが地上波で放送されてしまったことだ。ほかのメディアはこの問題に対して、もっと怒るべきだ。そうしないと、政府が放送に介入するきっかけをつくってしまう。


 津田さんの「今回、深刻なのは、同レベルのものが地上波で放送されてしまったことだ。ほかのメディアはこの問題に対して、もっと怒るべきだ。そうしないと、政府が放送に介入するきっかけをつくってしまう。」、との指摘が現実味を帯びてきている。




by asyagi-df-2014 | 2017-02-06 11:32 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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