2017年 01月 06日 ( 3 )

沖縄-辺野古-高江-から-2017年1月6日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ4機が、2016年1月6日午前10時45分と11時3分、2機づつ離陸した。オスプレイ空中給油が再開された。
 安倍晋三政権は、「考えられる原因全てに米軍が対策を講じたことが技術的に確認できた」、と。
 墜落事故の地元の名護市は、「地元として納得できるものではない」、「四軍調整官の『感謝すべきだ』発言にも表れているように、沖縄を植民地としか見ていない」、と。
 翁長雄志沖縄県知事は、「日本国民である県民の生命財産を、隊員が訓練を習熟するために安全保障上重要だから、県内でこれからも訓練させてもらうと言っているのと等しい。」、と。
 これまた、安倍晋三政権には「理」はない。


 2017年1月6日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-政府、原因特定せず「安心」 オスプレイ空中給油再開-2017年1月6日 06:30


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「墜落事故を受けて空中給油訓練が停止されている米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、防衛省は5日午前、米軍が6日以降に同訓練を再開すると発表した。稲田朋美防衛相は『(事故)原因を完全に特定するには至っていない』としたものの、米軍の「安全対策は有効」との説明を受け訓練再開を容認した。『オスプレイが空中給油する能力を維持することは防衛や緊急時の対応の点から重要だ』とも述べた。詳細な事故原因が不明なまま、1カ月もたたずに全面的な飛行再開となる。県内からは『日本政府は米軍の言いなりだ』などと批判の声が上がっている。」
②「防衛省は米側からの新たな情報として、オスプレイのプロペラと給油機のホースが接触した事故は名護市安部の海岸から約74キロ離れた公海上の訓練空域『ホテル・ホテル』内で行われた給油訓練時に発生、プロペラ以外に損傷はなかったが『着水』の衝撃で大破したという。搭乗員5人のうち2人が負傷し入院したが、1人は既に退院、残り1人は米国本国の病院に転院した。」
③「事故の要因は搭乗員の意思疎通、心身の健全性などの『人的要因』、風や乱気流、降雨といった『環境要因』に加え、夜間の空中給油の複雑さが重なり、ホースとプロペラが接触した可能性がある。オスプレイと給油機の間の距離など詳細な事故状況は最終的な調査で確認するとしている。」
④「菅義偉官房長官は5日の会見で『防衛省、自衛隊の専門的知見に照らした結果、事故防止に有効と認められる対策を幅広くとっていると認められた』と述べた。」
⑤「墜落事故は昨年12月13日に発生し、米軍は機体の安全性が確認されたとして事故から6日後の同月19日に飛行を再開した。ただ事故が空中給油訓練中に発生したため、空中給油訓練は行われていなかった。米軍は事故原因の調査を継続しているが、事故当時と同様の天候や飛行条件下での同訓練の手順確認、地上でのシミュレーションなど必要な教育を実施したと日本側に説明している。防衛省は米軍の『安全対策』を分析した上で『妥当』だとして訓練再開を認めた。」
⑥「防衛省は5日、県や名護市など関係自治体に訓練再開を伝えた。訓練再開は天候などの状況で7日以降にずれ込む可能性もある。」


(2)琉球新報-オスプレイの夜間給油「リスク高い」 昼でも熟練必要-2017年1月6日 06:30


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「インターネットの動画サイト・ユーチューブに、空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイとMC130特殊作戦機の日中と夜間の空中給油訓練の動画が投稿されている。夜間訓練でオスプレイの給油管(プローブ)とMC130の給油ホースが接続できず、オスプレイの機体が上下動する様子が映っている。識者は『夜間訓練はリスクが高い』『日中に比べ、難しい』などと指摘する。」
②「動画は米軍関係者が撮影したものとみられる。夜間訓練の映像では地上の明かりが映っていることから、陸地に近い場所で訓練していると思われる。地上の明かりのほかにはオスプレイのプロペラの軌道を表す緑の光のみが映っている。給油管とホースがかみ合わず、オスプレイが上下に揺れ動く様子が映った後、映像が切り替わり、次に接続を終えて給油する場面となる。」
③「軍事評論家の田岡俊次さんは『(給油管を)ホースに挿入するには熟練が必要だ。オスプレイの空中給油は危険性が高く、夜間だとさらに難しい』と指摘する。航空評論家の青木謙知氏は『空中給油に限らず、夜間訓練はリスクが高い。赤外線を感知する暗視ゴーグルを使えば視界を日中に近づけることもできる』と説明し『だがさまざまな事態に備える必要があり、暗視ゴーグルを使わない夜間訓練もある』と語った。」


(3)沖縄タイムス-オスプレイ訓練再開:名護市、防衛省を批判「つじつま合わない」-2017年1月6日 08:06


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米軍オスプレイの空中給油再開が発表されたことを受け、墜落現場を抱える沖縄県名護市の稲嶺進市長は5日、『人的要因、気象など、つじつまが合わない理由を並べていて、なぜ容認できるのか理解できない。専門的知見というのは(米側の)言いなりになる専門ではないのか』と防衛省の対応を批判した。」
②「名護市が事故に関する疑問点を照会したのに対し、沖縄防衛局の回答が不十分だったと指摘。『地元として納得できるものではない』と強調した。米軍に対しても『四軍調整官の【感謝すべきだ】発言にも表れているように、沖縄を植民地としか見ていない』と非難した。」
③「この日、防衛局の遠藤仁彦次長が説明のため市役所を訪問。対応した山里将雄副市長は資料の読み上げを『もう読んでいる』と途中で遮り、『再開は認められない。とんでもない』と強い口調で抗議した。山里氏はさらに、『まず地元に説明して理解を得た上で再開するのが【丁寧な説明】ではないのか』と追及。稲田朋美防衛相がコメントで『今後とも空中給油訓練は陸地の上空では実施しない』としたことを念頭に、名護市役所上空でホースを延ばす空中給油機の写真(2015年撮影)を示して事実関係をただした。」
④「遠藤氏は『考えられる原因全てに米軍が対策を講じたことが技術的に確認できた』と説明。市側と意見が対立し、『ちゃんと読んでください』『事実と違うことを言われても困る』と語気を強める場面もあった。」


(4)沖縄タイムス-翁長知事の一問一答:法治国家にあらず 訓練なぜ沖縄だけ-2017年1月6日 07:22


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「オスプレイの空中給油訓練再開の発表を受けた翁長雄志知事と記者団との主なやりとりは次の通り。」
②-防衛相は訓練再開にあたっては県民、地元の理解が必要だと言いながら、県への説明よりも先に再開を容認した。
 知事 怒りを禁じ得ず、強い憤りを感じる。県民に十分な理解がない形で、安易に米軍側の発表を追認している。県民不在の中、米軍が発表する形で物事が進められており大変残念だ。日米地位協定の下では(日本は)法治国家とはいえない。
③-今後の行動は。
 知事 何回も言うが当事者能力が日本政府にはない。ずさんな検証内容での再開で国民、県民(の命)を守りえずしての訓練は理不尽だ。これからもしっかり抗議、要請をしていく。
④-県の意見を反映させる仕組みとは何か。
 知事 重大な事故があった場合に当初から沖縄が入らないと、防衛相の言う「県民の理解を得る」ことにつながらない。協議方式になるのか分からないが、県民が介在して一定程度、理解できるようなものがなければ難しい。
⑤-原因究明が十分されていない中で再開した。
 知事 日本国民である県民の生命財産を、隊員が訓練を習熟するために安全保障上重要だから、県内でこれからも訓練させてもらうと言っているのと等しい。
⑥-原因究明があったとしても、県は配備撤回を求めている。
 知事 ベースはオスプレイの配備撤回で、本来この話をすること自体についてじくじたるものがある。なぜ沖縄だけで訓練をするんだというのは、改めて問わないといけない。オスプレイが安全となった場合には、全国民で等しく(負担を)受けることが大切だ。


(5)琉球新報-重機で浮具移動 50人が抗議の座り込み 名護市辺野古の新基地建設-2017年1月6日 10:31


 琉球新報派、「米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は6日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の砂浜で、重機を使って浮具(フロート)を海側へと移動させた。現場は朝から大雨が降り続いている。海上保安庁のゴムボートは2艇が海に出ているが、残り15艇は5日設置された浮桟橋に泊まっている。作業船は確認されていない。建設に反対する市民らはいったん抗議船で海に出たが雨が強いため、午前9時30分現在、港に戻った。今後の対応について協議している。」、と報じた。
また、「シュワブのゲート前は大雨の中、午前7時ごろから市民ら約50人が訪れ、ゲート向かいのテントで座り込みを行っている。ゲートへの資材搬入や大人数の機動隊員は確認されていない。参加者は『工事は許さないぞ』『雨に負けないぞ』などとシュプレヒコールを上げた。」、と伝えた。


(6)琉球新報-空中給油機がホース点検 嘉手納基地 普天間のオスプレイ1機も離陸 空中給油再開か-2017年1月6日 10:48


 琉球新報は、「米軍嘉手納基地に飛来している岩国基地所属のKC130空中給油機が6日午前9時15分ごろ、両翼から給油ホースを出して兵士が点検しているのが確認された。墜落事故後に空中給油訓練を停止していた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイによる空中給油訓練再開に向けた準備とみられる。普天間飛行場では6日午前8時45分ごろ、オスプレイ1機が離陸した。ほかのオスプレイは駐機し、米兵が機体の周りで作業する姿やプロペラの動きを点検する様子が確認された。」、と報じた。
 また、「嘉手納基地からは別のKC130も午前9時31分に嘉手納基地を離陸した。伊江島へ向かったとみられる。」、と報じた。


(8)琉球新報-フロートを海面に設置 名護市辺野古の新基地建設 海保がカヌーの市民拘束-2017年1月6日 14:30


 琉球新報派、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は6日午後1時50分ごろ、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の砂浜に並べていた浮具(フロート)を作業船で海上に設置する作業を始めた。建設に反対する市民らがカヌー8艇、抗議船2隻で抗議行動を始めたが、カヌーに乗った市民8人はすぐに拘束された。抗議船1隻は海上保安官6人に乗り込まれ、操縦が制御されている。工事再開後、フロートが海上に設置されるのはこれが初めて。」
②「作業船は重機が砂浜の海に近い地点に移動させたフロートを沖に向かって次々と引っ張った。海上保安庁は少なくともゴムボート12艇で抗議市民を警戒した。一方、シュワブゲート前では抗議市民ら約30人がテントからゲート前に移動して、米軍車両がゲートから出て行くのを阻止する行動を始めた。市民らが米軍車両に立ちふさがると、ゲート内で待機していた機動隊員約20人が市民を排除している。市民の抗議と機動隊員の排除が繰り返された。」
③「市民らは沖縄防衛局が5日、米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの空中給油訓練再開を通知したことを受け『給油訓練は許されないぞ』『オスプレイは撤退せよ』などとシュプレヒコールを上げている。」




by asyagi-df-2014 | 2017-01-06 18:04 | 沖縄から | Comments(0)

米軍オスプレイの空中給油訓練の再開に、日本側はどうしてノーと言えないのか。

 沖縄タイムスは2016年1月6日、「なぜ米国にノーと言えない? 市民の疑問に識者が答える」、との記事を掲載した。
 沖縄タイムスは、「日本側はノーと言えないのか、米側に待ったをかけたことが過去にあるのか、そもそも米側の説明は信用できるのか-。訓練再開を受け、湧き上がる素朴な疑問」、と次の疑問を専門家に投げかける。
 屋良朝博さん、田岡俊次さん、頼和太郎さんの答えは次の通り。


Ⅰ.「なぜ米国にノーと言えない?」について、屋良朝博(ジャーナリスト)さんは、「主権意識なく、弱い外交」、と。結局、「(沖縄)県民は巨大な軍隊に無防備で向き合わされている。」。


「事故原因の訓練を明確な原因究明もないまま再開させる日本政府の姿勢の背景にあるのは、主権意識の欠落による外交力の弱さだ。そもそも沖縄はオスプレイを飛ばせる環境ではない。ハワイでは滑走路に文化財があるとの理由で住民が使用停止を求めると、海兵隊は聞き入れる。住民優先という国際基準の常識が沖縄では無視されている。基地の運用は米軍の活動と周辺の環境保護がせめぎ合う。日本では地位協定の構造上、米国の譲歩を引き出すシステムがほぼ皆無だ。県民は巨大な軍隊に無防備で向き合わされている。」


Ⅱ.「日本は米軍に待ったかけられる?」について、田岡俊次さん(軍事ジャーナリスト)は、「苦情や要望しか言えぬ」、と。結局、「領空内の飛行訓練や離着陸訓練についても、日米地位協定で米軍基地へのアクセスの自由を認めている。事件・事故を受けて、日本側が米側に何か言う場合でも『苦情』や『要望』を伝え、運用を変えてもらうようお願いしかできない。」。


「ジェット機より危険性の高いオスプレイの空中給油訓練は公海上空、日本の領空外で実施する以上、日本政府に止める権限はない。領空内の飛行訓練や離着陸訓練についても、日米地位協定で米軍基地へのアクセスの自由を認めている。事件・事故を受けて、日本側が米側に何か言う場合でも「苦情」や「要望」を伝え、運用を変えてもらうようお願いしかできない。ヘリのつり下げ訓練、県道104号越えの実弾射撃訓練など、日米の協議で運用が制限された例もあるが、最終的に判断は米軍がすることになる。」


Ⅲ.「米軍の説明は信用できる?」について、頼和太郎さん(リムピース編集長)は、「いまだ不十分 詳細必要」、と。結局、「そもそも給油ホースがぶつかるような位置に大きなプロペラがあることが機体構造の大問題」、「コントロールされた不時着というなら、高度やパイロットの判断、プロペラをどこで止めたのかなど、もっと詳しい説明が必要」、「乱気流や強風などは当然考えられるリスク。その程度の悪条件で安定的飛行ができなくなるのは、機体構造の問題以外の何物でもない」。


「米軍の説明は全く不十分で、何も解明されていない。機体構造に問題なしとしているが、そもそも給油ホースがぶつかるような位置に大きなプロペラがあることが機体構造の大問題。コントロールされた不時着というなら、高度やパイロットの判断、プロペラをどこで止めたのかなど、もっと詳しい説明が必要だ。乱気流や強風などは当然考えられるリスク。その程度の悪条件で安定的飛行ができなくなるのは、機体構造の問題以外の何物でもない。飛行停止しない限り、今後も同じような事故を繰り返される可能性が高い。(リムピース編集長)


 今回のことでわかるのは、今回の米軍オスプレイの空中給油訓練の再開は、「飛行停止しない限り、今後も同じような事故を繰り返される可能性が高い。」、ということ。
 また、「県民は巨大な軍隊に無防備で向き合わされている。」以上、「日本では地位協定の構造上、米国の譲歩を引き出すシステム」の構築が急務であることである。





by asyagi-df-2014 | 2017-01-06 12:51 | 沖縄から | Comments(0)

2017年1月1日、社説・論説を読む。(2)-南日本新聞から-

 2017年が明けた。
 さて、どのような事態にどのように立ち向かうことになるのか。
まずは、窮乏化する同じ大地に立つこと。
そして、反撃の術を見極めること。
各紙の2017年1月1日の社説及び論説を読む。


 南日本新聞は、やさしく詩的に2017の行く末を著す。
 このように、南日本新聞社は語りかける。


 詩人の茨木のり子さんに「鶴」と題した作品があります。

<鶴が/ヒマラヤを越える/たった数日間だけの上昇気流を捉え/巻きあがり巻きあがりして/九千メートルに近い峨峨(がが)たるヒマラヤ山系を/越える/カウカウと鳴きかわしながら(以下略)>

 飛行しているのはアネハヅル。越冬地のインドへ渡るために、親鳥から若鳥まで編隊を組んでヒマラヤ越えに挑むのです。
 それはまさに命懸けの旅です。詩人は、その姿を捉えたテレビの映像に触発され、一気に作品を書き上げたのでしょう。

 新しい年が明けました。酉(とり)年のこの1年、どんな日々が待っているでしょうか。
 アネハヅルの旅に、人の姿を重ねるのは自然な感情です。私たちの一生もまた、山あり谷ありの旅に違いありません。
 内外を鳥瞰(ちょうかん)すれば、政治や経済をはじめ難題が山積しています。まるで絶壁がそそり立つヒマラヤのようです。

 それでも、アネハヅルのように力強く翼をはばたかせ、その頂を乗り越えなければと思います。


 この詩にのせて、南日本新聞は、このように主張します。


Ⅰ.主張
(1)人口が減り続け、高齢化が進む地域社会の疲弊が叫ばれています。南九州も例外ではありません。ただ、悲観しているだけでは何も始まらないのも事実。厳しい環境下でも、手探りして前に進もうとする人々がいます。足元を見直し、希望を見いだそうではありませんか。
(2)思想家鶴見俊輔さんの言葉を思い出します。月並みな言葉ですが、何事であれ「ひらめき」と「継続」が大事です。
(3)萬田(正治)さんたちの取り組みは、イタリアが発祥地のスローフードやスローライフにもつながるものがあると思います。それは普遍的価値といっていい。
(4)人口増と経済成長が前提の国家モデルはもはや通用しない。いつまでも高度成長期の発想に立っていては解は導き出せません。
(5)高齢化社会で一人暮らしが増えています。宗教学者の山折哲雄さんの最新刊「『ひとり』の哲学」を一読して、がつんと頭を殴られたような気持ちになりました。山折さんは、一人暮らしをおとしめる風潮が増えてきていると言います。「孤立死」とか「孤独死」といった言葉を持ち出して、ことさらに社会の暗部として読み解こうとしていないか。介護や医療を必要とする人は多い。認知症の広がりも無視できない。社会的な手当てが今まで以上に必要な時代です。
 それは認めつつも、「ひとりで事を処する」という心構えのようなものが今、希薄になっていないかと問うのです。山折さんは、鎌倉時代に生きた親鸞や道元、日蓮などの生き方や思想を探る旅に出ます。
(6)私たちは社会を冷たいと思いがちです。結局、人間はみな一人で生まれ、一人で死ぬ。寄る辺ないその原点を見つめ直すことが出発点ではないか。その問いと向き合い、人が生きるとはどういうことかを考える年でもありたいと思います。高齢化には、プラスとマイナスの両面があるでしょう。強調したいのは、多くの試練を乗り越えてきた人たちの経験や知恵から学ぶことが、次の時代を切り開く力になるはずだということです。


 本当の意味で、2017年が、「私たちは社会を冷たいと思いがちです。結局、人間はみな一人で生まれ、一人で死ぬ。寄る辺ないその原点を見つめ直すことが出発点ではないか。その問いと向き合い、人が生きるとはどういうことかを考える年でもありたいと思います。」、ということをじっくり考えることができる年になって欲しいと思います。


by asyagi-df-2014 | 2017-01-06 08:58 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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