2016年 11月 26日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年11月25・26日

 東村高江の住民31人が国を相手に工事の差し止めを求める仮処分申し立ての審理は終結し、裁判書は、仮処分を認めるかどうかの決定を12月6~9日に通知する方針を示した。このことについて、琉球新報は「12月6~9日の決定日に『手遅れになる』と焦りの声も上がった。」、と報じている。
 「手遅れになる」ということは、命の問題に直接繋がることを、肝に命じなけねばならない。


 2016年11月25・26日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-ヘリ選定で海幕長が圧力、処分へ 防衛省、予算計上困難に-2016年11月25日 02:01


 琉球新報は、「海上自衛隊の次期多用途ヘリコプターの機種選定を巡り、内部手続きの規定を超えて特定の機種に誘導する不当な圧力を部下にかけたとして、防衛省が武居智久海上幕僚長らを処分する方針を固めたことが24日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。トップの幕僚長が処分されるのは極めて異例だ。」、と報じた。
 また、「武居氏は来月退職予定で、事実上の更迭との見方もある。2018年度までに9機を調達予定だったが、16年度は予算計上を断念し、来年度も困難な状況だ。メーカーからの働き掛けは確認されなかったが、現場への圧力に加え、防衛力整備計画に影響が出ている現状を重くみたとみられる。」、と伝えた。


(2)琉球新報-工事差し止め12月6日にも判断 那覇地裁、沖縄・東村高江の米軍ヘリパッド建設で-2016年11月24日 16:35


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、東村高江の住民31人が国を相手に工事の差し止めを求める仮処分申し立ての第3回審尋が24日午後、那覇地裁(森鍵一裁判長)であり、審理は終結した。住民側弁護団によると、森鍵裁判長は仮処分を認めるかどうかの決定を12月6~9日に通知する方針を示した。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>原告住民「裁判官は騒音問題として判断を」-2016年11月25日 05:15


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「最後の審尋となった24日、那覇地裁前の公園で開かれた集会では、原告の住民から『裁判官はきちんと騒音問題を判断してほしい』『勝とう』と差し止めの決定に期待する声が相次いだ。一方、12月6~9日の決定日に『手遅れになる』と焦りの声も上がった。審尋前の集会には東村高江に住む原告の住民や、那覇市内や北部などの市民ら約80人が参加。審尋後には報告集会が開かれた。」
②「原告の女性(56)は『国は返還調印式を12月22日と決めた。まだ完成していないのにありえるのか。運動や県民を畳み掛けるような圧力が、本当に我慢ならない』と訴えた。申し立てでは安全保障や外交問題ではなく、騒音や人権問題として訴えてきた。『騒音問題は証明できた。裁判官はしっかりと判断してほしい』と願う。」
③「工事初期から反対してきた女性(52)は『何もかもが間に合わないかもしれないという焦燥感にとらわれている』と述べ、支援を求めた。」
④「オスプレイの騒音を避けるため、息子たちと約2カ月間、国頭村に避難した母親(45)は『家の上空を低空飛行し、いつ落ちてくるかわからない。完成したら、子どもたちのために移住を本気で考えないといけなくなる』と話す。12月6~9日の決定日に『どれだけ苦しんでいるかを、私たちの声をきちんと聞いてほしいと訴えた。手遅れになる前に、早く結論がほしい』と訴えた。」


(4)琉球新報-県外機動隊が離沖 北部訓練場の警備車両、船で本部出港-2016年11月26日 07:30


 琉球新報は、「米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事に伴う警備のため福岡県警から派遣されている機動隊の車両5台が25日、本部港から北上する船に積み込まれるのが確認された。奄美群島経由で九州へ向かったとみられる。」、と報じた。
 また、「政府がヘリパッド工事を年内で完成させる方針を示しており、作業が終盤に近づく中、機動隊員らの引き揚げが始まっているとみられる。県警は取材に『警察の対応能力が明らかになるので言えない』として回答を避けた。本部港では同日午前、『福岡』や『北九州』などのナンバーが記された機動隊車両が船に積み込まれる様子が確認された。」、と伝えた。


(5)琉球新報-米兵が飲酒運転疑い 沖縄自動車道で逮捕-2016年11月25日 07:36


 琉球新報は、「県警交通機動隊は25日午前1時14分、沖縄自動車道北向けの北中城インター付近で、酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転したとして、米空軍嘉手納基地所属2等軍曹の男(28)を道路交通法違反(酒気帯び)の疑いで現行犯逮捕した。呼気からは基準値の約2倍のアルコールが検知された。男は容疑を一部否認しているという。交通機動隊によると、沖縄自動車道の北中城インター付近を運転中の男が携帯電話を注視している様子を警察官が確認した。男を調べた際、酒の臭いがしたため、アルコール検査を実施したところ、呼気から基準値の約2倍のアルコールが検知された。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-辺野古陸上工事、年内にも再開へ シュワブ内隊舎建設、沖縄県も容認-2016年11月26日 09:43


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古への新基地建設を巡る訴訟の和解条項について協議する『政府・沖縄県協議会』の第4回作業部会が25日、首相官邸で開かれた。県はキャンプ・シュワブ陸上部分の工事のうち、隊舎2棟について再開を認めた。防衛省は年内にも工事を再開したい考え。一方、県が求めていた辺野古沖の臨時制限区域内の漁船やプレジャーボートの通航について、国は制限区域を維持したまま通航ができるようにすると回答。事前の申告制にする予定で、県の想定していた自由な航行となるかは不透明だ。」
②「会合後、安慶田副知事は記者団に、8月末の前回の会合後、政府から隊舎についての説明と資料提供があり、県が現地で確認したと説明。『隊舎は辺野古新基地建設の施工区域外。老朽化した隊舎を建て替えるものであることが確認された。埋め立て工事と直接関係ないと判断し、中止を求めないことにした』と語った。着工前に沖縄防衛局から県へ連絡するという。」
③「米軍北部訓練場のヘリパッド建設について県は、新型輸送機MV22オスプレイによる環境影響評価(アセス)の再実施を要請した。安慶田副知事は、オスプレイの定期整備拠点となる木更津(千葉県)や陸上自衛隊が導入する佐賀では、地元の求めに応じ試験飛行がなされた点を挙げ『沖縄県でできないのはおかしい』と国の姿勢を疑問視した。」
④「菅義偉官房長官は会見で、アセス再実施のほかに、ヘリパッドの本格運用までにオスプレイによる騒音調査の要望があったとし、『騒音調査については県からの要望を踏まえ、米側と調整していきたい』と述べた。」


(7)沖縄タイムス-米軍ヘリパッド建設、高江区に補償2000万円 防衛省-2016年11月26日 09:36


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「防衛省がヘリパッド建設に伴う被害補償として、沖縄県東村高江区に2千万円を交付することを25日までに決めた。東村は『高江区地域コミュニティー事業』基金を設置し、来年度から運用を始める。追加給付の予定は現時点では無いが、完成後の状況次第では可能性もある。同事業は、防衛省が基地周辺の自治体に給付する『特定防衛施設周辺整備調整交付金(9条交付金)』の枠組みで実施される。村は、年度単位で区からの事業要望に応じ給付する予定。」
②「高江区は来年度から同事業費を区の運営や公共財の購入に充てる計画で、初年度は年間約250万円を見積もる。今回の給付額はその8年分に相当。同村企画観光課は、基金が無くなれば追加要望をするか、または村が同額相当の財源を確保し、継続給付をするとしている。」
③「防衛省は今月公表した2016年度の補助金実施計画(第3回)で東村への特定防衛施設周辺整備調整交付金を前年度比2100万円増の3100万円とした。一方、防衛省は名護市辺野古の新基地建設予定地周辺の辺野古、豊原、久志の『久辺3区』に対しては『再編関連特別地域支援事業補助金』制度を創設。建設に反対する名護市を通さず、各区に15年度は1300万円ずつの計3900万円、16年度は2600万円ずつの計7800万円を交付した。」


(8)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>反対の市民40人ら排除-2016年11月25日 11:10


 沖縄タイムスは、「東村高江の米軍北部訓練場N1ゲート前で25日午前、ヘリパッド建設工事に反対する市民ら約40人が座り込み『基地建設を押しつけて、これが負担軽減なのか』と抗議した。工事車両を通そうとする機動隊によって排除された。午前10時35分現在、砂利を積んだダンプカー、延べ40台が基地内に入った。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>市民ら130人が抗議集会「建設やめろ」-2016年11月26日 10:52


 沖縄タイムスは、「沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設に反対する市民らは26日、N1地区表側出入り口付近で抗議集会を開いた。午前9時半現在、約130人が参加。出入り口付近でデモ行進し『オスプレイパッド建設やめろ』などとシュプレヒコールを上げた。市民らによると午前9時すぎ、砂利を積んだ10トントラック12台がメインゲートから訓練場内に入ったという。」、と報じた。


(10)琉球新報-ダンプカー24台分の資材搬入 北部ヘリパッド建設-2016年11月26日 13:17


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設で、ダンプカー12台が26日正午までに、メーンゲートに資材を搬入した。N1ゲート前ではヘリパッド建設に反対する市民ら約130人が座り込み、抗議をした。
 資材を積んだダンプカーは資材を2回に分けて搬入した。1回目は午前9時10分、2回目は正午ごろだった。毎週水曜日と土曜日は一斉行動の日。集まった大勢の市民らはN1ゲート前で、代わる代わる手にマイクを持ち、それぞれの思いを共有したり、メインゲート前で座り込むなどして、抗議活動を続けている。」、と報じた。


(11)沖縄タイムス-辺野古陸上工事、年内にも再開へ シュワブ内隊舎建設、沖縄県も容認-2016年11月26日 09:43


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古への新基地建設を巡る訴訟の和解条項について協議する「政府・沖縄県協議会」の第4回作業部会が25日、首相官邸で開かれた。県はキャンプ・シュワブ陸上部分の工事のうち、隊舎2棟について再開を認めた。防衛省は年内にも工事を再開したい考え。一方、県が求めていた辺野古沖の臨時制限区域内の漁船やプレジャーボートの通航について、国は制限区域を維持したまま通航ができるようにすると回答。事前の申告制にする予定で、県の想定していた自由な航行となるかは不透明だ。」
②「会合後、安慶田副知事は記者団に、8月末の前回の会合後、政府から隊舎についての説明と資料提供があり、県が現地で確認したと説明。『隊舎は辺野古新基地建設の施工区域外。老朽化した隊舎を建て替えるものであることが確認された。埋め立て工事と直接関係ないと判断し、中止を求めないことにした』と語った。着工前に沖縄防衛局から県へ連絡するという。」
③「米軍北部訓練場のヘリパッド建設について県は、新型輸送機MV22オスプレイによる環境影響評価(アセス)の再実施を要請した。安慶田副知事は、オスプレイの定期整備拠点となる木更津(千葉県)や陸上自衛隊が導入する佐賀では、地元の求めに応じ試験飛行がなされた点を挙げ『沖縄県でできないのはおかしい』と国の姿勢を疑問視した。」
④「菅義偉官房長官は会見で、アセス再実施のほかに、ヘリパッドの本格運用までにオスプレイによる騒音調査の要望があったとし、『騒音調査については県からの要望を踏まえ、米側と調整していきたい』と述べた。」


 以下、琉球新報及び沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-11-26 15:00 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄からの問い。「報道と表現の自由どう守る?」。

 沖縄タイムスは2016年11月19日、「報道と表現の自由どう守る? 沖縄からの問い 琉球大学・星野英一教授」、との記事を掲載した。
 沖縄タイムスは、このことを次のように報じた。


(1)政府は県外から多数の機動隊を投入し、抗議活動をしている市民を一時的に拘束したり、強制排除したり、と抑圧的な手段を使い続けている。5月には、沖縄防衛局と契約を結んでいる警備会社が抗議する市民を特定するためのリストを作成していたことが明らかになった。
(2)ジャーナリストもまた「力」で押さえつけられ、「報道の自由」が侵害されている。8月、高江で抗議行動を取材していた沖縄タイムスと琉球新報の記者を機動隊員が拘束した。沖縄の報道に対する「偏向報道」などのいわれなき非難が与党政治家からも聞こえてくる。「沖縄2紙をつぶさないといけない」「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい」などの発言は記憶に新しい。
(3)こうした状況に留意し、沖縄国際人権法研究会は、沖縄タイムス社とともに、沖縄から「報道の自由」「表現の自由」について考えるシンポジウムを、開催する。研究会は日本の民主主義が機能せず、人権が保障されていない現状を国際人権法の切り口から発信しようと、今年3月に発足した。定例会で国際人権法を学び、その成果として例えば9月には、他のNGOとともに国連人権理事会に対し声明を発表し、米軍基地の存在や日本政府による人権侵害の現状を訴えた。
(4)今回のシンポジウムでは、講演者に本土や海外メディアの視点を提供していただき、沖縄における報道の自由、表現の自由をどう守るか、沖縄の声をどう届けるか、皆さんとともに考えていきたい。


 「沖縄から問う報道と表現の自由」。
 是非とも注視していきたい。


 沖縄タイムスの引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-11-26 10:31 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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