2016年 11月 24日 ( 3 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年11月24日

 「22日夜、米軍キャンプ・ハンセンの近くにある宜野座村城原区の上空を最大3機のオスプレイが約2時間にわたって旋回した。崎濱秀正区長が自身の測定機で城原区の泉忠信さん(86)宅の敷地で計測したところ、最大106デシベルが計測された。」(琉球新報)
 この記事をどのように捉えることができるのかを本土は問われている。
「米軍機の騒音で孫の勉強や睡眠時間が頻繁に妨害されている」(琉球新報)、という状況が実態化されていることなど本来許されるはずがないではないか。
 確かに、「県道を汚すな。工事は今だけだが、基地は一生残るぞ」(琉球新報)、ということだ。


 2016年11月24日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-住宅上空旋回106デシベル オスプレイ 宜野座、夜間に2時間-
2016年11月24日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「22日夜、米軍キャンプ・ハンセンの近くにある宜野座村城原区の上空を最大3機のオスプレイが約2時間にわたって旋回した。崎濱秀正区長が自身の測定機で城原区の泉忠信さん(86)宅の敷地で計測したところ、最大106デシベルが計測された。10月下旬に泉さん宅のすぐ近くに集落の位置を光の点滅で示し、上空を飛行しないよう知らせる『航空標識灯』が沖縄防衛局によって設置されたが、22日の夜は自宅上空を何度も通った。泉さんは『自宅上空が飛行ルートにならないための標識灯なのに、効果がまるでない。(米軍北部訓練場に)新たなヘリパッドは絶対に造ってほしくない』と訴えた。」
②「泉さんによると、自宅は米軍のヘリパッド、通称“ファルコン”から約300メートルの所にある。オスプレイは午後7時50分ごろから午後9時37分までに計14回離着陸し、90〓を超える騒音が頻繁に確認された。100デシベル超えが少なくとも3回はあった。100デシベルは直近で聞く救急車のサイレン音などに相当するとされる。」
③「崎濱区長は、今年に入って3回、沖縄防衛局に出向き、米軍ヘリの低空飛行と騒音被害に抗議した。崎濱区長は『防衛局に抗議すると、しばらくは少なくなるが、再び低空飛行訓練が再開される』と述べた。」
④「今年4月から9月までに城原区で60デシベルを超えた騒音の数が3622回。その内、90デシベルを超えたのが81回で、午後7時から翌日の午前7時までに観測されたのが36回となっている。高校受験を控える中学生の孫と同居する泉さんは「米軍機の騒音で孫の勉強や睡眠時間が頻繁に妨害されている」と語った。


(2)沖縄タイムス-米軍犯罪対策パトロール車、12月から100台態勢に-2016年11月24日 07:54


 沖縄タイムスは、「元米海兵隊員で軍属の男による暴行殺人事件を受けて、政府が県内の犯罪抑止対策の一環で6月から始めた『沖縄・地域安全パトロール隊』の態勢が、12月1日から当初目標の青色パトロール車100台態勢になる。内閣府沖縄総合事務局では非常勤職員を採用し、現在、65台態勢でパトロールに当たっている。」、と報じた。
 また、「鶴保庸介沖縄担当相は22日の閣議後会見で、パトロール隊の効果について、『現場の皆さんがどういうふうに受け止めているかが一番大切。安心・安全が高まったと歓迎してもらえるかどうかをしっかり検証しなければならない。自治体や県警とも連携、相談しながら進めたい』と述べた。」、と伝えた。


(3)沖縄タイムス-米軍ヘリパッド、辺野古新基地の警備「適切」 閣議決定-2016年11月24日 07:59


 沖縄タイムスは、「政府はこのほど、東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設や名護市辺野古への新基地建設は沖縄の負担軽減を図る目的とし、自衛隊と海上保安庁と県警の活動はいずれも適切とする答弁書を閣議決定した。答弁書では、自衛隊は『安全かつ円滑に工事を実施するためヘリによる資機材の運搬の実施をした』、海上保安庁は『海上の安全と治安を確保するための業務を適切に行っている』、県警は『抗議活動の状況などを踏まえ、現場における混乱と交通の危険の防止などのため必要な警備活動を適切に行っている』とした。」、と報じた。
 また、「仲里利信衆院議員は質問主意書で、安倍晋三首相が所信表明演説で自衛隊員らをたたえたことに触れ『政府の強権的で過剰な警備や、なりふり構わない進め方を率先して担ってきた海保や警察、自衛隊に対する信頼や称賛の気持ちはもはや地に落ちて回復の兆しすら感じられない』と批判した。」、と伝えた。


(4)琉球新報-高江、ダンプ60台分搬入 市民抗議「基地、一生残るぞ」-
2016年11月24日 13:21


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で24日午前、建設現場の同訓練場N1地区ゲート前から、60台分のダンプ車両が建設現場に砂利などを搬入した。時折小雨が降る中、車両の通過を阻もうと座り込んでいた市民ら約50人は、機動隊員らに排除された。市民1人につき、3、4人の機動隊員が脇を抱えるなどして強制的に移動させ、その後県道の両端に囲い込んだ。市民らは「県道を汚すな。工事は今だけだが、基地は一生残るぞ」と、建設工事の中止を求めた。」、と報じた。


(5)琉球新報-機動隊発言、石垣市議会が抗議決議 対象「県民ではない」-2016年11月24日 12:05


 琉球新報は、「東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設を巡り、反対運動する市民らに大阪府警の機動隊員が差別的な発言をした問題で、石垣市議会(知念辰憲議長)は24日午前、臨時会を開き、発言は『不適切』として抗議する意見書を与党の賛成多数で可決した。ただし「今回の発言は県民に向けられたものではなく、県民への差別発言でもない」と言及している。提案者の仲間均氏(自由民主石垣)は『県外から来た活動家に対しての発言で、状況的に県民に向けられたとは言えない』との認識を示した。」、と報じた。


 以下、琉球新報及び沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-11-24 15:25 | 沖縄から | Comments(0)

「土人」「シナ人」発言を考える。(32)

 大阪府警の機動隊員による「土人」「シナ人」発言を考える。
 「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」、と識者は評する。
 つまり、差別する側の植民者の自覚がなされるのかどうかだ。
 人種差別撤廃条約に違反する問題なのだ。


 沖縄タイムスは2016年11月5日、「沖縄ヘイト、国がつくる 「一水会」元顧問・鈴木邦男さん【インタビュー「土人」発言・13】」、を掲載した。 
 鈴木邦男さんは、次のように述べる。


(1)「土人」なんて言葉は僕らだって使わない。若い人がこんな言葉を使うことに驚いた。普通は使わないし、習うこともない。上の世代や警察幹部から、沖縄の人たちは「日本全体のことを考えない」という趣旨のことを聞く中で、市民運動に対する憎しみから出てきたのだろう。憎しみをつくり出しているのは誰なのか。国民一人一人が考えなければならない。
(2)政府も警察も危機感を持っている。沖縄の歴史を知れば誰だっておかしいと思うので、機動隊員が同情心を持ってしまっては困るということだ。下手したら、警察官が住民運動に取り込まれかねない。だからこそ、若い人に沖縄の歴史は教えない。国民全体が右傾化する中、沖縄との対立をつくり出しているのは政府だ。
(3)8月15日に靖国へ行くと右翼の街宣車から自分たちこそは愛国者であって、それに反対するのは日本人であるはずがないと決めつけ「朝鮮人だ、シナ人だ」と響く。「お前の母ちゃんデベソ」という悪口と同じレベルだ。
(4)僕らが学生のころ「戦争に結びつく愛国心は必要ない」と言う左翼も多くいた。それに対して僕らは、「冗談じゃない」と言って議論できた。言い合える自由はあった。今は違う。批判を許さない言葉は怖い。


 鈴木邦男さんは、「憎しみをつくり出しているのは誰なのか。国民一人一人が考えなければならない。」、と問いかける。
 そして、その答えとして、「警察も危機感を持っている。沖縄の歴史を知れば誰だっておかしいと思うので、機動隊員が同情心を持ってしまっては困るということだ。下手したら、警察官が住民運動に取り込まれかねない。だからこそ、若い人に沖縄の歴史は教えない。国民全体が右傾化する中、沖縄との対立をつくり出しているのは政府だ。」、と。


 以下、沖縄タイムスの引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-11-24 12:20 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄の米軍基地の機能強化と自衛隊の共同使用でもたらされる負担増大。

 宮城泰博さんは、2016年11月21日のFBで、このことについて次のように指摘する。


 いま起きていることは基地の強化であるのは自明。そしてこれに米軍と自衛隊の共用化促進が加わり同時進行している。「負担軽減」などヘソが茶を沸かすレベルの大嘘。
  高江・伊江島・辺野古は一連なりのひとつのこと。沖縄県が辺野古新基地反対に集中することは大事だが、それだけではこの流れは止められない。高江に関する動きは県政は議会も含めてサボタージュにも等しい。シュワブでの陸域工事許可など論外。そしてこれに、先島での自衛隊配備計画が進行している。日米両政府から見れば、沖縄の民衆が唱える沖縄戦の記憶や継承など、ファンタジーの世界のごとくである。

◯シュワブ・ハンセンにまたがる訓練場は空域拡大
◯辺野古新基地は軍港機能を伴い輸送力向上
◯伊江島でのステレスやオスプレイの訓練機能対応
◯北部訓練場での上陸訓練及び自衛隊との共同使用


(琉球新報8月23日の記事からの画像資料)



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 琉球新報が指摘する事実。
 「普天間飛行場の航空基地機能に加え、高速輸送船も配備されることが判明している辺野古新基地を拠点として、本島中北部の米軍基地の一体的な機能強化が加速している。」、と。


(1)北部訓練場のヘリパッド移設工事
 市民の激しい抗議活動が続く。北部訓練場のヘリパッド移設工事。日米両政府は移設を完了すれば訓練場の過半に当たる約4千ヘクタールを返還できるとして、沖縄の負担軽減を強調する。一方、米軍の文書によると、移設には基地の機能強化の狙いがあることが浮かび上がる。「最大51%の『使用不可能』な訓練場を日本政府に返還し、限られた土地を最大限に活用する訓練場を新たに開発する」。米海兵隊が2013年にまとめた基地運用計画「戦略展望2025」では、北部訓練場のヘリパッド移設計画をこう説明している。
 計画は既存の訓練場内にある七つのヘリパッドのうち六つを移設する内容だ。
 米軍関係者は既存のヘリパッドについて「建設から何十年もたっていて、もはや使い物にならない」と説明、沖縄防衛局が新設するヘリパッドでは「オスプレイの訓練ができる」と明言する。だが部分返還とヘリパッドが移設された1996年当時やその後の環境影響評価は、オスプレイの運用を伏せていた。うち「G地区」と呼ばれる場所に新設される着陸帯は、返還合意後に米軍に追加提供された北東の近隣水域と「歩行訓練ルート」で結ぶ。ヘリの離着陸だけでなく、着陸帯と水域を一帯で使う上陸訓練など、新たな訓練に対応する計画だ。
(2)伊江島
 着陸帯の拡張工事が始まった伊江島ではオスプレイに加え、F35戦闘機の離着陸訓練も行われる。米軍によると、工事はF35やオスプレイの運用に伴う「低空飛行ジェット機の爆風や気流の渦」による機体や施設の破損防止が目的だ。嘉手納基地では米海兵隊の半年ごとの部隊展開計画(UDP)を支えるため、F35用の格納庫が整備される計画だ。


 沖縄の米軍基地機能強化に加えて、先島での自衛隊配備計画の進行や北部訓練場での上陸訓練及び自衛隊との共同使用が、沖縄の負担増に繋がることは明白である。

以下、琉球新報の引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-11-24 09:33 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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