2016年 10月 13日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年10月13日

 2016年10月13日、沖縄-辺野古・高江の今を、琉球新報、沖縄タイムスは次のように表した。


「知事自身、『矛盾』していると認めて『「沖縄の抱えている厳しいところだ』と言うが、やはり言葉が足りない。どんな強固な『一枚岩』も、小さな亀裂を放置すると、やがて亀裂は広がり、静かに壊れていく。それを避けたいなら、丁寧に説明してもらうしかない」
「為政者の心得を表した格言に『よりよく統治するには分断せよ』とある。いまだ歯切れの悪い翁長知事の言葉に、『知事、その調子その調子』との声がどこからか聞こえてくる。
 これは、沖縄タイムスの[大弦小弦]〈2016年10月13日〉の、翁長雄志沖縄県知事の「歓迎」への発言である。
 このところの風景は、まさしく、「知事、その調子その調子」と映る。


(1)琉球新報-「辺野古」続く工事中断、移設は不透明 承認取り消し1年-2016年10月13日 07:30


 琉球新報は、翁長雄志知事が前知事による埋め立て承認を取り消してから1年を迎えたことについて、次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画を巡り、翁長雄志知事が前知事による埋め立て承認を取り消してから、13日で1年を迎える。県と国は、1995年の代理署名訴訟から20年ぶりに基地問題を巡る法廷闘争に入っている。政府は当初、国土交通相が承認取り消しの効力を執行停止して工事を続行したが、2015年12月2日に始まった辺野古代執行訴訟の和解を受け、16年3月4日から工事を中断している。ただ政府は和解後に改めて起こした不作為の違法確認訴訟で勝訴が確定した場合は工事を再開する方針。対する知事は『あらゆる手法』で工事を阻止する姿勢で、移設問題の先行きは不透明だ。」
②「不作為の違法確認訴訟では福岡高裁那覇支部が9月16日、翁長知事の取り消しは『違法』とする判決を出した。判決は『普天間飛行場の被害を除去するには本件新施設等を建設する以外にない。本件新施設等の建設をやめるには普天間飛行場による被害を継続するしかない』とし、『辺野古が唯一の解決策』とする国の主張を全面的に認めた。県は9月23日、最高裁に上告した。」
①「取り消しに先立ち翁長知事は、15年1月に環境や法律の専門家で構成し、前知事の承認手続きを検証する第三者委員会を設置。半年の検証を経て、委員会が7月16日に承認手続きに『瑕疵(かし)があった』と答申したことを受け、知事は10月13日に承認を取り消した。承認取り消しの15日後に国交相が取り消しの効力を執行停止した際、政府は『私人』の権利保護を主目的とする行政不服審査法に基づく手続きだと説明した。」


(2)琉球新報-高江、警察が資材車両を先導 機動隊、付近の通行を制限-2016年10月13日 13:11


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場での新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民らは13日午前8時すぎから、東村高江のN1地区ゲート付近からメインゲート付近にかけて県道70号線で、車道両端への駐車や、徐行運転による「牛歩作戦」などで抗議した。機動隊が付近の通行を制限した。沖縄防衛局は午前10時ごろから、ダンプカーで資材をN1地区へ搬入させた。警察車両が資材車両を先導した。反対する市民ら十数人は路上に出て『建設反対』などと声を上げた。一方、雨天のため建設に反対する人たちは、米軍提供施設内建設現場付近での抗議を中止した。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-「どうしてそうなったか、よく分からない」 菅氏、沖縄知事発言釈明に-2016年10月13日 11:00


 沖縄タイムスは、「沖縄県の翁長雄志知事が米軍北部訓練場の早期返還を巡る政府方針に対し『歓迎』とした自身の発言は不適切だったと釈明したことについて、菅義偉官房長官は12日の会見で『どうしてそうなったか、よく分からない。政府の立場で答えるようなことではない』と述べた。その上で改めて『年内に何としても返還実現をしたい。(約4千ヘクタールが返還されることによって)沖縄県に占める米軍基地の割合の約20%、大幅に負担が軽減する。そうした期待にしっかりと応えていきたい』」と語った。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-オリバー・ストーン監督の映画「天と地」 原作者が沖縄・高江を訪問-2016年10月13日 12:00


 沖縄タイムスは、「ベトナム戦争経験者で、オリバー・ストーン監督の映画『天と地』の原作者、レイ・リー・ヘイスリップさん(66)が12日、沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設への抗議が続くN1地区出入り口前を訪れた。『戦争の苦しみを繰り返さないため、平和のために皆さんと頑張りたい』と呼び掛けた。」、と報じた。
 また、「ヘイスリップさんはベトナム中部の村に生まれ、12歳の時にベトナム戦争を経験。米兵やベトナム兵からスパイ容疑をかけられ、拷問を受けた経験などを小説に書き、『天と地』」の原作となった。」、「初めて高江を訪れたヘイスリップさんは『昔のベトナムのように戦争になったら、犠牲になるのは一般市民。戦争につながる軍事基地ができるのは良くない。一緒に声を上げたい』と語った。」、と伝えた。


(5)沖縄タイムス-米軍北部訓練場の年内返還へ協力確認 稲田氏、米司令官に-2016年10月13日 16:00


 沖縄タイムスは、「稲田朋美防衛相は12日、米海兵隊トップのロバート・ネラー総司令官と防衛省で会談し、年内の米軍北部訓練場の一部返還に向け協力することを確認した。米軍普天間飛行場の新型輸送機オスプレイを県外・国外へ訓練移転することについても要請した。」、と報じた。
 また、「稲田防衛相は『北部訓練場の返還に向けて鋭意努力している。引き続き協力をお願いしたい』と求めた。ネラー総司令官は『返還の方針があるので、海兵隊としても考えに同意する』と応じた。辺野古新基地建設や沖縄近海で墜落事故を起こし同型機が飛行再開した米海兵隊の攻撃機AV8Bハリアーなどについては、話題にのぼらなかったという。」、と報じた。


 以下、琉球新報、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-10-13 17:04 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-「辺野古裁判、沖縄県が敗訴」(8)

 辺野古裁判は、沖縄県が敗訴となった。
 このことを考える。 
 沖縄タイムスは、2016年10月5日、「『最高裁弁論ありうる』 違法確認訴訟、沖縄県弁護団が強調」、と記事を掲載した。
 沖縄タイムスは、「翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手に提起した不作為の違法確認訴訟で、上告理由書と上告受理申立理由書を提出したことを受け、県弁護団は4日、県庁で報道陣への説明会を開いた。弁護団は『(福岡高裁那覇支部)判決は論理矛盾が激しい』として、『最高裁での弁論が開かれる可能性はあると思う』とした。」、と報じている。
 確かに、高裁判決の異様さは際立つものであり、論理矛盾は著しいものである。
 しかし、司法の反動性も、このところ動かせないのではないかという杞憂も一方ではある。
沖縄タイムスが指摘するように、「最高裁への上告は、弁論が開かれずに棄却・却下されることが多い。上告や上告申し立てが認められるのは、高裁判決に憲法違反や判例違反などがある場合となっている。」、というのが実態でもある。
沖縄タイムスは、弁護団の判断を、次のように伝える。


(1)弁護団は高裁判決が、行政の判断を尊重した上で司法は行政処分を審査するという行政訴訟の原則を省みず、裁判所が自ら行政の審査権限の範囲に踏み込み「辺野古唯一」を認定したとして、「明らかに司法の権限を逸脱している」と改めて批判した。
(2)また、県が申請した軍事や環境の専門家の証人を全て却下するなどして「辺野古唯一」を導いたとして、「審理が十分に尽くされていない」と強調した。


 結局、「最高裁が県の上告理由・上告受理申立理由を認めて、審理に入るかどうかが今後の焦点となる。」、ということになる。


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-10-13 10:06 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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