2016年 09月 07日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年9月7日

 2016年9月7日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


 特に、沖縄タイムスは、米退役軍人らでつくる平和団体VFP(ベテランズ・フォー・ピース)のメンバーは、「ベトナムやイラク戦争を経験し、むしろ米軍が世界各地で紛争を巻き起こしていることを肌で知るメンバーが、米軍基地の機能強化に向けた工事に『ノー』を突きつける。」、と記す。
米軍再編に巻き込まれることの意味を正確に指摘する。
 気になるのは、「沖縄は一人じゃない」という発言である。
 もしかして、日本人は、沖縄を一人ぼっちにしてきているのではないか。


(1)琉球新報-抗議の女性運転手逮捕 東村高江 公務執行妨害疑い 容疑を否認-2016年9月7日 05:04


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う市民らの抗議行動に関して名護署は6日、運転していた車を急発進させ、警察官を後方に退かせる暴行を加えたとして、公務執行妨害の容疑で女性を逮捕した。名護署によると、女性は『事実については反論する』と容疑を否認し、身元を明らかにしていない。」、と報じた。


(2)琉球新報-工事差し止め提訴へ 着陸帯建設 高江住民「人格権を侵害」-2016年9月7日 05:03


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、東村高江などの周辺住民が国を相手に工事の差し止めを求める訴訟を那覇地裁に提起する方針であることが6日、分かった。早ければ今月中旬にも提訴する。差し止めを求める仮処分も併せて申請する。」と報じた。
 また、「住民側弁護団によると、建設によりオスプレイなどの訓練が激化することで騒音被害が発生し、日常生活に支障が生じるという『人格権』侵害を主張する。米軍機墜落への不安や、建設の必要性などについても主張する方針だという。」、と伝えた。


(3)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>抗議の女性逮捕 警察官5人がかりで-2016年9月7日 05:47


 沖縄タイムスは、「名護署は6日午前9時54分ごろ、沖縄県東村高江の県道70号を低速で運転していた女性運転手が停止を求められた際に急発進して男性警察官(38)をのけぞらせたとして、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。女性は住所、氏名、年齢不詳。調べに対し『事実関係は反論する』と否認しているという。警察官にけがはなかった。女性は県道70号で、警察車両や資材搬入トラックの車列の前方で低速走行を繰り返し、停止を求められていた。逮捕の際、運転席から警察官が5人がかりで女性を車外に引きずり出した。同乗の女性が「前に進もうとしていただけだ」と抗議した。」、と報じた。
 また、「逮捕を受け、市民ら約60人が名護署前で抗議集会を開いた。抗議の意思を示すために十数人が署の敷地内に数回入り、署員や機動隊員ら約100人が排除。もみ合いになるなど一時騒然とした。」、と伝えた。


(4)沖縄タイムス-普天間の県外移設、日米両政府に要請へ 9日に軍転協-2016年9月7日 05:31


 沖縄タイムスは、県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)の要請行動について次のように報じた。


①「沖縄県と基地所在26市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会(軍転協)は9日、首相官邸などを訪れ、日米両政府へ米軍普天間飛行場の県外移設やオスプレイ配備計画の見直しなど、沖縄の基地負担軽減を求める。これに先立ち、7日には在沖米軍と在沖米国総領事館に要請する。」
②「本年度は新たに、環境補足協定締結後に認められなくなっている米軍施設内での文化財調査の実施や、米軍の研修教育内容への県の関与、米軍人・軍属による事件事故の再発防止と綱紀粛正などを追加で求める。」
③「米軍伊江島補助飛行場内で始まった着陸帯改修工事やF35戦闘機の運用に関する情報の提供、オスプレイ訓練の増加によりキャンプ・ハンセンでの騒音被害が増加している現状などにも要請書の中で触れる。8月の通常総会で伊江村、宜野座村から『地元の声を反映してほしい』と要請書に盛り込むよう要望が上がっていた。
 要請は①基地負担軽減②日米地位協定の抜本的見直し③米軍基地の返還促進と跡利用に関わる問題の解決促進―の3本柱で、普天間飛行場の5年以内の運用停止なども求める。」
④「要請は、軍転協として毎年度実施しており、東京要請には会長の翁長雄志知事、副会長の桑江朝千夫沖縄市長、當眞淳宜野座村長らが参加。首相官邸、外務、防衛、内閣府の各省庁のほか米国大使館も訪問する予定。」


(5)沖縄タイムス-「沖縄は一人じゃない」 元米兵、高江で座り込み参加-2016年9月7日 07:13


 沖縄タイムスは、「米退役軍人らでつくる平和団体VFP(ベテランズ・フォー・ピース)のメンバーが、沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設に反対する市民らとともに、工事車両を止めようと道路上に座り込み、警察機動隊と激しくぶつかっている。『私たちは戦争がどういうものか知っている』。ベトナムやイラク戦争を経験し、むしろ米軍が世界各地で紛争を巻き起こしていることを肌で知るメンバーが、米軍基地の機能強化に向けた工事に『ノー』を突きつける。」、と報じた。
 また、沖縄の海兵隊の位置づけや平和団体VFPの実際の声を次のように伝えた。


①「5日午前、背中に『やんばるの森を守ろう』などと記された黄色いTシャツを着た31~79歳のメンバー6人は座り込んだ。機動隊員4人に両手両足を捕まえられて排除されるが、何度も座り込む。ウィル・グリフィンさん(31)は『日本の警察はまだ優しいね。米国だったら蹴り飛ばされ、もっと乱暴な扱いを受けるだろうよ』と笑い飛ばす。」
②「マイク・ヘインズさん(40)はイラク戦争を経験。テロリストがいるとされた家屋の玄関を片っ端から壊し、中に入った。『でも普通の家族ばかり。米情報部からの多くの情報は間違いだった。私たちがテロリストだったことが分かった』。今でも家の中で泣き叫ぶ子どもたちの声が脳裏から離れない。マイク・ヘイスティーさん(71)は『米軍が世界各地でやっていることを止めないと、世界中を破壊するおそれがある』。だから高江も止めている。」
④「世界に約800カ所ある米軍基地で韓国、ドイツ、エジプト各地で反基地運動が起きているという。グリフィンさんは現場を離れる際、こう付け加えた。『沖縄は一人じゃない』」
⑤「メンバーは高江の闘いを『海兵隊より勇敢だ』と評し、今後も連帯した闘いを誓った。」
⑥「キャンプ・シュワブの第3海兵師団戦闘強襲大隊で大尉を務めたマシュー・ホウさん(43)は6日までに沖縄タイムスの取材に応じ、中国や朝鮮半島の有事で、『在沖海兵隊は決定的な役割を果たせない。沖縄に駐留する軍事機能的な必要性はない』と主張した。
ホウさんは1998年から2009年まで米海兵隊に所属し、00~02年の3年間、沖縄に駐留した。」
⑦「日米両政府は海兵隊の沖縄駐留の理由として、潜在的紛争地域に対する地理的優位性や抑止力維持を挙げるが、元海兵隊幹部は『駐留の必要はないが、地元住民が反対するから出ていくというわけにはいかない。周辺諸国に米国の力を見せつけたいという意味はあっても、軍事的な意味はない』と疑問を投げ掛ける。」
⑧「在沖海兵隊が、兵士を運ぶ大型の艦船や航空機といった輸送手段を持たないことが問題と指摘。中国や朝鮮の有事では米本土から海兵隊員を運び、沖縄の海兵隊員は『最後まで置き去りになる』との見方を示す。さらに米軍の朝鮮有事作戦計画(OPLAN)でも、真っ先に駆けつけるのは米本土の部隊であることが明らかになっていると証言した。」


 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-09-07 16:48 | 沖縄から | Comments(0)

元海兵隊将校に、屋良朝博さんが質問をぶつけました。

 2016年9月1日の屋良朝博さん(以下、屋良とする)のFBへの投降が、非常に面白いものでした。
 このFBを考える。
屋良の文章は、このように始まる。


「昨日、ヘリパッド建設で揺れる東村高江を訪問したアメリカの平和のための退役軍人会メンバーの中に、数年前に沖縄に駐留した元海兵隊将校がいました。質問をぶつけてみました。彼はイラク戦争にも参戦したそうです。」


 屋良の質問と元海兵対象校の答え。


(1)「なぜ海兵隊は沖縄に駐留しなければならないのか?」
(元)「海兵隊は移動手段がありません。隊員や物資を運ぶ艦船はないし、大型輸送機も沖縄に配備されていません。まったく動けない兵力なのです」


(2)「日本では朝鮮半島情勢や中国脅威で沖縄基地の重要性が強調される。海兵隊は有事対応でどのように動くのか」。
(元)「沖縄の海兵隊は輸送手段がないのだから、第一撃には使えない。米本国にある大型輸送機が運ぶ海兵隊は、カリフォルニア・ペンドルトン基地の第1海兵遠征軍であり、沖縄の第3海兵遠征軍ではない。大型輸送機はカリフォルニアと朝鮮半島を往復し、第一遠征軍を運び終えた後、必要なら沖縄から第3遠征軍を追加で運ぶ。二次的な兵力なんです」


(3)「朝鮮有事で、在韓米軍は2万5000人ほどですが、米本国からの増派部隊は何人くらいでしょうか」
(元)「30万から40万くらいのオーダーでしょう。その中の海兵隊は第1遠征軍が主力になります」


(4)「日本の安全保障は宗教的ですね」
(元)「そうそう」(と笑ってました。)


(5)「それではなぜ海兵隊は沖縄に固執するのだろうか。」
(元)「メンツの問題だろうね。地元住民が反対するから出て行くとなっては格好が悪いでしょ。そもそも軍隊は自身の意思で駐留先を決める組織じゃないから、彼らは政治の指示に従うだけだよ」。


 最後に、屋良は、日本をこんな風に描き出しています。


「いま政府は翁長知事を裁判で訴えています。政府の主張は地理的優位性がある沖縄でしか海兵隊は機能できず、普天間を移設するとしたら辺野古が『唯一』と主張しています。海兵隊側からすれば失笑を買うような議論を大真面目でやっているのが日本政府。そんな論理で辺野古の海を埋め立て、高江の森を潰し、オスプレイが縦横無尽に民家の上を飛ぶ。なんておかしな国なんでしょうか。」


 この屋良のFBで、よくわかったこと、
 米軍再編後、沖縄に残る部隊は31海兵遠征隊という部隊は、「抑止力」の範疇には入らないこと。
 また、このことを主張し続ける日本政府はあまりにも愚かだし、下を向いて笑っている米国政府は、やはり軍事的植民地主義の支配者である。


 以下、屋良朝博FBの引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-09-07 05:36 | 米軍再編 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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