2016年 08月 24日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年8月24日

 2016年8月24日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムスと琉球新報は次のように表した。
 米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)に対する阻止行動で、機動隊の強制排除により負傷者が続出している。
 市民からの声は、「市民らは集会でマイクを手に『暴力に権力を重ねて排除、拘束する行為をしており許せない』『座り込みが唯一の抵抗手段。民意を示し、安倍政権の暴走を止めよう』などと訴えた。」、となっている。
 現在の状況を、琉球新報は「着陸帯抗議で負傷者 全ての責任は政府にある」(琉球新報2016年8月24日社説)、と批判した。


(1)琉球新報-72歳女性頭打ち救急搬送 高江、公務執行妨害で男性逮捕-2016年8月24日 13:29


 琉球新報は、2016年8月24日の高江を次のように報じた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で24日、建設に反対する市民らの抗議行動中に1人が逮捕され、1人がけがをした。名護署によると24日午前6時50分ごろ、東村高江の県道70号で警備中の警察官の腹部を蹴ったとして男性を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。男性は建設工事の作業員が乗った車両に対する抗議行動中に逮捕された。現場では『蹴っていない』などとして不当逮捕を主張した。」
②「けがをした女性(72)は午前10時すぎ、N1ゲートとメインゲートの間で、砂利を搬入するダンプカーに抗議している最中、警察とのもみ合い中にあおむけに倒れた。プラカードを掲げていたため、倒れた時、地面に後頭部を強く打ち付け出血した。午前10時40分ごろ、救急車で病院に搬送され、治療を受けた。女性によると、抗議行動中、警察が女性の前で抗議していた男性を押したため、後方にいた女性も男性に押される形で倒れたという。」
③「沖縄防衛局はこの日、10時5分から10時28分の間にダンプカー10台で砂利をN1ゲートに搬入した。23日と異なり、東村方面から国頭村方面に向ける南側のコースで運ばれた。市民らは約60人で抗議したが、警察に囲い込まれ動きを封じられた。」


(2)琉球新報-辺野古サンゴ移植認めず 移設阻止へ沖縄県知事が検討-2016年8月24日 02:17


 琉球新報は、「沖縄県の翁長雄志知事は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設阻止に向け、国が予定している埋め立て区域内から区域外へのサンゴの移植を不許可とする検討を始めた。移設を巡る国と県の訴訟の高裁判決は来月16日に言い渡されるが、県側は続く最高裁で敗訴した場合に備え、行使できる新たな知事権限の洗い出しを本格化している。県幹部が23日、明らかにした。」、と報じた。


(3)沖縄タイムス-高江で抗議中の男を逮捕 機動隊員の腹部を蹴った疑い-2016年8月24日 12:28


 沖縄タイムスは、「沖縄県警名護署は24日朝、東村高江で米軍ヘリパッド建設への抗議活動に参加していた男性を公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕した。同署によると24日午前6時50分ごろ、東村高江の県道70号線で車両の進行を止めようと男性が車両の前に立った。立ち退かそうとした機動隊員(44)の腹部を蹴り、公務の執行を妨害した疑い。機動隊員にけがはなかった。男性は身元については黙秘し、逮捕容疑については『蹴った覚えはない』と否認しているという。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-高江で衝突、現場大混乱 押し倒された70代女性が頭打ち出血-
2016年8月24日 13:10


 沖縄タイムスは、高江の大混乱の現場の様子を次のように報じた。


①「沖縄県東村高江周辺のヘリパッド(着陸帯)建設問題で24日、午前7時と同10時の2回、作業員や工事車両の進入を阻もうとする市民と機動隊の衝突があった。40代の男性が公務執行妨害の容疑で名護署に現行犯逮捕されたほか、70代の女性が押し倒された勢いでアスファルトに後頭部を打ち、出血して救急車で搬送されるなど、現場が大混乱した。」
②「最初の抗議行動は米軍北部訓練場N4ゲート北側。市民が道路に車両4台を置き、工事作業員を乗せた車両の通行を阻止しようとした。そこに機動隊員を乗せた大型バスが続々と到着。車両の下に入り込んだ市民を引っ張り出したり、道路脇に戻るよう押し出したりした。その中の40代の男性が5、6人の機動隊員に囲まれた後に拘束され、現行犯逮捕された。」
③「午前10時すぎには、国頭の採石場などから砂利を積んだダンプカー10台が警察車両に先導されながらN1ゲートに進入。集まった約80人の市民らを、約300人の機動隊が取り囲み、激しい押し合いになった。その際、男性3人、女性1人が突き飛ばされ、その勢いで後方にいた70代の女性が転倒して負傷した。」
④「市民らは集会でマイクを手に『暴力に権力を重ねて排除、拘束する行為をしており許せない』『座り込みが唯一の抵抗手段。民意を示し、安倍政権の暴走を止めよう』などと訴えた。」


(5)沖縄タイムス-記者排除は「報道の自由を侵害」 沖縄タイムス社が抗議声明-
2016年8月23日 20:31


 沖縄タイムスは、「沖縄県東村高江周辺のヘリパッド建設に反対する市民らを取材中の沖縄タイムスと琉球新報の記者が20日、機動隊に強制排除されたことを受け、沖縄タイムス社は23日、石川達也編集局長名で『報道の自由を侵害するものであり、断じて許すことはできない』とする声明を発表した。」、と報じた。


 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。






More
by asyagi-df-2014 | 2016-08-24 18:27 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄高江での住民排除・取材妨害。

 2016年7月11日より、沖縄高江で行われていること。
 「違法性の疑いのある検問が現場の県道で実施され、事前協議もなしに勝手に立木が伐採された。機動隊による力ずくの警備によって住民は強制排除され、長時間の道路封鎖によって地元住民の日常生活にも支障が生じた。」(沖縄タイムス)
それは、安倍晋三政権による「度を越した拘束と市民の権利をないがしろにする警備」である。
 沖縄タイムスは、2016年8月22日の社説でこの安倍晋三政権のやり方を強く批判する。
 まずは、その様子を次のように記す。


(1)「20日には、記者も抗議行動中の市民とともに一時的に拘束状態に置かれ、取材活動を妨げられた。」
(2)「米軍北部訓練場でのヘリパッド建設工事が進む東村高江。ヘリパッド建設に反対する住民ら約30人はこの日朝、工事車両の搬入を止めようと県道70号にかかる高江橋の上に座り込んだ。」
(3)「機動隊は、座り込む市民らを抱え上げ、強制的に場所を移動させた。その上で、抗議する市民を機動隊の車両と車両の間に押し込め、隊員が人垣を作って身動きの取れない状態にした。市民らはおよそ30分にわたって道路脇に閉じ込められた。」
(4)「沖縄タイムスの記者は、県警の腕章をつけた隊員に社員証を提示し、取材中なので出してもらいたい、と申し入れた。いったん拘束を解かれたものの、しばらくして別の機動隊員が近寄ってきて別の場所に押し込められたと言う。」
(5)「琉球新報の記者も腕章を示して取材記者だということをアピールしたが、正当な取材活動を妨害され、工事車両の資材搬入の現場に近づくことができなかった。」


 このような現在の状況を、「1950年代の島ぐるみ闘争を思い出させる」、と次のように指摘する。


(1)「この状況は1950年代の島ぐるみ闘争を思い出させる。米軍の強制的な土地接収と、軍用地料の一括払いや新規土地接収に反対して行政・議会・地主・住民が立ち上がった、あの島ぐるみの闘いである。」
(2)「北部訓練場やキャンプ・シュワブは、本土に駐留していた海兵隊を沖縄に移駐させるため、あのとき建設されたものだ。本土の負担軽減が進んだ半面、沖縄は『基地の島』として過大な基地負担を背負わされることになった。」


 この上で、安倍晋三政権が強調する「北部訓練場の過半約3987ヘクタールの返還」についても、「日米特別行動委員会(SACO)は基地の整理・統合・縮小計画に合意した。だが、ほとんどが県内移設で、北部訓練場の過半約3987ヘクタールの返還は、SACOの返還合意面積を大きく見せるための措置だった。」、「米軍は不要な部分を返還する見返りに、6カ所のヘリパッドの移設と、海への出入りを確保するための土地と水域の追加提供を勝ち取った。」、とその欺瞞性を突く。


 沖縄タイムスは、日米両政府の狙いを暴く。沖縄の被害とともに。


(1)「半世紀以上も前に建設された沖縄最大の基地の不要部分を返還し、日本の予算によって新たな機能を備えた訓練基地としてリニューアルし、恒久使用する。それが米軍の狙いだ。」
(2)政府が過半返還を強調するのは高江の暮らしや豊かな自然環境への破壊的影響を無視した一方的な主張である。
(3)一方、ヘリパッドが高江の集落を取り囲むように移設され、オスプレイの訓練に使用されることは、高江の住民にとっては生活破壊を伴う大きな負担増となる。


 こんなことが、日本という国で、許されていいはずはない。


 以下、沖縄タイムスの引用。





More
by asyagi-df-2014 | 2016-08-24 05:40 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧