2016年 08月 11日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年8月11日

 2016年8月11日沖縄-辺野古・高江の今を沖縄タイムスと琉球新報は次のように表した。
 警察は、「市民が工事車両を阻止する『牛歩戦術』と同じ行動」をとり、反対する市民の車を押さえ込むため、わざと低速で車を走らせている。
地元の生活を巻き込んだ異常な行為がまかり通っている。その中で、逮捕者まで生じる事態となった。


(1)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>警察が「牛歩」で市民抑止 地元生活にも影響-2016年8月11日 05:10


 沖縄タイムスは、「沖縄県の東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設問題で、警察は10日、反対する市民の車を押さえ込むため、わざと低速で車を走らせた。市民が工事車両を阻止する「牛歩戦術」と同じ行動。高江集落の出入り口を含め3カ所で通行止めも行い、市民側との攻防は地元の生活を巻き込んで激化している。」、と報じた。
また、沖縄タイムスは、この様子を次のように伝えた。


①「福岡、沖縄両県警の車両最大3台が、直線で約3キロしかない高江集落から北部訓練場メインゲートまでを、午前8時半から約40分間かけて走った。建設資材の砂利を積んだダンプが先行していて、阻止しようとする市民の車を近付けない狙いがあったとみられる。時速はほぼ5キロ以下。徒歩で追い付いたネット中継『IWJ』のスタッフが撮影を始めると速度を上げ、引き離すと低速に、ということを繰り返した。スタッフの阿部洋地)さん34は『都合が悪いから撮影されたくなかったのだと思う』と苦笑した。」
②「高江集落から県道70号に出る交差点は午前7時半ごろから15分ほど通行止めに。巻き込まれた通勤の住民らの抗議を受け、解除された。」
③「仲嶺久美子区長は建設反対の立場は変わらないとしながら、『いつまでこんなことが続くのか。抗議運動の支援者も警察も、ここで人が暮らしていることを理解してほしい』と訴えた。警察に対し、東村役場を交えた協議を申し入れた。」
④「ほかに新川ダム入り口、メインゲート前が一時通行止めにされた。」


(2)琉球新報-牛歩作戦で搬入に遅れ 抗議中に男性1人が現行犯逮捕 ヘリパッド問題-2016年8月11日 13:54


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設問題に関して、大型トラック10台が11日午前、米軍北部訓練場N1地区ゲートに資材を搬入した。建設に反対する市民らは、県道70号を北上する資材を積んだトラックや警察車両など30台の前を車やバイクでゆっくり走る『牛歩戦術』」で資材搬入を通常より遅らせた。抗議活動の最中、公務執行妨害の容疑で男性1人が現行犯逮捕された。」、と報じた。
 このことについて、「逮捕者が出たことについて沖縄平和運動センターの山城博治議長は『みんなで連携しながら楽しく、時には毅然とした態度で抗議活動をする考えに変わりはない。もう一度、みんなで気を引き締めながら、抗議活動を続けていきたい』と話した。」
、と伝えた。


(3)琉球新報-東村高江でヘリパッド建設反対の男性逮捕 公務執行妨害の疑い 反対活動の逮捕者は初-2016年8月11日 15:03


 琉球新報は、「東村高江の県道70号で、名護署は11日午前8時35分、警察官に原付バイクの停止を求められた男性(36)=名護市=が、バイクを突然発進させ警察官を転倒させたとして、公務執行妨害の疑いで、名護市の自称建設作業員の男性を現行犯逮捕した。男性はヘリパッド建設への反対活動に参加していたという。反対活動で逮捕者が出るのは初めて。逮捕容疑は11日午前8時34分ごろ、東村高江の県道70号で、男性警察官に原付バイクの停止を求められた際に、突然発進して腕をつかんでいた警察官を引きずり転倒させた疑い。名護署によると現場は高江共同売店から約2キロ。北向けに走っていた警察車両の前方で、男性が原付バイクの発進と停止を繰り返していたため、警察官が停止を求めて男性の腕をつかんだところ、急発進したという。男性は「今は話せない」と、容疑を否認している。発生場所は、東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民らの座り込み現場からは離れており、男性は1人で行動していた。」、と報じた。



 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-08-11 18:14 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-佐藤学沖縄国際大学教授(政治学)沖縄の米軍基地への誤解はなぜ生まれる?」を考える。

 沖縄タイムスは2016年8月7日、佐藤学沖縄国際大学教授(政治学)の「沖縄の米軍基地への誤解はなぜ生まれる?」、との記事を掲載した。
 このことについて考える。
今回は要約なしで、記事をそのままの載せる。




 -4月に本を出版した。

 「3年前にある学生が、何もない場所に普天間飛行場を造った、と訴えてきた。私は戦前の航空写真を見せ、集落や役場があったと説明した。学生は『基地反対の人はひどいことをするとインターネットで見た。戦前の写真をCGでねつ造したと思う』と疑った」

 「なぜ基地内で墓参りする人がいるかなど説明は計4回、5時間にわたった。その後、米国の世界若者ウチナーンチュ大会で、別の学生が『普天間飛行場には何もなかった』と発言したことを知った。一人が理解しても、他の学生には伝わっていなかった。しっかりとした論拠を提示しないと、誤解やデマを信じたままになると思った」

 -なぜ誤解やうわさが生まれるのか。

 「歴史を詳しく知らないことが大きな要因だろうが、沖縄に基地が集中している事実から目をそらしたいという意識もある。基地のおかげで経済が潤っている、振興予算をもらっている、中国から攻められないなど、沖縄への基地押し付けを正当化する意図もあるように思う」

 -信じる人も多い。

 「一部の事実を捉え、沖縄は立派なことを言っているが間違っていることもあるじゃないか、という類いも多い。確かに問題を取り上げるのは重要だが、弱みにつけ込むだけで、本質を無視しているものもある。信じる人は、きれい事に辟易(へきえき)しているのだろう。きれい事はうさんくさいという風潮も影響している」

 -若者を中心に誤解が広まっている。

 「卒業や就職のことで頭がいっぱい。仕事に就けば、もっと忙しくなる。沖縄の人が沖縄の歴史を知らないでどうするのか、と言われてきたが、最近では意図的に歴史を知りたくないのではないか、と感じる。近現代史を知り、そこから巨大な権力に立ち上がろうとすると大変な作業が待ち受けている。知らずに、考えずに過ごした方がラクとなっていないか。6月の参院選で、20代とそれ以外の年代の投票結果が異なったことも分析する必要がある」

 -どのように伝えていくか。

 「広く参加者を募り、ワークショップを開いた。今の沖縄の状況が、自分の暮らしに、どうつながるか。一歩引いて、考えてほしかった。今後は、自治公民館単位で、勉強会などを重ねたい」



 「若者を中心に誤解が広まっている。」、という指摘は、ヘイトクライムを考える上で同じように捉えることができるようだ。
 例えば、佐藤さんの次の指摘は、多くの事柄に、共通している。
 「卒業や就職のことで頭がいっぱい。仕事に就けば、もっと忙しくなる。沖縄の人が沖縄の歴史を知らないでどうするのか、と言われてきたが、最近では意図的に歴史を知りたくないのではないか、と感じる。近現代史を知り、そこから巨大な権力に立ち上がろうとすると大変な作業が待ち受けている。知らずに、考えずに過ごした方がラクとなっていないか。6月の参院選で、20代とそれ以外の年代の投票結果が異なったことも分析する必要がある」
 ただ、そこの根っこにあるものの一つは、「植民地主義の克服」ということについて、個人として立ち向かうことへの恐れではないか。
 「植民者」と自らを位置づけることへの「しんどさ」や「ただしさ」に、巨大権力というものが自らの権益を擁護するために作り上げた虚妄に、意図的に寄りかかろうとする姿ではないのか。
 そう思えてしかたがない。
当然それは、若者だけの問題ではない。


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-08-11 05:42 | 沖縄から | Comments(0)

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