2016年 08月 03日 ( 2 )

沖縄-辺野古・高江から-2016年8月1・2・3日

 2016年8月1~3日沖縄-辺野古・高江の今を沖縄タイムスと琉球新報は次のように表した。
 高江で起こっていることが、「恥ずべき反民主的で差別的な行為」という認識に、日本で沸き起こらないのは何故なのだろうか。
 その理由は、「日本政府が沖縄を植民地と捉えている」ということである。
 この問題の解決のためには、日本政府が「日本政府が、この恥ずべき反民主的で差別的な行為を明確に認識し、日本政府は新基地を望まない」と米国に伝え、高江と辺野古の新基地建設計画を放棄すること、である。



(1)琉球新報-見上げれば満天の星空 米軍北部訓練場-2016年8月3日 05:03



 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の上空は毎夜、満天の星空が広がる。眺めていると吸い込まれてしまいそうになるほどだ。昼間はヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設問題に揺れ、夜間も24時間体制で警備が行われている。5日午後6時からは、N1地区裏ゲートでヘリパッド反対集会が開かれる。」、と報じた。



(2)琉球新報-着陸帯反対、高江80% 賛成回答はゼロ 本紙が2区住民アンケート-2016年8月3日 05:04



 琉球新報は、琉球新報が独自に行ったアンケート調査結果について、次のように報じた。



①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設工事が再開された問題で、琉球新報は2日までに新たなヘリパッドが建設される東村高江区、国頭村安波区で戸別訪問のアンケートを行った。ヘリパッド建設の賛否については、高江で『反対』が80・0%で『その他(どちらでもない、分からないなど)』の20・0%を大きく上回った。賛成は1人もいなかった。安波では『反対』が52・5%で、『賛成』5・0%と『その他(同)』42・5%を合わせた値を上回った。」
②「名護市辺野古への新基地建設についても、高江は77・8%、安波は52・5%がそれぞれ反対した。ヘリパッド建設先への距離や、既にできているヘリパッドを利用したオスプレイ訓練による騒音被害の強弱で違いは出たが、いずれの地域も新たな基地建設に反対する人が多いことが分かった。
③「アンケートは7月30日から3日間、記者が各区の民家を1軒ずつ回り在宅していた18歳以上の住民に直接聞き取る形式で実施した。東村高江区、国頭村安波区ともそれぞれ全世帯を訪問。高江では全67世帯の56・7%に当たる38世帯から回答を得た。安波では全84世帯の46・4%に当たる39世帯から回答を得た。
 全体で103人と面会し、高江45人(男性22人、女性23人)、安波40人(男性19、女性21人)から回答を得た。回答拒否は高江で8人、安波で10人だった。回答率は高江で84・9%、安波で80%だった。」
④「回答を得た住民のうち、新たに造られるヘリパッドでのオスプレイ運用について、高江では『反対』は82・2%、『その他(よく分からない、どちらでもないなど)』は17・8%、賛成はいなかった。安波では『反対』が55・0%、『「賛成』は2・5%、『その他(同)』は42・5%だった。」
⑤「米軍北部訓練場の過半を返還し、新たなヘリパッドを建設する政府の計画は基地負担の軽減になるかどうかは、高江で『ならない』が77・8%、『なる』が8・9%、『その他(よく分からない、どちらでもないなど)』は11・1%、無回答は2・2%だった。安波は『ならない』が55・0%、『なる』が17・5%、『その他(同)』は27・5%だった。」



(3)沖縄タイムス-「辺野古の海もったいない」素潜り世界女王-2016年8月2日 18:59



 沖縄タイムスは、「素潜りの世界記録を持つフリーダイバーの木下紗佑里さん(27)が1日、名護市辺野古沖の新基地建設予定海域周辺を潜った。基地建設について「穏やかで優しい海。単純にもったいない」と話した。」、と報じた。
また、「魚もサンゴもいっぱいで、透明度が高い。すごくきれいだった」と声を伝えた。



(4)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>市民ら座り込み抗議「高江の森を壊すな」-
2016年8月2日 16:06



 沖縄タイムスは、「東村高江の米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事に反対する市民らは2日、N1地区出入り口前などで座り込みを続けた。午前8時半ごろから工事車両の出入りがあり、トラック14台が確認された。市民らは『高江の森を壊すな。土砂を持ち込むな』と抗議。午後は大雨と雷で抗議集会が中止となった。」、と報じた。



(5)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>米団体が非難決議審議へ 「恥ずべき差別的行為」-2016年8月2日 07:10



 沖縄タイムスは、「米カリフォルニア州バークレー市で11日から開催される米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の第31回年次総会で、東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める緊急決議案が審議されることが1日、分かった。決議案は、日本政府の工事強行を『米カリフォルニア州バークレー市で11日から開催される米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の第31回年次総会で、東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める緊急決議案が審議されることが1日、分かった。決議案は、日本政府の工事強行を『恥ずべき反民主的で差別的な行為』と非難。米政府に同計画を放棄し、日本側に伝達するよう促している。採択されれば、米国で初の高江ヘリパッド非難決議となる。」、と報じた。
 また、次のような重要な指摘をしている。



①「同決議案を提案するのは、VFPの琉球沖縄国際支部(ダグラス・ラミス会長)。決議案は、新基地建設計画に反対する候補者が勝利した参院選の翌日に日本政府が高江の工事を強行着工したのは、『沖縄の民意は重要ではないとの明確なメッセージ』と指摘。約800人の機動隊員を動員して抗議する住民らを排除したのを受け『日本政府が沖縄を植民地と捉えていると再確認した』と述べ、『われわれ元米兵は、米軍が沖縄の人々に対するあからさまな差別待遇に加担していることを恥じ、激しい怒りを感じている』と批判した。」
②「そのうえで、同問題を解決するには、米政府が『米国はこの恥ずべき反民主的で差別的な行為に加担しない。米国は新基地を望まない』と日本に伝え、高江と辺野古の新基地建設計画を放棄するよう促している。」



(6)琉球新報-高江ヘリパッド 工事用砂利の搬入続く 市民40人が抗議-2016年8月3日 11:06



 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設について、3日午前中にN1地区ゲートから大型車両が少なくとも6回、砂利を搬入した。砂利を積んだ工事車両は里道を通って米軍北部訓練場内に入っていった。
砂利の搬入時には、N1ゲート前で座り込みを続ける市民ら約40人が『ヘリパッド建設許さんぞ』『工事をやめろ』「砂利を持ち込むな」と声を上げ、ヘリパッド建設反対を訴えた。




 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-08-03 18:03 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-沖縄タイムス特集【誤解だらけの沖縄基地】を読む(35)。

 沖縄タイムスの特集、「誤解だらけの沖縄基地」(35)を考える。
 第35回目は、「日米地位協定は運用改善で十分か?」、ということについて。
 今回の沖縄タイムスは、今回の政府の対応について、次のように説明する。



「沖縄県内で起きた元米海兵隊員で軍属の男による暴行殺人事件を受け、再発防止策を協議してきた日米両政府は5日、日米地位協定を適用する『軍属』の範囲を明確化する方向性を確認した。外務省飯倉公館で岸田文雄外相、中谷元・防衛相、ケネディ駐日米大使、ドーラン在日米軍司令官が出席し、発表する力の入れようだった。
 中谷氏は『管理や指示が末端まで行き渡るようにするのが狙い。軍属の地位を有さないと判断された人は日本の裁判、刑事手続きが完全に実施され、特権はなくなる』と述べ、米軍関係者に対する『特権』が、事件・事故の背景にあることを認めた。」



 しかし、今回の政府の「特権」対応について、このように反論する。



(1)「県内から『トカゲのしっぽ切りで、凶悪犯罪を防げるわけがない』『特権が続けば、基地の集中する沖縄で地位協定のしわ寄せも続く』と批判が相次いだ。日米地位協定では、公務中の事件・事故の第1次裁判権は米側にあることや、公務外であっても容疑者の身柄を米側が先に確保すれば、原則として起訴するまで日本側に引き渡されないなど『特権』が存在する。今回の発表内容では、基地内の民間企業で働く従業員らに地位協定を適用するなど、これまであいまいだった線引きを見直すにすぎない。」
(2)「県幹部は、問題の本質である『特権』に切り込まず、お茶を濁すような対応を、こう嘆いた。『地位協定の抜本的な改定を議論の俎上(そじょう)にも載せず、政府も一生懸命にやってますよ、という国民向けのパフォーマンスだ』」
(3)「昨年9月に結ばれた環境補足協定にも新たな支障が出ている。これまで現地司令官の裁量で認められてきた米軍普天間飛行場やキャンプ瑞慶覧での文化財調査を、米軍が新協定を理由に不許可としたのだ。新協定では環境調査や文化財調査などで立ち入る際、『返還7カ月前』を基準と定めた。返還時期が決まっていない場合などは、年4回の日米合同委員会環境部会で立ち入りに合意しなければならない。日米両政府が『実質的な地位協定改定』と胸を張った新協定だが、思惑とは逆行するように、新たな足かせとなっている。」


 沖縄タイムスは、「政府関係者は『地位協定に触れるには米側の壁が厚く、外交の中でも最も難しい作業。沖縄県民が納得するとは毛頭考えておらず、国民向けのパフォーマンスと言われても、否定できない』と“運用改善”の限界を示唆している。」、と指摘する。



 以下、沖縄タイムスの引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-08-03 05:52 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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